おあら風の盆
輪島大祭などの能登地方の祭りと絡めて6年程コロナ禍前まで、本踊り(毎年9月1日~3日)前の各町で行われている前夜祭を撮り楽しんできました。
三味線が出を弾き、胡弓が追い、太鼓が調子を上げ、囃子が唄を誘います。甲高い声で唄い出し息継ぎなしに詞の小節をうねらせ、唄は楽器に応え、楽器は唄に応えますと説明されています。
地方(じかた)と呼ばれている指揮者の役目をしている囃子方のもと、三味線は撫でる様に弾き、胡弓は哀愁の音色を奏で目立ってはいけないと言われ、そして太鼓は締太鼓で唄の息継ぎや調子を高めるように叩いている様です。
撮影:2017年8月24日
なんとも言えない哀愁を感じさせてくれる盆踊り、今でも耳に目に聞こえ見えてきます。