果樹園の果実を育て終えて、「もう休もう」と言って、家に帰って休んで、出て来たら、誰かが果樹の果実を一つ残らず全部取って行った。信仰の世界もそうだ。
お金の鞄、旅行の鞄、パスポートを空港の休憩所に置いて、トイレに行っておしゃべりをし、店に行って食べ物を買って食べてばかりいるのか。
今、誰かがあなたのお金の鞄、旅行の鞄を引っ張っていくところだ。それでもお菓子を買って食べ、揚げ物を買って食べ、食べて遊んで楽しんでばかりいるつもりか。泥棒が自分の鞄を盗んで行くということ分かるなら、誰がそのようにしているだろうか。
信仰も一瞬にして崩れる。慎みなさい!
子供が泣くからお母さんが早く行って食べ物を買ってくると言って、子供を一人にしておいて行った。そうしてお母さんは自分の食べ物を買って食べて、見知らぬ男と惹(ひ)かれ合って、おしゃべりをして、うつつを抜かしていた。
子供が泣くから、誘拐犯がお母さんのところに行こうとだまして、子供の手を握って遠くに去っていくところだった。このような状況を分かっても無駄にそうしているだろうか。
正気でない信仰者もそうだ。