著莪猫(ShagaNeko)海を渡る【広州編】

夫の転勤にともない始まった子連れ・猫連れの海外生活。
天津で3年、そして広州へ。
ただいま新しい場所で奮闘中。

除夕(大晦日)

2012年01月23日 01時21分50秒 | 広州日記
今日(1/22)は旧暦の除夕(大晦日)でした。
(日付が変わって、もう年が明けちゃったけど^^;)

今頃はマイナスの気温の天津とは違い、広州は寒いと言っても花が豊富です。
だからなのか、広州ではお正月にミカンや花をたくさん飾るそうです。
それで今日は夫の仕事の取引先の人と一緒に花市場に行ってきました。


  カラフルな色付けがされた猫柳

カメラを忘れてしまったので花市場の様子は撮れませんでしたが、小雨の降る市場は建物の中も外も人でいっぱい。
新年を迎える為の準備なので、今日が最終日なのです。

広州の春節は「ミカンの木」を飾るそうです。
蜜柑1は「橘子ju2-zi」と書くのですが俗字で「桔子ju2-zi」とも書きます。
その「桔jie」は「吉利ji2-li4=縁起が良い」に繋がる事から、縁起の良い物とされているのだそうです。
日本だと蜜柑の中に房がいくつもある事から「子孫繁栄」の縁起物ですが、それとはちょっと意味が違うんですね。



それと、春節の花というわけではないのですが「ユリの花」も縁起物なんだそうです。
ユリは中国語でも字が同じで「百合bai3-he2」。
その字から「夫婦が100年一緒にいられる」という意味があるんですって。
だから花の数も重要!
「10」という数字は「一生」を表すのだそうで、10個の花が一番良いらしいです。
反対に「4」と「7」は避ける数字。
「四si4」は「死si3」(→死に別れ)に繋がり、「七qi1」は「気qi4」→「生気sheng1-qi4=怒る」(→喧嘩別れ)に繋がるからです。
それを聞いて、今日出かける前に喧嘩していた夫と私は、思わず苦笑。
10個の花をつけた鉢植えを買ってきました。



日本だと百合といえば白ですが、白は白装束(死んだ人の衣装)という事から、中国では白をあまり好みません。
最近は花嫁衣装に白を着る人が増えたそうですが、以前は白は忌み嫌われ、花嫁は赤いドレスだったそうです。
(今でも衣装屋さんには赤いドレスも多い)
そしてお正月には黄色が好ましいと聞いて(金色の物を飾り「富」を呼ぶ)、黄色にしました。
なので「胡蝶蘭hu2-die2-lan2」も白はさけて、こちらは濃い紫(赤はおめでたい色)に。



これらの鉢植えはどれも大きくて運ぶのもひと苦労です。
だけど花市場の中には運搬を専門とする自転車リヤカーのおじさん達がいて、はじめに買い物して鉢を預けるとその後一緒に来てくれて車まで運んでくれました。(20元)

帰宅後、鉢植えはひとまず玄関に♪




そして今夜は過年guo4-nian2(年越し)なのですが、それは次の日記で……





にほんブログ村 海外生活ブログへにほんブログ村