25期石神井バスケの広場

都立石神井高校バスケットボール部25期OBが開設したブログです。近況、思い出などを、お気軽にご投稿ください。

石神井バスケ女子 2024年度 WinterCup 決勝戦参加 25期 細田 浩

2025-02-18 03:22:38 | 日記

年末恒例高校バスケット最高峰大会の全国高等学校バスケットボール選手権大会(WinterCup)の決勝戦(2024年12月28日土曜日東京体育館)において石神井高校バスケ部女子がテーブルオフシャルとフロアーワイピングの担当として重責を全うし、試合はテレビで全国放送された。
他の運営担当高校の中でも技量が認められての結果のこと。
 石神井高校女子バスケ部が全国レベルの大会の決勝スタッフになることは、長いバスケ部の歴史でも特筆すべき快挙。


高校部活動を通して広く高度な社会性を各部員が獲得することは、生活の多くの時間を部活に費やす大きな意義の一つ。ハード面だけでなく、ソフト面の技量の習得は石神井高校バスケ部の可能性を広げ次世代にも継続して欲しい分野。

このような成果は、現在のチームのベクトルが最大限バスケットに向いている証左であり、春から始まる関東大会予選、インターハイ予選等の一連の公式戦の競技の活躍にも期待できる。



~第ニ章へ 石神井バスケ女子~ 2024年度東京高校バスケ女子新人戦4回戦  25期 細田 浩

2024-11-26 18:06:39 | 日記
駅までの道、肌にあたる北風が厚着にならなくても良い程度で気持ちが少し軽くなった。今日の試合会場は武蔵野の面影を残す広大な敷地にある都立の中高一貫校三鷹中等教育学校。
立派なひき扉を備える正門とおぼしき入口から入ったが試合会場の体育館へなかなか辿りつかなかった。

東京高校女子新人戦4回戦、Best32決定戦。対共栄学園
楽勝か、接戦か、敗退か色々な感情が綯交ぜになり今日の対戦相手共栄学園チームのウオームアップを見た。部員数は多くなくサイズは無いがおそらくエースであろう、体幹がしっかりしたシュートを放つ大柄な選手と俊敏そうなガード陣が目についた。

●石神井51:75○共栄学園
1Q 14:25
2Q 12:16
3Q 13:16
4Q 22:18

1Q
石神井14:25共栄学園

石神井いつも通り強度あるマンツーマンで圧力かけターンオーバーからスコア狙うもチームファウル嵩む、共栄のエースNo.7トップに陣取りペネトレート、ミドルシュート、アシストと活躍。
共栄学園もプレスディフェンス、石神井、ボールキャリーでターンオーバーを繰返し点差離れる。
石神井センター陣、インサイドで奮闘しスコアーするもリバウンド戦で圧倒できず苦戦。

2Q
石神井26:41共栄学園
(12:16)
石神井インサイド、ターンオーバーからのトラディションでスコアーするも単発。逆にターンオーバーからトラディションを確実に決められる。お互いプレスのかけあいでターンオーバーが多い展開。石神井ボールキャリー改善されずリズムに乗れない。

3Q
石神井39:57共栄学園
(13:16)
石神井、ボールキャリアーを変え、二枚センターで攻撃的布陣。ディフェンスはゾーンプレスで反撃を狙う。デュフェンスとインサイドで優位に立つもイージーミスにより追い上げモードに入れない。共栄No.6サイズは無いが、運動能力でインサイドにおけるディフェンス、リバウンドにファウル嵩見ながら奮闘。石神井、ゴール下オフェンスリバウンド取るもホローアップシュートミス。
インサイドの攻防サイズに勝る石神井圧倒できない。

4Q
石神井51:75共栄学園
(22:18)
石神井No.6スリーポイントシュート2本。会場が湧く。
石神井センターと共栄No.6インサイドの攻防。共栄No.6ファイブファウル退場なるも残り時間僅か。石神井サイズの優位性でインサイドを攻め追撃するも躱され14点差敗退。

1年生のみのチーム立ち上げ時、昨年の新人戦は2年生チームにフィジカルで劣りひ弱さが目立ったが、1年経過し年代が揃ったフルスペックの新チームは雌伏の時を経て躍進の時を迎えた。発足当初からのオールコートゾーンプレス取り組みは選手のフィジカル強化と共に向上し石神井の武器になっている。様々なローカル大会、準公式試合で優勝する結果も出した。目標の公式戦新人戦でもBest56に入り石神井6年振りのシード権獲得となった。まさに破竹の勢いである。
このまま勢いに乗って順調にBest32まで辿り着くのではないかと期待したがそこには厳正な現実、真のチームの実力が問われる関門があった。
高みを前に停滞した。到達するる体力、技術が不足していた。とどきそうなのにとどかない、どうしようもないもどかしさが数々のミスという形で露呈した。Best32の高み

この敗退を契機として石神井は課題が明白になった。課題克服には、これ迄とは違うアプローチでの強化が必要になる。

コーチ陣、選手個人が覚悟をして新人戦で足りなかったところ優ったところを抽出し肝に銘じること。目標を定め日々の練習に落とし込む事が必要だ。
基礎体力の向上。ミスをしない個人スキル確立。コンビネーションの習慣化。
そして何よりも公式戦並の強度と緊張感ある練習の常態化。
練習時からトップパフォーマンスで常にプレーすること。

厚い岩を砕く爆発力はいらない、厳しいがコツコツ辿る地道で堅実な力。

Best56までの日常を過ごしていれば自然に登れる高みではない。東京高校のほとんどのチームは目指すところは同じ、次の公式戦関東大会予選。日々の努力はすでにスタートを切っている。停滞はできないことを選手個々が認識しチーム一丸となって向かわないと辿りつけない。

しかし、今のチームには微かにルートが見えているのではないだろうか?これ迄の努力の手法や蓄積は財産であり真っ暗闇からのスタートではない。

石神井女子バスケチーム第2章の始まり。

年明けの公式戦は出場できないが、その期間を貴重な力を蓄積する重要なチャンスと捉えコーチ陣、選手個人が一体となり覚悟を決めて高みへのルートを切り開いて行って欲しい。

成果を目にするのは新緑も芽吹く4月、関東大会予選。


~Reds⁉石神井バスケ女子~ 2024年度東京高校バスケ女子新人戦3回戦  25期 細田 浩

2024-11-21 03:06:43 | 日記
石神井バスケ女子が好調である。
チーム強化の一大イベントの合宿終え練習試合、準公式戦を経ていよいよ新チーム初の公式戦新人戦が始まった。
7月の走力強化中心の夏合宿、8月はチームプレー、個人スキル強化に当てたという。
8月中旬から開催される幾つかの大会で好成績をあげ夏休み強化の結果を出した。
・夏期大会(東京高体連)
 グループ優勝
・練馬区民大会
 優勝
・U-18リーグ戦T-3B組
 (日本バスケット協会)
 3戦3勝
準公式戦ながらこの成績は可能性を感じる結果となっている。

そして公式戦となる新人戦。
昨年は1年生だけのメンバーで出場し初戦敗退の残念な結果になった。
捲土重来を期する大会となる。

今年のチームの目標は4回戦を勝ち上がりBest32に入り年明けの5回戦Best16決定戦に挑む事。
プレ大会の好調さを見ると期待は高まる。

2024年度東京高校バスケ女子新人戦大会1回戦
 11月3日(日)@朋優学院
  ○石神井88:22都工芸●
2024年度東京高校バスケ女子新人戦大会2回戦
 11月10日(日)@上水高校
  ○石神井70:53狛江●

11月17日(日)@石神井高校
2024年度東京高校バスケ女子新人戦大会3回戦
vs立教女子学院
U-18league戦でも対戦し接戦を僅差で勝利した実力伯仲の相手。
2Q途中からの観戦になった。

1Q
石神井16:16立教女子

2Q
石神井32:26立教女子
(16:10)
立教ジャンプシュート、ドライブイン、戦術眼にも長けた絶対的エースポイントゲッターのNo.4、スリーポイントシュターでガードのNo.6の存在大きいが、ややエース頼みのチーム。前半は石神井僅か6点リードして折り返す。

3Q
石神井48:40立教女子
(16:14)
石神井オールコートプレスを仕掛け引き離しを図るも立教No.4がプレスを巧みに躱し、ミドルから的確なシュート、アシストで対抗する。
均衡状況が続く。
石神井新チーム結成来磨いてきたゾーンプレス。フィジカルの強化と共に強度も上ったがチームファウルトラブル。まだ粗さが目立つ。
石神井のセンターNo.17ファウルトラブルでベンチへ。
一方のスタートセンターNo.16投入もファウルトラブルを抱えている。

4Q
石神井64:55立教女子
(16:15)
ディフェンスでチームファウルトラブル。センターNo.16も4Q早々にファウル4回目、ベンチへ。リバウンド、インサイドのサイズ低減。立教No.4インサイド、ミドルレンジで加点してゆく。クレバーな選手で相手の弱点を目敏く衝いてくる。シーソーゲーム。
残り7分、No.4見事なスリーポイントシュートを決める。流れは立教へ。
石神井追い上げられ7点差。
石神井コーチなかなかNo.16センターを戻さない。チーム、選手を熟知している勝負眼。
残り5分、No.16センター復帰。インサイドのサイズアップとNo.4へのチェックの強化により立教のオフェンス低調になる。
石神井No.16センターインサイドを制し加点。
観戦席、大熱狂の中、試合終了。

石神井はこれでBest56入り。次大会の56シード権獲得。次戦は目標のBest32決めの4回戦。厳しい試合になると思うが、上昇気運に乗って是非勝ち上がって欲しい。

男子の準決勝戦応援の為遅れて石神井高校会場に入った。瞬間、強烈なRedが目に入ってきた。赤ではないRed。石神井バスケ女子チームのユニホームだった。初めて見るユニホーム。
今年新調した濃色のユニホームは鮮やかな赤。石神井バスケ部OBで石神井、大泉高校でバスケ部に尽力した故山下先生の石神井高コーチ時代のユニホームの色とのこと。
ジャパンレッドと欧米では呼ばれる赤ではないか。

パンデミックを経験し、上級生のいないゼロからのスタートであったが、持ち前の明るさと団結力で立ち上がった今のチームにはお似合いの色かもしれない。
地道な走り込みを続け築いたフィジカルとプレーへの自信。レッドのユニホームがフィットしていた。
更に戦闘力を磨き結果を出してコート内外の活動でレッドという強い色に負けない個性的で躍動するバスケチームに成長して欲しい。

~その日のために  決勝戦~ 2024年度東京高校バスケ男子新人戦支部大会決勝  25期 細田 浩

2024-11-21 00:34:13 | 日記
準決勝帝京戦を辛勝した喜びはほどほどに、今日はダブルヘッダー
2時間後には支部決勝戦。
決勝は超強豪実践高校

気が早いが
5月の関東大会出場に向けて最大関門の試合の日32決め、16決めの試合はダブルヘッダーで組まれる。
予行と想定して決勝試合に望んで欲しい。

対戦相手の実践高校とは10月中旬に東京都U-18リーグで対戦したばかり。
ひと月の間に2度超強豪校と公式戦で対戦できるのは幸運。勝負にこだわりどんな強豪校との対戦でもチームの力を出しきる気構えを養って欲しい。

石神井女子の応援の為、2Q後半からの観戦となった。
1Q
石神井17:25実践

2Q
石神井32:46実践
(15:21)
石神井インサイドからの攻撃は有効だが攻撃の多彩さでやはり実践が上。
3Q
石神井48:72実践
(16:26)
石神井の攻守のミスが多くなり実践確実にスコアーしてゆく。
準決勝の疲労が出てきたか足が止まる。
実践、ベンチメンバーを繰り出し余裕の戦い。
4Q
石神井64:100実践
(14:28)
ベンチメンバーのスリーポイントシュートが続け様に決まる。石神井ディフェンスの強度が落ちフリーで外かくのシュート打たれる。
試合終了。
10月の対戦と同じ流れに見えたが内容は少し変化しているが、この短時間では実践高校との差を縮めるには至らなかった。

今後の課題はベンチメンバーの整備。今の状況では関東大会予選の関門、厳しい試合が2本Best32、16決定戦は乗り越えられない。
年を越し本大会を経てプレーの細部の拘りと実践形式や練習試合でメンバーの実力アップを願うばかりである。
決勝戦後、表彰式があり第4支部優勝実践高校、準優勝石神井高校Best4帝京高校、豊島学園高校という結果となった。

単純に考えればBest2×4支部+wintercup組8校
で東京都高校Best16になったことになるのだが悲しいかな机上の計算。

しかし、今日の1日をそのまま関東大会予選に当てはめると石神井はBest32決めは接戦で勝利、Best16決めで敗れたと考えると言えるが。

各支部順位が確定して予測通りの実力チームや新興チームが出そろった。

接戦を期待したい。

~罅(ひび) 準決勝戦~ 2024年度東京高校バスケ男子新人戦支部大会準決勝 25期 細田 浩

2024-11-21 00:19:11 | 日記
帝京高校に勝利した瞬間、石神井の応援席は歓喜に包まれた。
ロングスリーポイントシュートが勝負を決めるような劇的幕切れでは無い。相手がミスをして自壊した。
ちょっと後味が悪い勝利・・正に辛勝
決勝進出は喜ばしいが、この勝利をどのように評価するか整理するのに時間がかかった。

東京都高校男子バスケ新人戦支部大会準決勝
(6回戦)
2024年11月10日会場立教池袋高校
帝京高校は常に東京都の高校で常にBest8を狙える実力を維持しているチーム。
今大会の帝京高校のチームは総じてサイズは無いが鍛えられた脚力とスタミナはスタート、ベンチのメンバーに遜色が無く、メンバーチェンジを繰返し
伝統の強度あるオールコートプレスを試合冒頭から絶え間なく仕掛け、その強度で相手オフェンスの芽を摘む。

石神井は強度あるディフェンスを躱しリバウンド戦を制し早いトランジションとインサイド戦を仕掛けられるかがポイントとなる。

1Q
石神井20:27帝京

石神井プレス気味のマンツーマンディフェンスも優秀な帝京ガード陣に躱され機能しない。帝京ペネトレイト、ミドルシュートで加点。石神井No.5のドライブイン、No.10のインサイドで対抗する。石神井サイズの利点生かしリバンンド奪取するもボールキャリーでミスが続きターンオーバーでポゼシィンを失う。巧みにボールに絡まれ速攻に移れない。石神井劣勢の第1Q

2Q
石神井42:42帝京
   (22:15)
石神井インサイドの攻防で優位にたつもターンオーバーは多い。
No.10ポストプレーフォローアップと活躍。
帝京ディフェンスの強度をあげるもリバウンド、インサイドの劣勢が次第に明らかになる。

3Q
石神井66:60帝京
   (24:18)
石神井センターNo.10のインサイドプレー帝京ガード、フォワード陣もドライブイン、ミドルレンジで正確なシュート、プレスディフェンスで対抗。石神井ターンオーバーから速攻でしかけられ1点差。帝京急迫するもチームファウルトラブル。残り1分16秒石神井No.4ドライブイン
石神井61:58帝京
帝京3回連続ファウル
石神井フリースロー5本決め石神井66:58帝京
終了間際帝京1本返す。石神井66:60帝京

4Q
石神井88:84帝京
  (22:24)
スタートスコアーは
石神井66:帝京60
石神井No.13フローアップシュート
No.10インサイド、ポストプレー連発
残り8分72:64
序盤は石神井ペース
帝京No.6ワンオンワンで対抗。
残り5分30秒76:72
石神井、帝京の追い上げに攻めが消極的になりパスミス、シュートミスが続く。
帝京No.6自在のペネトレイト、石神井止められない。
残り1分50秒80:82逆転される。
石神井、帝京No.6のドライブを封じ再逆転84:82
残り42秒帝京追いつく84:84
石神井速攻をアウトバウンズさせチャンス潰す。勢いは帝京か。
残り17秒
石神井84:84帝京
帝京タイムアウト。
タイムアウト明けスローインここで信じられないことが起きる。
スローインのボールを石神井No.7が空中でカット、そのままノーマークドリブルシュート。帝京痛恨のスローインミス。帝京今試合通して初めてのイジーミス。
帝京ベンチ指示でチーム最長身No.5をレシーバーに指名したがパッサーとのタイミングが合わずミスになった。最終盤、少い残り時間。勝負のラストオフェンス。緊張をもたらす様々な要素。ここでミスが出るのか。

石神井86:84帝京
残り11秒
帝京逆転のスリーポイントシュートを狙うも外れ、リバンンドは石神井。ターンオーバーを狙った帝京がファウル。
残り1.7秒
フリースロー2本石神井No.4キャプテンが冷静に決め試合終了。
石神井88:84帝京

Best16、8を狙うチームの第一条件はターンオーバーやイジーミスの少なさだと思う。

日常の練習や試合で叩き込まれているだろう帝京高校が最終局面、勝利のチャンス目前でミスをした。高校生だからミスはあるよねということではない何かの力が働いたと思ったのは大袈裟か。

かなり身贔屓で一方的な評価だが、石神井の一貫したひた向きな攻守に渡る圧力が帝京のイージーミスを生んだと考える。

瞬間瞬間のボール扱い、身体の寄せ方、身のこなし、プレーの読み等他の強豪校と同じく帝京も優れている、比べ石神井は拙たなさを感じさせる部分もある。厳しい練習やこれ迄のバスケキャリアがそうさせるのか帝京選手の自信満々の表情と落ち着きの所作、一方石神井選手はそのような選手は少なく、多くは余裕無さげだが懸命の表情。
しかし、帝京高校も少なからずプレシャーを感じ何時もと違う緊張がチーム内にあったのであろう。ボールを追いかけ回す表情はいつか懸命な眼差しに変化しているようだった。

見映えの良いロングシュートや華麗なドライブではなく、チームの唯一の強みのインサイドを攻め続けた。
偶然ミスを誘発したのではない。絶え間ない愚直の圧力が巧者の心に伝わり焦りを生んでいたのだろう。自信の壁に罅(ひび)が入り、齟齬が生まれた。どちらのチームでもあり得た心の動き。

石神井チームの出来は先週までと変わらないが、自分達のチームに確信が生まれ精神的に一歩踏み出した感がある今日の勝利となった。

ひとりでも多くの選手が自信に満ちた表情で意思ある眼差しに変貌しときにこのチームは更に強くなると思う。このような高いレベルの試合を何度も多くの選手に経験して欲しい。
年明けの本大会。更に多様のレベルの試合が始まる。

まだ新人戦支部大会。
新人戦本大会、関東大会、インターハイ予選と公式戦は続く。
変貌を遂げるチャンスはある。