銀杏の葉は黄色く色づき忽ち落ち葉になり、地面は黄色いジュータンが敷かれたようです。地面の木の葉は冷たい風に舞いながらどこかに吹き寄せられていきます。
昨日今日ととても寒く冬の気配に縮こまりながら、もうすぐ冬の景色に変わるのかと秋を惜しんでいます。
オリーブの実が美しく輝いていました。
庭のツワブキと小菊
11月20日 私の実家(群馬)ではえびす講です。
旧暦10月神無月(新暦では11月頃)
旧暦10月神無月(新暦では11月頃)
出雲大社に神々が集まる時 土地や人々を守ってくれる留守神様の恵比寿様に感謝を伝えることから恵比寿講は始まったとされています。
恵比寿様は五穀豊穣や商売繁盛のご利益で信じられている神様で農業(正に我がふるさと)や漁業を営む地域で祀られていたと書かれていました。
(田舎のはもっと立派な恵比寿様と大黒様です。一年を通して台所に置かれています)
(京都嵯峨野を歩いていたとき目にとまり購入した物です。)
私の田舎のえびす講は、神棚の前に恵比寿様・大黒様をはじめ七福神を並べ、尾頭付きの魚(秋刀魚)とけんちん汁をお供えし、その前に一升枡を置いて通帳やお財布を入れておきます。何か楽しくありませんか。11月も半ば過ぎると朝晩はずいぶん寒くなる頃に温かいけんちん汁がとても美味しかったのです。
お供え物は、
お赤飯(小豆煮汁で色づけ。発色が良くない。残念)
けんちん汁(大根、人参、里芋、蓮根、ゴボウ、しめじ、豆腐、ネギ)
尾頭付きの魚(真鯛になりました。)
ぬた(九条葱とイカと薄揚げの甘酢味噌和え)
なます(大根と人参)と柿
リベンジきりたんぽ鍋
きりたんぽ鍋にせりを入れ忘れた翌日再度挑戦。芹が入って落ち着きました。勿論美味しさ倍増。
きりたんぽ鍋にはトホホ(ふたつの失敗)の思い出があります。
結婚して最初の年の暮れ秋田の夫の実家に帰省。晩ご飯のきりたんぽ鍋は、上の深皿のようにすでに盛り合わせて銘々に。初めての私は、しばしご飯が出るまでお箸を取らず固まっていました。夫から不思議がられながら「これがご飯だ」と言われました。たしかにきりたんぽはお米でした。
食べ終わって、義母が台所に行ったタイミングでこの深皿を台所に下げたところ義母はザルに盛られた稲庭うどんを持ってきたのでした。お出汁のきいた深皿に残った汁で食べるはずでした(若い頃の苦い思い出でした。)