今日はもう1件。
マイナンバーカードは、その必要性を感じてこなかった。
また、税と年金の両方に使えるという唱い文句で始めたにもかかわらず、(社保庁のミスで)現在は税金のみ利用可能である。金をとるだけ取って、渡す方には使えないのかとの反発もあった。しかし、確定申告をするようになってから不便とういうわけではないが、税申告にはあった方が便利だと思っていた(確定申告はIDとパスワードでネット経由でやっているから、今のところまあそんなに不便ではない)。
マイナンバーカードは携帯やPCで申告できるのであるが、背景が無地の写真を撮る場所選びが結構難しく、二の足を踏んでいた。ところが、今年ある用件で証明書写真を撮る機会があり、また、総務省から申告用紙が送られて来ていた。そこでここを先途と申請書を記入し始めたのであるが、申告の写真貼付欄は、証明書の写真よりかなり大きいサイズであった。せっかく700円も払って撮ったのであるから、何とか使いたい。そこで、マイナンバーカードのコールセンターに電話してこの件を問い合わせたところ、次のような回答が返ってきた。「写真を含め申告書はAIで処理する。AIの処理方式で証明書用の写真で絶対だめだとは言い切れないが、書類不備になる可能性がある。」
エッ、コンピュータ処理をするのであれば、写真の背景を消すくらいそんなに面倒ではないだろう。「写真は、窓枠や障子の桟など多少背景が映っていてもいい」という風にすれば、私のように無地の背景がなくてあきらめている人からの申告が増えるのではないか。AIというなら何とかしろよ。
でも書類が返却されてくるのも嫌だったので、写真を取り直して(また700円)、4月8日に書類を送付した。
1ヶ月ほど経って連休が明けても「マイナンバーカードができたから市役所に取りに来い」という連絡がこないので、前述のコールセンターに電話して問い合わせた。答えは、「申請書は正常に受理されている。市役所から通知が行くのを待っていて欲しい。」であった。そこで、また待つことにした。
さらに1ヶ月を過ぎた6月中旬頃、しびれを切らして、今度は新潟市役所に問い合わせをした。答えは、「処理をしているところである。通知を待ってほしい。」である。
そして、今日に至る、である。すでに申告をしてから2ヶ月半近く経過している。マイナンバーカードのポータルを見ると、現在2ヶ月ほどかかると書かれている。
マイナンバーカードの必要性は薄いは、メリットは少ないは、写真は面倒だは、交付まで時間はかかるは。これでは、申請を考える人はどんどん減っていくのではないか。普及しないことに合点がいった。(これはSNSではないので、簡単には拡散しないが、でもこのブログを見た人がこのような情報を拡散する可能性がある。口コミは怖い)
もうちょっと、申請する側に立ってシステムづくりを考えなさいよ。
NECを潰すといったデジタル改革担当大臣(内閣府特命担当大臣(マイナンバー制度))の平井さん、あなたが潰れるくらい、寝る間も惜しんで知恵を絞り出しなよ。
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