遼7番ホールインワン逃した!
石川遼(19=パナソニック)が、3オーバーの74で初日を終えた。スタートの10番パー3で第1打を池に落とし痛恨のダブルボギー。その後も一進一退で、我慢のゴルフが続いた。それでも世界の強豪選手も難コースに苦しむ中、何とか踏ん張った。初出場の昨年は予選を2位で突破した世界最高峰大会。我慢強く上位を目指す。
初日のHBH
石川遼は第2Rで冷静さと積極性を問われる
石川遼は何と言っても最後の上がり2ホール(連続ボギーとした8、9番)がもったいなかったですね。出だしをダブルボギーとしながらも、その後はスイングも良くなっていました。我慢強くプレーしていたし、最後をパー、パーで行けば最高のラウンドでした。今日のゴルフは今の、今年の石川を象徴していたようにも感じます。
今日の紙面から
遼が今季「無休宣言」体力アップに自信
石川遼(19=パナソニック)が今季「無休」を宣言した。7月の全英オープンから12月の最終戦日本シリーズJT杯まで、21週間連続で大会に出場する。09年には17連戦を経験したが、昨年は休養とリフレッシュで2大会を欠場。21連戦は未知の世界だが、体力アップした今季は海外を含めてフル出場できる自信が生まれた。
石川は昨年欠場した関西オープン、トーシントーナメントの出場を明言。続けて「海外も含めて全部出るつもりです」と宣言した。もう1つ大きな理由もある。3月の東日本大震災の被災者への思いだ。今季の獲得賞金全額とバーディー1個につき10万円を義援金にしている。5月には埼玉県内の避難所を訪れ、7月には選手会の一員として宮城県内の被災地を慰問する。
「(被災者への)思いはあります。1年間戦い続けることで、ツアーを盛り上げることができれば」と多くの義援金を送るため、最終戦まで最善を尽くすつもりだ。
2R!?
3Rとは、日本で生まれた言葉。Ryo、ローリー・マキロイ、リッキー・ファウラーの3人を、頭文字がRという共通項で結んだ和製の呼称。アメリカでは誰も知らない呼び名で、2年前、ファウラーが米ツアールーキーになったとき、「日本では3Rって呼んでいるんだよ」と教えたら面白がっていったっけ。
海外トッププロが石川遼を賞賛
男子ゴルフ今季メジャー第2戦、第111回全米オープン選手権(2011 US Open Championship)の開幕を16日に控え、出場選手らが19歳の石川遼(Ryo Ishikawa)を相次いで賞賛した。
米メリーランド(Maryland)州ベセスダ(Bethesda)のコングレッショナル・カントリークラブ(Congressional Country Club)で開幕する同大会に出場する石川は、自分自身のチャンスを控えめに見積もっているかもしれない。
だが、他の選手たちは、そうは考えていないようだ。