竜二と虎之助
「さあ、竜二ちゃん! お料理を作ってみたわ。食べてみて!」」
「おい、虎之助、お前は霊体だぜ? 料理なんか作れるわけないだろう?」
「ひどいわぁ! 知り合った料理人の霊体に、霊体でも作れる料理を教わったのよ!」
「泣くなよう…… 分かった、食べるからよう……」
「……どう?」
「うん、美味い!」
「嘘よ! 霊体は味なんか分からないのよ! ひどいわぁ!」
「おい、泣くなって…… どうしたら良いってんだよう!」
(作者註:竜二さん、先に声をかけたんだから、自分で責任を取りましょう)
のぶとかね
「ねえ、のぶ。最近何かない?」
「何かって?」
「わたしたち、心霊サークル『百合恵会』のメンバーじゃない? だったら、何かって言ったら分かるでしょ?」
「ああ、怖い事ね。ちゃんと言えば良いじゃない、かねっていっつも中途半端だから、分からないわ」
「のぶが、きちんと空気を読めば良いのよ」
「分かった。怖い事か…… 数学の平木先生が言っていたけど、近々抜き打ちテストをするって」
「……うわぁ、それって空気読めてないけど、心霊より怖いわ……」
(作者註:朱音さん、お勉強も大切ですからね)
百合恵と松原先生
「あら、いらっしゃい。ここの所良く来てくださるわね」
「ははは、何しろ百合恵さんは特別顧問だから……」
「良いんですか? 彼女さん、嫉妬しません?」
「ははは、そんな心の狭い女じゃありませんよ」
「そうなんですのね。……でも、わたしの方のは嫉妬の塊ですわ」
「え? 百合恵さん、彼氏がいるんですか?」
「ええ、ここに集まっていますわ。わたしの親衛隊の霊たちが。凄い恨めしそうな顔で先生を睨んでいましてよ……」
(作者註:松原先生、浮気はいけませんね)
みつと豆蔵
「みつ様、少しは休みませんと」
「いいえ、生身に憑りついた霊を天誅する剣技、もう少しで会得できそうなのです」
「さいですか……」
「それよりも、豆蔵さん。あなたも、生身に通用する礫の技を会得されてはいかがですか?」
「え? いえ、あっしはもう歳でやすから……」
「何をおっしゃるんです! 霊になったら老いも若きも関係ないじゃありませんか! 修行あるのみです!」
「へい、分かりやした。……やれやれ、老体ならぬ、霊体に鞭打つことになるのかい……」
(作者註:豆蔵さんに座布団一枚! って感じですかね)
麗子とアイ
「何だか最近拗ね気味だな、麗子?」
「そんな事ないわ。……ただ、アイがさとみの事ばっかり話すから……」
「馬鹿だなあ。相手は姐さんで会長だぜ。尊敬しているけど、それ以上の気持ちはないよ」
「わたしには?」
「言わせる気か?」
「言ってくれなきゃ、分からないわ……」
「ふふふ…… 耳を貸しな。……」
「……馬鹿ぁ…… ふふふ……」
(作者註:おっと、二人の秘密の会話はまた後ほどで…… ふふふ……)
さとみと
「え~っ! わたしには相手が居ないのぉ!」
(作者註:さとみちゃんは、みんながいっしょですから……)
「さあ、竜二ちゃん! お料理を作ってみたわ。食べてみて!」」
「おい、虎之助、お前は霊体だぜ? 料理なんか作れるわけないだろう?」
「ひどいわぁ! 知り合った料理人の霊体に、霊体でも作れる料理を教わったのよ!」
「泣くなよう…… 分かった、食べるからよう……」
「……どう?」
「うん、美味い!」
「嘘よ! 霊体は味なんか分からないのよ! ひどいわぁ!」
「おい、泣くなって…… どうしたら良いってんだよう!」
(作者註:竜二さん、先に声をかけたんだから、自分で責任を取りましょう)
のぶとかね
「ねえ、のぶ。最近何かない?」
「何かって?」
「わたしたち、心霊サークル『百合恵会』のメンバーじゃない? だったら、何かって言ったら分かるでしょ?」
「ああ、怖い事ね。ちゃんと言えば良いじゃない、かねっていっつも中途半端だから、分からないわ」
「のぶが、きちんと空気を読めば良いのよ」
「分かった。怖い事か…… 数学の平木先生が言っていたけど、近々抜き打ちテストをするって」
「……うわぁ、それって空気読めてないけど、心霊より怖いわ……」
(作者註:朱音さん、お勉強も大切ですからね)
百合恵と松原先生
「あら、いらっしゃい。ここの所良く来てくださるわね」
「ははは、何しろ百合恵さんは特別顧問だから……」
「良いんですか? 彼女さん、嫉妬しません?」
「ははは、そんな心の狭い女じゃありませんよ」
「そうなんですのね。……でも、わたしの方のは嫉妬の塊ですわ」
「え? 百合恵さん、彼氏がいるんですか?」
「ええ、ここに集まっていますわ。わたしの親衛隊の霊たちが。凄い恨めしそうな顔で先生を睨んでいましてよ……」
(作者註:松原先生、浮気はいけませんね)
みつと豆蔵
「みつ様、少しは休みませんと」
「いいえ、生身に憑りついた霊を天誅する剣技、もう少しで会得できそうなのです」
「さいですか……」
「それよりも、豆蔵さん。あなたも、生身に通用する礫の技を会得されてはいかがですか?」
「え? いえ、あっしはもう歳でやすから……」
「何をおっしゃるんです! 霊になったら老いも若きも関係ないじゃありませんか! 修行あるのみです!」
「へい、分かりやした。……やれやれ、老体ならぬ、霊体に鞭打つことになるのかい……」
(作者註:豆蔵さんに座布団一枚! って感じですかね)
麗子とアイ
「何だか最近拗ね気味だな、麗子?」
「そんな事ないわ。……ただ、アイがさとみの事ばっかり話すから……」
「馬鹿だなあ。相手は姐さんで会長だぜ。尊敬しているけど、それ以上の気持ちはないよ」
「わたしには?」
「言わせる気か?」
「言ってくれなきゃ、分からないわ……」
「ふふふ…… 耳を貸しな。……」
「……馬鹿ぁ…… ふふふ……」
(作者註:おっと、二人の秘密の会話はまた後ほどで…… ふふふ……)
さとみと
「え~っ! わたしには相手が居ないのぉ!」
(作者註:さとみちゃんは、みんながいっしょですから……)
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