Shimmyブログ

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2024オーディオショー

2024-08-31 | 音楽
今年は7月開催となったオーディオショー。友達
に連れられて5回目かしら。ちょっとしか見聴き
しないんですが、使用楽曲の変化を感じました。

いよいよ家庭用スピーカーも億に近づいた。


【方向性の変化を感じた2024年】
例年、中音域と高音域のこだわりが強く、中高音
の透明感を損なう低音部の量感は控えめなのねと
感じてました。
中高音域の良さ、違いがわかりやすいように使用
楽曲は女性ボーカルやスムーズ・ジャズ、オーケ
ストラが多かったです。

ところが、今年はいくつかのメーカーの試聴室で
マイケル・ジャクソン、特殊なドラム演奏、打ち
込みクラブ系やブルースまで使ってました。

【逆に無理を感じてしまった】
マイケルは持ってるけど、ちゃんと聴いたことが
ないんですが、

「ビリー・ジーン 」
こんなポコポコのドラムスだった?。
「ビート・イット」
ストリングスっぽい音(シンセ)ばっかがこんな
に立派だった?

試聴機は1000万クラスのオーディオですが、
マイケルはこんな風に聴こえるんだと。
中高音に偏った設計なのに、いきなりブラック系
にいこうってのは無理があるんじゃないと思いま
した。

【マイケルは元々なのです】
が、やっぱマイケルは「キング・オブ・ポップ」。
「ブラック」じゃあないんです。クインシー・ジ
ョーンズが程よくポップに仕上げてるんだと思い
ます。で、元々軽めの音なのよ。

精度は良いが低音部の量感不足なオーディオによ
って、その軽さが増幅されたんじゃないかしら。

【ジャンルに関係なく時代の音がある】
偏った嗜好による主観です。でも3000枚ぐら
い聴いてるから。

【60年代前半】
ドラムス、ベース以外にはエコーが強い。
ドラムキックは弱くベースはダブルベースな音。

【後半】
エコーなしで荒々しく、ドラムスとベースは強ま
り、伴奏と言うよりも副旋律になる。

Grateful Dead China Cat Sunflower 1969

【70年代前半】
マルチ録音の進歩で全音域が重厚で精緻な音に。
ハードロックではドラムスとベースが主旋律との
ユニゾンになり極太な音に。

Deep Purple - Highway Star 1972

【後半】
録音技術、ロックポップスの集大成的。ファンク
やフュージョンの影響が大きかったような、再び
ドラムスとベースが副旋律となる。

Steely Dan Home At Last 1977

【80年代前半】
電子ドラムス、シンセベース登場。デジタル、打
ち込みの初期で軽い音色に。リズム隊にもエコー
がかかり、中高音よりできらびやかに。

【後半】
ヒップホップの影響かドラムスとベースが主役に
躍り出る。ドラムキックも音数が増える。

Trouble Funk Roll with It 1986

【90年代前半】
ドラムスがさらに重くタイトな音色に。キックが
リズムアレンジの主役に。
【後半】
打ち込みの影響か、ハットの入れ方もより複雑に
なる。

アメリカにおいて80年代前半だけが特殊です。
中高音より、歌よりでエコーが強い。ニューウェ
ーブの侵略とデジタル、打ち込み、MTVのせい
かしら。アンダーグラウンドものは別ですが。

2000年以降は楽曲によって様々、なんでもあ
り状態。

【オーディオは時代の音を映す鏡】
「時代の音」ってあると思ってるんですが、オー
ディオはその音をよりよく聴くために開発されて
たんですよ。ところが今は西欧音楽自体が混沌で
方向感なし。で、オーディオも迷走してるんじゃ
ないかしら。
90年代までは低音域に間する宣伝文句もあった
のに、最近では聞いたことがないのです。

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