農業でiotを活用したい。
そんな思いで、Raspberry Pi をつかって、水稲育苗の温度監視をやろうと思った。
いざやろうとすると、回路はできても屋外に設置するためにシステムを防水したり、遮光したり、通信環境を整えたり・・その他のことが大変だったりする。
そこでやっている方も多いと思うが普段監視で使っている電波式温度計をWebカメラで撮影した画像をインターネットに公開することにした。
使い終わった後の片付けもかんたん。
と言うことで、公開するまでの備忘録。※ルーターの静的NAT設定はできているものとする。
使ったもの
・Raspberry Pi2 Raspbian
・LOGICOOL Web Cam C270
・ソフトウェア MJPG-streamer
ソフトウエアのインストール
最新のパッケージリストを取得。
sudo apt-get update
MJPG-streamer に必要なパッケージ、subversion、libjpeg-dev、imagemagick、をインストールする。
sudo apt-get install subversion libjpeg-dev imagemagick
MJPE-streamerのソースファイルの取得。
svn co https://svn.code.sf.net/p/mjpg-streamer/code/mjpg-streamer mjpg-streamer
次のディレクトリに移動。
cd mjpg-streamer
コンパイルを行う。
make
MJPG-streamer の起動
mjpg-streamer ディレクトリで次のコマンドを実行し MJPG-streamer を起動する。
sudo ./mjpg_streamer -i "./input_uvc.so -f 10 -r 320x240 -d /dev/video0 -y -n" -o "./output_http.so -w ./www -p 8080"
以降、Raspberry Pi の起動ごとに mjpg-streamer ディレクトリに移動し上記コマンドを実行する。
※リモートで接続してMJPG-streamerを起動している場合、接続を遮断するとMJPG-streamerも停止する。
MJPG-streamer の終了
Ctrl + C
実際の動作画面
Raspberry Pi のポート8080にアクセスする。
温度を監視して直ちにどうにかできるわけではないが、現状の温度が確認できるだけでも安心する。
あとは、異常な温度になりそうになったら妻に LINE でもして対応してもらう。