開催日時 平成18年9月1日15時から16時まで
開催場所 室蘭市役所2階大会議室
出席者
会長 奈良 泰哉
高橋 國夫 委員、三村 美代子 委員、小林 進 委員、佐藤 千恵子 委員
(注)事務局:野川 総務課主幹、坂口 法規係長
(注)諮問事項説明員:堀 企画課(高度情報推進)主幹、丸田 同主事
会議次第
(1)諮問事項の審議
市長からの次の事項についての諮問
オンライン結合による保有個人情報の外部提供について
(共同電算事業の実施のための西いぶり広域連合へのデータ提供)
(個人情報保護条例第10条)
http://www.city.muroran.lg.jp/main/org1200/sinsakaikaigikiroku06.html
審議内容
小林委員:これまでの提供事例から考えても、条例で定められている公益性については、問題ないであろうし、十分なセキュリティ対策を講じることで、個人の権利利益を侵害するおそれも少ないと考えられるので、問題はないと思う旨、意見があった。
佐藤委員:説明の中で、自分のまちの情報にのみ接続できるということであったが、例えば、室蘭市の職員が伊達市に行っているときに、伊達市のネットワークパソコンから室蘭市の職員のパスワードで室蘭市の情報にアクセスしたいような場合でも、アクセスは一切できないのか質問があった。
堀企画課主幹:他の自治体のネットワークからは、法律に根拠のあるもの、法律により他の自治体にその情報を見る権限が付与されている場合を除いては、アクセスできなくする予定である旨、説明があった。
佐藤委員:伊達市、壮瞥町など、有珠山による災害のおそれがある地域でのネットワークなので、災害時などの緊急時は、他の自治体のネットワークを使用してのアクセスができたほうが良いのではないかとの意見があった。
堀企画課主幹:市民の利益を最優先に考えて、緊急時には対応しなければならないと考えている旨、説明があった。その場合には、職員のパスワードの対応だけではなく、システム変更しての対応が必要になると考えている旨、説明があった。
三村委員:個人情報の保護ができないケースとしては、どのようなことが考えられるのか質問があった。
堀企画課主幹:システム的には、二重三重のセキュリティ対策を講じるため、人の問題になると思う旨、説明があった。
取り扱う人間の悪意への対応が一番難しい部分であり、意識の向上などによる対応が必要になる旨、説明があった。
高橋委員:システム開発業者などによる情報漏えいが一番懸念されると思うが、どのように考えているか質問があった。
堀企画課主幹:当然、システム開発事業者の選定の段階から、人の問題も含めたセキュリティ対策が十分なところを選定していくことになるが、アクセス履歴を管理するなど、不正行為の抑制に努めていく旨、説明がなされた。
宇治市など、漏えい事件が発生したところなどの事例を踏まえ、十分な予防策を講じていく旨、説明がなされた。
佐藤委員:共同で電算業務を実施することにより、職員を集約することができ、質の高いスタッフ配置が可能になるので、各自治体で実施する場合に比べて、安全になると思う旨、意見があった。
奈良会長:公益性には疑義はなく、情報漏えいを防止することができれば、反対の意見は、ない旨、確認がなされた。
100パーセントの安全は有り得ないが、万全の対策を講じてもらうことを希望する旨、意見があった。
佐藤委員:メルトタワーは、廃棄物処理施設なので、火災発生の危険があるので、データセンターの場所として、どのように考えているか質問があった。
堀企画課主幹:データセンターの場所は、現在検討している旨、説明があった。
データセンターについては、耐震などの基準もあり、廃棄物処理施設内に置くのが良いのか、民間施設を借りるなどの対応が良いのか、現在、最も安全な場所を選定するための検討を行なっている旨、説明がなされた。
奈良会長:広域連合の個人情報保護条例制定の時期について、質問があった。
堀企画課主幹:電算システムの稼働までには、制定する予定である旨、説明がなされた。
佐藤委員:共同で電算業務を実施することで、どの程度の経費節減になるのか、質問があった。
堀企画課主幹:業務システム等の経費節減は、5年間で1千万円程度であるが、国からの交付税が2億7千万円程度措置される予定なので、合わせると2億8千万円程度、経費節減になると考えている旨、説明があった。
また、広域連合が行なう総事業費を圧縮することができれば、さらに経費節減が可能になる旨、説明があった。
佐藤委員:今回、洞爺湖町、豊浦町が参加しないようであるが、参加したかたが町にとっても経費節減になるのでは、との質問があった。
堀企画課主幹:光ファイバーの敷設が必要になるので、参加が難しかったという経緯はあると思う旨、説明があった。
ネットワーク構築のためのコストと、業務の制度改正に対するコストの比較で、現状での参加を見合わせた経緯がある旨、説明があった。
佐藤委員:電算業務の共同化は、単独よりも安全であると考えられ、さらには、コスト削減につながると思うので、今回、参加しない豊浦町、洞爺湖町の住民のためにも、もっと働きかける必要があるのでは、との意見があった。
堀企画課主幹:今後、様々な業務の広域化が議論されていく中で、両町との共同電算についても、説得をしていきたい旨、説明がなされた。
奈良会長:各委員に対して、意見、質問はほとんどでていると思うが、結論としては、オンライン結合の承認については、異論のないことについて確認がなされた。
答申については、今回の事例を承認することとして、「セキュリティ対策に万全を期すこと。」のほかに、先ほど意見のあった、「災害などの緊急時の柔軟な対応」について、付帯意見としたい旨、各委員に確認がなされ、各委員から了承された。
(2)その他
委員公募の結果報告、委員継続について
野川総務課主幹:平成18年9月一杯で、委員の任期が満了する旨の説明があり、10月からも各委員の審議内容の充実、功績を考えると全員に引き続き委員をお願いしたい旨、説明があった。
ただ、佐藤委員からは、事前に再度就任することができない旨の説明を受けていたので、佐藤委員の後任を公募したところ、応募者がなかった旨、説明がなされた。
他の4委員について、再度の就任を依頼したところ、4委員から了承する旨の返答があり、4委員については、再度就任することについての確認がなされた。
佐藤委員の後任については、審議のバランスを考慮して、女性委員を選考したい旨の説明がなされ、各委員から賛同の意思が示された。
佐藤委員:佐藤委員から、本日の審査会が最後になるので、他の委員、事務局へのお礼の挨拶があった。
開催場所 室蘭市役所2階大会議室
出席者
会長 奈良 泰哉
高橋 國夫 委員、三村 美代子 委員、小林 進 委員、佐藤 千恵子 委員
(注)事務局:野川 総務課主幹、坂口 法規係長
(注)諮問事項説明員:堀 企画課(高度情報推進)主幹、丸田 同主事
会議次第
(1)諮問事項の審議
市長からの次の事項についての諮問
オンライン結合による保有個人情報の外部提供について
(共同電算事業の実施のための西いぶり広域連合へのデータ提供)
(個人情報保護条例第10条)
http://www.city.muroran.lg.jp/main/org1200/sinsakaikaigikiroku06.html
審議内容
小林委員:これまでの提供事例から考えても、条例で定められている公益性については、問題ないであろうし、十分なセキュリティ対策を講じることで、個人の権利利益を侵害するおそれも少ないと考えられるので、問題はないと思う旨、意見があった。
佐藤委員:説明の中で、自分のまちの情報にのみ接続できるということであったが、例えば、室蘭市の職員が伊達市に行っているときに、伊達市のネットワークパソコンから室蘭市の職員のパスワードで室蘭市の情報にアクセスしたいような場合でも、アクセスは一切できないのか質問があった。
堀企画課主幹:他の自治体のネットワークからは、法律に根拠のあるもの、法律により他の自治体にその情報を見る権限が付与されている場合を除いては、アクセスできなくする予定である旨、説明があった。
佐藤委員:伊達市、壮瞥町など、有珠山による災害のおそれがある地域でのネットワークなので、災害時などの緊急時は、他の自治体のネットワークを使用してのアクセスができたほうが良いのではないかとの意見があった。
堀企画課主幹:市民の利益を最優先に考えて、緊急時には対応しなければならないと考えている旨、説明があった。その場合には、職員のパスワードの対応だけではなく、システム変更しての対応が必要になると考えている旨、説明があった。
三村委員:個人情報の保護ができないケースとしては、どのようなことが考えられるのか質問があった。
堀企画課主幹:システム的には、二重三重のセキュリティ対策を講じるため、人の問題になると思う旨、説明があった。
取り扱う人間の悪意への対応が一番難しい部分であり、意識の向上などによる対応が必要になる旨、説明があった。
高橋委員:システム開発業者などによる情報漏えいが一番懸念されると思うが、どのように考えているか質問があった。
堀企画課主幹:当然、システム開発事業者の選定の段階から、人の問題も含めたセキュリティ対策が十分なところを選定していくことになるが、アクセス履歴を管理するなど、不正行為の抑制に努めていく旨、説明がなされた。
宇治市など、漏えい事件が発生したところなどの事例を踏まえ、十分な予防策を講じていく旨、説明がなされた。
佐藤委員:共同で電算業務を実施することにより、職員を集約することができ、質の高いスタッフ配置が可能になるので、各自治体で実施する場合に比べて、安全になると思う旨、意見があった。
奈良会長:公益性には疑義はなく、情報漏えいを防止することができれば、反対の意見は、ない旨、確認がなされた。
100パーセントの安全は有り得ないが、万全の対策を講じてもらうことを希望する旨、意見があった。
佐藤委員:メルトタワーは、廃棄物処理施設なので、火災発生の危険があるので、データセンターの場所として、どのように考えているか質問があった。
堀企画課主幹:データセンターの場所は、現在検討している旨、説明があった。
データセンターについては、耐震などの基準もあり、廃棄物処理施設内に置くのが良いのか、民間施設を借りるなどの対応が良いのか、現在、最も安全な場所を選定するための検討を行なっている旨、説明がなされた。
奈良会長:広域連合の個人情報保護条例制定の時期について、質問があった。
堀企画課主幹:電算システムの稼働までには、制定する予定である旨、説明がなされた。
佐藤委員:共同で電算業務を実施することで、どの程度の経費節減になるのか、質問があった。
堀企画課主幹:業務システム等の経費節減は、5年間で1千万円程度であるが、国からの交付税が2億7千万円程度措置される予定なので、合わせると2億8千万円程度、経費節減になると考えている旨、説明があった。
また、広域連合が行なう総事業費を圧縮することができれば、さらに経費節減が可能になる旨、説明があった。
佐藤委員:今回、洞爺湖町、豊浦町が参加しないようであるが、参加したかたが町にとっても経費節減になるのでは、との質問があった。
堀企画課主幹:光ファイバーの敷設が必要になるので、参加が難しかったという経緯はあると思う旨、説明があった。
ネットワーク構築のためのコストと、業務の制度改正に対するコストの比較で、現状での参加を見合わせた経緯がある旨、説明があった。
佐藤委員:電算業務の共同化は、単独よりも安全であると考えられ、さらには、コスト削減につながると思うので、今回、参加しない豊浦町、洞爺湖町の住民のためにも、もっと働きかける必要があるのでは、との意見があった。
堀企画課主幹:今後、様々な業務の広域化が議論されていく中で、両町との共同電算についても、説得をしていきたい旨、説明がなされた。
奈良会長:各委員に対して、意見、質問はほとんどでていると思うが、結論としては、オンライン結合の承認については、異論のないことについて確認がなされた。
答申については、今回の事例を承認することとして、「セキュリティ対策に万全を期すこと。」のほかに、先ほど意見のあった、「災害などの緊急時の柔軟な対応」について、付帯意見としたい旨、各委員に確認がなされ、各委員から了承された。
(2)その他
委員公募の結果報告、委員継続について
野川総務課主幹:平成18年9月一杯で、委員の任期が満了する旨の説明があり、10月からも各委員の審議内容の充実、功績を考えると全員に引き続き委員をお願いしたい旨、説明があった。
ただ、佐藤委員からは、事前に再度就任することができない旨の説明を受けていたので、佐藤委員の後任を公募したところ、応募者がなかった旨、説明がなされた。
他の4委員について、再度の就任を依頼したところ、4委員から了承する旨の返答があり、4委員については、再度就任することについての確認がなされた。
佐藤委員の後任については、審議のバランスを考慮して、女性委員を選考したい旨の説明がなされ、各委員から賛同の意思が示された。
佐藤委員:佐藤委員から、本日の審査会が最後になるので、他の委員、事務局へのお礼の挨拶があった。