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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

青梅丘陵

2024-12-28 | 山登り・ハイキング(2024年)

 


ズマド山を下山したのが朝の10時
早く帰宅しないととは思ていたけど、日向和田駅で下車
休憩室で毎度のシフォンケーキで一息
そこから街道沿いを行き、線路を渡り、青梅丘陵入口へ。
ちょっとしたハイキング気分を味わおうと(人恋しくなった(笑))青梅丘陵へ。

本当は軍畑駅からの縦走がベストなんだけど、時間の関係(言い訳)

早速分岐に出るとトレランのおじさんと挨拶
日向和田分岐からの青梅丘陵は山道と言うより、ハイキングコース
最初歩いた時は快適で気に入ったけど、ただ人が多い印象だった。
今回12月とあって人はまばらだった。
矢倉台にはおじいさん+わんこしかいなくて、空いていてラッキーだけど淋しい印象
朝は吹いていなかった風が吹き始め、木々を揺らし、落ち葉が舞う。
午後からお天気が荒れそうだと感じて、少しだけ寄り道をして青梅駅へ直行
 
途中であることに気づいた。
すれ違う人に「こんにちは」と挨拶してもほとんど返答がない。
そう山での声がけ挨拶がない。
ん?なぜ?もしかして登山道じゃないから!?
平坦な道はハイキングコースとなっているけど、ただのお散歩道ってこと?
それともシャイな人達!?・・(笑)
気にはなったけどそれでもすれ違う人に挨拶
たまにボソッと交わしてくれる人もいたけど、ほぼスル~されたいた。

そこで直近で読んだある方のブログをFB「挨拶をしない人たち」
まさしくそれだわ。
そうよね。そうだよね。
こちらもマンション内で挨拶してもたまにスル~する人がいるけど、
「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」
それぐらい気軽によいんじゃない?

途中でまだ残る紅葉を見上げていたら、
後ろから来た男性が無言でチラッとこちらを見て急ぎ足で去って行った。
とやかく言いたくはないけど、やはり思うところはあった。

挨拶って大事だなぁ

たった一言でよい。
それが身に染みて感じた青梅丘陵でした。

今回も巻き道からの下山でした。
 

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ギュンター・グラスとの往復書簡

2024-12-28 | 大江健三郎



大江健三郎全小説を通して巻末に収録されている解説等はあったが、
双方の往復書簡は初めてで、本人の本音が聞ける内容となっている。

『大江健三郎全小説10』収録
(『大江健三郎往復書簡 暴力に逆らって書く』朝日新聞社 2003年5月発行より)


・ギュンター・グラスとの往復書簡

ギュンター・グラス - Wikipedia

---冒頭


大江健三郎様
あなたも私同様あらゆる方面からアンケート攻めに遭っているのではないでしょうか、つまり、五十年前、まず最初にドイツにとって、次に日本にとって、第二次世界大戦が無条件降伏という形で終わりを告げたあの日々のことを、短い言葉で、あるいは比較的長い文章で思い起こしてほしい、というアンケートです。アクチュアルな問題に対して、このような形で機械的に反応することは、私の気持ちになじみませんので、あなたに手紙を書くわけです。なぜなら、あなたも私も同様、戦争時代の子どもであり若者のひとりであるからです。私たちはふたりとも、戦後を終わらせることはできないことを、ひしひしと感じずにはいられません。あなたも私も、ドイツ人と日本人によって引き起こされた犯罪が長い影を投げかけているのを、年とともにますます意識するようになりました。


---



おもしろいのは双方遅れた返事の言い訳をしているところ(笑)



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『大江健三郎全小説10』完読

2024-12-28 | 大江健三郎

 

大江健三郎全小説10


2019年6月10日 第一刷発行
株式会社講談社

 
 
--------(抜粋)
 
 
人類は荒廃した地球から百万人を新しい惑星に送り出したが、10年後その大船団が戻ってくるという(『治療塔』)
宇宙移民に失敗した朔ちゃんと残留者リッチャンに驚くべき知性を示す子供が生まれるが、地球の荒廃がさらに進んだため、謎の治癒力を持つとされる「治療塔」探索のため再び宇宙に旅立つ(『治療塔惑星』)
さらに著者初のファンタジー・ノベル『二百年の子供』を収録
時空を超えたSF的空想力!

【収録作品】
治療塔
治療塔惑星
二百年の子供

──時空を超えたSF的試み


--------

・二百年の子供

2003年 中央公論社新書
2003年1月~10月毎週土曜の読売新聞朝刊に掲載
(週休二日制の実施された時期)
作者にとって一度きりの新聞小説 ファンタジー・ノベル



---


なぜ、ファンタジーを書こうと決めたのか。連載前に大江は次のように同紙への寄稿で述べていた。
<ファンタジーについての、私の定義は、いまを生きているところから自由になって、いろんな「時間」と「場所」を行き来する物語です。それをやる人物、時には案内役もつとめるのは、子供たちです。/かれらの出かける世界は、「しっかり書いてある」のでなければなりません。どんなに不思議を想像にみちていても、ユーモア沢山でもけっこうですが、とくに案内役の子供はしっかりしていることが必要です。自分の足でまっすぐ立ち、自分の目と頭で、よく見て考える、生き生きした子供でなければなりません>

<私のファンタジーの舞台は、森のなかですし、登場する「三人組」の子供たちも、これまで書いてきた家族の子供たちとつながっています。それぞれの困難をなんとかしのいで、げんきに成長してゆく子供たちを見守ることが、私にはなによりの、人間についての学校でした。/私はこの作品で、そのように書きなれた子供たちが、「新しい人」になってゆくシーンを作り出そうとしています。/過去の「時間」の子供たちにリレーする。そのバトンタッチを書きたいと思うのです。>


---


兄の真木(まき)
妹のあかり
弟の朔(さく)

そして🐕ベーコン

タイムマシンに乗って~♬


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日向山

2024-12-26 | 山登り・ハイキング(2024年)
 






低山の季節になったら秩父をメインに回ろうかと思っていた。
そこで気になっていた山の一つ日向山に行って来ました(^▽^)/
名称に温かみがあって暖かそうな山🍁✨ 




7:17
早朝芦ヶ久保駅
数十名が下車、意外と多かった。
やっぱり飯能から先は空気が違って寒さを感じる。
耳が冷たくニット帽にすればよかったかな。





駅前広場にこじゃれた休憩所





芦ヶ久保と言えば道の駅
駅の下にあります。
この道の駅はちょっとした穴場でもあります。



対面にあるのが日向山です。
ん!?銅像が見える。
道の駅で暖かいほうじ茶GET



朝陽はまだ山の影



あしがくぼ果樹公園村
整備されていると知っていたので安心



こういう茶屋が気になる~  🍁✨  


カワセミの道標がかわいい💙



もう一件茶屋発見!
あ~誰かと歩きたい集いの山です。



朝陽が昇って来てぽかぽか



アスファルトの急坂を少し登ると目前に武甲山!
まさしく眼前にそびえる。
向かいの武川岳より綺麗に全体が見渡せる👀





まだ紅葉が美しい  🍁✨  登山道へ入ります。



👀途中ローラーコースターがあった。
大人は遊んでよいものなの?(笑)



どこからでも武甲山👀



先日同様12月の早朝でもあり、樹林帯に入ると「・・暗い」
全く勉強してないわ。。
と言うのもその日は早く帰宅しないとってことで(自己言い訳)
また暗さとの闘い(汗汗;)
蜘蛛の巣にも引っかかり「うわっ!」
小枝を拾って蜘蛛の巣バスター振り回しながら歩く。
ただ一瞬の樹林帯でした。



明るい広場に出たけど・・ホラー?退廃している。。





立派な山車も放置感満載。。
こんな栄枯盛衰を眺めるのもそれもまた山行です。



✿サザンカ✿
一般道へ出ます。


一般道から再びの登山道へ。
道標があるので分かりやすい。



果樹園を通り過ぎる。
人の気配はそこここに感じる。



武甲山を眺めながらの水分補給
アツアツのほうじ茶は既に冷え冷え





再びの樹林帯へ入るも暗さはなく、陽の光が射し込み初冬の落ち葉道 🍂



またまた一般道へ。
一般道も走っていて、こう何度も渡ります。



「山の花道」✿とにかく明るい!



⁂霜をぱりぱりいわせて進みます。
このぱりぱりの踏み心地が何ともよき⁂






 

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2023/6下旬早朝待ち合わせて秩父の武甲山へ行って来ました。前回意気投合した山友とです(^▽^)/今回は色々検討して武甲山としました。以前は極寒の真冬に行ったのもあるので...

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紅葉は終盤へ🍁✨



日向山からの尾根道に出たところで人とすれ違う。
「おはようございます」第一声
早い時間山歩きしている人はどこにでもいる。安心



武川岳と武甲山のツーショット
👆昨年登ったけど静かな山歩きが出来る山

 

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秩父の名峰武川岳2023/4/1二子山・武川岳登山コース-歩楽~里(ぶら~り)よこぜ武川岳-たけかわだけ:標高1,052m武川岳-たけかわだけ:標高1,052m武川岳-名栗川の奥にそ...

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朝陽を背中にちょっとした坂を登ると日向山です。






8:15
日向山(633M)
スカイツリーに1M足らずだわね。



??



頂上には木造りの展望台があって、来たからには登って武甲山を眺める。







朝陽も登って気持ちのよい山頂です。
秩父もよいな~







今回もシフォンケーキを食べてしばし休憩
最近の山食でのお気に入り。



貸し切りの頂上広場を散策
ゴトンゴトンと秩父線の電車の音が聞こえる。
程よい里山で、この日向山なら初心者のコを案内するのに適してるわ。
埼玉県民ならなおさら👍提案してみよう。



さてお次はメインの丸山へ向かいます。
 

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倉岳山~天神山〜高畑山

2024-12-25 | 山登り・ハイキング(2024年)

 

 





山梨県大月市と上野原市の境にある山
秀麗富嶽十二景で結構前から気になっていた山です。
久々の単独行で行って来ました。

目覚ましなして起きたのは3時半。。早過ぎ(苦笑)
二度寝からの出発です。

 
中央本線で梁川駅下車
早朝とあって降りたのは私ともう一人だけ。





綺麗な待合室でおにぎりを食べて出発です。
暖かいほうじ茶GET


甲州街道の車の往来は途切れることがなく、通行ボタンを押すと即赤信号



お天気は快晴 早く朝陽がほしいところ。



すれ違ったのは散歩をしているおばさまだけ。
舗装道路を登ってゆきます。



ここから立野峠を経て三山を縦走します👆 👆 👆










7:30
分かりやすい登山口
ここから山に入ってゆきます。
山梨の山あるある「登山者カウンター」
(確か大月駅からスグの岩殿山にもあった)





たまに後ろを振り返るも誰もいない。
何度か立ち止まり足をほぐす。



川のせせらぎを聞きつつ、棒ちゃんを手に登ってゆきます。
なんせ二週間ぶりの山行
週末はぐーたら過ごしていたので身体がなまっている。



思っていた以上に整備されている登山道
秀麗富嶽十二景👍



しかし12月の早朝ともなると樹林帯の中は「・・暗い」
信じてもらえないけど、結構ビビリなのです。
音楽をかけて気分を変えて登ります。


孤独に30分ぐらいして、前方に下山してくる人を発見👀
第一村人」的にホッしてうれしくなるものです。
単独行するのにそのあたりが矛盾点ね。



ちゃんと休憩ベンチもあります。
今回新しい登山靴を試し中で、靴紐を調整



まるで夕方のような樹林帯を遠くに見える陽の光を頼りに登る登る
暗い・・暗過ぎる・・



対面の山は明るくうらやましい。



やっと朝陽が!!本当に陽の光は偉大です。

 
完全に独り
それが好きでもあるのに、暗闇の恐怖心が拭えない。
人間まだまだである。



そんな恐怖心と闘いながらの山行
いつも何かと闘っている!?



高度が上がって来ても全然疲れないので一安心
おにぎり一つで高低差700M近くは余裕
それは単独行ならではの利点でもある。
自分のペースで誰に気兼ねなく歩ける。



歩き始めて約1時間、稜線に出ました。
とにかく明るい!陽の光をたっぷり浴びて元気チャージ
やっぱりこの季節は方向的に北斜面を登らないとね。

 
 
 
途中稜線から本日の目玉の富士山👀
残念ながら半分雲隠れしてました。
そんな富士山もよしとし、本日2人目(女性の単独行)の方とすれ違う。




9:08
倉岳山(990M)
貸し切りで、しばし富士山を眺めて一息







シフォンケーキを食べて人心地💛甘い物💛



このところずーっと完璧な富士見だったんだけど。。



道標がもう一つ
山梨百名山でもあります(^▽^)/





倉岳山にさようならをして稜線を行きます。
ガクンと急坂を大量の落ち葉に気をつけながら降りて行きます。
もう明るい稜線で気分は晴れて単独行を楽しむ。
こういう時間があるからこそ!なのです。



急坂を降りると分岐



穴路峠(839M)



通過して高畑山へ登って行きます。
ちょっとした樹林帯でも陽の光があり救い。


9:48
天神山(876M)
 
このあたりから何名もの人とすれ違う。
ほとんどが単独行の方達でうなずける。
静かな山歩きの季節です。



陣馬山方面 どこかなー?🐎

高畑山への最後の登りでさすがに息が切れる。
けど、程よい疲労感と清々しさで気持ちのよい歩き。


10:13
高畑山(981M)
先客が一名単独行の女性が地図を広げていた。
そういう山行もよいものです。



高畑山の方は木々の間からギリ富士山
しかし変わらず同様半分が雲隠れ
色んなアングルから写真を撮ってみたけどどうかな?



遠く団体さんの声が聞こえてきたので、即下山することに。
賑やかな山より静かな山



木々の間から倉岳山

都度都度すれ違う人多数
足を止めてしばし眺める。
やはり静かな山でもピークの時間帯はあります。



「仙人小屋跡地」
昔は山小屋があった模様 繁栄の跡地かな。


11時も近くなってそろそろ最後のすれ違う人かなと検討
再び樹林帯へ入りなんちゃってトレラン状態でササッと駆け下りる

樹林帯を抜けた先には落ち葉の斜面が待っていた。



落ち葉の斜面は踏み跡が消えるので、景色の全体を通して眺める👀
特に道迷いはなく順調に下りて行く。



途中から川のせせらぎの音が聞こえて来て渓谷に出る。
その先に人の後ろ姿が見えた👀
先客がいたらしい。
ある程度のペースを保つも健脚の人と見た。
 
しばらくすると休憩中?その先客が立ち止まっていた。
「こんにちは」と声をかけると、
「この道どっちですかね?」と聞かれる。
道に迷いが生じていたらしい。
渡河する方向かと思い指して見るも、よく見るともう一つ道がある。
迷ったらGPSで確認
やはり渡河する方向が当たり!
そう教えるとお礼を言ってササッと去って行った。

単独行を好む人と判断して、少しスローで距離を置くことにする。
これが山を歩いていておもしろいことでもあって、
そこで一緒になって情報交換する人と、去ってゆく人ととがある。
私的にはどちらでもよい。
 
そのままゆっくりめで降りて行くと・・貯水池を作っている現場に出た。



中々見れない風景である。



道路も整備されていて登山終了///
工事現場の先はゲートで閉ざされていた。
門扉を開けるのに最初よく分からず、どう突破してよいやら・・


こんな感じでオープンでした。


お疲れさまでした。
忘年会のお誘いメールがあって、その返信&何名かにお誘いメールをしている内に鳥沢駅着
ナイスタイミングで5分後に上り電車が来ました。



平和な山行
いつもこんな感じだわと、車窓から歩いてきた山々を眺め目を閉じる。


タイミングが合う人と合わない人
あえて無理してでも合わそうと思わなくなった。
 

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M

2024-12-24 | 村上春樹

 

村上春樹
イラストレーション:カット・メンシック
『バースデイ・ガール』★★★

 

表紙から目が離せなくなる。
正面に向けて本箱に並べておきたい。
何となくクリスマスっぽぃバースディ・ガール

一つの願い事
宝くじが当たったら的な思惑

 


---

 

「人間というのは、何を望んだところで、どこまでいったところで、自分以外にはなれないものなのねっていうこと。ただそれだけ」
「そういうステッカーも悪くないな」と僕は言う。「『人間というのは、どこまでいっても自分以外にはなれないものだ』」
彼女は声を上げて楽しそうに笑う。

 

---

 

 

 

 

 


難解 難解と言い訳が続き
既に一週間放置中『LAコンフィデンシャル㊦』
手放そうかなぁ

挫折本となる。

 

 

 

 

 

 

 


7日を最後に・・
私的の読みでは11日までが許容範囲
それを考えると約一週間
まだまだかな。
妄想が広がり、いつでもどこでも考える「おじさんに逢いたい」

 

相方とは実家効果で好調
少々距離が近づいた。
贈ってくれた「限定」大吟醸 美味しかった。




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M

2024-12-23 | 村上春樹

 

村上春樹
『スプートニクの恋人』★★★★

 

再読期間をなるべく開けようと思っていたけど、
手に取ってしまった。

僕目線のすみれとミュウの物語

 

感じ入るとことは多々ある。
年上で異性で(一回り以上も上 ということがミソ)
17歳上がだめで、
14歳上が上手くいったと思ったらだめで、、
悩ましい。

 

---

 

 

「すべてのものごとには良い側面があり。悪い側面がある」
すみれは唇を曲げた。「ねえ、そういうのって、一種のヘンセツだと思う?」

 

 

 

どうしてみんなこれほどまで孤独にならなくてはならないのだろう、ぼくはそう思った。
どうしてそんなに孤独になる必要があるのだ。これだけ多くの人々がこの世界に生きていて、それぞれに他者の中になにかを求めあっていて、なのになぜ我々はここまで孤絶しなくてはならないのだ。何のために?この惑星は人々の寂寥を滋養として回転をつづけているのか。

 


---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次々と退職者が出る現実
またリーダーとなる人がいなくなる。

みんな消えてゆく。
ちょっとした淋しさ。

みんな霧雨に消えてゆく♪~ また杏里だ。

よっぽどこのアルバムが好きらしい(笑)

 

霧雨に消えてゆく 杏里


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M

2024-12-20 | 村上春樹

 

村上春樹
『一人称単数』★★★

 

2020年7月20日 第1刷発行
2020年7月30日 第2刷発行

 

あんなに読み込んでいた春樹に興味がなくなり・・
(ただノモンハン事件の書籍を手に取った時に思い出すきっかけに)

 

--------(抜粋)

 

6年ぶりに放たれる、8作からなる短篇小説集

「一人称単数」とは世界のひとかけらを切り取る「単眼」のことだ。しかしその切り口が増えていけばいくほど、「単眼」はきりなく絡み合った「複眼」となる。そしてそこでは、私はもう私でなくなり、僕はもう僕でなくなっていく。そして、そう、あなたはもうあなたでなくなっていく。そこで何が起こり、何が起こらなかったのか?
「一人称単数」の世界にようこそ。


収録作
「石のまくらに」「クリーム」「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」「『ヤクルト・スワローズ詩集』」「謝肉祭(Carnaval)」「品川猿の告白」(以上、「文學界」に随時発表)「一人称単数」(書き下ろし)

 

--------

 

 

・石のまくらに

ずいぶんとクドイ文体になったな・・
補足が多くて、そこは言わずとも分かるし伝わるけどって箇所が目に付く。
細かいニュアンスまで記しておきたいってこと?
やはり年齢的なこともあるのかな?

惹かれる要素が年々減ってゆく。

セックスの描写も出尽くしてて、マンネリ

 

・クリーム

中心がいくつもあって、しかも外縁をもたない円

描写から何となくの予想は出来たけど、茫然と佇む主人公の姿が見える。
次の展開に何かしら相手からのアクションがあるかなと期待した部分もある。
ただこういうオチがない話でも意外と好きかも。

 

・チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ

・ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles

春樹「らしさ」を感じられる短編
そう音楽に関しては熱い気持ちを持っているから、生き生きしているし、
レコード屋さん巡りは知る人ぞ知る趣味でもあるから、こういうネタは尽きないだろうね。

ボサノヴァのレコードが本当に存在してたか否か、
ビートルズのレコードを持った少女が存在したか否か、
夢か現実か。

学生時代の記憶はどこか薄ぼんやりしてる中にも淡い光が差している。
自分も高校時代の恋愛を少し(少しね)思い出す。
純粋な恋心って心が温かくなるね。

 

さて村上春樹と言えば野球(ヤクルトスワローズファン!)
こちらの文体も生き生きしていて、惹き込まれる。
芝生に寝っ転がってビールを飲みつつ野球観戦なんて最高ですな。

・『ヤクルト・スワローズ詩集』

詩集!!??
何だか自伝になってますけど(笑)
人生経験がものを言うってヤツ
死ぬ前に過去のことを洗いざらい記しておこうって?それは言い過ぎ。

黒ビールの場面は印象的でお友達との会話の話題に。
今年は野球観戦したいなぁ(って言ってもドームの巨人戦だろうけど)

 

・謝肉祭(Carnaval)

『アンナ・カレーニナ』の引用が出て、通じることが心地よい。
どんどん読んでゆく内に馴染んでゆく。

 

---

 

謎(エニグマ)に近い存在

 

---

 

肌のひりひりとした痛み

 

悪の方程式

 

---

ほんの些細な出来事でも、心の残ることがあって、同様に何かを思い出しそうになった。

抱えている爆弾

 

・品川猿の告白

群馬の鄙びた小さな旅館で言葉を話す猿に出逢うお話 
それもお風呂場に現れる・・一番無防備な場面で出くわすって・・(笑)

やはり性欲の話が出る。これまた「らしい」

 

・一人称単数

標題の書き下ろし短編

女性の一声で雰囲気がガラッと様変わりして、胸が苦しくなる。
その負のオーラが一瞬にして伝わり身動きが取れなくなる。

言葉一つで世界が変わる。

 

 

 

最初の一編を読んだ時はどうなの?と思ったけど、村上春樹的読ませる自伝的短編集でした。

期待する小説世界がよきかな・・次作はどうくるか?


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喜多方ラーメン坂内食堂 本店

2024-12-18 | F

 




先日喜多方ラーメンが食べたくて初めて坂内食堂(in新宿)
しかし麺が不味くて・・ホントにこんなだった!?

沈黙も時には必要 - ◆BookBookBook◆

 

沈黙も時には必要 - ◆BookBookBook◆

風の噂で昔お世話になった上司が退職したことを知った。ゴルフを始めるきかっけをくれた人でもある。スマホを検索やり取りしたメールが出てきた。2022/8/10約2年前・・まだ...

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三連休悪天候なのもあり、予定変更
福島県喜多方市にある坂内食堂本店へ行って来ました。

それも「朝ラー」!!



結構な雨が降る早朝
ボロボロだった役所が一新、公園の間に柵が設置されていた。



オープンは7時
30分前でもこの長蛇の列!!
さすが坂内食堂ですな。

地元ネタですが、私的にはまこと食堂が好きでした。
あと坂内食堂お隣の松食堂も美味しかった記憶
とにかく色々なラーメン屋さんをはしごしていた若い頃
胃袋が小さくなったのは言うまでもない。

雨が強くなったり弱くなったり。。
どんどん列が伸びて行きます。
ちなみにこの写真は松食堂側ですが、常連さんに逆側に並ぶように声がけありました。
「松食堂さんに怒られるよ」確かに。

7時オープン!
あまり待つことなく入店



地元民的には「しょっぱい」とは言われているけど、
数十年ぶりに食べた本場の味は、麺が違います!!

ごちそうさまでした。

朝ラーは・・身体が重くなりしばらく動けませんでした(^▽^;)

本当は裏磐梯散策でもと思っていたけど、あまりの雨に磐梯の道の駅に立ち寄るぐらいで真っ直ぐ帰りました。

 

みんな仲良くゆこうね!










あ!!カフェオーレ売ってる!!
やっとグリコのシステム障害が解消したみたいね。










💛💛💛



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S

2024-12-18 | 沢木耕太郎

 

沢木耕太郎
天路の旅人』★★★★★

 
 
沢木耕太郎のノンフィクションが出た!
これは迷わず読むでしょう~

「てんろ?」「あまろ?」さてどちらでしょう?
 
 
--------(抜粋)
 
 
「この稀有な旅人のことを、どうしても書きたい」
「旅」の真髄に迫る、九年ぶりの大型ノンフィクション

第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した若者・西川一三
敗戦後もラマ僧に扮したまま、幾度も死線をさまよいながらも、未知なる世界への歩みを止められなかった。
その果てしない旅と人生を、彼の著作と一年間の徹底的なインタビューをもとに描き出す。


--------

ハードカバーからの情報は少なめ。それがよき。
大体は文庫本裏のあらすじでネタバレすることが多し。
 
ぐんぐん読み進み、後半の船旅前で一旦ストップ
そうわたしのクセ 読み終わるのが惜しくなるとペースダウン
こういう時速読なのがネック
 
 
 
---


 
「泳ぐ」
うっかり口走ってしまい、内心、しまったと思った。河が少ない高原地帯の蒙古では泳ぐ習慣がない。西川も、これまで泳げる蒙古人というのに会ったことがなかった。蒙古人ではないことがわかってしまうのではないかと不安になりかかったが、慌てても仕方ないと腹を括った。
「本当に泳げるのか?」
疑わしそうにもうひとりが言った。
「河など怖くない」
そう言って、話を打ち切ったが、そのひとことはやがて西川の命に大きな出来事を引き寄せてしまうことになる。
 


---
 
 
 
あまりの主人公のストイックさに、物語途中でハッと我に返る。
現代の現実に一瞬我を忘れるよう。
普段見えている世界が少し違って見えてくる。
 
「読むと世界の見え方が少し変わります。」
そう言って会社のコにおすすめした。この本は薦めるに値する。

長年この備忘録を読んでくれている方
読書の習慣がなくても、この一冊『天路の旅人』読んでみてはいかがでしょう?
過去にも何冊かおすすめしたけど、人生を変える一冊になるかも。

あまに没頭し過ぎて、目線が世界が少し変わります。
こんな私でもそう。
新たな考えが芽生え、一歩違った道に入り込みました。

何でも気持ち次第なのです!
 
遅い早いはなく勉学に励みたくなったそんな一冊でした。
 
 
 
少し落ち着いたら『深夜特急』再読したい。

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