里紀のひとりごと…。

日記代わりに。
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『愛の不時着』お気に入りシーン! 9話

2020-05-25 02:14:40 | 韓国ドラマ&K-POP
好きなシーンばっかりを集めました。9話目。備忘録代わり。(^^;)
「あのシーン好きだったけど、何話目だったかなぁ」と思い出す時、すぐにそのシーンを見ることが出来るようにするため、です。(^^;)
※ずっと書いていますが、完全にネタバレです。ご注意下さい…。

【9話目】~前回はジョンヒョク側から見た会話で終わったシーンを、セリ側から再度振り返る。何者かに連れ去られる時に、用意したプレゼントを落とす。~

●連れ去られる時の電話の会話。「挨拶も出来ず、ごめんなさい。だけど挨拶はもう何度もしたし、必要ないわよね。」「ダメだ。何度もしたけど、挨拶は必要だ。どうしても挨拶したいから、場所を云って。切らないで。聞いて。周りに何が見えるか云って。」(セリは周りを見回すけれど、ホロの被ったトラックに乗せられているので、何も見えない。銃を突き付けられていて、相手はもう切れと云っている。)
「(泣きながら)リ・ジョンヒョクssi、サランヘヨ。」携帯を取り上げられそうになって、もみ合っている間に、発砲されてしまう。ジョンヒョクには銃声だけが聞こえて、通話が途切れる。ジョンヒョクの目に涙がいっぱい。

●セリを探し回るジョンヒョク。保衛部が家宅捜索に来ていると村の奥さんたちからの電話が入り、急ぎ戻るジョンヒョク。家の家財道具が外に投げ出されている中、セリからもらったトマトの苗が。鉢から出た苗を土ごと元に戻すジョンヒョク。(連行される。)
●連れ去られる自分を鼓舞しようと、気分の良くなることを思い出そうとするセリ。
目を閉じて思い出したのは、『麺を茹でるリ・ジョンヒョク』『アロマキャンドルとロウソクを区別出来ない彼(映像は、停電の時、帰って来てくれた彼に花瓶を振り上げたセリ)』『区別出来るようになった彼(映像は、市場でアロマキャンドルを掲げて探しているジョンヒョク)』

『水を飲み行く途中、布団を掛けてくれた彼』『いつも大変なのに、「大丈夫だ」と強がるリ・ジョンヒョク』『ヒーローでもないのに、何でも出来るし、どこでも捜せると大口をたたくリ・ジョンヒョク』と全部彼のことだった…。
●セリを連れ去ったのが、ダンではないかと考えたジョンヒョクは、彼女を営倉に呼び出す。そして、セリがいなくなったことについて、何か知っていないかと訊ねる。セリが無事かどうかを心配するジョンヒョクに、ダンは皮肉を込めて、「見物だわ。結婚を控えてる人が、他の女性を心配して、悲痛な顔をしてる。結婚式までここにいて。式場で会いましょ。」と云って出て行こうとする。ジョンヒョクは「僕の父か?」と云ってダンを呼び止める。そして、今までとは違う口調で「君は僕に警告したよな。誰を訪ねたんだ?  保衛部じゃなさそうだし、君のお母さんも違うよな。もしかして、僕の父に会ったのか?  父が彼女をさらって…。 」と云う言葉を遮って、ダンは「えぇ、殺したわ。もういない。だから、諦めて。」と云って出て行こうとする。その後ろ姿に、ジョンヒョクは「父に伝えろ。もし彼女を傷つけたなら、次男まで失うだろうと。必ず伝えろ!」と云い、ダンを強い目で見据える…。ダンは帰りの車の中で涙を流すけど、これでもうジョンヒョクとの仲は終わったよね。よく「式場で会いましょ。」なんて云えるよね…。日本語訳でしか内容がわからないけれど、それまではダンに対して、礼節を守った話し方をしていたと思うけど、最後は命令だったもんね…。ジョンヒョクがダンに結婚出来ないと云ったとはいえ、ここで完全に離れてしまったと思う…。(^^;)
●屋根裏部屋で気がついたセリ。しばらくして、書斎風な場所に連れて行かれる。そこで待っていたのはジョンヒョクの父親だった。マツタケ茶を勧められるセリ。「ありがたいですが、飲みません。(と断る。)招かれて来たわけでもないし、出された物を飲むほど、バカじゃありません。」と応える。「どこか分かるか?」と問われ、「お父さんなんですよね。見れば分かります。そっくりです。ソ・ダンさんと。目元も鼻柱も。特に人をにらみつける時の目つきが全く一緒です。(そうか?と云うジョンヒョクの父。)人一倍勘が鋭いので、よくわかるんです。(って、間違えてるやん!)
●ジョンヒョクの父がセリを問い詰めているのを、母は壁の向こうで聞いている。ジョンヒョクが自分を匿ったのは、自分がジョンヒョクを脅迫したからとかばう。最後に「二人の仲はそれだけか?」と聞かれ、「正直申し上げると、私はリさんのことがとても好きでした。好きになってしまってすみません。でも一方的な気持ちなので、ご心配なく。彼は私が帰ったと思い、気にもしていないかと。」と云う。助けてくれたら、それ相応のお礼をするので、助けてほしいと懇願するが、また、屋根裏部屋に戻されてしまう。セリは聞かれたこと全てに、物怖じせずにしっかり答えたことが、父親にも、隠れて聞いていた母親にも好印象を持たれたんじゃないかと思う。
●ジョンヒョクの母は、屋根裏部屋に作りたての食事を運ばせる。食べないと云うセリに「毒味をしましょうか。」とまで云う。ジョンヒョクの安否や、自分のことでジョンヒョクに何かあってはいけないと云うセリに、そんなにジョンヒョクが好き? と聞き、屋根裏部屋からジョンヒョクの部屋に連れて行く。本棚にはたくさんの本が…。「ここで寝なさい。」と云われ、「本棚を見れば、その人の性格や好みなどが分かると思うんだけど、私の知ってる誰かに非常に似てる気がします。」というセリ。そこでようやく、目の前にいる女性が、ダンの母ではないことに気づく。
●眠れない彼女は、本棚にあるジョンヒョクの幼い頃の日記から、彼がピアニストになりたかった夢を知る。部屋にあるピアノを見つめるセリ…。ベッドから起き出して、ピアノに向かい、スイスの湖で聴いた思い出の曲を弾き始める。
●翌朝、ジョンヒョクの母は、セリに温かい麺のスープを出す。セリは戴きながら、「彼の料理上手はお母さん譲りですね。」と云う。「ジョンヒョクが料理をしてくれたの?」と母親はビックリ。「麺も茹でてくれたし、美味しいコーヒーも。お母さんに似て、心が温かいんですね。」とニコニコ笑顔のセリを見て、母は、ダンとの結婚を「前からの約束なので守ります」と事務的に応えたジョンヒョクを思い出す。そして、「もともと温かい子だったのに、冷たくなったの。誰にも心を開かず、冷淡にね。温かいなんて、良かったわ。」と云う。
●釈放されたジョンヒョク。一目散に向かったのは、実家。椅子に座っている父親に、挨拶もせずにセリを殺したのかと問い詰めるジョンヒョク。

「お前は自分の将来を考えないのか?」という父親に向かって、「考えているからこうしているんです。この先今日のことを後悔したくありません。”もっと頑張っていたら助けられたのに”と。二度はイヤなんです。後悔の苦痛は知っていますよね。(兄ムヒョクの遺影の前で苦脳の敬礼をする父。)

ここに来るまで息もつけませんでした。彼女に何かあったかと。彼女を守れないと、僕の人生は地獄になります。」壁の向こうで隠れていた母親が、セリを彼の前に連れて来る。

見つめ合う二人。
(2人の甘い会話を交互に見上げる父親が、可愛い…。)
●ジョンヒョクの部屋のベッドで休んでいるセリ。ノックして入って来るジョンヒョク。眠れない時は芸術にひたるという彼女を温かく見つめる彼。セリが「ピアニストになりたかったの?」と聞き、「過ぎたことだ」と答えるジョンヒョク。
セリが、「この曲を知ってるかしら?」と云って、弾き始めると、次第に驚きに変わっていくジョンヒョクの顔…。ピアノを弾くセリに近づく彼。「なぜこの曲を知ってる?」「スイスで誰かの演奏を聴いたの。」と答えるセリ。「すごく気に入って覚えておいたのに、誰の曲か、調べがつかなかった。そこは雪景色がきれいな湖だった。(驚きを隠せないジョンヒョク…)何て名前だっけ?」「イゼルトヴァルト」と答える彼。「そこよ、なぜわかるの?」とセリ。横に座ってピアノを弾き始めるジョンヒョク。右手だけで。驚くセリ。「この曲だわ。知ってるのね? 誰の曲?タイトルは?」続け様に聞くセリ。
静かに話し始めるジョンヒョク。「遅い午後で、水面に霧が立ち込めていた。僕は兄の訃報を聞き帰途についた。兄のために作った曲の最初で最後の演奏を、あの湖でしたんだ。」驚くセリ。今度は伴奏をつけて両手で弾き始める彼…。二人の後ろ姿が、あの湖の桟橋に重なり合う。

あの日湖からピアノを弾く彼を見ていたセリ。今彼の部屋で見つめ合う二人。映像はあの日の湖で見つめ合う二人に…。湖の映像と今が交互に映し出され、次第に距離が縮まって、今、目の前にいる二人。
「あの日、あそこで演奏したのはあなただったの? (頷く彼。)そんな、ウソみたい。私はすごく寂しかったの。あの時、本気で死のうとしたわ。景色のいい場所に行って、誰にも迷惑をかけず、消えようとしたの。そんな旅だった。なのに、あなたがそこにいたのね。あなたは気づかないうちに、私を助けてくれた…。」
このシーンは本当に美しい映像だった。広い湖に舞う雪が、多くも少なくもなく、美しかった。二人の糸が知らないところで重なり合っていたんだとお互いが気づくシーン。ドラマを通して、心に残るシーン。
●釈放された時、大佐に頼んだのは、車だけじゃなかった。セリを帰すために、前哨地に緊急交代すること!  4人の部下も最初は緊急交代にビックリして不満を口にするが、セリを帰すためと分かり、協力する。4人それぞれ、セリと別れを惜しむ。憎まれ口をたたくピョ・チスが可愛い。韓国の兵役は600日だけど、北朝鮮では10年もあると知って驚いたり、ジュモクが遠くに見える山を指し、ソウルにある『北漢山(プカンサン)』だと教え、とても近いことを知らせてあげる。
●セリのいない自宅に、継母と兄嫁2人が入って来る。継母は、セリにキツイことを云ったことを思い出している。長男の嫁はほしかった鞄などをセリが持っていることに興味を示し、次男の嫁は、セリの会社の経営状況の分かる資料を勝手に写メっている。そして、並んでいる表彰の楯や写真の横に、キツイことを云った日に撮ったと思える自分の写真が飾られていることに気づく。セリの本当の気持ちに気づく…。
●夜になって、セリを送って行くジョンヒョク。
「元気で。日常に戻り、何もなかったかのように。」とジョンヒョク。「私を心配してる場合? 大丈夫よ、私は元気に過ごすから。やることが山ほどあるから、すぐ日常に戻れる。いつも通りにー。お金を稼いでじゃんじゃん使うし、仕事も頑張って、男とも会うわ。」とセリ。(周りを気にしていたジョンヒョクが急にセリの方を向いて…、)「男に会うだと?」「会わないでほしい?」とセリ。「いや…。好きにしろ。」とジョンヒョク。立ち止まって、「言っただろ? 破局の哀悼期間が必要だと。確か6ヶ月だった…。」「それはあなたへの要求よ。日常に戻れと云ったくせに…。」とセリ。「“男の元に”とは云ってない。」とジョンヒョク。もう、恋人同士の会話。両思いだから恋人同士か。
「何もなかったように過ごせって。」とセリ。「“男と過ごせ”ではなかった。」とジョンヒョク。「6ヶ月ならいいの?」とセリ。「まぁ…。」と不満そうなジョンヒョク。「わかったわ。6ヶ月だけ別れを哀悼するわ。私たちは運命よ。考えてみて、スイスで偶然に会ってたし、北朝鮮でまたこうして会えた。(見つめるジョンヒョク…)どうしたの?」とセリ。
二人はずっと立ち止まったまま話をしている…。
「男に会ってもいいし、何もなかったように過ごしてもいい。その代わり、孤独にはなるな。景色のいい場所に行って、消えようなんて思うな。」「…僕がいるから。」とジョンヒョク。「そばにいないくせに。」とセリ。「そばにいなくても、君が寂しくないようにいつも思ってる。いつまでも幸せでいてくれ。それが僕の願いだ。」とジョンヒョク。
その後、川を小舟で渡り、対岸をさらに歩く二人。何度も道を間違えた振りをして、なかなか南方限界線に着かない。
セリがとうとう「正直に云ったら? 方向音痴よね?」(ピョ・チスの声:「中隊長がこの中で1番夜目が利いて、方向感覚が優れてる」)「あぁ。僕は夜目が利かないし、方向感覚もない…。すまない。」(優しい目で云うんだよねぇ。)
でも、とうとう軍事境界線が二人の前に。
前方に見える大きな木を指差して、「そこまで行けば、南の捜索隊が出入りする扉がある。もうすぐ早朝の組が来るから、助けを求めて。」とジョンヒョク。
「念のため、あそこまで一緒に行って。」とセリ。首を横に振るジョンヒョク。
軍事境界線を指差して、「ここからは一歩も越えられない。」うなずくセリ。
行かなくちゃいけない時間が迫る。「リ・ジョンヒョクssiも私を完全には忘れないで。」とセリ。「忘れられない。空から落ちて来た女性を忘れられるか。」と彼。
「落ちて来たんじゃないわ。降臨よ。」とセリ。「だとしよう。」と彼。見つめ合う二人。
でも、とうとう「じゃあね。(カイケヨ。)」とセリ。涙を怺えながら歩き出す…。軍事境界線の有刺鉄線を越えて…。後ろ姿のセリ…。
本当は越えちゃいけないのに、堪らずに軍事境界線を越えて駆け寄るジョンヒョク。抱き合う二人。別れのキス…。
南北統一がない限り、再び会うことも連絡を取ることも出来ない二人。永遠の別れ…。
●エンディング~ジョンヒョクが部屋に戻ると、本棚に変化が。
セリが本を並べ替えて、背表紙の1番上の文字で、『サ・ラン・ヘ リ・ジョン・ヒョク』と伝えてくれていたことに気づく。
あぁ、きっとずっとこのままにしておくんだろうなぁ。彼女がこの部屋にいてくれたことを示す証として…。
この9話目は、北朝鮮を舞台にした最後の回なので、感動的なシーンがいっぱい!!!!!
別れのシーンは、わかっていても号泣してしまった…。(^^;)

あの別れの抱擁のあと、きっとセリはジョンヒョクを振り返らずに走って南の扉を開いたんじゃないかな…。
そして、ジョンヒョクは、少し戻ったところで、セリが南の捜索隊に助けられてる声を確認してから、独り帰って行ったんじゃないかなぁ…。

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