季節のレシピ “旬を食べる” 

その季節の旬菜を美味しく料理することとレシピを記録するブログです〜

春夏秋冬[季節はまさに暮秋]

2024-11-20 18:14:15 | 日記
    銀杏の葉は黄色く色づき忽ち落ち葉になり、地面は黄色いジュータンが敷かれたようです。地面の木の葉は冷たい風に舞いながらどこかに吹き寄せられていきます。
昨日今日ととても寒く冬の気配に縮こまりながら、もうすぐ冬の景色に変わるのかと秋を惜しんでいます。


オリーブの実が美しく輝いていました。


庭のツワブキと小菊
 

11月20日 私の実家(群馬)ではえびす講です。
旧暦10月神無月(新暦では11月頃)
出雲大社に神々が集まる時 土地や人々を守ってくれる留守神様の恵比寿様に感謝を伝えることから恵比寿講は始まったとされています。
恵比寿様は五穀豊穣や商売繁盛のご利益で信じられている神様で農業(正に我がふるさと)や漁業を営む地域で祀られていたと書かれていました。

(田舎のはもっと立派な恵比寿様と大黒様です。一年を通して台所に置かれています)

(京都嵯峨野を歩いていたとき目にとまり購入した物です。)
私の田舎のえびす講は、神棚の前に恵比寿様・大黒様をはじめ七福神を並べ、尾頭付きの魚(秋刀魚)とけんちん汁をお供えし、その前に一升枡を置いて通帳やお財布を入れておきます。何か楽しくありませんか。11月も半ば過ぎると朝晩はずいぶん寒くなる頃に温かいけんちん汁がとても美味しかったのです。

 お供え物は、
お赤飯(小豆煮汁で色づけ。発色が良くない。残念)
けんちん汁(大根、人参、里芋、蓮根、ゴボウ、しめじ、豆腐、ネギ)
尾頭付きの魚(真鯛になりました。)
ぬた(九条葱とイカと薄揚げの甘酢味噌和え)
なます(大根と人参)と柿


リベンジきりたんぽ鍋

きりたんぽ鍋にせりを入れ忘れた翌日再度挑戦。芹が入って落ち着きました。勿論美味しさ倍増。


 きりたんぽ鍋にはトホホ(ふたつの失敗)の思い出があります。

 結婚して最初の年の暮れ秋田の夫の実家に帰省。晩ご飯のきりたんぽ鍋は、上の深皿のようにすでに盛り合わせて銘々に。初めての私は、しばしご飯が出るまでお箸を取らず固まっていました。夫から不思議がられながら「これがご飯だ」と言われました。たしかにきりたんぽはお米でした。

食べ終わって、義母が台所に行ったタイミングでこの深皿を台所に下げたところ義母はザルに盛られた稲庭うどんを持ってきたのでした。お出汁のきいた深皿に残った汁で食べるはずでした(若い頃の苦い思い出でした。)



春夏秋冬【立冬】

2024-11-08 15:39:53 | 日記
   柿の葉は落ち葉になり、花水木に赤い葉がついています。
銀杏の葉が色づき始めました。
小さな畑で秋色に馴染んでいた唐辛子です。たくさん収穫できました。
 

 11月7日立冬
秋が極まり冬の気配が立ち始める頃。
中医学では立冬の欄に「立冬補冬 補嘴空」とあり、冬になったら冬の物を食べて元気を補う。
冬の食材を使ったちょっと温かな料理です。
風邪など引かぬよう元気になる料理にしました。

 新米で出来たきりたんぽの鍋
立冬は「鍋の日」(体を温め、真冬に備える)とも言われているようです。


 最後の最後でこれを入れ忘れました。「せりです」

秋田県人からは「これが無ければきりたんぽ鍋と言えない」と言われるかも。
夫から「せりが無い」の一言で青みが足りない理由がわかりました。せりはこの鍋の重要な存在です。残った具材で再度作って本来の味を楽しんでもらいます。

 柿の白和え(具材:豆腐と柿と春菊と胡麻です)
柿の甘みがあるので、十分に水分を取った豆腐は胡麻だれで味付けただけ。
茹でた春菊はめんつゆで下味を付けています。


 大根ステーキ
柔らかく煮た大根(下味付き)に片栗粉をまぶして、細く切った豚バラと一緒に焼いただけ。肉はしっかり焼いて(カリカリ)塩胡椒少々。大根には味がついているので焦げ目がついたらそのままお皿に。


牡蠣フライと今年の梅雨の頃漬けたらっきょを使ったタルタルソース


 赤大根の甘酢漬けと紫菊のおひたし
この季節、道の駅あたりに行くと赤大根が並んでいます。
ピクルスではなく甘酢漬けに。胃にやさしい食べ方が何とも良いのです。
紫菊は、秋田県人の夫ご推薦のもの。黄菊より美味しいと言います。


デザートは林檎パイ






春夏秋冬【寒露から霜降~秋の土用】

2024-10-28 19:30:34 | 日記
 めっきり秋めいて、黄金の稲穂と紅葉の季節到来。
10月7日から寒露(朝露が一段と寒く感じられる晩秋の時)、23日から霜降(朝霜を見る時期)、旧暦ではもう晩秋の粧いです。
11月7日は立冬。立冬前の18日間が「秋の土用」。気温の変化がめまぐるしい中 体調管理に気を付けて疲れを癒す栄養価の高い食べ物を食べる時期です。「土用の食い養生」とは、昔から続いてきた食習慣で秋の土用は青い物を食すと良いそうです。

青魚を料理しました。

戻り鰹の漬けサラダ(青魚①)
戻り鰹のたたきを漬けおき→サラダ風(スライス玉葱、胡瓜、人参の上に鰹を載せて、その上に青紫蘇を盛る)に仕立てました。


秋刀魚の竜田揚げ甘酢餡掛け(青魚②)
三枚おろしの秋刀魚を一口大にして下味(醤油:大さじ1、味醂:大さじ1、料理酒:大さじ1、すりおろし生姜)をつける。→20分ほど置く。片栗粉をまぶして170度で揚げる。
キノコの甘酢餡を作ってかける。

鰯のパン粉焼き(青魚③)
鰯の開きに大葉を載せて巻き、耐熱皿にオリーブオイルとにんにくみじん切りを入れた上に巻いた鰯を載せて、パン粉、塩、ブラックペッパーを振りかけて、220度で15分焼く。

今が旬の柿
柿のかき揚げ
柿、玉葱、じゃがいも、小エビでかき揚げにしました。


蓮根と万願寺とうがらしのナンプラー焼き
蓮根と万願寺とうがらしをごま油で炒めて、ナンプラー:小さじ1、料理酒:大さじ1、味醂:小さじ1で味付けし、最後に鰹節をかける。
自宅の小さな畑の万願寺とうがらしを使いました。

今月末はハロウィンです。

かぼちゃのサラダ
蒸したかぼちゃ、プロセスチーズ、ゆで卵、玉葱→バルサミコ酢、マヨネーズ、塩で味付け


今日はいつもの愉快な仲間の10月の集い。
友人宅での集りの為、これらの料理をお重に入れて持っていきます。











春夏秋冬【十三夜】

2024-10-15 19:00:44 | 日記
10月15日は十三夜
十五夜は中国伝来の風習で広く東アジアに伝わる伝統的な日。
かたや十三夜は日本独特の風習。
中秋の名月から一月遅れの旧暦9月15日、満月には少々欠けているその月を愛でるのは日本的な感覚だったのでしょうか。
今年はその両方「二夜の月」を楽しめそうです。

 中国からの友達が旧暦8月15日の中秋節にはそれぞれの家でその家の方法で月餅を作り、一家団欒を楽しむと懐かしそうに話されたのが印象的でした。日本では一家団欒と言うよりも収穫をお祈りする日として馴染まれているように思います。
ならば十三夜は、収穫を感謝する日としてお月様に秋の実りをお供えをするのも良いですね。
 秋の実り一番【栗】
栗ご飯(実はおこわです。餅米1合・精米1合)


 月見うどん(稲庭うどん)がお供です。漬物は、瓜とゴーヤの塩麹つけ。 
麺の汁です。美味しいのでご紹介。
 

 秋の実り二番【里芋とかぼちゃ】
○里芋のコロッケ
 茹里芋に豚挽肉と長ねぎ(炒めて塩胡椒少々)を入れて丸めたコロッケ。
○アーモンドプードルのかぼちゃコロッケ(グルテンフリーです)
 電子レンジでカボチャを5分。潰したかぼちゃで3~5㎝角に切ったチーズを真ん中にして包む。アーモンドプードルを丁寧にまぶして、プライパンで転がしながら焼く。
○子芋があったので里芋のきぬかつぎ

 十三夜のお供えに13個の月餅

 毎年、十五夜には団子と月餅を用意していました。いつか手作りの月餅に挑戦したいと思い続けて今年初挑戦。十五夜は型無し作成。味はまあまあ。夫曰く買う必要ないね。今日は型を用意し、月餅の皮も改良案を考えて再トライ。まずまずの出来映えでした(まずまずの理由は模様がはっきりしていないこと。型押しをもっと強くすること)。

月餅の作り方
  
全粒粉のパン用粉(200g)を使用    ↑ 餡20gと胡麻と胡桃と栗入り

 灌水(重曹小さじ1+水150mlを沸騰→90mlまで煮詰める→冷ます)、シロップ100cc(砂糖50g+水80cc+レモン汁小さじ2を沸騰→冷ます)、米油(サラダ油)大さじ1、ごま油大さじ1を混ぜ合わせて粉を入れ、菜箸でよくかき回してから手で一纏めにする。乾燥しないようにラップをかけて室温で2時間程度置く。
餡は市販を使用。餡をボールに出し、煎った胡麻と胡桃(好みの量)、細かくした栗、ごま油小さじ1、塩少々を入れて混ぜる。餡20g、真ん中に栗(1~半分程)を入れて丸めておく。

  
 生地を20等分にして団子にする。団子を丸く伸ばして餡を包み、月餅型に入れて成形。
オーブンシートに並べたら、軽く霧吹き、オーブン200度で5分焼く。オーブンから出して、卵黄(+水大さじ1)を刷毛で塗り(側面まで塗る)、160度にしたオーブンで5分。再度卵黄を塗って、160度で焼き具合を見ながら6~8分焼く。取り出して冷ます。



春夏秋冬[秋]

2024-10-02 13:23:57 | 日記
 最近、暑い季節と寒い季節が長くて春秋が短いですが、秋がどんなに短くても、酷暑から解放されて少し肌寒いと感じる瞬間が心地よくて、何処か出かけようか、美味しいものを食べようかとわくわくしてきます。この季節を楽しみます。
以前から疲労が溜まると部屋を綺麗にして料理して仲間を集めて食べて飲んで会話してクタクタになって寝て。ストレス解消法でした。
9月末にいつもの愉快な仲間と食べて飲んでお喋りしました。
数日前から、まずはサンルームの床クロスを変えましょう! テーブルクロスはどれ? 何を作る?どの食器?なんて考えて。これが楽しんです。
前菜風に
焼豚、大人なポテトサラダ(じゃがいも、アンチョビマヨネーズ、紫たまねぎのマリネ)、素揚げ野菜(茄子、蓮根、里芋)の肉胡麻味噌和え

サラダに代えて

柿なます

お造りの代わり

イカのお刺身、塩昆布、大葉、アーモンド、クルミ、少々のナンプラー

お吸い物風に

冬瓜と鶏肉の味噌煮

メインの肉(スペアリブ)とお魚(真鯛)

梨と一緒に煮込んだスペアリブと味玉子

キノコ(椎茸、舞茸、しめじ、榎)と白身魚(真鯛)のかぼす蒸し煮

こんな感じでした。

主食は、穴子の押し寿司でした。
女4人でしっかり食べて、しっかり飲んで、何やかやと遠慮無くおしゃべりしました。数十年来の友人で愉快な仲間と読んでいますが、オットは賑やかな仲間と評しています。