世にも不思議な物語

暗くなる前にとお散歩に出掛ける時間も早くなってきました。
お散歩から帰ると台所の対面テーブルの上に白い布巾がかかったお盆が置いてありました。
燦ママの留守中、お隣からの晩御飯のおかずの差し入れだと思いました。
お昼に顔をあわせた時に焼き鮭を持っていくよと言われてたからです。

散歩から帰ると金魚鉢の水を飲んだり、
何時も直ぐには家に入らずに玄関の駐車場のところでクールダウンして過ごします。

しかしこの日は直ぐに家に入ろうとしました。
勝手口の横の水道で足を洗ってから家に入れてやりました。
こちらはリードを片付けて少し里山を見回りにと出掛けました。
里山を一周して帰って来て晩御飯の準備に取り掛かりました。
といっても特別に料理をするとかいう事ではなく頂いたお盆に乗っかっているおかず等を配膳するだけです。

布巾をとって、何か不思議な感覚にとらわれました。
ポテトサラダとアスパラガスの湯がいたのとカボチャを煮たのと・・・・・・
あれッ、シャッ、シャッ、シャケは何処へ行ったの？？
お隣さんが入れるのを忘れたのかなとも思いましたが、そんな筈はありません。
しっかりとシャケの部分だけが欠落した状態でした。

もう一度振り返って思い起こしました。
確かにお盆の上には綺麗に布巾が被さっていました。
シャケは布巾を通り抜けて四次元の世界を彷徨い北の川へと帰って行ってしまったのでしょうか。
いやはや不思議な事も起こるものです。

未だにその真相は闇に埋もれたままになっているのですが、
犯人は確かに絶対居ないと思われますが、
しかし犯犬なら心当たりがありそうです。
お盆を見つめているアヤツ目の動作がどうもキョドっている様に思われました。
何か悪い事をしたときの様な感じです。

でも布巾は完全に綺麗にかかっていたし、大好きなアスパラも乱れては居ませんでした。
チャララ、チャララァーーーー
う～ん、夜にも不思議な物語でもあったなぁ～～不思議だぁ～～