二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

9月24日(火) SDP(H) 第1戦

2024-09-25 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/padres-vs-dodgers/2024/09/24/746093/
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=746093
https://sports.yahoo.com/mlb/san-diego-padres-los-angeles-dodgers-440924119/

[時系列] 随時、追記

1回表 8S/11球[72.7%] Landon Knack (R) が最高の立ち上がり。LADの先発投手が初回に苦しんでいたのが、久々の三者凡退。

1回裏【0-0】先頭打者の大谷が初球内角高めの4Sを右翼線二塁打(ボールは観客席へ)。いきなりの得点の好機。LADは最高の滑り出し。
    2.BettsがSSゴロ(大谷が三塁へ進塁できない当たり)だったが、SDPの守備の弱点であるBogaertsが一塁へ送球E、カメラマン席に入り、LADは労せず先制し【1-0】、0out二塁の追加点のチャンス。
   3.Freeman の打席で、7球中、明確なSはわずか1球だけ。結局、3-0からフルカウントになり、一塁弱ライナーと進塁打すら打てず☓☓。1out二塁。
   4.T.HerがLF前へ痛烈なH。1out一三塁とチャンスを広げる。
   5.Muncy 初球いきなり誤審があり、1-0→0-1となる。同じくフルカウントから浅いLFフライ[84.7 55 225]で得点できず、痛恨の打席☓☓☓。(ここで追加点を得られず、試合に大きく影響)
   6.2out一三塁 Smith 1-2[4]◯ 一塁走者T.Herが二盗するもoutのタイミング、捕手から二塁送球、本塁転送、三塁送球でBettsがoutとなって攻撃終了。
   一体、LADは何がしたかったのか・・・。Betts[26.9ft/s]を本塁突入させるにはリスクが大きすぎたはずだ。Kingが初回、14S/25球[56.0%]と苦しんでいたのに、わざわざ助けてしまった。
   本当に愚かとしか言いようがない、意味不明の采配だった。初回の攻撃で役割を果たしたのは、大谷とT.Herのみで他の打者は、酷いAt Batだった。
   (ちなみに、次の回先頭打者となったSmithは単打で出塁した)

2回表【1-0】2out一塁 1-1[3]◯ 直近7G(.217/.357/.217[悪い F]) 不振だった Cronenworth* に ど真ん中高 CH[86] を投げてしまう。完全な失投であり、HRボールだった。
                味方が得点した後の、相手の攻撃は、味方投手は“絶対に”抑えないといけないのに、この体たらく。こうした事が今季多すぎる。
               この逆転HRが試合のトーンを決めてしまった。


9回裏【1-4】Robert Suarez (R) 相手は最近不調のSDPの抑え。3点差を追うLADは6番Smithからという打順。
6.Smith 1-0[2]◯ 三遊間H[107.6 0 50]    →0out一塁
7.Edman 1-2[4]◯ RF前H[105.5 6 119](三進) →0out一三塁
8.K.Her 1-2[4]☓ CF前H[1打点]【2-4】    →0out一二塁  バットを折られながら、CF前に持って行くしぶとい打撃。

9.Rojas 0-0[1] 【2-4】初球Buntのサイン→内角低4S[97.5] Sゾーンだったが、バットを引き中断。この後、試合後の監督インタビューでは「守備隊形が変わったためバントは取り下げた」と。
        2球目 内角中4S[99.6] Rojasが得意のゾーンを強振するも三塁ゴロ[97.3 -6 24 ] で、0outからまさかのトリプルプレイで、1番大谷に打席が回らず、試合終了。
        サインがなくとも追い込まれるまでバントをするべきだった。ヒッティングをするなら、一二塁間へゴロを打つしかない。
      ※ より積極策を採るなら、Rojas(右)[25.8ft/s]に代えてKiermaier(左)[28.7ft/s]に三塁側にSafety Buntをさせれば良かった。(同点に追いつけば、CF:Kiermaier、SS:Edman)

1.大谷 Rojasが送りバントを成功していたら、【2-4】1out二三塁で大谷は申告敬遠で満塁になっていただろう。
2.Betts 【2-4】1out満塁 Bettsという試合展開だった。Bettsは前の打席の満塁機に凡退していた事もあり、集中力が高まりヒットを打っていた可能性が高い。

  この二度のLADの攻撃の逸機が試合の最終結果に大きく影響を与えてしまった。Dave Roberts監督は人格者で人心掌握に長けた監督だと思われるが、勝負師ではない。
 Rojasはチーム内では器用な選手で右打ちも出来るタイプだ。ただ、25.8ft/sと足は遅いのでDPだけは避けなければいけない。(DPでも2out三塁で打者大谷=同点HRは期待できるが )
 送りバントの後の流れで、歩かせられない1out満塁で、打者Bettsの単打で同点という方が、確率は高かっただろう。

 犠牲フライ/弱ゴロで【3-4】で1点差 2out 3.Freeman、
 単打で2点タイムリー【4-4】で1out 一二塁 3.Freeman だった。これだと、MV3をくまなく活用できた。

 試合後のインタビューでRoberts監督は「大谷に打席が回らない確率は1%未満 (=運が悪かった)」などと言ったそうだが、
9回裏 2点ビハインド・0out 一二塁の場面で

0out一二塁 9.Rojas (強行策―DPだと大谷に打席が回りHRを打っても、同点止まり)
単打  【3-4】1点差の可能性。0out一二塁 1.大谷
二塁打 一塁走者K.Herが帰れば、【4-4】同点。0out二三塁 1.大谷
本塁打 【5-4】逆転サヨナラ、試合終了。

1out満塁 2.Betts
犠牲フライ/弱ゴロ 【3-4】 2out一二塁(一三塁、二三塁) 3.Freeman
単打       【4-4】同点の可能性 1out一二塁 3.Freeman
二塁打      【5-4】一塁走者大谷が長駆本塁に帰れば、サヨナラ、試合終了。

 どちらのシナリオに賭けるか、得点確率が高いか(難易度が低いか)、ということだった。
 当然、後者に賭ける人が多いだろう。(Rojasはこの前の打席[7回裏]で、0out一塁から三塁ゴロDPだった)
 従って、Rojasがトリプルプレイとなる確率はどうでもいいことだ。

  そもそもLADは本当に一点を取りに行く野球、一点を守る野球が出来ていない。
 バントが必要な場面でもバントをしない。サインを出したとしても、バントを失敗してしまう。これがPSに弱いLADの一つの理由だ。

  全体として、今日の試合は、勝つチャンスが十分があった。球が動くKingの投球に対し、LADはB/Sの見極めが悪く、B球を打つことが多く、必要とされる打撃も出来なかった。
 LADの打者は、全体的に気負い過ぎであり、空回りしていた。Muncyがチーム最多の4残塁、BettsとEdman、Rojasが3残塁だった。Luxの打撃不振は深刻だ。
 初回、および2回にタイムリーが出ていれば、序盤でKingはノックアウトも可能だったろう。

  ポジティブな面としては、Luxと代わり、途中出場したK.Herが2安打と大舞台で持ち味を発揮。
 また、昇格したばかりのEdgardo Henriquez (22) を見ることが出来て幸いだった。LADのBullpenは30代のベテランが多く、疲弊しやすい。
 彼のような力でねじ伏せるパワーピッチャーを見るのは、LADに不足していたものを見せてくれた。

 [明日の試合に向けて]
 
  LADはメンタル的に非常に厳しいところに追い込まれているが、いまだ、シリーズ残りの2試合で、1試合を取ればいい。
 このまま崩れて2連敗となるのか、1試合取り戻して地区優勝に逆王手とするのか、運命の分かれ目だ。
  全てはLAD先発投手の Jack Flaherty 次第となる。彼が試合を作れば、勝つチャンスは十分ある。過去数試合同様、序盤で3-4失点だと厳しい。
 とにかく、球数を投げさせられたとしても、無失点を並べる必要性がある。先制点を取られると、打撃陣が萎縮してしまう。
 野球の試合で先発投手がいかに重要か、試合を支配する力が大きいか、それが無いことで苦境に陥っているのが現在のLADだ。
 その多様な負け方、崩壊の仕方は、昨季までのLAAを見ているようだ。青いエンゼルスだ。とにかく長く所属している選手はは奮起しないといけない。

SDPシリーズ展望

2024-09-24 | ドジャース
24/09/23(月) 現地時間 Dodger Blue デーブ・ロバーツ、パドレスの激しさと集中力をドジャースも期待 https://dodgerblue.com/dave-roberts-padres-series-will-bring-out-the-best-in-dodgers/2024/09/23/
> ドジャースはパドレスに対して3勝7敗で、両チームが同成績で終了した場合、サンディエゴがタイブレーカーでナショナルリーグ西地区優勝を果たすことになる。
 ​​ドジャースはパドレス戦に1勝するだけで[+4G 差]、26日(木)までの(シリーズで)NL西地区首位が確定する [シリーズ1勝2敗、残り3試合 +2G 差]。 
 (SDP戦でスウィープを避け[最低 1勝し]、COL戦で2勝1敗ならば、LADが地区優勝)
 [LAD vs COL:LADが全敗・SDP vs ARI SDPが全勝の場合と、LADが1勝2敗、SDP 全勝の場合 同率TBで、SDPが逆転地区優勝]

  ドジャースが2勝すれば[+5G 差](その時点で)、NL西地区首位が確定する。[シリーズ2勝1敗、残り3試合 +4G 差]

24/09/24(火) 02:32 MLB パドレスとドジャースがLAで対戦。 https://www.mlb.com/news/padres-dodgers-series-preview-how-to-watch-game-times

 Tuesday : Michael King vs. Landon Knack
 Wednesday: Dylan Cease vs. Jack Flaherty
 Thursday : Joe Musgrove vs. Walker Buehler

https://www.fangraphs.com/standings/playoff-odds どちらかが1勝するたびに大きく変動。残り6Gで3差は、実際、追い込まれているのはSDPの方だ。
    地区優勝
Dodgers 91.1%
Padres  8.9%

 LADの先発投手陣に怪我が相次ぎ、代替となる昇格させた/させるはずだった若手投手にも怪我が相次ぎ、LADは大惨事となっている。こうしたことからファンの見方は悲観的な見方が多い。

 Tuesday : Michael King vs.  Tyler Glasnow (R)
 Wednesday: Dylan Cease vs. Clayton Kershaw (L)
 Thursday : Joe Musgrove vs. 山本由伸 (R)

  本来であれば、先発のマッチアップは、登板日の調整をして、こうなっていただろう。
 今オフの補強で、LADはNYYのフアン・ソトを狙っているといった観測記事が出ていたが、はっきり言って論外だ。

  現況、Tyler Glasnow (R)はLAAのRendon並の不良債権となる可能性が高く(毎年プレーオフで投げられない)、昨オフの避けないければいけない投手だった。
 若手二人とトレードしたうえで、複数年契約[5年]を結び直したのは、大失敗だったと言える。高額年俸、契約年の長さなど財政的にも負担が大きい。
 レギュラーシーズンでしか貢献できない、レギュラーシーズン中も、怪我などで登板数が制限される、など使い勝手が悪い。
  一方、Glasnow自身は故郷の球団、(来季以降、大谷が先発復帰するので) 先発6人制で身体的に楽な環境と、契約上の大勝利だ。他の球団なら彼のリスクは避けたはずだ。
 これは編成のフリードマンが賭けに負けたのではなく、最初から賭けてはいけない、負けるのが必至の案件だった。

  LADは球回最高のエースでなくても、計算できる手堅い先発投手が必要だ。特にKershawの健康問題、いつまで現役を続けるのかというモチベーションなど、左腕が必要だ。
 現在、LADの若手投手は右腕が多く、編成上でもバランスが悪い。かつてはKershawと共に韓国の柳賢振[2013-19]、DV問題が露見したのフリオ・ウリアス[2013-23]などがいた。
  投手部門では、身体的能力を高め、球速や回転数を限界まで引き上げるやり方ではなく、体が壊れない範囲で最大のパフォーマンスを引き出すというアプローチに切り替えるべきだ。
 そうでないと、来季以降も同様の問題が頻発するだろう。
 また、現在怪我からのリハビリをしている投手が復帰したとしても、多すぎる先発投手に比して先発枠の問題がある。その場合、バックアップは必要だが、取捨選択が必要になる。
 
  打撃部門では年俸的に、30代前半のMV3の三人がトップヘビーになっており、CT、K.Herあたりの役割は若手のプロスペクトが代替しないと、いつまで経っても世代交代が進まない。
 T.Herとシーズン中に契約延長しないのも、より若く長く拘束できるPagesに成長して欲しいからだろう。
 万一、LADにソトが加入しても、効果は薄い。既に十分左打者がいるからだ。(大谷、Freeman、Muncy、Lux) 
 同地区のチームはLAD対策として、先発左腕やBullpen左腕を積極的に補強しているだけに。

24/09/22(日)終了時     残 直近10試合     勝敗  ±   打率  BABIP OBP  SLG  OPS  AB/HR 打点  四球  三振  盗塁  CS  SB-CS ±
SDP NL西2位[90-66] 6G 8勝2敗[4連勝中] Away  45-30 +15   1位★  7位  4位  7位  5位T 10位  9位  24位  1位★ 14位  14位T 115-27 + 88
LAD NL西1位[93-63] 6G 6勝4敗[1連勝中] Home 50-28 +22  5位  8位T  3位◎ 1位★ 2位☆ 2位☆  2位☆ 2位T☆ 12位  12位  4位T 127-22 +105 [大谷:55-4] 

   防御率 WHIP 被打率 被HR SO/9 BB/9 K/BB SAVE SAVE率
SDP 11位   7位   9位  7位T  4位  9位  6位  9位T  64.6%
LAD 15位    9位  7位T  26位  15位 19位  17位  5位   61.8%

Bullpen ERA ERA   SV   H  ER WHIP  HR  BB SO   
SD        11  5    12  9   8    9T  2  13 
LAD        8   9T   17  15T  6   24  20  11
差 LAD+     +3            +2         +2
            -4  -5   -6     -15  -18

 LADは投手陣全体、Bullpen共に非常に被HRが多い。野手が関与できず、試合の流れを一振りで変えられてしまう。
相手が上手く打ったといえるHRは少なく、ほとんどが、ど真ん中か、高め、内角への失投である。

SDP 捕手     G  Arm  Exchange Avg Pop CS Above Avg  Pop Time
Kyle Higashioka 78  76.3    0.62   2.03    8→ 27[+19]  36→ 9[-27]  LADは出塁したら積極的に盗塁を仕掛けたい。フレーミングに定評。
Elias Díaz    10  84.1    0.65   1.90   90→ 76[-14] 70→86[+16]  肩は強いが、昨季、捕手ではMLB最低のDRSだった。元COL。
 
  依然、地区優勝はLADが有利だ。SDP戦シリーズでは最低1勝したい。
 初戦が最も重要で、初戦を取れば、SDPにリーチがかかり、残り2戦はLADに対し全勝が最低条件となる。


Landon Knack (R) 2QS[18.2%]/11GS/13G 61.0回 3勝4敗 3.39ERA 1.066WHIP 1.0/0.5⑪ 116ERA+ 3.67RS
Home 6GS 30.0回 3.00ERA .168AVG 0.87WHIP
RHB[.250AVG 1.24WHIP HR 6.6%] 9月:3GS 4.85ERA .235AVG 1.31WHIP 4S:計9HR RHB:CUV(12%)[.371 .647 1HR]

強:CUV SR 92、4S SR 91、xOBP 84、xBA 79、CH RV 70、BB% 68、xERA61、K% 60
弱:GB% 4、Brl% 6、Ex 7、xISO 8、Chase% 14、HH% 19、EV 10、Whiff% 30、FB速度 38

Landon Knackと対戦経験があるのは、当時SFGに所属していた Ahmedのみ .000[.000]0/2

SDP先発:Michael King (R)   打率[OPS 打点 ★]/AB ★=HR数  今季登板動画:https://www.mlb.com/padres/video/?q=PlayerId+%3D%3D+%5B650633%5D+Order+By+Timestamp
相性良い:T.Her .263[.721★3打点]5/19 大谷 .417[1.667★★★4打点]5/12 Muncy .250[1.083★]2/8 Betts .286[1.587★★5打点]2/7 K.Her .500[1.000]2/4 Rojas 1.000[2.000 1打点]1/1 
  悪い:       Smith .111[.222]1/9  Freeman .250[.583]2/8 Lux .000[.000]/7   Kiermaier .167[.542]1/6  Taylor .000[.000]/3 Edman .000[.000]/2 Pages .000[.667]/1 

今季の対LAD戦 
3/21(韓国)   75-43[57.3%] 3.1回 4H   3ER 1HR 3BB 5K 1.50GO/AO ◯ 8.10ERA 2.10WHIP .286AVG 中継ぎ https://www.mlb.com/gameday/padres-vs-dodgers/2024/03/21/746175/final
4/12(Away) 96-65[67.7%] 5.0回 6H 7R 4ER 4HR 2BB 4K 0.90GO/AO ― 4.19ERA 1.50WHIP .213AVG https://www.mlb.com/gameday/padres-vs-dodgers/2024/04/12/746162/
5/10(Home) 106-74[69.8%] 7.0回 2H   0ER   3BB 11K 0.94GO/AO ― 3.67ERA 1.31WHIP .214AVG https://www.mlb.com/gameday/dodgers-vs-padres/2024/05/10/745421/     


 三先発の中では、初戦のKingが大谷と最も相性が良い。 King(NYY)とCease(CHW)はALに所属していたため、対戦経験も多くなり必然的に平準化される。
NLに所属していたJoe Musgroveとはやや分が悪い。

 LADが初戦に勝利するかは、先発のLandon Knack次第だと思われる。これまでのLAD先発の傾向として、3回までに3~4失点だと厳しくなる。
5回1~2失点ならば、勝利する確率が大きくなる。その場合、今後のプレーオフの登板も予定されるだろう。新人ルーキーには酷なことに思えるかもしれないが、とても名誉なことだ。
KnackはHomeでは相対的に好投しているので期待したい。

 初戦を取れば、流れがLAD側に大きく傾き、残り2戦以降は打撃陣はリラックスして臨めるだろう。
2連勝ならば、予測できない不安定さのBuehlerの登板日前の地区優勝となり、第3試合以降は、記録がかかっている大谷以外は、PS向けての調整試合のような形になるだろう。
SDPは大谷翔平に対し、まともに勝負をしないか、死球も厭わない攻めか、両極端になるかもしれない。
 大谷翔平はMIAで見せた集中力を見せてほしい。標準的な活躍でも、十分だ。何より出塁する事がポイントだ。
また、LADの7-9番打者は、長打よりも、単打と四球で出塁することが重要となる。
打線では直近、不振に陥っている、Smith、Lux*、Edman# は奮起したい。

 守備面では、エラーをしないこと。このような重要な試合やPSの試合では、エラーが試合を分けることが多い。
これまで酷すぎるエラーを犯してきたのが、LADの野手陣だ。
先発投手の怪我や不出来もさることながら、エラーで投手の足を引っ張り、長いイニングを投げなくさせ、勝ち星を落としてきた事が、今の現在地である。

9月21日(土) COL(H) 第2戦

2024-09-22 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/rockies-vs-dodgers/2024/09/21/746096/
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=746096
https://sports.yahoo.com/mlb/colorado-rockies-los-angeles-dodgers-440921119/

ポジティブ
LAD:当たりが止まっていたBetts、Freemanが2安打と復調気味。

大谷:3-1 1得点 1四球 1死球 1盗塁(9回裏 3点ビハインド 1outから) 
 5PAで3出塁と1番打者として結果を残す。
 盗塁は絶対失敗できない場面での試みだった。ただ、最近はあまり良いスタートが切れていない。カバーした野手が送球を捕球できず成功。捕球していたら微妙なタイミングだがセーフ。 
 盗塁時、投手が足を上げ始動しているのに、大谷はスタートを切れていない。MIA戦と同様、ここ最近、反応が遅れている。

9回裏【3-6】Seth Halvorsen (R) 先頭打者 [1] ①外角中SNK[98.4] B*2 左中間H [87 24 309] (LFダイブするも届かず)

  重要な先頭打者の出塁となったが、最終打席でもB球に手を出す傾向(昨日のHR、今日の第一打席ともに)は、明日の試合に向けて修正しないといけない。
 どれだけ偉大な打者でも、B球を打ちに出てインプレーにし、ヒットにし続けるのは不可能だ。


ネガティブ

08:13 スポニチ 大谷翔平 術後8度目ブルペンで30球 指揮官「いい状態に見えた」今季中の実戦形式登板も示唆
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/09/22/kiji/20240922s00001007094000c.html
> スプリット、ツーシーム、カットボールを交えて術後最多タイとなる30球の投球練習

審判: 主審のJeremie Rehakの広すぎるストライクゾーンに影響され、誤審で見逃し三振が多くなってしまった。この審判はMLBに全くふさわしくない。3Aに落とすべきだ。

Buehler:またしても初回から乱調で、自らの本塁悪送球もあり、失点を喫す。2回で3失点と最下位のCOLに試合の主導権を握られてしまう。
    味方が4回裏に3-3の同点に追いついたにも関わらず、2outからソロHRを打たれ、再び勝ち越されてしまう。
    LADの打撃陣は初回から最後まで、常にビハインドの状態で打席に立っていた。相手に初回から先制点、序盤で崩れ追加点、味方が追いついたのに失点と最悪のパターンだ。
    新人捕手のFeducciaも役に立たなかった。WPや二塁悪送球(一塁走者はSS:Rojasの偽装Playに騙され三進できず)。

Hudson: 37-197dと高齢であり、3試合連続で被本塁打、ERAが2.48→3.10まで上昇。9回表 3-4[1点差]→3-6[3点差]と致命的な結果に。
     彼が登板すると、まずコントロールに苦しみストライクが入らず、信頼性が全く無い。(Joe Kellyもそうだ)
     ただ、本来、9回表の場面は、怒りに任せて拳を傷つけた左腕のBandaが投げるべき場面だった。[左-左-右-左]
     彼の不在は致命的なものとなっている。(左腕が現在、Vesiaしかいない)

大谷翔平
1回裏【0-0】Quantrill (R) 先頭打者
2-2[5]☓ ①外角低中(右上)SNK[92] 見逃し☓ ②外角中CUT[88.9] B*1.1 ③外角高SNK[93] B*3外角低SF[87.3] B*1.2→S(誤審 3-1→2-2) ⑤外角高SNK[93.8] B*1.7 三塁ゴロ(シフト)[102.4 3 94 .570]

①この甘いSNKを見逃したのは痛かった。だた、1回表Buehlerが27球も投げていたので、休ませるためにも投球を見る必要があった。味方先発の投球が味方打線に悪影響を与える好例。
④誤審であり 3-1のところが、2-2となり、追い込まれてしまった。
⑤高めに外れたB球だったが、手を出し、HHしたものの、シフトで三塁手の守備範囲となった。悪球打ちが気になるところだ(調子を崩すきっかけとなる)。

4回裏【3-3】Quantrill (R) 9番Feducciaのタイムリーで同点に追いつき、単打で勝ち越し【4-3】、HRなら【6-3】となる重要な場面。

2out一三塁  2-2[5]☓ ①外角中下CUV[80.5] E F ②外角高SF[86.9] B ③外角低CUV[76.1] B*1.7 空振りS☓ ④外角地面CUV[71] B ⑤真ん中低SNK[94.4] 見逃し三振☓☓

 基本的に相手バッテリーは⑤以外、ストライクを投げず、四球で歩かせても良いという配球だった。
「打ちたい、打ちたい」という気持ちを制御できず、①、③とBのCUVに手を出し、カウントが悪化。
 4球連続で変化球で2-2。そろそろ直球系(SNK)がくるなと思っていたら、案の定、大谷翔平は甘い真ん中低めSNKを見逃し、三振に。
 大谷は変化球を待っており、全く手が出なかった。振りに行っていれば、外野へのライナー性の単打になっていただろう。
  最近、チャンスで見逃し三振が多すぎる。直近、絶好調で“打ち出の小槌”、“魔法の杖”状態だったのだから、バットを振らないといけない。観客にとって最悪のAt Batになってしまった。
 味方の士気を下げ、相手の士気を上げてしまった。相手投手のQuantrillは80球に達しており、勝ち越しタイムリーを打っていれば、ノックアウトも可能だったろう。
 (結局、4回2/3で降板)

LAD:西地区は今日、ARIが既に勝っており、SDPが勝ちつつあった。そうした中の痛恨の敗北[Game差 3.0]となった。
   ただ、FangraphsのPlayoff OddsではLADの地区優勝確率は、現時点で、5%ほど低下してしまったが、依然高く『89.4%』だ。

  明日の試合は、デーゲームであり、山本由伸が投球制限がない中での登板となる。
 疲弊したBullpenを救うため、球数を抑え長いイニングを投げるには、ストライク先行で“打たせて捕る”のが一番だ。(多少ヒットは打たれても)
 Home Gameなので初回は無失点に抑えたい(出来れば三者凡退で)。そうすれば「今日は行ける!」とチームの雰囲気になり、打撃に良い影響があるだろう。
 BuehlerやMillerのように初回から毎度苦しみ、相手に先制点を与えるのは、避けなければいけない。
 明日、1回でも長く投げれば、Bullpen投手一人温存することになり(=2日連続休み)、エースとしての資質を問われることになる。
 球数を抑え、6回3失点以内のQS、あるいは7回2失点以下のHQSを見てみたい。

24/09/19(木)終了時 シリーズ開始前、MLB順位
   打率  BABIP OBP SLG  OPS AB/HR 打点 四球  三振  盗塁  CS  SB-CS  差
COL 18位  3位◎ 25位 15位  18位T 17位  19位  26位  29位● 24位 20位T 81-30 +51

 ちなみにこのシリーズ前のLADの投手全体の被HRは、25位、Bullpenは23位タイだった。

前回対戦
24/06/01(土) 山本由伸 vs COL https://www.mlb.com/gameday/rockies-vs-dodgers/2024/06/01/746138/final/box
[中5日] 101-67[66.3%] 6.0回 7H 1ER 1BB 7K シリーズ3戦の2戦目に登板。1連敗を止め、タイにし、最終的に2勝1敗に。

ちなみに当時投げた日の前日登板もBuehlerだった。
 Buehler 92-56[60.9%] 6.0回 6H 4R 3ER 4BB 7K 1HR で負け投手。

9月19日(木) MIA(A) 第3戦

2024-09-20 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/dodgers-vs-marlins/2024/09/19/746011/l
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=746011
https://sports.yahoo.com/mlb/los-angeles-dodgers-miami-marlins-440919128/

https://youtu.be/xz0RfkYViXo  (試合フル動画) [2:58:07] 1080p  見逃した方はぜひ

 今日は最初の打席から素晴らしかった。別人のように集中してハッスルしていた。言うことないですね。
これで「50-50」を通過し「51-51」に到達。大きな重荷を下ろせたでしょう。

9月18日(水) MIA(A) 第2戦

2024-09-19 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/dodgers-vs-marlins/2024/09/18/746014/
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=746014
https://sports.yahoo.com/mlb/los-angeles-dodgers-miami-marlins-440918128/


大谷翔平 5-1 2三振 1盗塁(初回得点機会の創出*1回) 3残塁(チーム最多タイ)

      回  点差  状況   対戦投手     カウント[総投球数](初球S=☓、B=◯)  スイングスピード EV LA 距離[ft]
第一打席 1回表 0-0 0out なし Weathers (L) 1-0[2]◯ ①外角低4S[97] B ②内角中4S B*3 LF前ポテンH  Bettsの打席で二盗[#49]-送球E-三進 0out三塁の得点機の創出

  内角のB3つ離れた悪球に手を出す。この事自体がそもそも悪い。インサイドアウトでラッキーなLF前ポテンヒット。
 初球から試み、二盗[#49]に成功したが、タイミング的にはアウトだった。投手の始動に対して、通常よりもスタートが遅かった。反応が遅れたのは、疲労があるかもしれない。
 二塁手が1バウンドの送球を弾いて助かった。

第二打席 3回表 1-0 1out なし Weathers (L) 1-0[2]◯ ①外角低め4S[95.8] B ②内角中CH[86.5] SSフライ[86.6 61 173]☓

②内角中CH[86.5] はHRボールだった。「49-49」絶好の機会を逃す。


第三打席 4回表 6-0 1out 一塁 Weathers (L) 2-2[5]◯ ①内角高CH[87.5] B ②真ん中高4S[95.6] B ③ど真ん中4S[96.1] 見逃し☓ ④真ん中低SWE[85.6] F ⑤真ん中低上4S[96.6] 見逃し三振☓☓

 1打席の中でど真ん中付近の球が3球続いたのにもかかわらず、見逃し三振。痛恨の打席。2-0からど真ん中4Sを、なんと見逃してしまう。日本全国が叫んだ瞬間! 相手投手は大量失点しマウンド上で苦しんでおり、極めて有利な状況だった。
 愚かとしか言いようがない。山本由伸との対戦でコメントしていたJudgeの方が賢い。(配球を読みながら打席に立っている) 大谷はただ、来た球を何も考えずに振っているだけ。
ただ、その積極性すら失われてしまっている。2-0なら直球系待ちなのはセオリーというか、野球の鉄則だ。スラッガーならなおさらだ。なぜ見逃すのか?
打席で決定球に対して変化球待ちなのと、以前から散見されている左腕のSL/SWEの軌道と4Sの軌道が判別できてないのだろう。

 試合が6-0でほぼ勝敗が決しており、安心して見れているのが幸いだ。これで同点やビハインドだったら悲惨なことになっていた。
やはり、大谷自身の打撃の状態は悪い。連続出場を続けている疲労と、「50-50」を追いかけているので理想のバッティングではない。三振かHRか、みたいになっている。
今日を含めて残りの11試合で、この悪い打席内容を改善しないと、相手の出力が上がるポストシーズンで全く打てなくなっても不思議ではない。

 大谷は味方が集中打で厄介な左腕を序盤で降板させてくれたのに感謝しないといけない。あとは敗戦時に登板する弱い投手から打てる有利な状況だ。

第四打席 7回表 6-0 先頭打者 Xzavion Curry (R)
2-2[6]◯ ①内角高4S[92.1] B*4 ②ど真ん中CUV[74.3] F☓ ③真ん中高4S E 空振り☓ ④内角高4S B*1.5 F☓ ⑤外角高CH B*3.5 ⑥外角低SL[87.7] 右翼後方ライナー[75.7 ⚡️109.3 18 344 .770]

  決定球は⑥外角低SL[87.7]を上手く捉えたが、角度が上がらず、右翼の後方へのライナー。LAがあと+10°だったらHRになっていた。
 それよりも、②のど真ん中CUVを右翼線にライナー性のファウルした場面だ。これは捉えるべきだった。HRボールであり、絶好球だった。
 つまり、今日の打席は、絶好球の4Sを見逃し、CUVもファウルで打ち損じる、悔やまれる打席になってしまった。
  明日のEdward Cabrera (R)は生き残っているMIAの先発投手としてはタフな相手であり、高速CHが特徴だ。
 それでもLAに戻る前にHRを1本打っておきたい。リーチの状態のCOL戦は大谷の打席は常に熱狂の渦だろう。

 安心して見れている・・・としたが、初めて見る左腕が登板し、速攻攻められて降板、Treinen (R)があとを継いだが、【6-3】になってしまい、またエラー(3B K.Herの送球)だ。
 イライラする展開で、エラーが出やすい。直近、Smithは二塁への送球Eを連発させている。Pagesが救ってくれた。

第五打席 8回表 8-3 2out一二塁 Mike Baumann (R) 0-2[3]☓ ①真ん中高4S[96.3] 空振り☓ ②外角高4S[97] B*1.7 F ③真ん中低KC[89.3] E 空振り三振☓☓

 9.Taylorのタイムリーが出て【8-3】となり大谷は気楽に打てる場面。 Petersen (R)からBaumann (R)に交代したが、5.43ERA、1.49WHIPの右腕に過ぎない。
 初球の最も甘い球を打ち損じ、2球目高めB球に手を出しファウルでカウントを稼がれ、最終球は計算通りのKCで空振り三振。

  初球で勝負あった。大谷翔平は4Sが打てない。打てなくなってしまっている。極めて深刻な事態だ。Troutが直球系が打てなくなったことがあったが、それとは違う理由だろう。
 2out一二塁 で打者有利の場面。4S or KCという配球で、4Sを待つべきだった。初球 46.5% [.468 xBA .626 xSLG] だった。
 『腰を痛めている』説は高めのゾーンの直球系が打てなくった理由の一つだが、最初からマインドセットが間違っている。
 MLBで広く、『大谷は昨季に比べて高めのゾーンの直球系[4S/SNK]が打てなくなった』と知られてしまっており、初球や最終球で使われることが多くなっている。
 (MLBで最も多用される直球系「4S/SNK/(CUT)」が打てないので、打率が大きく低下。昨季は直球系にめっぽう強く、それが高打率に繋がった)

  問題は、大谷やLADがそれに全く対応できていないことだ。この球を打たなければ、残りのレギュラーシーズン、ポストシーズンで打つまで執拗に同じ攻め方をされる。
 ファンは大谷がどう攻められているか、はっきり分かっているので、対応できないのは、本当にもどかしい。誰か適切に助言しているのだろうか。配球は素人でも分かることなのに。
 大谷が4Sに振り遅れるのは、まるでかつてのTroutの不振を見ているようだ。(高い確率で4Sが来ると分かっているのに打てない)
 まだ年齢による衰えは考えにくいが、改善しなければ、『加齢による衰え』と流布されてしまうだろう。

  あぁ、そうだ。大谷は投手のリハビリで試合前に30球投げ込んでいたそうだが、この打席内容では、投手のリハビリをする価値は全く無い。(何球投げようが、球速が何キロでようが、無価値)
 連続出場による疲労、連戦による疲労、投球練習による疲労(Bullpen投手と同等の負荷)で、試合開始前からすでに疲れている可能性が高い。
 動体視力-連動した体の反応が最も要求される直球系[4S/SNK]に振り遅れるようになり、捉えられないのも、極めて当然だ。つまり、自業自得なのだ。


・加齢による衰え   かつての名DHエドガー・マルティネスは、動体視力のトレーニングを欠かさず行っていたようだ。
           一般に衰えは足腰やスタミナ、回復力に来ると言われるが、実は視力だ。近年、球速が向上している投手の球が見えなくなったら、打者としておしまいだ。  
           乱視を眼鏡で矯正したチームメイトのK.Herの例もある。   

・配球を読めていない     → 大谷はそういうスタイルではない。投手が投じた球に反応して打つだけ。

・投球練習で試合前から疲れている → 本人の認知しないレベルで疲れている。あるいは、本人は疲労を認めない。「50-50」記録がかかっているので、PS前に休めない苦しい状況。

・LAA時代からあったことだが、大谷翔平が選手として大物すぎて、打撃不振に陥った時、打撃コーチやデータ分析担当等が、適時、適切にアドバイスしているかどうか、疑わしい。
 つまり、「本人に任せている。そのうち打ってくれるだろう」と放任している可能性がある。
 こういう場合は、個人で (自分専任の) 打撃コンサルタントを雇えば良い。MLB選手でも自身をよく知る高校や大学の元コーチを雇ったり、助言をもらっている場合がある。
 ただ、当然ながら、ベンチには入れないのでリアルタイム性はない。

 「50-50」達成されるだろうが、その代価はPSの打撃不振となって支払われないか、心配だ。
 (実は大谷以上に心配されているのが、後を打つBettsだ [直近7G .138/.161/.207]。この重要な時期に復調しないでPSに入ると、二人して昨季のPSの再現となる可能性がある)


 [追記]

 明日の先発:Edward Cabrera (R) 26-159d 196cm/98kg DOM 4年目 https://baseballsavant.mlb.com/savant-player/edward-cabrera-665795
登板動画:https://www.mlb.com/marlins/video/?q=PlayerId+%3D%3D+%5B665795%5D+Order+By+Timestamp 

強み:FB速度 84、GB% 80[-17]、Ex 70、K% 75、Whiff% 68[-15]
弱み:HH% 4[-71]、BB% 13[+12]、FB RV 16[-31]、投球RV 16[-45]、xERA 28[-38]、EV 24[-54]、Brl% 40[-28]、Chase% 39[-32]、CH RV 38[-57]、xBA 53[-40]、CUV/SL RV 43[+20]

 投球内容は昨季から大幅に各数値が悪化している。

    球種[mph](割合) (Whiff% K%) [.xBA .xSLG] ★=被HR数 評価±
対LHB:CH [92.9](36.0%)(26.1% 20.0%)★★ -2、4S [96.1](32.5%)[.280 .512]★★★ -6、CUV [84.7](24.4%)★★ -1、SNK [96.4](6.0%)[.287 .500★] ±0

 左打者は、外角のB/Sの見極めが重要になる。シュート回転するCHと4S。CUVは変化が早く地面を打つことが多い。
従ってCHと4Sは左翼~左中間方向へ狙って打つこと、CUVはゾーンに留まる甘い球を打つこと。左打者に対して四球が多いので、待球作戦が有効だ。
 右打者は内のBゾーンに入ってくる4S/SNKを振らないこと。打つと内野ゴロになってしまう。
 BB% 13なのでしっかりボールを見極めれば、HH% 5、Brl%も40なので被HRも多くなる。
球数を稼いで5回程度で降板させたい。QS率は低く18先発で27.8%だ。ただ、AS以降、好調で11先発、3勝4敗、2.82ERA、.204AVG、1.20WHIPとなっている。
さらに9月の2先発(PHIと@WSH)は、13.0回、0.00ERA、0.93AVG、0.46 WHIPと絶好調だ。

最後の対戦試合 23/09/06 LAD 4-11 MIA 4.0回 0ER 8K 2BB
相性良い:Muncy  .500[1.500★ 4打点]/6
  悪い:Freeman .000[.250]/6     Betts .200[1.133★]/5 大谷 .000[.400]/3 T.Her .000[.333]/2 Kiermaier .000[1.000]/2 Lux .000[.500]/2 Smith .000[.333]/2 Rojas .000[.500]/1 Pages .000[.000]/1

 LAD打線とはMuncy以外、相性が悪い。Cabreraが当日、好調ならば、3打席犠牲にしてでも球数を投げさせ、降板した後のBullpen投手から、HRか、盗塁を積み上げたい。
鍵はLAD先発のJack Flahertyが試合の均衡をどれだけ保てるかということになる。