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夢のそらごと(その2

2016-09-13 11:08:03 | 日記
しばし、その迫力ある姿に圧倒されしが、
気を取り直し、詳細に観察すると、長年にわたり風雨に曝された故であろうか、其処には眼球の周りと、怒りの口元に僅かに色彩が残るほかは
推定する由も無い木肌むき出しの古色蒼然たる龍の姿が在った。
と、そのとき、龍神、カット眼を開き「吾を見つめる汝(ナンジ・お前)は何者なるや? 吾が守り給う神に何用ありて訪ねしか?吾が神に告げること有ればよし、無ければ、直ちにこの場を去れ、返答を求む」と一喝される・・・・・・双方、しばし無言・・・・
我、卒倒するほど驚きしが、勇気をもって応えて「龍神よ、我,神に崇敬の念をもって、訪ねきたりし者、何ら、やましいことあらじ、ただ神に祈り、平安なる心を求めんとする者なり」と応える。・・・
寸秒ののち、龍神、応えて「ならばよし、吾れが守りし神も、その理ならば許すであろう。しかと悩める心を癒し、平安なる心を得よ」と・・・・


つずきは・夢のそらごと(3