まだあんよがちょっと出来る程度の鮫娘は、公園に遊びに行っても自分で遊具を使って遊ぶ事は出来ない。
家で遊ぶのと変わりがない様に思えるけど、実際は大きく違う。見慣れない物を見たり、色んな音が聞こえるのも違いだけど、一番は「他人との触れ合い」
お座りしてあーうー言ってると、2~4歳の子供が名前を聞いてきたり、赤ちゃん可愛いーとか言って寄ってくる。すると、嬉しそうに手を伸ばしたり声を上げて喜ぶ(・∀・)ノ遊んでーって。誰も居ない公園でパパと二人でいるよりも、活発に動くし、とても表情豊かになる。
絡んでくる子も反応があると嬉しいのか、どんぐりや葉っぱを見付けては持ってきてくれたり、ある日には、植木の中の獣道みたいなトンネルを男の子が潜っていて、出口にいる鮫娘が出てくる度に笑うと、その子は何度も繰り返し潜ってみせてくれた。
こうした触れ合いは社会性を磨いていくんだろうな。とても重要だ。
又、パパにとっても新鮮な事である。今の場所に移りすんで3年程かな。まだホームと思い切れない所があるけれど、地元の人と繋がりが出来ていくのはこの土地で暮らしているって実感が湧く。
大人になると、なかなか他人と気軽に触れ合い難くなる。鮫娘を通して、色んな出会いが生まれるのはとても有意義だ。出会えた人は数知れず。
「またね」
っと、言える様、また遊びに行こう。