野外ステージ

散歩の途中で運動公園に立ち寄る場合があります。
ここは標高３０mばかりの高台にあるので、見晴らしが良く気持ちのいい場所です。
津波等の災害時にも避難場所として指定されています。
体育館やテニスコート、球場、野外キャンプ施設、簡単なアスレチック、そして野外ステージが備わっています。
体育館の中にはジムもありますが、
散歩途中ではこの野外ステージ周辺のアスレチックの一部を使って軽くストレッチをする事があります。

天気が良い日は体育館内のジムより、
外のこの場所が広くて見晴らしがよくってストレッチを行うには最適です。

アスレチックは主に子供用ですが大人が使ってはいけないということはありません。
田舎の公園のこの様な施設使用状況はたかが知れていると思われます。
多分年間を通して殆ど使われていないのじゃないでしょうか。
昔はこの公園に隣接して人工のスキー場（草スキー）がありましたが、
今は閉鎖され草に覆われたスロープだけが残されています。
行政は市民の為にと色々考えるんでしょうが、
所詮市民の金、自分の金とは思わないのでしょうね。
実際は行政も一市民の集まりなんですけどね。

そんならいっちょ張込んでやるべぇ～と思い立ちちょくちょくここを使ってやることにしました。
何時行っても使用中という事もなし、また殆ど人にも会いませんから自由勝手に使えます。
といっても公序良俗に反する様な行為をしてはいけません。
ラジオ体操とか手足ぶらぶら体操など気ままに身体を解します。
そしてここに野外ステージというものがあるではありませんか。
こいつも使ってやらねば不公平というものです。

近くで見ると意外と立派です。
それでは久々の晴れ舞台を踏んでやろうとステージの中央に立ってみます。

なかなか開放感があって気持ちがいいです。
観衆は海と山の木々、調べは風と鳥達の囀りといったところでしょうか。
徐に両手を高く上にあげ、両足の腿を交互に上げ下げしてゆっくりとリズムに乗って踊ります。
先ずは女踊りをスローペースでそれから徐々に早く、
ステージを広く使って踊ります。
中央に回ってきとところで今度は男踊りのスローペースで軽く一周し、
再度中央に来たところでハイテンポな踊りに切り替え乱舞となります。
もうお分かりでしょう、踊る阿呆というヤツです。

踊るだけでは元が取れないってことで、
「演歌一筋苦節３０年遥遥やってきましたご当地での晴れ舞台歌いますは・・・・・」てな事を前フリし、
♪北のはずれのぅ～このぅ～町へ～～
と山に向かって大きな声で朗々と歌いだします。
特にブーイングもなく気持ちよく歌わせて下さいます。
歌って踊って、
いわゆる一人ミュージカルってやつをしばし堪能してからカーテンコールも無いので淡々とステージを下り舞台を閉じます。
舞台疲れを癒すためにステージ裏のベンチで少し休み帰途につきます。

今日も一日お疲れ様でした。