思い付きブログ

「ちはやふる2」13首「ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ」感想。恵夢の焦りと本気

◎「ちはやふる2」
 第13首「ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ」


住の江の
岸による波
よるさへや
夢の通い路
人めよくらむ

 (藤原敏行朝臣。百人一首18番目の歌)


〔意味〕
 住の江(大阪市住吉区の海岸)の岸に寄る波ではないが、夜でも夢の中の通い路を通って逢いに行かないのだから、夢の中でも人目を避けているのだろうか。

 少し意訳すると、人目を忍ぶ恋とは言え、自分の夢の中では人目を避ける必要も無いのだから逢いに行けば良いのに逢いに行かない自分(または相手)は、思いの強さが足りないのだろうか、といったところ。

 歌と話の関係は、歌に「夢」があって恵夢の特異フダであることと、恵夢が、名人(クイーン)になりたいわけではないという本心を人に見せる事を避けて かるた をしていることくらいかな。


○ 千早は名人(クイーン)を目指して皆と練習してきました。恵夢は対戦中にそれを理解しました。

 一方の恵夢は元からそれはどうでも良くて、皆と楽しく かるた をしたい、そして、自分が勝つと皆が喜ぶから、皆を喜ばせるのは自分だから勝ちたいと考えていることが本人の回想で判明しました


 それを、恵夢を撮るのが大好きな別の高校のカメラ小僧の3人が、勝ちという欲にまみれる恵夢も見たいと思っているとか、他のチームメイトも分かっていないのに3人が恵夢の本音に気付いていたというのは出来過ぎですが。

 しかし、負けると思っていない恵夢が千早に差を詰められると、表情が変わってムキになり、勝ちに拘るようになるとか。
 皆を喜ばせるのは自分だと気合を入れるとか。


 学校の勉強でも時々いますが、勉強が楽しいからとか勉強が楽しいわけではなくても自分が希望する学校に進学したいからなどで将来を考えて勉強しているという自律的な人もいますが、勉強していい点を取ると親とかが褒めてくれるのが嬉しいから勉強しているという他律的な人もいるわけです。

 かるた で言えば、千早は前者、恵夢は後者。

 どっちが勉強が出来るか、社会人になって成功するか、あるいは、かるた が強くなるかは才能という要素もあるのでケースバイケースですが、確立の問題で言えば、前者の方が目的を達成したときに新たな目的を自分で見つけてやっていけやすいわけです。


 この様子だと、かるた自体への本気度の違いが、最後の1枚の勝敗を決める、という展開かなあ。


○ さて、菫が時々映されましたが、そのたびに表情が変わって。

 かるた に知らず知らず夢中になってきています。
 勝ちたくなってきています。


○ もう一方の準決勝を戦っている高校の生徒ですが見学中の赤毛のショートの女子、何度かアップで映りましたが、次の決勝戦か、来年か、個人戦か、千早の前に立ちはだかるのかな。

 ラストの〆の台詞も言ったことだし。


○ 最初はほとんどの者がもう一方の準決勝を見ていたところ、ほとんどが瑞沢高校と明石女子高校の試合を見るくらいの熱戦、接戦。

 結構ジリジリする感じの試合展開、楽しいです。


【shin】
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「  アニメ:ちはやふる」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事