未来の娘へ送る日記

いつか母になった時に目を止めてくれると嬉しい^^

part1 医は仁術なり   “ ドラマJIN 仁 ”

2011年05月08日 19時37分11秒 | JIN
 医は仁術なり


“医は、人命を救う博愛の道である”の格言である


ドラマの主人公南方 仁の名“仁”には


思いやり。いつくしみ。なさけ。特に、儒教における最高徳目で、他人と親しみ、思いやりの心をもって共生(きょうせい)を実現しようとする実践倫理”の意がある

人が人として生きていくために最も大切にしなければならないものが“仁”なのかもしれ

ない

医はいつしか“算術”と言われ

世の人々の心は荒廃し

思いやりやいつくしみは失われてしまったのだろうか・・


JINの作者が“仁”の名に込めた思いを深く重く感じながら

ドラマに見入っている


私も少なからず医療の一端に関わった人間としてのドラマの側面もおもしろい


黄熱病の研究で有名な野口英世の死因が黄熱病だったことは彼の死後に判明した

黄熱病の研究に人生を捧げたが結局、黄熱病の原因“スピロヘータ-”は発見できなかった

それもそのはず、彼が生きた時代には電子顕微鏡が存在しなかったのだ

光学顕微鏡ではスピロヘータ-の確認はできない

学生時代に電子顕微鏡の講義を受けながら

野口英世の時代に・・もし・・・電子顕微鏡が存在したら・・

彼は黄熱病で亡くなることはなかっただろう・・などと思ったものだ^^

コレラにしても然りで、コレラの死因は脱水・・コレラが世界中に流行した時代に

輸液の技術があったら・・多くの人の命は救われただろう

ペニシリンを含めた抗生物質も医療に大きな貢献をしたが、

一方では細菌の変異を起こし、耐性菌を作る羽目にもなった

医学の進歩が必ずしも人の命を救うとは限らない

歴史によって、救われた命と救われなかった命・・

だとすれば、私自身も“歴史に救われ・・生かされている命”なのかもしれない


歴史によって生かされた命なら、“仁”を自分の心に大切に生きようと思う











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2 コメント

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Unknown (メロンパンダ)
2011-05-09 02:13:29
こんばんは。

18歳から10年以上、原因不明の病で入院生活をしていた私の父は、医療の進歩により命を助けてもらった一人です。
『何度も死にかけたのに、治療法がわかってからは、日に日に体が良くなっていくのがわかるんだよ。あれは嬉しかったな…』と当時のことをよく話してくれました。

今なら、きっとJINを楽しみに見ていたかもしれませんね。
見せたかったなぁ~(*^。^*)

私も“仁”を大切にしまーす。

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おはようございます^^ (じゃがいも)
2011-05-09 05:09:33
本当ですね~
医学の進歩は日進月歩です。
しかし、その進歩がめざましいあまりに
受け入れる側の人の心の進歩が後れているのも事実なんですね。
救われた命に感謝し、思いやりをもって
共生しなくてはいけませんね^^
見れなかった私の父とメロンパンダさんのお父さんの分まで“JIN”をしっかり見ましょうね^^
来週まで長いですね~
返信する

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