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農業/まっちゃん農園運営しています。

無農薬栽培に挑戦

2023-11-17 09:22:13 | 農業

するなら逆に農薬を理解した方が
速いですw

それ以外の方法は嘘だらけで
関わりあわない方がいい。


農薬について
細かく記載していきますと、
主に2つに大別されます。
■殺菌剤 と
■殺虫剤

殺虫剤は虫に食われないように。
殺菌剤は。。。はて?

という事で殺菌剤を深堀していきます。


これを使用する目的は
もちろん菌を殺す為ですが、
ここでアルアルなのが、
殺菌剤は選択性ではないので、
善玉菌も悪玉菌も
日和見菌も
全部殺す。
から意味が無い。むしろ使うとよくない。

これはですねw

というかにわかというか。
農家でそんな事いうやつがいたら
関わりあわない方がいいw

いくら殺菌をし続けていてもそこが
ミリタリースペックの
メディカルクリーンルームなら分かるが、
自然界で殺菌剤を射出しても
菌が再繁殖する速度は倍以上。
で再繁殖する数(範囲)も落ちない。
簡単に言えば殺菌剤程度で菌を死滅絶滅
させる事は出来ないのです。

菌を知るには繁殖推移を見るのが一番
分かりやすいですね。
むしろそれができたら地球ではないし
そこまで言わなくてもアジアでそれは無い。
しかしほとんどの菌は
水分によって活性/繁殖します。
故に
乾燥や加熱により減少します。
が、
耐熱性やウィルスではないけども、
加水する事により再復活する場合も
多々あります。

なのでハウスなど閉鎖的な環境だと、
特定の菌が繁殖しやすくなります。
(環境の要素が少なくなる室内だと)
(菌多様性に制限が掛かる)

逆に対策しやすい


農薬として殺菌剤を使用する状況は
簡単に言うと、
悪玉菌が善玉菌に勝ち⇒
悪玉菌の趨勢が勝り⇒
日和見菌が悪玉菌になる。
という現象を指します。

体の一部がね。

なので放置しておくと、ります。
ただ生産量は落ちます。
カビの事なんですが、

カビが生産に必要な部位に発生する
分には全く関係ないです。
これが生産に必要な部位に移り、果実や
収穫対象部位、可食部がカビルと換金化
出来ません。そういう事です。

なので、カビが発生したら
殺菌剤を散布し、菌全殺しさせ、
もともといる優勢だったはずの善玉菌
勝ち続ける状況を取り戻せばよいのです。

なので、
殺菌剤は、のみを撒き続けるのは不正解
乳酸菌納豆菌など、菌界の頂点に君臨する
菌をバラまいて、
悪玉菌を食わせるようにする。
そこまでが正解でしょうな。

という事は、
ここも温度バカになるとコスパがいい。
という理屈にもなります。

 

科学肥料を使い続けた土地 - マッシンのblog
⇒こちらにも記載

要するに、
殺菌剤を必要とする状況というのは、
菌の繁殖温度帯が変わった。
わけですので、
これも温度を上げられるのであれば、
上げればよいのです。

で露地の場合は、
そもそも適季適作と販売スケジュール
(需要動態)との掛け合わせ、
アルゴリズムでできていて、
需要動態の基礎的な記述はこちら↓
インゲン栽培のマネタイズ① 【相場感】  - マッシンのblog

無理ができない耕作になります。

畑と殺菌剤の話で
よくある例とすれば、
白菜の芯腐れですね。

ホウ素不足なんですが、
だからと言ってホウ素を反当り〇〇キロとか、

意味が分からない
肥料屋の養分乙。
みたいな考えはしない方がいいです。

結局これは、
寒いから腐る訳です。
寒くなければ腐りません。
でも秋冬に供給するにはどうやって?
という話ですが、
鶏糞が
TOP=★=GUN
 
ですね。
まあ鶏糞じゃなくてもなんでも良いのですが
窒素成分が吸いきれてないまま
寒くなりました。
もともと寒いので細胞壁を形成する為の
カルシウムが追いつきませんでした。

こういう話ですので、
その肥料のままホウ素をばらまくのは草
ですね。
ホウ素は確かに必要な微量要素のひとつ
ですが。

しかしこの土地は寒いから
どうする事も出来ないのだ。
以前は寒くても出来ていたのだ。
だからホウ素なのだ。
という話にはなりません。

寒さは仕方無いですが、
和らげる事は可能です。
比熱の話↓
最強の除草剤は - マッシンのblog

それが水分の有無。水を含むと比熱の関係で
温度が下がりにくくなります。し、
逆に上がりにくい場合は水分を抜けば良い
ので藁などの粗大有機物で空間を作れば
それだけで可能となります。

粗大有機物がかさめば、微生物の住処ばかり
が増えて窒素が欠乏する。
(窒素飢餓)
そんときは窒素や糖を足せばいいだけ。
糖だと寒い場合は悪玉菌も増えやすいので、
く溶性のクでもある
クエン酸
でもOKです。
し、それこそ分解(キレート)に、
時間がかからず水和しやすく加工してある
化成肥料の方がいいじゃないの。
って話ですね。

それでも寒いのだ
腐れるのだ
ここはバイ菌だらけなのだ
そんなの目替えをすれば一発で治りますよ。
(もしくは緑肥)
めっちゃ簡単な話。

ちょっと前の話にもどって
カルシウムが効く効かないの話ですが、
加温器があるなら加温すればカルシウムは
効く様になります。
それ以外の場合は、
キレート
カルシウム
ですね。


要するに

カルシウムを微生物が分解したり、根から発生
する酸やその酸を含む土塊(acid)により
分解される(アルカリの酸化)工程をキレートと
仮に呼びましょう。
このキレートされた状態でなければ
カルシウムをいくら投入しても永遠に植物は
吸収しません。
だから
初めから人為的にキレート化(acid)
ある程度酸化させたカルシウムを投入する事で
スパっと作物のカルシウム欠乏を無くす
方法があります。

※このときの酸度が作物別の適切なphとして
記載されているようです。
なので。一概にはいえないがphが7.0で適切に
育つ野菜よりもPhが5.5が適切である野菜は
カルシウムを溶かすのにより酸が必要ともとれるので
カルシウム要求量が比較的高め。
カルシウム依存度が高め。とも見れます。
要するにカルシウムを溶かさなければ意味がなく
阿保みたいにカルシウム投入を繰り返すと、
土壌phは8とか9まで上がります。
となるとまた別の悪い菌が生まれますねw
それを酸で下げるのです。
硫黄も酸  ^^) _旦~~

しかしそれでも
効かないのは効かないのです。
8℃だか9℃だかを下回るとね。

なので冬は
生産する時期ではありません。
耐寒性を利用して春待ちの状況にする。
どうしても生産したいのであれば
常夏の土地でやれば良いのです。
という事です。
生長したい植物を寒くするのが良くない。
生長しきった植物に耐寒させるのは良い。

ただ
低温伸張性豊かなコマツ菜は別
あれは、だからやんない方がいいですね。
植える菜。
簡単だからと植えすぎると地獄。
あれは誰でもできる、勝手に生える。
生産がめちゃめちゃ楽。
ホーレンはいいと思いますけどね。


で逆に夏や春はカビルのか。
これは
ウドンコと呼ばれる白いカビですね。
これは冬と逆です。
寒冷期は
富栄養(窒素)により腐敗、菌伝播。
温暖期は
栄養欠乏による菌伝播。
なので栄養を足せば治ります。



なので私は殺菌剤とは
無縁の人生を送ることに
なってしまいました。
ダコニール1000。
略称ダコセン。とか。
ダコが一番範囲が広いんじゃないですかね。
ホライズンとかパレードとか
まあまだまだ殺菌剤はいろいろありますが
懐かしいですね。