アパートを貸している大家さんの収入源は家賃ですよね。今回は家賃の仕訳を書いていきます。
大家さんが受け取った家賃は収益として受取家賃勘定に記録されます。仕訳を示すと次のようになります。
(借方)現金XXX (貸方)受取家賃XXX
収益は貸方に記録されて、費用は借方に記録されます。これ重要❗️
大家さんは個人事業主で会計期間はX1年1月1日〜X1年12月31日とし、賃借人が1年分の家賃を前払いしてきたと仮定します。1カ月の家賃は50,000円とします。
(1)賃借人がX1年1月1日(期首)に1年分の家賃を支払った場合、
X1年1月1日の仕訳
(借方)現金600,000 (貸方)受取家賃600,000
これで終わりです。これは簡単🙂
でも、会計期間の途中で家賃の前払いがあった場合には厄介です😅
(2)賃借人がX1年7月1日(期中)に1年分の家賃を支払った場合、
X1年7月1日の仕訳
(借方)現金600,000 (貸方)受取家賃600,000
のほかに、決算時に修正仕訳を必要とします。
X1年12月31日(決算時)の仕訳
(借方)受取家賃300,000
(貸方)前受家賃300,000
この修正仕訳は、家賃600,000円のうち300,0
00円は翌年の収益になるため前受家賃に振り替えて、収益のマイナスは費用であるから、借方に受取家賃300,000円を記録します。
さらに、翌期首に貸方にある前受家賃300,000円を借方に振り替えて、貸方に翌期の収益である受取家賃300,000円を記録します。
X2年1月1日(翌期首)の仕訳
(借方)前受家賃300,000
(貸方)受取家賃300,000
この仕訳は、再振替仕訳と呼ばれております。
この流れは難しいですね😣