二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

8月28日(水) BAL(H) 第2戦

2024-08-29 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/orioles-vs-dodgers/2024/08/28/746103/final/box
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=746103
https://sports.yahoo.com/mlb/baltimore-orioles-los-angeles-dodgers-440828119/

 Corbin Burnes (R)は、相手エースでリーグを代表する投手ながら、8月4先発で成績悪化[1勝2敗 20.2回 8.71ERA .322AVG 1.74WHIP 0.59GO/AO] 。
この試合ハイライトの中継映像では、左打者に対するCHの被打率が、開幕14先発が.040だったのに、次の12先発で.429と打ち込まれていたようです。
対LHB:CH [平均89.1mph] (投球割合 23.2%) [.210 .425 3HR] 価値 ±0
 
大谷翔平  回  点差  状況   対戦投手     カウント[総投球数](初球S=☓、B=◯)     
第一打席 1回裏 0-0 0out なし Corbin Burnes (R) 1-2[5]◯ ⑤外角中SL[87.4] 右翼HR[102.2 33 391 .570 30/30 1打点]【1-0】 タイミングがずれたが片手で良い角度に打ち上げた

第二打席 3回裏 1-3 1out 一塁 Corbin Burnes (R) 2-2[5]☓ ⑤外角低CH[89.2] RF前H[99.9 13 199 .910]

第三打席 5回裏 5-4 0out 一塁  Corbin Burnes (R) 2-2[5]◯ ⑤内角低CUT[93.7] 一塁ライナー[108 6 120 .680](落球)-二塁FO 

第四打席 7回裏 6-4  2out なし Gregory Soto (L) 1-2[5]◯ ⑤外角中SNK[96.2] 見逃し三振

  まだ、Ball球に手を出す傾向はありますが、最も甘い球が最終球(決定球)となり、良い結果をもたらしています。
 振りに行った打席は、全て95nph以上のHard Hit。今日は昨日の反省からか、初回からしっかり集中できていたようです。また、相手が好投手でセオリー通り、球数を稼いでいます。
 ただ、第四打席は昨日同様の「見逃し三振」に終わり、当然ながら、ゾーンの球は振らないといけない。
 試合展開から最終打席と予想されたので、ファンはHRを期待しており、2outだったので自由に打っていい場面でした。

  この試合、初回先頭打者HR、2盗塁で、「42-42」を達成し、MLB記録の「43-43」に王手です。
 2盗塁は、3RunHR[4回裏 逆転劇]、捕手 Error - SS Error[貴重な追加点で2点差に]で、いずれも得点につながっており、試合の中で意味のあるものになっています。

  しかし、2回表の3塁Muncyの送球エラー、捕手Smithの空振り三振後、ボーンヘッド後、【1-3】なり、大谷翔平の初回HRの余韻を楽しむどころか、ぶち壊しにされており、
 Buehler (R)がそのまま序盤に崩れてもおかしくなかった。Muncyの送球エラーは仕方ないとしても、Smithのボーンヘッドはあり得ない。
 試合勘の劣る三塁MuncyとFreeman代役のK.Herの一塁の送球に対する捕球動作は不安ですね。

  今日は、絶対にLADが落とせない試合だったので、次々にBullpen投手を注ぎ込んだため、明日の試合は先発投手[Bobby Miller (R)] ができるだけ長く、投げないといけません。
 また、同日、SDPは負け、ARIは逆転勝ちと、次のシリーズで対戦するARIとの4連戦は天王山です。2勝2敗なら3G差は変わないですが、Freemanの欠場が続くなら痛いところです。

8月27日(火) BAL(H) 第1戦

2024-08-28 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/orioles-vs-dodgers/2024/08/27/746105/final/box
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=746105 数日前から試合のデータに打者のスイング速度が表示されるように。大谷は Fast Swing[75mph以上]となる確率が非常に高い。
https://sports.yahoo.com/mlb/baltimore-orioles-los-angeles-dodgers-440827119/

 ・「BAL*3、ARI*4、LAA*2」と続く9連戦の重要な初戦。
 ・大谷は一昨日、左手首に死球を受けてその影響が気になるところ。直近7G:.310/.375/.690./1.065と復調を果たす。40-40を達成し、43-43、45-45、50-50と積増していきたい。
 ・BAL先発投手は、元OAKで何度も対戦経験がある Cole Irvin (L)。過去大谷は .296[.951] 8H 2HR 4打点 /27AB と相性は良い。
  おまけに相手は、6月 6先発 成績悪化、7月 Bullpen 5G さらに悪化と序盤で打ち崩すチャンスだ。

 ・第二戦のマッチアップがBALエースのCorbin Burnes (R) と LADは不振のWalker Buehler (R) なので、絶対、初戦は勝っておかなければいけないところ。
 ・チーム状況:LADは西地区1位だが、わずか4G差、ARIとSDPが追っている、一つも試合を落とせない。(=主力を交代で休ませてコンディション調整できない)
 ・相手が左腕ということもあり、右中指にひびのFreemanは、これまで出場と続けていたが、久しぶりの休養。
 ・LAD打線は、相手左腕時にレギュラーメンバー(左打者[通常、LuxとMuncy])が抜け、控え主体の右打線になるため、対LHPが一つの課題だ。(右打者[T.Her、Smith]の奮起が求められる)

 ・相手捕手               2024年                         2023年                           2024年
'23 Rnk                  G Arm Exchange Avg Pop CS Above Avg Pop Time  G  回  DRS ART GFP/DME Bunts SB  SZ AdjER bWAR/fWAR OPS+ Def
26/102.Adley Rutschman 26歳 S/R 120 84.6   0.69   1.96    61→36    81→ 55 110 934.2  2  1    1     0  -2   5  -3   2.9/ 2.8  115  5.2 
29/102.James McCann   34歳 R/R 54 81.8   0.63   1.98    74→37    11→ 31  59 479.0  1  0   -2     -   2   0   1   0.3/-0.2   74 -0.8


 ※大谷翔平の好不調、その試合に期待できるかは、第一打席を見れば分かる。

大谷翔平  回  点差  状況  カウント[総投球数](初球S=☓、B=◯)      
第一打席 1回裏 0-0  0outなし 0-0[1] ①内角高SNK[90.1] B*3 右翼線H[85.9 23 283] 結果的にHになったが、このB球は打ちに行ってはいけない。この時点で今日の打撃の悪い予感がした。
Cole Irvin (L)              2番Bettsが 2-2[5]☓ B 二塁ゴロ[97.8 2]DP☓☓と最悪の結果に。43-43に向けて二盗しても良い場面だったが、5球あったものの、なぜか大谷は走らなかった。      

第二打席 3回裏 1-1  2outなし 0-0[1] ①内角低中SNK[92.2] 二遊間-CF前H[99.4 -12] この打席も初球打ち。ただし、角度が付かなかった。
Cole Irvin (L)              2out 一塁 で 盗塁しても良い場面だったが、なぜか試行せず。2.Betts 3-0[4]◯ ストレートの四球。3.T.Herのタイムリーで勝ち越し[1得点]【2-1】
                     

第三打席 5回裏 2-3 0out一二塁 1-0[2]◯ ②ど真ん中 CUV[78.7] 三塁フライ☓☓☓ 打者有利のカウントから、ど真ん中にCUV[78.7] HRボール! 我慢できずに打ち上げてしまう。進塁打すら打てず。
Cole Irvin (L) [大谷を討ち取って降板] 39/60[65.0%]

  この日の試合の命運を分けた場面だった。得点できる反撃ムードが大きくしぼんでしまった。非難に値する。
 0out一二塁ならSafety Buntを三塁側に転がしても良かった。初球にBuntの構えを見せ、Bunt出来る球ならそのままBunt。Ballならヒッティングに切り替える。(相手投手は動揺する)
 三塁側に転がせば、SSが三塁ベースカバーに入れないので、確実に1out三塁 打者:Bettsという状況が作れる。
 一塁送球out(送りBunt成功)なら、1out二三塁、Bettsの単打で逆転【4-3】、犠牲フライ/弱ゴロで同点【3-3】となる。
 二塁転送FOで1out一三塁になったとしても、大谷は二盗を試み、本塁と重盗で二盗の成功率が上がる。
 なぜ、Safety Buntしないのか? 相手の内野陣は意表を突かれ、オールセーフとなり、0out満塁 2.Bettsという可能性もあった。
 大谷のような強打者が、Safety気味の送りバントをすることで、『この試合に絶対勝つんだ!』という強いメッセージをチーム内外に送れる。
 結局、大谷がセットアップに失敗した上、後続の二人も倒れ、同点に出来ず。この試合の分岐点となってしまった。

第四打席 8回裏 2-3  0out なし 2-2[5]◯ ①外角低SL[81.4] B ②外角低SL[83.2] B ③真ん中高 SNK[95.3]見逃しS ☓☓☓ ④外角中SL[83.4] B*1.4 F ☓☓外角高(外)SNK[95.3] E 見逃し三振☓☓
Cionel Pérez (L) [大谷を討ち取って降板] 9/13[69.2%]

  この回、逆転できれば、9回表LADの抑えが登場し、試合に勝つ重要な場面。1-2-3と好打順で、先頭打者は出塁することが重要。
 初球、二球目とSLがBになり、2-0[3]◯ 大幅に打者有利のカウント。打者はカウントを取りにくる直球系(SNK)を待てばいいだけ。
 投手は3-0として、足の速い先頭打者の大谷を四球で出したくないので、高い確率でストライクが来る。
 ところが大谷は、3球目 HRに出来る 真ん中高SNK[95.3] を見逃してしまった。ど真ん中から真ん中高めの直球系をアンブッシュすれば、確実にHRに出来る球だった。
 大谷の意識の中で四球で出塁するために“球数を多く見る”というモードに入っていたと思う。絶好球を見逃してしまった。
 さらに4球目外角中のB球のSLに手を出し、逆に2-2に追い込まれてしまう。(自ら不利な状況に身を置く) それを見逃せていれば、まだ3-1で打者有利だった。
 運命の5球目、外角高SNK[95.3] E に手が出ず、「見逃し三振」を喫する最悪の結果に。絶対に「見逃し三振」よりも「空振り三振」の方が良い。
 自らの運命を、相手捕手のフレーミングや不確実な主審の判定に依存するべきではない。再びチームの反撃ムードを損ない、非難に値する。


  打撃が好調になると、打者が陥りやすい罠として、「何でもかんでも手を出してしまうこと」だ。(好調時こそ“忍耐力”が重要)
 好調時はB球でも強引にヒットに出来るが、そのままB球に手を出し続けると、好調が不調に転化してしてしまう。(B球をヒットし続けることは統計的にも不可能)
 いかに好調時に“我慢ができるか”が、その打者の偉大さの証明なのだ。(Mike Trout)
  相手打者が好調だと分かっている場合、相手バッテリーはボール球を投げて、球の見極め、および手を出すかで、相手打者を試す。
 B球に手を出さなければ、ますます打者有利になり、結局、敬遠気味の四球となる。つまり、これこそが1番打者:大谷翔平に期待されていることなのだ。
 四球で出塁すれば、常に盗塁のチャンスが生まれる。1番大谷、2番Bettsが機能するかは、大谷が出塁するかどうか、そして二盗を仕掛けられるかどうか。
 1.大谷(単打/四球 出塁)-二盗-0out二塁 2.Betts 進塁打 1out三塁 3.Freeman 犠牲フライ/弱ゴロで1打点。好投手相手にノーヒットで1得点も可能だ。

  50-50を達成できるかで、HRに関しては、1.相手投手がどれいくらい失投するか、2.その失投を打ちに行き、捉えること[HHとLA]が出来るか、に集約される。
 大谷とJudgeで現時点でHR数に差がついているのは、甘い球を打つ、この能力に尽きる。
 Judgeの打席を全て見ていないが、Game DayでチェックするとHRはど真ん中や甘い球が多い。(どうして相手投手はこんな甘い球を投げたのか?という失投が多い)

  我々日本人、大谷ファンは、大谷翔平がどれくらい出来るか、分かっている。大谷翔平は現在の成績よりも、遥かにもっと出来る。
 今まで不振時に、もどかしかったが、復調した今は、さらにもどかしい。

  MVPトリオの一角、左打者のFreemanが怪我を抱え万全でない以上、1.大谷、2.Bettsの打順にLADはこだわるのを止めるべきだ。(大谷の50-50のためのシフトになっている)
 相手先発が左腕の場合、1.Betts、2.大谷、3.T.Her/Smith (成績次第)、4.Freeman とした方がが良い。
 これなら相手先発左腕は1.Bettsに対し球数を要し(四球で出塁する可能性)、2.大谷は初球を痛打という得意な形になる。この方が現在よりもチームの攻撃のリズムが良くなるはずだ。
 大谷が先頭で出塁しても、盗塁するかどうかでBettsの打撃が影響を受ける、あるいはBettsの成績が下がるので大谷が二盗を自重するでは、チームとして効率が悪い。

8月17日(土) STL(A) 第2戦

2024-08-18 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/dodgers-vs-cardinals/2024/08/17/745140/final/summary/all
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=745140
https://sports.yahoo.com/mlb/los-angeles-dodgers-st-louis-cardinals-440817124/

Bobby Miller (R) 7/09(PHI戦)以来の先発登板。 91-51[56.0%] 4.2回 8H 4ER 1BB 1K 2HR 8.02ERA 1.84WHIP
 QS[6回3失点以下]どころか、5回すら投げられず、先発の役割を果たせず、Bullpenに負担をかけてしまう。
 失点の仕方も、味方が得点した後に失点するという、あってはならない点の取られ方。[1回、5回]
 Walker Buehler (R)と共に、今季、LADが苦戦している主要因の一人。期待外れのシーズンとなっている。
 野球は先発投手が試合を作らなければ、試合に負ける主要因となってしまう。当然、Bullpen投手より重要だ。
 Miller (25) は若いこともあり、主審の判定や被HRによって、投球が甘くなったり、ストライクが入らなかったり、突然、崩れる傾向がある。
 これまでもメンタルの弱さが指摘されている。 


大谷翔平  回  点差  状況  カウント[総投球数](初球S=☓、B=◯) 
第一打席 1回表 0-0 0outなし  3-2[8]☓ 四球 真ん中高めの4SのHRボール、#1、5、7、および内角中の#6 を捉えることができない。相手投手は、左打者相手に 4S or KC の2種しかない。
                      四球で出塁―二盗[36]―2.BettsがLFフライ(105m 進塁打)―3.FreemanがCF前H[1打点]【1-0】と、この打順における理想的な得点となった。
第二打席 3回表 1-1 0outなし  0-2[4]☓ 止めたバットを空振り判定で振り逃げ。#1の内角中(真ん中寄り)を空振り、捉えられていない。1out一塁から二盗[37]。ただし、後続が凡退。
第三打席 5回表 1-3 2outなし  1-1[3]◯ ど真ん中KC[94.8] 右翼HR[111.9mph 21° 384ft / 117m] 【2-3】 泳ぎ気味だったが捉える。2outから1点差に迫るHR。
第四打席 8回表 2-4 1outなし  1-2[4]◯ 1-0から#2 B*3個離れた内角高SNK[94.9]を振りに行き、ファウル! 1-1から#3 ど真ん中SNK[94.7]をなんと見逃し! 最悪のPlate Disciplineだ。
                       結局、1-2から外角低めEのSL[85.2]を打ち上げてLFフライ。  

3打数1安打(1HR) 1打点 1四球 1三振(振り逃げ) 2盗塁 37HR-35SB→38HR-37SB [40-40まで、あと2HR、3盗塁]
4打席中、3出塁だったが、まだ本来の出来ではない。通常なら甘い球を捉えてマルチヒットになっていたはず。
今日は1番打者として役割を果たしたが、他の打者が不振だった。

           CS AVG  Pop Time
           '23 '24  '23 '24
Willson Contreras (C) 87→48   70→27    大谷は相手捕手の盗塁阻止率や肩の強さに関係なく、盗塁を試行している。進塁打や安打が出ない以上、もっと他の選手も走るべき。

 LADは先発投手のQS率が上位の他球団に比べて低いはずだ。安定的に試合を作る能力が絶対的に欠けている。
 Glasnowが肘の炎症で離脱し(想定内)、シーズン全体として若手にチャンスが与えられているにも関わらず、この体たらくだ。
 その点、ルーキーだが山本由伸の離脱は痛かった。 
 
 今日の試合は、T.Herが欠場だったが、相手の若手投手に対してチーム全体で4安打。これでは勝てない。
 先発投手が力投する、チームを鼓舞する神がかり的なピッチングを見せる、というのが皆無だ。(LADは今季不安定なBuehler、Miller登板時、ハンデ戦になっている)
 先発、Bullpen共に、真ん中付近の失投による被本塁打が多く、野手が関与できない失点が多い。また、点の取られ方も悪い。
 LADの若手投手は右投手が多く、来季以降、先発の編成として心配だ。

8月16日(金) STL(A) 第1戦

2024-08-17 | 試合の感想
      回  点差  場面  カウント
第一打席 1回表 0-0 0outなし 3-2[11]☓ 外角高め(右下)SL[87.1] 空振り三振 #2の内角低めSLはB*1.5 振るべきではない。追い込まれてから5球ファウルで粘ったが、最後は空振り三振。
                      ポジティブな点は相手に初回先頭打者から球数を投げさせたこと。ただ、大谷自身の役割はそうではない。1番打者には向いていないのは明白だ。   

第二打席 2回表 2-0 2out二塁   [1]  内角中-低SL[89.3] [106.8mph 163ft] 味方が先に得点し、打者有利の場面。捉えた当たり[xBA .750]だったが、角度が低すぎ、2Bが一二塁間を絞っており、二塁ライナー。1打点を逃す。

第三打席 5回表 2-3 2outなし 2-1[4]☓ LFフライ[ 82.5 49 256] #1 外角高めのEのCUVをSと厳しく判定される。外角低めEのCHを打ち上げ、LFフライ。

第四打席 6回表 7-4 2out一塁 2-2[5]◯ この回、5点追加し試合を逆転-3点差リード、打者が大幅有利。1-1 #3のSNKを見逃したのが痛かった(打撃不振を象徴)。内角高-内のSNK[95.4] をCFに打ち返した[xBA .320]が、SSゴロ[84.9 2 59]。

第五打席 9回表 7-6 1outなし 3-2[7]☓ 1点差リードで追加点が欲しく、出塁して好調のBettsに回したい場面。初球の甘い真ん中高めのSNK[94.5]に手が出ない。
                     その一方、#3、4、7と振るべきではないB球のSLに手を出す。結局、フルカウントでBに手を出し空振り三振
                     見送れば四球だったのに、非難に値する。四球で出塁していれば、二盗もあり得た場面。

 過去数試合、不運に見舞われ、ヒットを逃しているが、打席で全く余裕がなく、打者有利の場面、打者有利のカウントですら、大谷は心理的に追い込まれている状況だ。
本当に、本当に、本当に、チームの役に立っていない。毎打席LADファンからブーイングを浴びせられてもおかしくない状況だ。それくらい酷い。
もはや、自分が打席で、何をしているか、分かってないのではないか? NYYやBOSのファンなら容赦ない猛烈なブーイングを浴びせただろう。

 これだけチームの役に立っていないのであれば、1試合休ませて、マインドリセットが必要だ。
出場させるなら、2番に打順を下げ、復帰して好調のBettsが1番を打つべきだ。
監督はともかく、決定権のあるはずの編成部門は助言して打順を変えないといけない。全く理解し難く、不可解だ。

 昨日のMILの最終戦の大谷最終打席で、4Sが5球続いた後にCHを右翼線に大ファウルした場面、
次の球は100%4Sが来ると予想される所、外角高めの4Sを大振りで振り遅れて空振り三振、試合終了となった。
大谷翔平は、(特に打席での) “野球IQ” が低いのではないかと疑われる場面だ。

 好調の強打者ならば敬遠気味に四球で歩かされる、というのが常だが、不振の大谷は

1.Ball/Strikeの見極めが悪い →四球を選べない
2.B球をChaseする     →四球を選べない
3.甘い球を打ち損じる (打ちに行かない、打ちに行っても 空振り/ファウル、HHしても打球角度)

 この三重苦だ。

 大谷の打率を見たら、現在、.294まで低下し、シーズン途中まで放出が噂されていたBOSの吉田正尚 [7G .400 /.500/.680] の打率.291と、近々、逆転しそうな勢いだ。

大谷翔平 打率/出塁率/長打率/OPS  
直近30G .213/.307/.525/.832 C 良い        
直近15G .156/.214/.438/.652 E 平均以下
直近 7G .129/.206/.387/.593  F 悪い    過去1ヶ月以上、長期の不振で、直近、打撃成績がさらに悪化。

 本当に首脳陣は手を打たないといけない。大谷個人ではどうしようもない状況だ。
今日はチームが勝ち、SDP、ARIが敗れたことだけが幸いだ。


Kevin Kiermaier (34) CF サンプル数は異なるが、モチベーションが上がり、守備も素晴らしく良い補強。下位だけで得点、下位が出塁し上位で得点、と得点パターンも増える。
TOR 81G .195/.236/.310/.546 G 非常に悪い
LAD 11G .250/.308/.417/.725 D  並
+     .055/.072/.107/.179 

8月14日(水) MIL(A) 第3戦

2024-08-15 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/dodgers-vs-brewers/2024/08/14/745951/final/box

 Walker Buehlerが復帰したが、初回に味方に3点貰ったにも関わらず、Montasと同様の不安定な立ち上がりで3連続四球、CF:Kiermaierの好返球DPもあり、初回はなんとか抑える。10/25[40.0%]
二回に先頭HR、SS:Ahmedのエラーもあり、31/60[51.7%]、35球も費やし、同点に。AhmedのエラーはBuehlerにとって致命的だった。
結局、Buehlerは3.1回 46/87[52.9%]で降板、先発の役目を果たせず。

大谷は
第一打席 三塁ゴロエラーで出塁
第二打席 四球 二盗-三盗
第三打席 左翼線二塁打→LFが好位置でライナーoutと不運に見舞われる
第四打席 ど真ん中SNKを致命的な見送り3球三振
第五打席 LFフライ[95.5 47 293] (本塁打に出来た球だった) 

 結論から言えば、大谷は2番に下げ、1番はBettsに打たせるべきだ。
大谷は投手に球数を投げさせるタイプではなく、追い込まれてからもファウルで粘り、Bカウントを稼いで四球で出塁するタイプでもない。
今日、Bettsがビハインドになる致命的な捕球後逸エラーをRFでしてしまったが、Bettsの打者としてのリズムを優先させるべきだ。
「1.Betts 2.大谷* 3.T.Her 4.Freeman* 5.Smith 6.Lux*」で、Muncy* が復帰するまで上位はこれでいい。大谷は1番に向いておらず、加えて打撃不振のため、2番の方が良い。
できるだけ早く、チームのためにも入替えた方が良い[2.5ゲーム差]。これだと相手先発投手は球数を投げさせるBettsと最初に対戦せざるを得ず、相手投手の当日の調子も把握しやすい。
Bettsは出塁率も高いため、0out一塁 2.大谷となる(二塁打を打てば1打点)。
1.大谷のメリットは、出塁した場合、盗塁が増やせることくらいだ (塁が詰まっていないので)。
加えて7-9番打者が出塁しない限り、大谷は打点を稼げず、三冠王は遠のいてしまう。
このまま大谷1番固定だと、大谷は打撃不振で成績低下、Bettsは0outで出塁できない、と双方に悪影響が出てしまう。

また、チームとしては
1回表 0out満塁  5.Lux 1-2[4]☓ 見逃し三振☓☓☓  1out満塁 6.K.Her 1-2[4]☓ RF犠牲フライ[1打点]【2-0】
7回表 1out一三塁 4.T.Her 2-2[5]☓ 見逃し三振☓☓☓ その後、代打Rojasが同点タイムリー【4-4】
今日は、後続の打者が打点を上げたが、こうした得点機会を確実にモノにしていかないといけない。三振してしまうと後続の打者にプレッシャーがかかってしまう。

 先発投手はQS[6回3失点以下]を目指すべきで、最低限5回は投げないといけない。LADの投手は自滅型が多い。(Buehler、Miller)
今日エラーが3つも出てしまったのは、結局、守備の時間長く、リズムが悪く、野手の集中力が低下してしまっているからだ。
ARIとSDPが過去10試合で9-1と勝負強く絶好調なので、LADは1試合も落とせない。先発が先に崩れれば、Bullpenと打線に負荷がかかり、結局、試合を落としてしまう。
大谷翔平も今こそ奮起しないといけない。HR or 三振では駄目だ。マルチヒット+四球を目標とすべきだ。