神佛の加護をいただく

神佛の
ご加護をいただくには・・・
密教修行を通じて体験したことを書き続けたいと思います。

拝むことによって教えられる力

2014年11月01日 18時09分48秒 | 秘密の教え・密教とは

私は 常日頃 大日遍照金剛さまの存在を

どのようにしたら 分かってもらえるのか 考えていました。

私の眼には見えないからといって

存在しないのではないのです。

 

私の眼に映る世界にも 存在価値があり

私の眼に映らない世界にも 存在価値があります。

真実在とは このことなのです。

私の眼には映らない世界の方が

遥かに大きい存在ではないでしょうか。

 

大宇宙の中の 銀河系の中の 太陽系の中の 地球

地球の上の日本という国土があり 四十七の都道府県があり

私や あなたの住んでいる場所 環境があります。

 

大日遍照金剛さまの お姿を見るということは

現実を直視することだと 気づかされました。

 

地・水・火・風・空・識という 構成要素により

この世界 あなたや私の生きている世界は

成り立っていると 密教では 教えています。

これを 六大(ろくだい)といいます。

 

夕方 拝んでいる時に このことが 腑に落ちました。

 

六大とは・・・

(ち)とは 大地 土のこと。


(すい)とは 文字どうり水であり

雪 雨 雲 霧 露 氷など。


(か)とは 火であり 熱を帯びており

炎 光 明るさ 温かさ 太陽の光など。


(ふう)とは 風 空気 動くということ。


(くう)とは 空(そら)でも 空(から)でもない

私たちの眼では 見ることの出来ない世界ではあるが

働きとして 在る世界です。


(しき)とは 心であり 生命であり 魂とでもいいましょうか。

あるいは 心臓を動かしめている力 人間 五体の

呼吸できる 見る 聞く 話す 味わう 動ける 感じる

これらの作用を もたらすものの力 とでもいいますか。

 

つまり この現実の世界 そのものが 日常生活そのものが

この現象の世界 そのものが 大日遍照金剛さまということを・・・

 

空気は 眼には映りませんが 在るということは 分かりますね。

呼吸している自分がいるということ。

空気という 文字 言葉には 実体がある。

空気という 存在があるということ。

 

では 何故 南無大日遍照金剛と 唱えるのか。

なむだいにちへんじょうこんごう と唱えます。

 

地・水・火・風・空・識 これらの働きに 感謝することであり

六大 そのものの働きと 自分が一体に成ることでもあります。

 

そもそも その世界で生かされて 生きているのだから

一緒ではないのかと思われますが

現実では 自分と他人 わたしと家 車等の物と自分 衣食住

自然 山 川 海 森 林 太陽 月 星 雲 etc

区別があります。つまり 対立しているということ。

私は私 物は物 他人は他人という考え方をしないということ。

 

南無大日遍照金剛と拝んでいる時は

私の 身の周りにあるもの すべてと一体であると

もとひとつの同体であると 念じ 唱えること・・・

 

南無大日遍照金剛

 

このことが あなたが 大日遍照金剛さまと同じ存在であるということ。

まずは このことを理解する。理解することが大切です。

そのために 拝み 祈るのです。

 

神佛の加護をいただくには そうする他ないのです。

神佛の加護の力が在る ということを 信じ続ける。

 

このことを 新たに 教わった のでした。

 

読んでいただき ありがとうございます。

このブログを読まれた方に 少しでも 善いことがありますように・・・

ありがとうございました。

 

南無大日遍照金剛

 

合掌

 

コメント
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