皆様、ツクール制作お疲れ様ですm(__)m
あれからもうRPGツクールMVが出てから
1年以上経過しましたね。
しかし、このRPGツクールMVのエラーはよく出ますよね。
これはプラグインでは回避できないのも現状です。
以前のツクールVXAce以下では
データクラッシュが起きなかったのは
RTPによって回避できていたからと考えられます。
でも、ツクールMVでは
スマートフォン用に制作をすることもできるのが魅力の一つですよね。
自身の場合はブラウザ利用で
パソコン・タッチPC・タブレットPC・スマートフォンと・・・
これらを対応したかったのでツクールMVは必須であります。
このエラー回避については以前も挙げていたのですが
もっと詳しく挙げてほしいとの要望を受け、
詳細を挙げていきます。
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まず、考えられる原因としては
その一点に対してのプログラムが
集中的に大きく負荷が掛かっていることと
回線状況、メモリ不足が挙げられます。
例えば、Map001に対して
他と比べて1Mb~10Mb以上いっているとします。
そうすると、その一点に対して保存する際に
大きく負荷が掛かるだけでなく
プログラム全体にその分と全体の負荷が掛かります。
自身の場合はマップ内の動作をスムーズにするために
主にコモンイベントを呼び出して行っているため、
それにより、
コモンイベントのデータサイズが異常なほどになっています。
自身の制作ゲームでのコモンイベントはこのデータサイズです。
実際に1024Kb=1Mbなので
3万3392Kb=32.609375MB
これをプログラムで見るとどれだけ重いか・・・。
それがこうなります。
1003行・・・これは重くなる訳だ・・・!
メモ帳からデータをもっていって
表示するのが遅ければツクールMVにも
それだけ負荷が掛かっていると思った方が良いです。
これはプログラムを作る時に分かりやすい
Meryというメモ帳表示のものを用いて表示してます。
実際には10Mb以前に
一点のコモンイベントの負荷が大きい場合は
5Mbでも例えばコモンイベントの場合なら
「CommonEvents.jsonのデータが読み込めません。」
となることがあります。
これはデータを保存する際に読み込みに失敗して
その箇所のデータが破損して
すべてを読み込めなくなってしまった状態です。
ただし、完全なすべて・・・という訳ではなく
この場合は「CommonEvents.json」が破損したということになるので
バックアップを取っている場合、
「CommonEvents.json」をバックアップからコピーして
貼り付けることで復旧します。
ただ、負荷は全体に掛かる・・・と言った通り、
当たり前ですが編集ソフトにも負荷が全体に乗っかるので
『Game(RPGMV Project (.rpgproject)』
こいつまで新しいものをもっていく必要があります。
はい、こいつですね。
※GameusQuestEditorはGameus様提供の任務編集のデータです。
しかし、新品(新規作成データ)をもっていくより
コモンイベントで条件分岐にてアクター指定がある場合、
そのアクター自体を読み込んでいる必要があるので
アクター編集しているデータの
『Game(RPGMV Project (.rpgproject)』
をもっていくことで
データクラッシュを回避することができる場合もあります。
バックアップを取ってないと・・・ご愁傷様です・・・
その箇所のデータは一からやり直しとなります・・・m(__)m
過去に挙げたように大容量となるゲームを作成する場合は
「本データ」、「コモンイベントデータ+アクターデータ」、
「マップ・タイルデータ+アクターデータ+スイッチ等システムデータ」、
「プラグイン編集データ」と別々で分けて作成することで
大容量のゲームに仕上がります。
実際、自身のゲームは音楽・画像データを圧縮しても
『3Gb』を軽く超えてますが、
大容量となるゲームを実現することができます。
コモンイベントは30Mbを超えているため、
編集した後に保存すると
必ず保存の際にエラー終了が掛かりますが、
そのコモンイベントのデータを見ると
容量が増えているなら保存できている状態、
容量が『0Byte』になっている場合は破損した状態になります。
常に容量が大きい場合はバックアップも開いておいて
予備を作ることをお勧めします。
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上記は容量が多い場合を説明しましたが、
容量過多以外にも破損理由はあります。
それはネット回線です。
ネット回線が遅かったり、回線が切れやすかったりすると
その分の保存時のデータが中断されてしまい、
データが読み込めなくなってしまうのです。
例えば利用回線が多く使われている回線の場合は
やはり回線が混み合いやすくエラーが起きやすいのが事実です。
また、1階など低い階層で行っていると
電波が届きにくく、回線が途切れやすいのもあります。
実際、出張でホテルにて
SoftBankのルーターを使いましたが
そのルーターがよく使われているためなのか
回線は物凄く途切れやすいのも事実です。
場合によってはホテルのWifiのが
回線が良い場合もありますね。
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最後にメモリ不足の可能性。
メモリ不足になるとその分の保存ができなくなるため、
データ破損も起きやすくなります。
メモリの確認方法は
まず一番右下辺りにある時刻表示を『右クリック』して
『タスクマネージャー』を開きます。
簡単に開く方法は『Ctrl+Shift+Esc』で
一発で『タスクマネージャーを開く』ことができます。
『タスクマネージャー』の『パフォーマンス』タブを開き、
左側の『メモリ』を選択します。
ここでメモリを選択するとこうなります。
この場合、自身の最大メモリは16GB、
利用可能メモリは12.1GB、
現在の使用中メモリは3.7GB、
速度は1600なのでまぁまぁ速度も安定している感じですね。
この状態は現在は
IEを7タブ開いた状態+
ファイル(ブラウザ導入用ゲーム本体+データ編集用2つ)+
ゲーム編集データ2つ+
Windowsペイント+
タスクマネージャーを開いている状態です。
正直言いますと
『タスクマネージャー』の『ユーザー』で見ての通り、
IEとGoogleChromeブラウザは
開いているとメモリが大きく使われてしまいます。
これでオンラインゲームをやったとしたら
場合によってはGBいきそうですね・・・。
そうなると
オンラインゲームやりながらゲーム編集してた場合、
メモリが約47%以上使われることになります。
ちなみにGoogleChromeは
約700MB掛かってました。
何気にWindowsペイント(編集時)は約130MBと
これも大きいですね。
編集前のWindowsペイントでも
約10MB掛かっているので
少ないと思っても数が多ければ負荷も大きくなるので
注意が必要です。
できればメモリの少ないパソコンで
編集作業を行うのであれば
できるだけブラウザを開いてない状態がお勧めです。
チャットのし過ぎ・音楽視聴のし過ぎ・
動画の見過ぎ・ゲームのダウンロードまたはインストールのし過ぎ
も注意が必要となりますね。
何気にチャット専門サイトなどはかなりのメモリを消費します。
そのため、自身はできるだけ閲覧はせず、
企業に依頼して販売に対する不都合な書き込みがないか、
勝手に商品が販売されてないかなどを任せております。
どうしても制作に対してこだわると
制作・販売に関係した誹謗中傷コメントの他、
二次利用・二次販売もされないかも不安がつきものです。
そのコメントによっては提供者様にも影響しかねないので
コメント削除依頼やら場合によっては警察・裁判となることもあります。
ただ、裁判費用もバカにならないですからね。
こだわりが強く、費用も大きく掛かっているならば
自身で検査すると膨大な量を調べることとなり、
その分、メモリにも影響するため、
お金が掛かったとしても企業に検査を依頼するのも手かとは思います。
メモリがパフォーマンスの方で足りていても
ユーザーの方で40%以上使用している場合は注意が必要となります。
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これがすべての可能性となります。
簡単に言うと原因は
『データ過多』、『回線速度・回線断裂』、『メモリ不足』
が挙げられます。
内部のデータ容量はmp3などがそのままだと
MB単位で大きく掛かるので
圧縮で改善される場合があります。
回線速度は比較的速いところで
利用者が比較的多くはないところがお勧めです。
メモリは足りない場合はメモリ増設をするなどがお勧めですが
Windows8.1では改善されない場合があります。
バックアップを取っておいて
度々パソコンの初期化をするのも一つの手です。
制作は手間も掛かって大変ですが、
手間を省いてしまうと後悔が大きいので
バックアップだけは重要です!