もう少し商品売買取引について書いていきたか
ったのですが…先に進みます😢
今回は現金です。お金の話をすると嫌がる方がいらっしゃると思いますが…
正確には現金の範囲について書いていきます。
至極真っ当な話になりますので、変な期待はしないで下さい😅
結論から先に言うと、世間一般の現金の範囲と簿記会計上の現金の範囲は異なります。
簿記会計上の現金の範囲は、貨幣・硬貨(外国通貨を含む)だけでなく、通貨代用証券が含まれます。
通貨代用証券とは、他人振出の当座小切手、配当金領収書、期限到来後の公社債利札、送金小切手、送金為替手形、預金手形、郵便為替証書
、振替貯金払出証書、一覧払手形、官公庁支払命令書などです。
日商簿記3級で出題されるのは、
①他人振出の当座小切手
②配当金領収書
③期限到来後の公社債利札(クーポン)
の3つです。
注意しなければいけないのは①です❗️
他人振出の当座小切手を受け取った場合には現金になりますが、
逆に、当社の当座小切手を振り出した場合は、当座預金の減少になります。
仕訳を示せば一目瞭然です。商品を販売した際に、他人振出の当座小切手を受け取った。
(借方)現金 XXX (貸方)売上 XXX
一方、商品を仕入れた際に、(当社の)当座小切手を振り出して支払った。
(借方)仕入 XXX (貸方)当座預金 XXX
ついでに、②配当金領収書の仕訳は、
(借方)現金 XXX (貸方)受取配当金 XXX
③期限到来後の公社債利札の仕訳は、
(借方)現金 XXX (貸方)有価証券利息 XXX
となります。受取配当金と有価証券利息は収益となるため、貸方に計上されます🙂
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