著莪猫(ShagaNeko)海を渡る【広州編】

夫の転勤にともない始まった子連れ・猫連れの海外生活。
天津で3年、そして広州へ。
ただいま新しい場所で奮闘中。

冠水……そして再びの

2013年04月19日 00時34分38秒 | 広州日記
昨日(4/17)の事なのですが、私たちが住む地域に局所的な大雨が降りました。
(お友達のお家周辺は降っていなかったそうで、局所的なものと判明)
朝は今にも雨が降りそうな天気で、昼になるとカーッと暑くなって晴れ、そして夕方から急に雷が鳴り出して大雨。
娘は「パパは傘持って行った?大丈夫かなぁ?」なんて心配していました。
(この時期の広州では「傘は持ち歩くのが当たり前」みたいになっていますが、夫は傘を持ち歩かないので)
「大丈夫なんじゃない?会社に持っていったのがあるはずだし」と、私が言っているとちょうど夫から電話がありました。

「今日お金を持ってくるのを忘れちゃって財布の中に少ししかないんだけど、今から持ってきてくれない?」

我が家のお金は全て私が握っていて、夫は銀行カードも持っていないのです。
この日は接待だったらしいけど、仮払い金を持ってくるのを忘れたとのこと。
娘は傘の心配をしていたけど、もっと大変なことになっていたのね(ーー;)

だけど外は雷も鳴り響く横殴りの大雨。
娘を連れて出られる状況じゃありません。

私「よりによってこんな時に……今すごい雨だよ、知ってる?
  タクシーだってつかまらないよ、今すぐじゃないとダメなの?」
夫「店に入ってから気が付いたから、出るに出られないんだよ。お願い!」

実は前日に夫と喧嘩してまだモヤモヤが残っていた私だけど仕方がありません。
その時間に娘を一人で留守番させるのは躊躇われたけど、連れて行くには無理があるので家で待っていてもらう事に。
(短時間の留守番は経験済)
寂しくないようにテレビはつけっぱなし、雷が鳴っているので停電した時のために懐中電灯を用意、そして何かあったら電話するように言い聞かせて家を出ました。

外に出てすぐに、娘を置いてきたのは正解だと思いました。
マンション周りは既に冠水。
道路は川のようになっていて、深いところでは大人のひざ下くらい……子供の長靴なんて役に立ちそうもありません。
そんな中バスが通ると歩道に波が押し寄せて来るし、場所によっては結構流れがあり、子供では足をすくわれそうな勢いです。
途中で雨は上がりましたが、交差点ではあまりの状況に立ち尽くす人、その様子を後ろのほうから携帯のカメラで撮っている人、意を決してザブザブと水の中に入っていく人……。
サンダルの人はまだいいけど、革靴などの人は靴を脱いで裸足になって歩いています。
ただでさえキレイじゃない道路なのに、この雨で流れてきた水はドブ川のような臭い……入りたくな~い!
でも行かなくちゃならないので入りましたよ、私は(ーー;)
この状況になることを考えて七分丈パンツにサンダルだったのですが、それでも裾は水に浸かりました。
まぁ家を出たばかりの時の横殴りの雨で下着のパンツまでびしょ濡れでしたけど(笑)
(どうやら降りが一番激しい時に出たみたいです)

目的地は歩いて20~30分かかるそうなのですが、それは通常での話。
この水の中を歩いたらどれだけかかるんだ(既に30分以上歩いているのに、家から5分ほどのところ)……と思っていたところに、バイクタクシー発見!
普段は夫から「絶対にダメ!」と言われているバイクタクシーですが、状況が状況なので乗る事にしました。
(実は以前一度だけ乗っちゃったことがありますけど^^;
 今まで非公開にしていましたが……秘密の初体験
ウォータースライダーのように水しぶきをあげながら数分走り目的地到着。
目的地周辺は冠水していませんでしたが、そこに着くまでどれほど大変だったかを夫に説明せずにはいられませんでしたよ~。
(バイクタクシーの件も話しましたが、仕方がないとのことでした)

そして帰りもバイクタクシーを使い、家を出てから1時間ほどで帰宅。
一人でどうしているかと心配していた娘は、全身ずぶ濡れで帰ってきた私を見て「行かなくて良かった~」と、ケロッとしていました(^^;)






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