金環日食

えらい早起きをしました。
香川では当地しか金環日食が見られないということでテンションが上がっていたのです。
５時少し前に２Ｆ寝室の南側のカーテンを開け外を見ますと、
ベランダの手摺のところに水滴がいくつか付いているのが見えました。
山並の上の空は灰色で雨は止んでいましたがどんよりとしていました。

東側のカーテンを開けると、若干ですが山の上に明るい部分が見られます。
これなら大丈夫、太陽が見られる頃には雲も無くなる事でしょう。

と思いつつも晴れるのを気にしながら燦の散歩を何時もの通りやっつけて、
朝食を取りモーニングコーヒーを飲みながら、ＴＶで全国の日食の中継状況をチェックしていました。
そうこうしていると薄日が窓から差し込んできましたので急いで観測専用の燦グラスで太陽を見ました。

間違いなく太陽が三日月形に欠けているのがはっきりと見えるではありませんか。
７時過ぎには裏庭に出て、「その時」を今か今かと足踏みして待っていました。
そして７時２７分頃ついにその瞬間をこの目でキャッチしました。
肉眼ですからそんなに大きくは見えませんでしたが、
金色のリングをこの目にしっかりと焼きつけて置きました。
この地で見ることはもう二度と無いと思いますがいい思い出になりました。

１分有るか無いかの短い時間でしたが金環日食は無事終わりました。
部分日食はまだまだ続いておりましたので、何とかこれを撮影し記念に残しておきたいと思いました。
オイラのバカチョンのデジカメでは直接部分日食の太陽を撮影するのは無理です。

そこで木漏れ日を撮影すれば日食が撮れるという情報を思い出し、
早速、木漏れ日があるところを探してみましたがそんなに都合の良い場所は直ぐには見当たりませんでした。
木はいっぱいありますが密集してては駄目だし、
投影されるところがスクリーン状で見やすいところで無いと駄目です。

裏庭から玄関側に来て、玄関の西側の壁の方を見ると何やら木の陰が映っています。

さらにその奥の隣との境にあるブロック塀の方に目をやると、
なになになに、なにやら良～～い感じの影があるではあっりませんか。



雲に隠れて薄くなったり濃くなったりしてたのでなかなか上手く撮影は出来ませんでしたが、
とにかくバシャバシャとシャッターを押しまくっていました。
右側から、

左側から、

今度は縦バージョンで、

何だか段々現代アートぽっくなってきやした。
顔みたいにも見える模様がブロック塀のキャンバスに描かれていました。

太陽の光が一番明るくなった時、そこは完全にアートの世界へと変化していました。

そして太陽が段々と高くなるに連れ部分日食も一緒に雲の中へ隠れていってしまいました。

最後に充血した目を休める為に玄関脇の緑で締め括りましょう。

念の為、
これは木漏れ日では有りません。
お疲れ燦でした。