夏休みの水難事故の犠牲者は○○人です。
その一人にうちのメンバーが加わるかも知れなかった…
前日の夜から参加したS、去年泳ぎを覚え、今年はライフジャケット無しですいーっと潜ったりしていた。見事鯔(ボラ)を捕って来たりと目覚まし成長ぶりだ。
そんな本人自身も、自信を付けたのか、足ヒレ無しで海へ出た。目の前の入り江で獲物を狙う。鮫はよくやるなぁ、なんて思いながらぼんやり。その一声を聞く迄は…
「S、やばくない?」
友達の彼女が異変に気が付いた。見ると両手を挙げてもがいてる。ばっしゃばっしゃと尋常じゃない様子。直ぐ様2人が飛び込んだ。
数秒後、抱えられて陸に上がったSの身体は、真っ黒に日焼けしていたのが嘘の様に真っ白になっていた。おいぉぃ(бДб;)大丈夫なの?
暫くして力無く立ち上がる。ふぅ…生きてた。よろよろっと陸伝いに戻って来たSは、意外にも落ち着いていた。助けた奴が手が震える程に動揺していた。
何でも助けに向かったら、目の前で白目を向いて沈んで行く途中だったらしい(○Д○)そこは結構深い場所。考えるだけで恐ろしい。
助かったから良い様なものの、洒落になんない事になりそうだった。泳げ無い鮫、こんなに無力を感じた事は無い。
溺れた本人は助けが来ているのを分かっていたらしい。「よかったぁ、助かるぅ」なんて、思っていたんだと、それってちょっと魂抜けかけてるんじゃないの?
ちなみに鮫もライフジャケットを着ているのを良い事に、遠くへ行ってたら、めっさ心配されていたらしい…。お盆の海は呼ばれるから、来年は山でアスレチック?