マッシンのblog

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日光

2024-01-02 10:55:00 | ルッコラの話

徒長気味になりますた

まあ、熱くする為の装置に、
雨(曇り)が混ざると。
最低気温が14くらいなので、
徒長しがちです。
 
徒長とは、たぶんだけど、
フルネームは軟弱徒長ですね。
まあ、学術的には分からんけど。
硬くなる事で繊維組織が、
機能の完成、熟成、老化。と捉えるならば、
樹化の事でしょうな。
それがうまくいってない。
 
徒長には何種類かあります。
①競合徒長
あんまりないけど、自分の品目ではよく
あります。
移植ならではですね。
移植以外だと菊芋だな。
競り合う事で、茎が伸長し過ぎて、
環境変化(移植直後)に耐えきれない。
マルチ火傷から回復しないとか。
氷結火傷から回復しない。とか。
これは移植タイミングの遅れ。ですね。
 
②日光不足
今回はコレ。
日光は絶対要素ですが、
(絶対に必要な要素という意味では無くて人為的な操作が絶対不可能。という意味)
苗だと人工光で弄れる。
 
まあでも、人工光による。などそこのチューニングはどうでも良くて
(基礎の組み換えで何とかなる)
 
基礎とは、
まず人為的に操れる数値から。
考えますと、
 
N量×( B量×水分)=日光要求値
 
こんな感じw
 
 Bが微生物、微生物に水を加えて繁殖機を
生み出し、Nが窒素。
窒素が微生物の餌。
この公式が土中の代謝を値化した
イメージで、
それで植物が育つ日光の要求値がキマる。
 
日光は正しくは光線。
と言った方がいいだろう。
 
 
 
なので、
光の過不足は光線不足の現象が出ないと、
わからない。
光線充足だと、生育に必要な要素を微生物と
共有、相交換がうまくいく。
 
だから、
光線充足が正解では無く、
不足がわかって対策できればいい。
だけの話です。
 
ほんで、
さらに基本的な事実は日光不足による軟弱徒長は、
苗の時にしかならないです。
成木(せいぼく/収穫期に入った状態)で
日光不足はあまり無い。

※逆に在るのがイチゴの電照ですね↓
イチゴ農家が語る! 電照栽培のメリットとは?

イチゴ農家が語る! 電照栽培のメリットとは?

農家は日々、高品質な農産物を安定生産するために、さまざまな栽培方法を実践しています。イチゴを栽培するビニールハウスの多くは、冬になると夕方頃から明かりがともり始...

マイナビ農業-就農、農業ニュースなどが集まる農業情報総合サイト

 

何故、苗の時にしか軟弱徒長が
出ないのか?
は、成木だと日光不足は感知していても、
マネタイズに影響が無いだけ。です。
前述したように、
樹化してりゃ被害が無い。

※品目によっては無い訳でもなく
成木×日光不足=だいたいカルシウム欠乏です。
秋撒き⇒越冬中におこる現象。
正確には寒いとカルシウムのパフォーマンスが落ち、
拮抗関係にあるマグネシウムが幅を利かしてしまう。
コレを日光が足りない。
と結びつける場合があります。
自分ではなった事が無いので何がどうこうというのは
知らん。
対策は温くする、キレートカルシウムを散布する。
逆に残存して転流に繋がらないカルを代謝させるため
硫黄という選択肢もあります。


と、現場感覚でもここまでは
分かりますわな。
(品目が専業なら徒長対策にこれ以上知っても
あまり意味が無い)

もうひとつの理由が真因です。
暗反応/明反応 のレシオ(比率)
が真因。
 
人間で言うと、
アスリートに必要なトレーニングは何?
と聞くとたまに 【睡眠】と答える。
アレ。
 
成木は、
役目を果たしているから(植物の役目は繁殖。読んで字の如くplant。
花を咲かせる、または咲かせてるスタンバイがおわた。という状態)
良く寝ます。寝る=暗反応。
暗反応があって→転流に移ります。
暗反応=転流。では無いです。
転流は花を咲かせる行為です。
(もっと正確に言うと花と根の温度帯が高い方から
優先的に成長するから花とは限らん)

幼木は、
役目を果たす為に四六時中も、おのれの身体を太らす(枝含む)事を考えています。
コレが、明反応です。
うーん。言い切れないな。
明反応=光合成。が割と近いですね。
まあしかし、
ここは分類棲み分けできねえ。
正解な言い方は栄養成長だから。
対義語は生殖成長ですな。
 
光合成は、栄養成長、生殖成長いずれも
含みますが、生殖成長は基本、死に向かう
成長です。
だから、マネタイズで困るので切り戻しや脇芽を取り、
まだ葬式早ぇしふざけんなクソだりぃ。
(前述のイチゴ電照は生殖成長にブレーキを掛ける農法)
と錯覚させています。
まあでも錯覚は錯覚に過ぎず
積算日数できっちり覚えてやがるのが、
まさにルッコラですねえ。
(空芯菜はまんまと錯覚に乗ります)
 
明反応とは、明確なワードとしての明反応と
覚えるよりは、まず、
暗反応が成長の段階上で必ず、絶対的に存在し、
(役割や使命を果たすために必要な行為)
それ以外が、
明反応。という感じですね。

ちなみに成木の暗反応は
14時20分以降です。

まじかよwwwと言われそうですがマジです。
観測したことがあります。
何故そのような観測をしたのか?
というと、それは日本で一番おいしいトマトを
作ろうとしたからですね。
で結局それは止めたんですが、
マネタイズと矛盾するのです。
おいしいトマトは、カラスが食って遠くに運んで
植物としての使命を果たすトマトと
同じです。

だから果実の品質や生産性を上げる事は生殖成長
全振り。みたいなものなんですね。
これがオランダなら合ってるかも知らん。
そういう意味です。

■明反応に対する日光不足が
軟弱徒長

■明反応を生み出す基礎値は窒素と

微生物と水

■種や苗は明反応しかしない

■成長したら寝太郎になるから徒長が
無い

こんな感じでしょうかね。

睡眠不足だからといっても、寝たがらない。
だったら起きてる分だけ日を浴びな。
という話です。
何故なら子供だから。
実際、育苗を長時間LED照射で、寝ない分、
光を与えてる栽培方法もたくさんありやす。

■それ以外の日光不足

こっちの方が考え方は簡単ですが、
マグネシウム過剰ですw

マグ過多は市販の苦土石灰をきかそうとすると
だいたいマグが多くなる。
マグ過多は日光を与えると、どんどんクロレラを
生成するので、
マグ過多=日光不足と判断しやすいですね。
※苦土石灰はカルシウム+マグネシウムを学術的な拮抗
バランスで調整した肥料の事ですが(それを等量比と呼ぶ)
寒い時期やカルシウムのパフォーマンスが下がるので、
マグネシウムが勝ってしまう。

これマグネシウム過多というよりは、
マグネシウムとカルシウムが拮抗するので、
カルシウムの欠乏なんですね。

正確には
温度を保っていてもカルシウム欠乏症
になるならカルシウムを
温度が下がっていてカルシウム欠乏症
はアルカリ過ぎるので温度を高める

カルシウム軸ならこうなります。

とはいえ、

別にどっちでも・・・。
っていう話です。

苗みたいに小さい内は何やっても功を奏すので。

逆に成木だと言う事が効けなくなってます。
もう手遅れです。


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