瀬川丸のオツボネ日記

なんだかんだと屋形船のある生活は面白い。
★地球の歩き方「東京特派員BLOG」も更新中。

お客として乗った屋形船

2010-08-31 | オツボネのたわごと



先日は仕事ではなく、別の船宿の屋形船に乗船し、
お客となって宴会をしてきました。


仕事は休みだっていうのに、


屋形船に乗るとはねぇ・・・(--;)


なんだか座っていても落ち着かず、
風の強さや潮の高さを気にしてみたり、
料理や飲み物の違いを比べてみたり、
空いたお皿をまとめてみたり、
船の泊める場所を確認してみたり・・・


ソワソワしすぎ。


仕方ないので飲んで自分を落ち着かせてみることに。


しかし、この日は築地の魚河岸で働く人たちの宴会でして、
そりゃもう声がでかくて賑やかで。

立ち上がってウロウロしてる人も多く、
しゃべり方といえば威勢もよく・・・


全員、喧嘩してるのかと思った。


落ち着いて飲むのも諦めるわけです。


そんな中、色がついた割り箸を引くと現金が当たるという
クジ引き大会が行われ、ここぞとばかりに盛り上がる私。

最高1万円、最低2千円という、
色つき割り箸が数本あるらしい・・・


いよいよ私の番。




↑2千円のあたり


1万円とはいきませんでしたが、
当たればけっこう嬉しいものです。


次に、隣にいた知り合いの魚河岸のおじさんもまた、
2千円が当たったもよう。


「たったの2千円かっ!」


いきなりドスの効いたお~きな声で叫んだので、
2千円ではさぞかし悔しかったんだろうと思いきや・・・


顔は笑ってるっ ( ̄▽ ̄|||)


うっ、嬉しかったのね。

その後、「よし、とっとけ!」と言って、
笑いながら私に2千円をくれたのでありました。


ということで、本日の私の当たり分・・・。




↑4千円なり。


働かなくとも、
屋形船で稼いでしまった・・・。

こうして見慣れたお台場の夜景を見つつ、
船上の宴会を楽しんできた私でございます。


たまにはお客で乗る屋形船もいいかも。


また機会があれば、また乗ってみよっと。

なんだかんだと屋形船

2010-08-23 | 屋形船の話
「潮時かなぁ・・・」なんて言っていた屋形船。
しかし先日は、
船頭のおやっさんと二人だけで屋形船を出動させるという


むちゃぶり。


そのうえ、おやっさんは手を怪我したらしく、
仕事の7割以上は私一人でこなすハメになるわけです。


・・・


私をコロス気かっ ( ̄▽ ̄|||)


ま、まぁ、操船には問題ないようなので、
それ以上の仕事ぶりは望みませんけど。

ただいまバイトの大学生は夏休み真っ盛りでして、
実家に帰ったり、部活の合宿に行ったりと、
なにかと忙しいらしくてお休み続出。

イコール、


人手不足。


毎年ながら、この時期は仕方がありません。

それにしても何が寂しいかって・・・

いつもなら、出船前の準備が一段落すると、
バイトを集めてビールを片手に、
「今日も1日よろしく!」の


気合の一杯


ここからスタートしてテンションをあげるわけですが、
この日、私が乗る屋形船には私一人だけ・・・。

仕方ないので、




↑一人でも気合の一杯


ずいぶん寂しいじゃないの・・・(--;)


こうして一人テンションをあげつつ、
屋形船は出船。

お台場に船が到着しても、手を負傷してたおやっさんを気遣い
一人で動き回っていたわけですが、
気づけばそんな私の苦労など気にもせず、

おやっさんったら・・・




↑浴衣美人に囲まれ、
楽しそうに夜景見物中。


こぉらぁ~~~~~!!


天ぷらを揚げつつ、後ろから叫んでみたところ、
「怒られた~!あははー!」と、
浴衣美女に助けを求める我が船頭・・・。


楽しそうだこと。


そんな一コマもありつつ、
風にあおられる船を警戒している姿はさすがですけど。


この日は朝から動き回っていたので、
夜の屋形船が終わる頃には疲れきり、


気絶してるかも。


そんな心配をしてみましたが、(←おおげさ)
意外となんとかなるもんだ。


なんだかんだと屋形船


無理しない程度にがんばろっと。


まだまだ汗をかく暑さは続いていますが、
あと一ヶ月もすれば秋の名月。
夜空も秋っぽく感じてきました。




いい眺めだ~。

モルディブの貝殻

2010-08-20 | オツボネのたわごと


先日、ハネムーンでモルディブに行った友達が帰国。

帰国早々メールが届き、


「貝殻拾ってきたよー!」


との連絡が。

モルディブへ行く事を知り、”貝殻拾ってきてくれないかなぁ・・・”
とは思っていましたが、せっかくのハネムーンだし、

余計なお願いはやめておこう・・・。

そう思い黙っていたんですが、さすが私の友人。
何も言わなくてもガッツリ拾ってきてくれました。


どうやら旦那さんを巻き沿いにして、
せっせとせっせと集めてきてくれたようです。


相変わらず気が利くなぁ。


以前勤めていた会社の同僚なんですが、
私よりも年下ですけど、かなりしっかりした子で、
昔からよく私の面倒を見てくれておりました・・・。


mayuさん、何やってるんですかっ!!


って、


ほとんど怒られてましたけどっ ( ̄▽ ̄|||)


ある意味、カンクンに行けたのも、
こんな彼女がいてくれたおかげです。

最近めっきり会っていなかったので、
お土産をもらいがてら、
モルディブの話を聞きつつ楽しく飲んできました。

せっかく貝殻をもらったので、
何か作ろうとアレコレ考えまして・・・




↑時計を作ってみた。
私好みのシンプルデザインですけど、


かわいいかもぉー


珊瑚砂はモルディブ産ではないけれど、
珊瑚が砕けた珊瑚砂をいじってるのが好きなので、(←ちょっと危ない)
いつの日か、北海道の雪祭りの横に、
珊瑚砂でイルカでも作ってやろうかと考え中。


・・・・


無理かなぁ・・・。(←無理です)

そろそろ潮時かねぇ・・・

2010-08-17 | 屋形船の話


この夏で屋形船暦19年。
働き出した年に産まれた友達の子供が、
まもなく成人式を迎えるという年月が過ぎてしまった・・・。


そりゃ私も歳をとるわけだ


そのせいか先日の東京湾花火で、
ちょっと衰えを感じてしまった。


船酔いはもともとしない体質なので、
船が嫌~な揺れ方をしようが、
お客さんが目の前で吐いていようが、
つられて酔うことはまったくなし。

しかし・・・
味噌汁を大量に運んでいる最中に、
船の揺れに足がとられ、ちょっとよたってしまった。


まじでっ? ( ̄▽ ̄|||)


本人もビックリ。


もちろん倒れることはしませんが、
もし倒れてたら、お客さんの頭上に味噌汁をこぼす事になったわけで・・・。


これは絶対にまずい。


今まで船の揺れに足を取られることもなかっただけに、
静かな動揺がおこった。


そしてもう1つ。


地球の歩き方BLOGにも書いたんですが、
船が桟橋に着く際に、ちょっとしたトラブルが起きまして、
船の先端でバタバタ動いていたところ、
ロープが足に引っかかって転んだ・・・。


まじでっ? ( ̄▽ ̄|||)


今まで船のロープに足を引っ掛ける事など無かっただけに、
またもや静かな動揺がおこった。

ただし、そんな自分があまりにもおかしく、


その場で大爆笑しましたけど。


昔から転ぶのは人並み以上に経験していると思っているので、
転んだ時に打った膝の痛み具合で、
だいたいのキズ加減は想像できていたんですが・・・




↑想定外です。


予想以上の怪我に、


普通に動揺っ ( ̄▽ ̄|||)


現在、熱がもっている状況ですが、
そんなことは毎度のことで気にならないんですが、
船の揺れに足が取られたり、船のロープに足を引っ掛けたり、
今までそんな事がなかっただけに、


屋形船の仕事も・・・


そろそろ潮時かねぇ・・・


なんて思ってみたりして。


きっと普通に考えれば、船の揺れに足が取られたり、
ロープに足が引っかかったりするのは
よくある話なのかもしれませんが、
大事なお客さんを乗せている屋形船では、
働いている乗船員がこれじゃ、やっぱり駄目だなぁ・・・
なんて自分を責めるわけです。


それに考えてみたら、
私と同期で乗船した女子で残っているのはたったの一人。
屋形船が大好きなそんな彼女も、今となっては船には乗らず、
料理の仕込を手伝う裏方のお手伝い。


これが普通だよな~


なんて考えてしまう。


それでも船上の現場がやっぱり好きな私としては、
もう少し乗っていたいかな・・・と思う気持ちもチラホラ。


まいったね、これは。


しかし、昔と今とでは仕事のやり方も変わり、
今風に染められた現場で続けるのも限界もある・・・。


これが世代交代ってヤツですかね。


確かに今後のために、最近では自分で天ぷらを揚げず、
今の世代にガンガン揚げてもらって、
どんどん上手になってほしいな・・・と願っている自分もいたりするわけで、
これは止められないし、逆に良い事だと思いますが、
屋形船の古き良き歴史だけは、
今を働く人たちが守っていってほしいな・・・と、
オツボネは思うのでした。


なんて・・・


まるで明日にも屋形船から足を洗うような話をしておりますが、
この夏は、まだ出船の予定も残っておりますので、


乗っちゃいますけどね。


実は自分で分かっているんです。

船上で弱っている理由は歳のせいだけではなく、
太って動きにくくなっただけ・・・。


ぷぷぷ。


来年も現役で乗ると決心がついた暁には、
真面目に体を絞ろうと考え中。


でもまぁ、私がそんな努力をしなくても、
瀬川丸には頼りになるバイトの若者がいっぱいます。





↑いい笑顔だ!


青春ど真ん中のこの後輩軍。

みんな大学で乗船訓練を受けている子達なので、
頼もしい限りです。

こんな若者達がいてくれるので、
私もあともう少しだけ・・・

オツボネ根性でがんばってみますかね。