上海で働く肉まんの徒然草 2

2002年から続く上海での毎日を徒然と書いてます。
中国人に負けず、自分に負けず、
片意地張らず今年も頑張ります♪

2011年元旦 桂林の旅

2011年01月03日 | 旅行

我人生2度目の桂林でお正月三が日を過ごします。

元旦日の出前の真っ暗な中家を出ると、
気温氷点下2℃。

氷点下の上海から飛行機で桂林へ2時間半(帰りは2時間弱)。

桂林に到着すると最高気温は10℃ちょっと、
ただ思っていたより随分寒い桂林。

緯度は香港の少し上なのに内陸は寒い。

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【漓江下り】

桂林へ行けば100%に近い人が船で【漓江下り】をする。

船が午前中に全て出てしまう事を事前に調べず、
エアチケット押さえてしまった
行き当たりなばったりな何時もの我が家。

中国人書き込み等を色々調べてみたものの、
翌日船に乗る以外方法はなく、(竹舟はあるが・・・寒い)
桂林の街は都会で1日過ごすのが勿体なく感じ、
船には乗らず、目的地を自然いっぱいの麗江下りの終着点『陽朔』として、
バスで目的へ向かうことに。

(我的には以前船に乗った事あるので全然OK)

空港から桂林市内へは専用バスで40分程、
街の中に山が普通に存在していて不思議な風景。

桂林駅バス乗り場で【陽朔行き】バス亭に行くと、客引きのおばさんがいっぱい。

無視してバスに乗り込むと、
更におばさんが乗り込んできて『船には乗らないのか?』と。

『桂林に来て麗江下りをしないのはありません!!』と強く言う。

確かに・・・

船で興坪まで行けると言いながら写真を持ち出した。

『竹舟?!』

寒くて無理と伝えると、
屋形船みたいな船の写真を出してきた。

出来るなら川を下った方が良いと思って、
おばちゃんと料金交渉、
船1隻300元(4,000円位)で貸しきりで交渉終了。

*通常の観光汽船は280元位~/1人 

乗り込んだバスで楊堤まで行き、
村バスに乗り換え漁村まで。
 
バスの中でおばさんから干し芋なんか貰って食べたりしながら、
話好きなおばさんの話をずっと聞いていた。

田舎道をドンドン進み、
漓江の川べりの小さな船着場に到着。

『ありがとう~!』

仲介おばさんから握手を求められながら、
陸を離れる。

この満面の笑みと握手から見ると、
おばさんにアルバイト代が入るようで良かったねぇ。

おばさんと別れ、完全貸切で船出発。

船のおばさんもとっても話好き。
田舎のおばさん達、
基本は話好きで陽気で暖かくて心地良い。

 

船は漓江を進む。

9匹の馬が走っている絵、8年前、この風景を見た事を思い出す。
懐かしい留学時代の思い出の1つ。

閑散期でも結構な環境客が竹舟に乗っているのだが、
夏にはドンだけの人たちが此処を訪れるの?

時間にして80分位漓江を下り、
20元札に描かれた漁村興坪に到着。

『スリが多いから気をつけなよ~!!』

最後までおばちゃんの言葉はおかんみたいで暖かった。
ありがとう。

20元札其のままの興坪の風景
(ただし水が少ない)

船着き場から三輪バスでバス亭へ行き、
村のバスから40分程、陽朔の街へ到着。

陽朔の街はすごい都会に変わり、
マクドナルド、ケンタッキー、味千ラーメンまで何でもあり。

8年前は確か・・・何もなかったちいさな街だった。
中国の変化は何処も同じで変化はあっという間。

街の変化に驚きながら、
ホテル専用車乗り場からホテルへ。

専用車で走る事10分強、
偶龍河岸にあるリゾートホテルに到着。

阳朔河畔度假酒店 Yangshuo Resort Hotel

 

正式な★は無いようですが、
立派なホテル。

部屋の設備等は満足。

1日目の晩御飯はホテルレストランにて。

河海老とニラの炒め物

味は美味しかった!料金は上海の高級ホテル並みだったのが・・残念。 

朝ごはんも書き込みで『あまり・・』という評価に期待してなかったけど、
かなり美味しかったです。

【啤酒魚(ビール魚)】

大量の野菜(トマトやピーマン)とビールで魚を煮込んだ鍋。

好きな魚を選べ、【なまず】から高級魚の【(金)桂魚】まで色々。
(種類によって500gが400円~1400円位)

好きな魚を1匹選んで、重さを測って料金確認、
辛味調味料を確認されて調理してもらった。

せっかく此処まで来たんだからという事で、
一番高かった【金桂魚】1匹800gを購入。

全く生臭さもなく、美味!!
残るだろうと思って注文した【ビール魚】、
骨の髄、残りの野菜も全て綺麗に完食した。

日本人なら喜んで食べない川魚も
水が変わればご馳走に変化。

もう一度食べたいと思う料理~
(勿論、桂林で)

西街の入り口付近にある看板ギラギラのお店。
有名人?の写真が色々はってあったり、
テレビ局が取材に来たとあったので、
はずれは無いだろうという事で此方の店舗へ。

周りの店もそれなりに繁盛してたけど、
此方は夕食時は満席でした。

【桂林米粉】 

何処でも気軽に食べれる桂林米粉(ビーフン)

形状は全て丸い形の麺で、
広東料理に出る細い麺にはお目にかかりません。

米粉(ビーフン)と言っても、
地方により色んな種類があって面白い。

一番美味しかった米粉(ビーフン)はホテルで食べたこれ。

淡白な味の中にも上品なスープの味を楽しみました。
(朝ごはんのも自分で調味料が色々選べて旨かった!)

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*激辛な料理も多い桂林*
 初日最初に食べたランチは旨いが辛くていっぱい食べれず。
 料理を頼む時は【微辛(ウェイラー】と言うのをお忘れなく!!

*ビールはどれも旨い *
 水が美味しい場所で作るからビールも美味しいのか?
 景色や空気が美味しいから美味しく感じたのか?疑問。。

*スープは大きいサイズしかメニューに載ってない*
 『小さいのある?(有没有小的?)』と聞けば、
 大概大型店ならどんな店でもお椀で提供してくれる事が多い。

*野菜がとにかく美味しい*
 日本で食べる味の濃さ、野菜本来の味が美味。
 普段上海で食べる野菜の味の無さに吃驚。
 朝からブロッコリーとか大量に食し、御変わり。
 朝から健康的ご飯。

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【初詣】

偶々歩いていたらお寺があった此方で初詣。

鑑真和尚が海南島から水路を使って此処に到着して
暫く滞在して此処に仏教を広めたとか。。。

小さなお寺なのに入場料は20元。

ちょっと高いなぁ。。と思ったけれど、
今の中国、何処に言っても観光料金はこんなもの。

【Banyan Tree (ヒンドゥー教で言う聖木)】

森のように生い茂っているけど、実は1本の木。

入場料;20元(その辺にいるおばさんに声かけられて、おばさん介して15元になる)

最終日、ホテル敷地から橋を渡って村の生活路を適当に歩く事15分、
気が付くと・・・見たことがある風景!?!
この敷地内に到着していた。

決して不法侵入を心みたわけではありませんが、
もう一度木を拝んでおきました(笑)。

こういう田舎の観光地、実は抜け道がいっぱい。

【日月岩】

山の中腹が綺麗に穴が空き、
それがお月様の形という事でこのお名前。

一応記念撮影

8年前西町から農村のおばさんをガイド役で2人で自転車こぎながら、
此処まで見にきたのを思い出す。

小雨が降ってきたので、
小さなカフェでお茶を飲みながら雨宿り。
(オーナーはイタリア人らしい)

お茶飲んでほのぼの~

小雨になった所でホテルまで自転車コギコギ無事到着。

西街から自転車で来た人たち、
雨の中ご苦労様!

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2,3日共に最高気温5℃を切り、
お日様には一度も逢えず、桂林は本当に寒かった。

  

全身ヒートテック、ヒートテック靴下2枚履き、
ダウンじゃゲット、帽子、マフラ、手袋、
背中カイロの完全防備のお陰で寒さは感じず、
寒い中でも自転車で野山を駆け巡ったり、
戸外活動を十分楽しんだ今回の桂林。

行き当たりばったりの今回の桂林、
思っていた二倍楽しめた今回の桂林の旅。

8年前、香港から1人桂林へ来て、
広州から桂林、桂林から列車で30数時間かけて
独り上海へ戻ったのを思い出します。

あの頃の我・・・未だ二十代でした。
若かった(遠い目)。
 
本当、プライスレスな沢山の思い出

 

正月そうそう幸先の良いスタート!

素敵な1年にしよ~