さとちゃんのダイアリー

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Dr.コトー診療所 第7話

2003-08-21 19:35:00 | テレビ番組
今週は、安藤重雄役の泉谷しげるさんと、安藤リカ役の伊藤歩さん(知ってるかな? → 山下達郎のBGMにのって、パンの作り方を勉強しにパリに行く予定、っていうCM見たことありません? あの人です。)の熱演につきるでしょ。泉谷さんが絡んでくることもあってか、ちょこっとギャグも満載でしたね。ほな、いきますよ。

(安藤重雄の娘、リカが未婚の母として島に帰省するシーン。)
安藤重雄> カズオ、てめえ、馬鹿従兄弟のお出迎えか? ご苦労なこったな。おう、村長、村長。おめえんとこのブス娘、帰ってくんのか? あの顔は公害だからよ。(猟師たちに向かって)おめえらもよ、髪切りたきゃ、リカに切ってもらえ。へへへ。でも、お前らの頭じゃ、リカの腕がもったいねえな。なんつったってリカはよ、東京の青山のよ、ヘア何とかという有名な店でよ、暮れも正月もなくよ、働いてんだよ、お前。ほんでよ、父ちゃん、私、一人前になるまで頑張るってな。俺はよ、リカに髪切ってもらうのが楽しみでなあ、ちきしょう。
猟師たち> ねえじゃねえか、切るほど。
安藤重雄> 言ったか、貴様。
猟師たち> あれ、ちょっと重さん、重さん。リカちゃん、リカちゃん。お~い。
安藤重雄> 整列!
(一同、リカの姿を見て唖然!!)
(安藤重雄、リカを診療所に連れてくる。)
安藤重雄> てめえ、てめえ。
安藤リカ> やめてよ、父ちゃん。もう、何すんのよ。
星野彩佳> 重さん? リカ?
星野正一> 重ちゃん、どうしたん?
安藤重雄> おい、コトー。こいつの腹ん中、ちょっと診てくんねえかな? おい。
安藤リカ> 放してよ!
安藤重雄> コトーよ、お前なら分かんだろ? 医者なんだからよ? 科学的によ、こいつの腹ん中によ、子どもがいるかどうか、ちょっと診てくれよ。なっ、よっ。
和田> いるに決まってるじゃねえか! 他に何やったらこんなになるんだよ。やっちゃったに決まってんだろ!
安藤重雄> 今、何つったんだ! やっちゃったとは何だ! このやろう!
(西山茉莉子のお店で)
コトー先生> 臨月といってですね、
安藤重雄> 臨月?
コトー先生> そうです、臨月。
安藤重雄> 臨月つのは、産まれるんですか?
コトー先生> そうです。産まれるんです。もうすぐ。
安藤重雄> じゃあ、あなたに聞きますけどね、父親がいなくて、結婚もしてないのに、どうして子どもが産まれるのか、あんた医者でしょ? 分かるでしょ? それ、教えてくださいよ。
原剛利> 重さん、そろそろ帰ろう。
安藤重雄> うるせいな、おい。
星野正一> そうだよ、リカちゃん一人にしておいていいのか?
星野彩佳> そうよ、先生だって、診療所に戻らないといけないし。
西山茉莉子> 先生、もう帰っちゃって。
コトー先生> はい。
安藤重雄> おい、コトー。逃げる気か? まあ、ちょっとちょっと座れよ。
西山茉莉子> 重さん、もういい加減にして!
安藤重雄> どうして父親がいないのに、子どもができるんだよ、お前よ。おい、教えてくれよ! コトー、俺はよ、何であいつが未婚の母なんつうのになっちまったのか。俺はよ~。何でだこのやろう! ちくしょう!!

→ お父さんがこうなるのも、無理はない。ショックだったろうな。物事には順番ってもんがあると思う。世の中の未婚女性、気をつけましょうね。

(安藤重雄、家で怒り爆発のシーン。)
西山茉莉子> じゃあ、その彼と一緒に住んでたんだ。
星野彩佳> どのくらい?
安藤リカ> 2年。
西山茉莉子> 今は? どうしてるの?
安藤リカ> いないの。もう一月戻ってない。父ちゃん、これだけは信じてほしいんだけど、私たち結婚するつもりだったんだよ。でも、あの人、自分が中途半端なうちは挨拶にいけないって。それで、そのうち、子どもができたことが分かって・・・。嬉しかった。彼の子どもがお腹の中にいると思うと、すごく嬉しかった。でも、だんだん、つわりがひどくなってきて、お店にも出られなくなって、美容師、辞めて・・・。あの人、仕事探し始めたんだけど、やっぱり、自分の夢、諦められないみたいで・・・。
星野正一> 何なんだい? その夢ってのは?
安藤リカ> 音楽。それで私、何かすごくあの人に悪いことしているような気になっちゃって。ある日、すごい喧嘩になって、それから帰ってこなくなっちゃった。
星野彩佳> 一月も?
安藤リカ> うん。私、どうしていいのか分からなくなっちゃって、それで、島に。
星野正一> 分かった。事情はこれでようく分かった。重ちゃん、もういいじゃないか? 許してやろうよ。
西山茉莉子> 重さん、私からもお願い。ねっ?
安藤重雄> は~。忘れたか、リカよ。お前が高校卒業して東京の美容学校に行くときよ、俺としたよな、約束な。一人前になるまでは頑張るってよ。東京へ行くってことはよ、多分、二度とこの島には戻ってこないことだと思ったよ。でも、俺はそれでいいと思ったよ。それがお前の夢ならな。ところが何だ、お前。赤ちゃんができて、どうしていいか分かんなくて、この島に帰ってきただと! ふざけるな、このやろう! 体だけ大人になりやがって、やることは全部、半人前じゃねえか!!
安藤リカ> 分かったよ! 分かった! 父ちゃんの気持ちはよく分かったよ! 島に戻ってくれば何とかなると思ってた私が馬鹿だったよ。でも、もういい。一人で、この子、産むから。お世話になりました。
星野彩佳> 何言ってんの、リカ?
安藤重雄> ああ、てめえでしでかしたことは、てめえで責任取れ! 一人の人間の親になるってことはなあ、どれほどの責任をおえるか、考えてみろ、馬鹿! ああ、出て行け、出て行け!

→ 正論。お父さんの言うとおり。うちの考え方、古典的? でも、このあとの安藤重雄がすごかったんですよねえ。こんな娘に魚を食べさせてやろうと、台風の中、命がけで船を出したんですよね。感動です(;>_<;)。

(安藤重雄、赤ちゃんと対面シーン。)
安藤重雄> (リカに)よくやった。
安藤リカ> 父ちゃん、私ね、帰ってくる船の中で、ずうっと父ちゃんのこと考えてた。父ちゃん、私を見てどんな顔するだろう? 怒られるかなあ? 怒るだろうなって。そればっかり。ごめんね。こんな娘で。親になる資格なんかないかもしれないけど、島に残ってもいい?
安藤重雄> 馬鹿やろう。おめえ、何言ってんだよ、おい。もう産んじまったじゃねえかよ。お前の帰るうちは、あそこしかねえだろうよ。(赤ちゃんに)なっ、おい、一緒に帰ろう、一緒に帰ろうねえ。おい、コトー。赤ちゃん、死にかけたんだって? 大変だったな。どうも、ありがとうございました。
コトー先生> 重さん、僕らだけが頑張ったんじゃありませんよ。生まれてきた赤ちゃんが一番頑張ったんじゃありませんか? 大切に育ててあげてくださいね。
安藤重雄> あ~、あ~。よしよし、よしよし。可愛いなあ。

→ お父さん、でかすぎる。どんな娘でも、娘は娘なのだ。でも、このあと、娘の彼氏が現れて・・・。

(リカの置手紙のシーン。)
安藤重雄> お~い、ただいま。ジ~ジ、帰ってきたよ。今日はお前にな、プレゼントがあるんだ。漁師の重さんのあとと・・・。リカ? シゲハル? お出かけですか?
(リカの置手紙)> 父ちゃん、ごめんなさい。やっぱり、彼と新しい生活を始めます。リカ

→ 哀しすぎる結末。最後の安藤重雄の台詞が印象的だった。「行っちまったなあ。みんな行っちまった。何で俺ら、見送るばっかりなんだろうな?」。そう、このドラマのいいところは、「過疎問題」にも触れているところだ。哀愁を誘うんだなあ。