25期石神井バスケの広場

都立石神井高校バスケットボール部25期OBが開設したブログです。近況、思い出などを、お気軽にご投稿ください。

~第ニ章へ 石神井バスケ女子~ 2024年度東京高校バスケ女子新人戦4回戦  25期 細田 浩

2024-11-26 18:06:39 | 日記
駅までの道、肌にあたる北風が厚着にならなくても良い程度で気持ちが少し軽くなった。今日の試合会場は武蔵野の面影を残す広大な敷地にある都立の中高一貫校三鷹中等教育学校。
立派なひき扉を備える正門とおぼしき入口から入ったが試合会場の体育館へなかなか辿りつかなかった。

東京高校女子新人戦4回戦、Best32決定戦。対共栄学園
楽勝か、接戦か、敗退か色々な感情が綯交ぜになり今日の対戦相手共栄学園チームのウオームアップを見た。部員数は多くなくサイズは無いがおそらくエースであろう、体幹がしっかりしたシュートを放つ大柄な選手と俊敏そうなガード陣が目についた。

●石神井51:75○共栄学園
1Q 14:25
2Q 12:16
3Q 13:16
4Q 22:18

1Q
石神井14:25共栄学園

石神井いつも通り強度あるマンツーマンで圧力かけターンオーバーからスコア狙うもチームファウル嵩む、共栄のエースNo.7トップに陣取りペネトレート、ミドルシュート、アシストと活躍。
共栄学園もプレスディフェンス、石神井、ボールキャリーでターンオーバーを繰返し点差離れる。
石神井センター陣、インサイドで奮闘しスコアーするもリバウンド戦で圧倒できず苦戦。

2Q
石神井26:41共栄学園
(12:16)
石神井インサイド、ターンオーバーからのトラディションでスコアーするも単発。逆にターンオーバーからトラディションを確実に決められる。お互いプレスのかけあいでターンオーバーが多い展開。石神井ボールキャリー改善されずリズムに乗れない。

3Q
石神井39:57共栄学園
(13:16)
石神井、ボールキャリアーを変え、二枚センターで攻撃的布陣。ディフェンスはゾーンプレスで反撃を狙う。デュフェンスとインサイドで優位に立つもイージーミスにより追い上げモードに入れない。共栄No.6サイズは無いが、運動能力でインサイドにおけるディフェンス、リバウンドにファウル嵩見ながら奮闘。石神井、ゴール下オフェンスリバウンド取るもホローアップシュートミス。
インサイドの攻防サイズに勝る石神井圧倒できない。

4Q
石神井51:75共栄学園
(22:18)
石神井No.6スリーポイントシュート2本。会場が湧く。
石神井センターと共栄No.6インサイドの攻防。共栄No.6ファイブファウル退場なるも残り時間僅か。石神井サイズの優位性でインサイドを攻め追撃するも躱され14点差敗退。

1年生のみのチーム立ち上げ時、昨年の新人戦は2年生チームにフィジカルで劣りひ弱さが目立ったが、1年経過し年代が揃ったフルスペックの新チームは雌伏の時を経て躍進の時を迎えた。発足当初からのオールコートゾーンプレス取り組みは選手のフィジカル強化と共に向上し石神井の武器になっている。様々なローカル大会、準公式試合で優勝する結果も出した。目標の公式戦新人戦でもBest56に入り石神井6年振りのシード権獲得となった。まさに破竹の勢いである。
このまま勢いに乗って順調にBest32まで辿り着くのではないかと期待したがそこには厳正な現実、真のチームの実力が問われる関門があった。
高みを前に停滞した。到達するる体力、技術が不足していた。とどきそうなのにとどかない、どうしようもないもどかしさが数々のミスという形で露呈した。Best32の高み

この敗退を契機として石神井は課題が明白になった。課題克服には、これ迄とは違うアプローチでの強化が必要になる。

コーチ陣、選手個人が覚悟をして新人戦で足りなかったところ優ったところを抽出し肝に銘じること。目標を定め日々の練習に落とし込む事が必要だ。
基礎体力の向上。ミスをしない個人スキル確立。コンビネーションの習慣化。
そして何よりも公式戦並の強度と緊張感ある練習の常態化。
練習時からトップパフォーマンスで常にプレーすること。

厚い岩を砕く爆発力はいらない、厳しいがコツコツ辿る地道で堅実な力。

Best56までの日常を過ごしていれば自然に登れる高みではない。東京高校のほとんどのチームは目指すところは同じ、次の公式戦関東大会予選。日々の努力はすでにスタートを切っている。停滞はできないことを選手個々が認識しチーム一丸となって向かわないと辿りつけない。

しかし、今のチームには微かにルートが見えているのではないだろうか?これ迄の努力の手法や蓄積は財産であり真っ暗闇からのスタートではない。

石神井女子バスケチーム第2章の始まり。

年明けの公式戦は出場できないが、その期間を貴重な力を蓄積する重要なチャンスと捉えコーチ陣、選手個人が一体となり覚悟を決めて高みへのルートを切り開いて行って欲しい。

成果を目にするのは新緑も芽吹く4月、関東大会予選。


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