薄暗くはあるが緑濃き渓流沿いの細い林道を登り詰め、
目的地の清き流れのポイントに、全身に緊張を漲らせて第一投の竿を静かに差し出したのであった。
と言うはずであったが、しッしッしッしッ死ぬかと思ったぁッ。
週間天気予報では最初天気は曇り時々晴れであったが、2日前には曇り時々雨に変わり、
そして早朝里山を出発し集合場所についた時には、なんやの完全に雨やんけ!!
今回は、渓流釣師オイノコさんにお頼みし里山御一行(ボス、人兄貴1号、2号)を、
初めての渓流釣に連れて行ってもらう事をお願いしてあったのです。
海釣であれば雨の時は絶対釣はしませんから、
その場で今回はちょっと残念ですがまたの機会にしますかと挨拶だけで即取止めるのだが、
「雨の時は川が濁り魚は何でも喰らいつくので、よく釣れるんですのよ、うふッ」
と言う言葉に、「へぇ~そうなんや」とちょっと心を揺さぶられ、
トドメの「どちらでもお宜しいですが、ちょっと行くだけ行ってみますか」
と言う言葉で(この時はまだその奥にあるさらなる罠には気付かなかったのだが)、
里山の車から荷物をオイノコさんのバモちゃんに乗せ替えて出発する事になりました。
林道まで行く道は山を越えるので途中そこからは瀬戸内海の青い海が見えるはずでしたが、
グレー一色で何処が海か空か分からない状況でした。
クネクネ林道が舗装道から無舗装で草が生え上から水が流れている様な細い道を、
さらに進んだ所に目的地がありました。
近くの無人ロッジの側から降りればそこには濁流が轟々と流れていました。
この後の身の毛もよだつ様な怖ろしいオイノコさんの企みについては、
オイノコさんのブログの「濁流釣行」をご足労ですが見て頂きたいと思います。
ブルーの河童がオイノコさんで後方の緑の河童が人兄貴2号です。
さすがそのつり姿には惚れ惚れします。
釣り針の先までが自分の手のような感覚で操作しているようです。
最初に釣り上げたのはやはりオイノコさんでした。
小さかったのでリリースです。
里山御一行のテグスのもつれとかを治しながら色々と面倒をみて貰いましたが、
このポイントで一番でかいのを釣ったのもオイノコさんでした。
里山御一行もご指導を得ながらそれぞれ最低一匹以上は釣れたので大満足でした。
相変わらず雨も降り続いて居たので、ロッジの軒下を借りて軽く昼食を取り休憩しました。
オイノコさんの新しく買った竹篭に入ったオニギリとかバナナとかパウンドケーキを美味しく頂き、しばし釣果談議に花を咲かせました。
畏るべし釣師オイノコ、
「普通同じポイントでは三匹くらい釣ったら上流目指して移動しますのよ、うふッ」
「どちらでもお宜しいですが、ちょっと行くだけ行ってみますか」
と言う言葉に暗雲たなびく深くて暗い渓流の上流に皆が目を向けるのであった。
さらばとここで足元を完全に装備しなければヤバイと思い、
里山特性の渓流釣り足元セットに履き替えました。
マリンシューズとわらじと靴下(かッ鳶太郎)からなるものです。
オイノコさんのは本格的な装備です。
そうして車で林道をさらに登り車を林道脇に駐車してそこからはアップダウンがキツくて狭い山道を、
渓流沿いにしばらくトラバースしてやっと最終ポイントに着きました。
写真では分かりませんがイグアスの滝の真下に来たようでした(行った事無いが)。
爆風と水飛沫が雨に混じって我々を攻撃してきます。
完全に台風の暴風雨の中状態でした。
そんなものは物ともせずに、クールな目をキラリと輝かせ渓流釣師オイノコさんは、
「ちょっとだけ竿を出してみますか、うふッ」
と竜神様を釣る様な気迫で竿を一振りしました。
我々は腰が引けて遠くから見守るばかりでした。
そろそろ撤収しないと本当にヤバイよと思いオイノコさんに声をかけようとした瞬間、
ヒットして釣り上げていました。
遠目ではあまり大きくないなと思いましたがこの日一番の大物でした。
でもあまり余裕も無く直にそこを引き上げ一気に駆け下りて、
一気に林道を後にして一気に本道に戻ってきました。
途中倒木を処理した形跡がありいの茶色く濁った水が山際の斜面から流れて来いいのと
土石流が起きてもおかしくない様にもみえました。
突然今までは無かった無名の華厳の滝も出現していました。
でも何とか無事に高速道路のSAで休憩した時にはホッとしました。
SAは満杯でしかたなく車の中でお昼ご飯の続きを食べました。
この雨は本物でした。
高速道路情報で初めて知りました。
里山地方には大雨洪水警報が発令されており、高速道路はその区間通行止めになっていました。
「ガァーーーーーーーーンンンン」
朝の集合場所で釣ったあまごを全て頂き有り難くお礼を言って別れました。
里山地方の手前で高速道路を降りて、
下の一般道路を里山目指して帰りましたが、
里山に近づく毎に滝の様な雨がフロントに当たり、交通渋滞ありいの、冠水道路ありいの、
道路脇に車が落ち込んでいるのがありいのと色々ありましたが無事帰って来ました。
やっと本日の渓流釣りが終ったと言うことでした。
その後里山地方ではエライ事になりましたが、
渓流釣りした方面でもその後エライ雨が降ったようでした。
とにかくスリリングな一日でありましたがいい思い出と共に無事で何よりでした。
今度は河童が居ない時にお願いしよっかなぁ~
目的地の清き流れのポイントに、全身に緊張を漲らせて第一投の竿を静かに差し出したのであった。
と言うはずであったが、しッしッしッしッ死ぬかと思ったぁッ。
週間天気予報では最初天気は曇り時々晴れであったが、2日前には曇り時々雨に変わり、
そして早朝里山を出発し集合場所についた時には、なんやの完全に雨やんけ!!
今回は、渓流釣師オイノコさんにお頼みし里山御一行(ボス、人兄貴1号、2号)を、
初めての渓流釣に連れて行ってもらう事をお願いしてあったのです。
海釣であれば雨の時は絶対釣はしませんから、
その場で今回はちょっと残念ですがまたの機会にしますかと挨拶だけで即取止めるのだが、
「雨の時は川が濁り魚は何でも喰らいつくので、よく釣れるんですのよ、うふッ」
と言う言葉に、「へぇ~そうなんや」とちょっと心を揺さぶられ、
トドメの「どちらでもお宜しいですが、ちょっと行くだけ行ってみますか」
と言う言葉で(この時はまだその奥にあるさらなる罠には気付かなかったのだが)、
里山の車から荷物をオイノコさんのバモちゃんに乗せ替えて出発する事になりました。
林道まで行く道は山を越えるので途中そこからは瀬戸内海の青い海が見えるはずでしたが、
グレー一色で何処が海か空か分からない状況でした。
クネクネ林道が舗装道から無舗装で草が生え上から水が流れている様な細い道を、
さらに進んだ所に目的地がありました。
近くの無人ロッジの側から降りればそこには濁流が轟々と流れていました。
この後の身の毛もよだつ様な怖ろしいオイノコさんの企みについては、
オイノコさんのブログの「濁流釣行」をご足労ですが見て頂きたいと思います。
ブルーの河童がオイノコさんで後方の緑の河童が人兄貴2号です。
さすがそのつり姿には惚れ惚れします。
釣り針の先までが自分の手のような感覚で操作しているようです。
最初に釣り上げたのはやはりオイノコさんでした。
小さかったのでリリースです。
里山御一行のテグスのもつれとかを治しながら色々と面倒をみて貰いましたが、
このポイントで一番でかいのを釣ったのもオイノコさんでした。
里山御一行もご指導を得ながらそれぞれ最低一匹以上は釣れたので大満足でした。
相変わらず雨も降り続いて居たので、ロッジの軒下を借りて軽く昼食を取り休憩しました。
オイノコさんの新しく買った竹篭に入ったオニギリとかバナナとかパウンドケーキを美味しく頂き、しばし釣果談議に花を咲かせました。
畏るべし釣師オイノコ、
「普通同じポイントでは三匹くらい釣ったら上流目指して移動しますのよ、うふッ」
「どちらでもお宜しいですが、ちょっと行くだけ行ってみますか」
と言う言葉に暗雲たなびく深くて暗い渓流の上流に皆が目を向けるのであった。
さらばとここで足元を完全に装備しなければヤバイと思い、
里山特性の渓流釣り足元セットに履き替えました。
マリンシューズとわらじと靴下(かッ鳶太郎)からなるものです。
オイノコさんのは本格的な装備です。
そうして車で林道をさらに登り車を林道脇に駐車してそこからはアップダウンがキツくて狭い山道を、
渓流沿いにしばらくトラバースしてやっと最終ポイントに着きました。
写真では分かりませんがイグアスの滝の真下に来たようでした(行った事無いが)。
爆風と水飛沫が雨に混じって我々を攻撃してきます。
完全に台風の暴風雨の中状態でした。
そんなものは物ともせずに、クールな目をキラリと輝かせ渓流釣師オイノコさんは、
「ちょっとだけ竿を出してみますか、うふッ」
と竜神様を釣る様な気迫で竿を一振りしました。
我々は腰が引けて遠くから見守るばかりでした。
そろそろ撤収しないと本当にヤバイよと思いオイノコさんに声をかけようとした瞬間、
ヒットして釣り上げていました。
遠目ではあまり大きくないなと思いましたがこの日一番の大物でした。
でもあまり余裕も無く直にそこを引き上げ一気に駆け下りて、
一気に林道を後にして一気に本道に戻ってきました。
途中倒木を処理した形跡がありいの茶色く濁った水が山際の斜面から流れて来いいのと
土石流が起きてもおかしくない様にもみえました。
突然今までは無かった無名の華厳の滝も出現していました。
でも何とか無事に高速道路のSAで休憩した時にはホッとしました。
SAは満杯でしかたなく車の中でお昼ご飯の続きを食べました。
この雨は本物でした。
高速道路情報で初めて知りました。
里山地方には大雨洪水警報が発令されており、高速道路はその区間通行止めになっていました。
「ガァーーーーーーーーンンンン」
朝の集合場所で釣ったあまごを全て頂き有り難くお礼を言って別れました。
里山地方の手前で高速道路を降りて、
下の一般道路を里山目指して帰りましたが、
里山に近づく毎に滝の様な雨がフロントに当たり、交通渋滞ありいの、冠水道路ありいの、
道路脇に車が落ち込んでいるのがありいのと色々ありましたが無事帰って来ました。
やっと本日の渓流釣りが終ったと言うことでした。
その後里山地方ではエライ事になりましたが、
渓流釣りした方面でもその後エライ雨が降ったようでした。
とにかくスリリングな一日でありましたがいい思い出と共に無事で何よりでした。
今度は河童が居ない時にお願いしよっかなぁ~
いってぇこのおいのこってのはどこのどいつだ!?
こらしめてやらねぇと今に痛い目見るぜぇ!
左から読んでも右から読んでも、
「このおいおのこ」ってどいつだ!?
うるしにはやられるわあぶにはやられるは、
結構痛い目してるけどね。
まだしたいん?(笑)
田んぼや山をかけ歩いているのは知ってたけど(笑)
まさに男勝りですね。
そして、最後に「うふっ」と、ちょっとだけ女の片鱗を見せている。
不思議な女性ですね。
それにしても、全員、無事でよかった。
川に呑まれることを思ったら、うるしやあぶなんて、屁でもないよ(笑)
ボスの脚色を真に受けぬよう。
カッコいい!惚れぼれだわー
良い経験ですね
そのあと凄いゲリラ雨だったの?
食い物につられてなんて
分かる気がするわーあんな
御馳走目の前にしたら誰だってね[笑
わらじは、渓流釣りのためだったんだ。
お弁当もおいしそう!!
まあ釣られますわこのお弁当じゃあ♪
無事のご帰還よかったです。
日ごろ行きなれたポイントっていうのがポイントでしたね。
今度は、秋の紅葉シーズンに渓流釣りも風情があってよさそうですね。
がんば!!!
読んでいてハラハラしましたよ。自然を甘く見ては駄目ですよ。
嘘こきました。
「うふッ」なんて言いませんでした。
こちらの聞き違いでした。
「うふふッ」が正解でした。
>まさに男勝りですね
自然の中で生きていくという事は、男でもなく女でもなく人間として生きていくということですから特に勝ち負けは関係ないんですよ。
自然の中では生きるか死ぬかです。
なぁ~んちゃって。
>うるしやあぶなんて、屁でもないよ
うるしやあぶと屁の関係が良く分かりませんが、言わんとすることは非常に良く分かりますよ。
無事がなりよりですものね。
御心配を頂きありがとうございました。
36歳のひなさんも惚れ惚れするような若い女性ですよ。
数日前までは雨の兆候は無かったのに突然大雨洪水警報ですからね。
自然の驚異ですね。
最近の気候の変動は激しいからアウトドア遊びも気をつけないとね。
オイラもそうだけど里山達も食い物には弱いからね。
これはひなさんも一緒だね。
渓流釣もおもろいよ。
やってみそ。
稲作民族の昔の知恵も侮れないですね。
竹篭に入っているから余計に美味しかったですよ。
やはり器も大切ですね。
見ても食べますからね。
>日ごろ行きなれたポイントっていうのがポイントでしたね。
やはり全然知らないところだったらこうはいきませんものね。
ポイントと言えば、徳島県庁の川を挟んだ北側にある「ポイント」という釣具店で渓流釣に行く前に渓流釣竿を二本買いました。
とにかく新緑、紅葉、天気のいい日には最高の場所ですよ。