季節のレシピ “旬を食べる” 

その季節の旬菜を美味しく料理することとレシピを記録するブログです〜

春夏秋冬【立秋と土用の丑の日】

2024-08-07 10:56:06 | 日記
   残暑お見舞い申し上げます。
8月7日は立秋。
そろそろ夏の暑さは極まり、立秋からは厳しい暑さの中にも僅かに秋の気配を感じる時期【涼風至】。
残暑厳しい中 僅かな季節の移ろいを一つ又一つと感じとれれば涼やかな気分になるかも。
蜩や鈴虫の鳴く声が聞こえてきて、日に日にほんの少しずつ日の入り時間が早まっています。ふとある日に「もう夕暮れ」と秋の訪れを感じる時が来ますね。
      
 立秋の頃 美味しい果物の旬です(桃 梨、生のプルーン・・葡萄も)
梨の産地に住んでいます。馴染みの梨園では立秋頃に梨畑脇に直売所を開設。開設のお知らせを頂くと早々に出かけるのが習慣になっています。
   
 暑気払いに「ところてん」は如何でしょうか。
千切りにした新生姜甘酢漬けと刻みのりと胡麻を添えました。

 8月5日は土用の丑の日でした。
「2の丑」には「う」のつく食べ物を食べて精をつけ、無病息災を祈願することにしました。

 
   稲庭うどん(二味で)
   
つるつるした食感の稲庭うどんにはカレーが良く合います。
つけ汁は二味、醤油仕立てに加えて、無印良品で評判のグリーンカレーを添えてみました。
   ひつまぶし風鰻ご飯
   
米を炊くとき鰻のタレを加えて炊き、炊き上がったら鰻を上に載せてしばらく蒸します。
   鰻巻きとマクワウリ
   
だし巻き卵の中に鰻が巻き込まれていますか。
ほんのり甘いマクワウリを塩麹に軽く(短時間)漬けました。



春夏秋冬【大暑と土用の丑の日】

2024-07-24 12:56:46 | 日記
暑中お見舞い申し上げます。
大暑です。
 
暦では桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)の時期。
昔々 女の子が生まれると桐の木を植える。桐の木は、成長が早くてその子の嫁入りの時には箪笥になる。
こんな習わしはいつまであったのでしょうか。
私が生まれた家にも庭先に大きな桐の木(あの大きさからして私の生まれた時のでないことは確かです。)があり、高いところの枝先に咲く薄紫の桐の花を記憶しています。
その桐の木は箪笥になることなく切られたのか、枯れたのか。
薄紫の桐の花がとても懐かしいです。
 
暑さの最も厳しい大暑に入って数日で土用の丑の日。
暑いさなか 今日はやっぱり鰻。
土用の丑の日は、「どよう」といえども平日に当たることの方が多く、外食で鰻を選ぶことも多くありますが、この日の鰻は家飯で決まり。
鰻となるといつもの食材費よりちょっと高くなりますが、やっぱり国産よね。なんて迷いながら奮発して購入していました。
 
  
 
最近幸運にも鰻を特産品として返礼品にする「ふるさと納税」の地域がありまして、美味しい鰻が冷凍で土用の丑の日前に手に入るようになりました。
国産で美味しいはずの鰻となると、これをいかに再現(解凍→焼きたて→美味しい!!)できるかが満足度に影響するはず。
説明書をしっかり読んで、いざ電子レンジへ。
何度かの経験の後、
我流では
まだ完全に暖まる前に電子レンジから取り出して、グリル(魚焼き)にアルミホイルを敷いて、その上に鰻(付属の鰻のタレを少々回しかける)を載せて3~5分程度焼く。
こんがり焼けた鰻になります。焦げすぎないように気をつけてください。
 
付け合わせは、
○土用シジミの味噌汁(だしは一切使わないでシジミの旨みだけのあっさりした味噌汁にします。)
○鰻の見えないう巻き(だし巻き卵)
○塩麹で漬けたキュウリ
○デザート:土用餅(土用の丑の日にこのあんこ餅をいただいています。)
以上でした。
 
この夏は、土用の丑の日がもう1日あります。
8月5日です。
次回はどんな料理になりますか。
「うどん」「梅干し」「卯の花」「瓜」・・・「う」のつく食べ物でした。
 
 
 

春夏秋冬【七夕の節句】

2024-07-08 10:19:11 | 日記

 「七夕の節句」と言えば7月7日。これには文句なしに同意いたしますが。

私が生まれた地方の七夕は8月7日。「七夕は7月7日」の地域にずいぶん長く住んでおりますが、しっくりこないため笹を求めに行くこともありませんでした。

子供の頃 母は、夏真っ盛りの暑い昼下がりに天井まで届くような大きな若竹を玄関(土間)に持ち込んで短冊、輪飾りや菱飾、吹き流し等で飾っていました。

子供のためと言うより年中行事のひとつのように大事にしていたように感じていろいろ調べてみましたら、農作業で疲労した体を休めるための休日とか、お盆(8月15日)の前行事だったとかの解説がありました。納得でした。笹は、最後に川に流していました。こんなことは、今は許されませんね。

今でも、織姫と彦星が1年に1度巡り会える日の伝説は兎に角として、8月7日になると、なんとなく夜空を見上げて天の川を探しています。

 

「七夕の節句」と「織姫と彦星がお会いする日」は別として

「七夕の節句には素麺」ですね。

 

三色の素麺で天の川を表して、椎茸、海老、鶏肉と星に見立てた人参とオクラを飾っています。

麺の汁は、レンコンのすり流し(醤油仕立て)です。夏バテ予防にレンコンをお勧めします。

付け合わせに今が旬のトウモロコシ。今年の初物でした。「初物七十五日」ですね。

 

付け足しです。

レンゴンを加えたかったのは、早朝より上野不忍池に蓮を見に行ってきました。

蓮の花を見ながら、レンコンの料理を思い描いた次第です。

例年お墓参りで訪れる秋田の千秋公園の蓮を楽しんでおりますが、残念なことに今年は9月の末に行く予定。

代わりに不忍池に出かけました。ずいぶん大きな蓮池に驚きました。

                              

 

 


春夏秋冬【梅雨の真っ只中】

2024-07-03 13:40:24 | 日記

ただ今梅雨のまっただ中。

とは言え今日は青空さえ見えていますが。

6月下旬に入ろうとする頃、群馬に出かけました。それぞれ一家を構えた兄弟姉妹が集まってバーベキュー。

雨にも当たらず、蛍の舞うのを見ながら。とても楽しいひとときでした。

帰りの土産が、らっきょでした。

義弟が丹精込めて作ってくれたらっきょです。これはお初のらっきょ漬けにトライするしかありません。

とは言え、とても簡単。スーパーでらっきょ酢を購入して、漬けるだけ。

(2キロ弱のらっきょは根と茎を切り離して、きれいに洗い、薄皮を取って、保存瓶にらっきょとらっきょ酢を入れました。鷹の爪もです。)

※甘めが苦手なので市販のらっきょ酢に米酢を加えています。

らっきょと言えば、子供の頃食べ過ぎて気持ち悪くなった思い出が濃厚で、大人になってから買ってまでは食べませんでした。

今に至り、自ら漬けたからには、らっきょの効能(血液さらさら、血糖値の改善・・・)を調べたりして、結果としてはこれからは積極的に食することにします。

 

早速ですが、

○チキンカレーにらっきょ漬けを付け合わせました。

(十六穀米のご飯と20種類のスパイスで作ったカレー粉※を使ったチキンカレーです。)

※GABANで出している手作りカレー粉セット:クミン、コリアンダー、カルダモン、ガーリック、ナツメグ・・・・20種類のスパイスが小袋に分けられてセットになっています。

適量入っていますが、お好みで加減しながら、混ぜ合わせて、油大さじ1をフライパンに入れて5~6分弱火で炒めます。本格的インド風カレーに。おすすめです。

○らっきょのタルタルソース

ゆで卵1個に対してらっきょ2個を使用。乾燥パセリを加えています。(マヨネーズ、レモン果汁、塩とブラックペッパー少々)

    


春夏秋冬【夏至】

2024-06-21 11:36:23 | 日記

 今日は夏至です。

夏至は、太陽が最も高い位置に居て昼の時間が一番長い日。この時から「夏に至る」を意味するようです。

本格的な夏の始まりである「夏至」の行事食は?

幼いときから「冬至にはカボチャ」。今に至るまで毎年律儀に守ってきましたが、さて、夏至は。

調べてみました。地域的には冬瓜、タコ、半夏生餅・・・等々。ただ全国的に食べられているものは特にないようです。

夏至が田植え等の農作業の繁忙期と重なっていて、夏至独特の風習が生まれづらかったせいではとのこと(納得)。

しかし、最近の暑さは異常なほど体に厳しく、夏至の頃に「暑さへの備えのための一品」が必要ではありませんか。

「夏至に冬瓜」良い組み合わせと納得の一品でしたが、どこのスーパーにもまだ冬瓜が出ていませんでした(残念)。

 

○夏至に蛸を食す。(稲の根がタコの足のようにしっかり根を張るようにとの願いを込めて)

【タコのやわらか煮】

             

 醤油、酒、みりん、砂糖を同分量入れて味付けただし汁を煮立て、タコを入れて40分程度弱火でじっくり煮る。

 柔らかくて美味しいです(寿司屋のお通しのたこのやわらか煮が美味しくて自宅で作ってみました)

 

【つぎの 今が旬の食材は バジル】  (プランター栽培のバジル:大きくて柔らかく、肉厚でした)

          

○バジルソース

バジル(50g)、松の実(30~50g)、オリーブオイル100ml、ニンニク1~2片、味噌大さじ2  すべて入れてブレンダー等で攪拌する。

このバジルソースは味噌で味付けているのがミソ。最後にオリーブオイルを回しかけておく。マイルドで美味しいです。

ジェノベーゼソースパスタになりました。

              

 

梅仕事で仕込んだ梅シロップと梅干しです。【2週間経過】

          

○梅シロップ 

 エキスが絞り出された梅はしわしわ。梅を取る(煮沸した別の瓶に入替える。果肉や取り損ねたへたなども取り除ける)。加熱せずにこのまま飲んでいます。

○梅干し

 漬け込んで4日程度でひたひたに梅酢が上がって来ました。市販の梅干用赤しそを入れて重しを半分ほどに減らす。あとは梅雨明けを待って天日干しです。

○練り梅

 梅干しと同時に作った練り梅は2週間ほどで完食。塩分が控えめで梅酢の味わいを楽しめるためお酢の代用に使い切ってしまいました。

そこでスーパーで完熟梅を見かけた瞬間購入。今年2度目の練り梅作りになりました。

前回梅の皮剥きが大変でしたので、皮付きのまま練り梅作りにチャレンジ。味及び口当たりは、まあまあの出来映え。量も2割増しです。

五目稲荷になりました。寿司酢を使わずに練り梅で味付けしています。