大日遍照金剛さまの大慈大悲のみ心に心から感謝いたします。
大日遍照金剛さまの三密(さんみつ)とは
身密(しんみつ)・口密(くみつ)・意密(いみつ)のことを言います。
真言教主・大日如来さまの 三密とは 秘密の働きのことを言います。
私たち凡人には とてもうかがい知ることのできない
不可思議なる救済の力である 大慈悲心の顕れであります。
身密とは 法界加持の力 宇宙法界に遍満する
大日如来さまの救済力のことです。
口密とは 真言加持の力 真言を唱えることです。
おん あ び ら うん けん
これは大悲(だいひ)胎蔵生(たいぞうしょう)曼荼羅
中尊(ちゅうそん)の大日如来さまの真言です。
おん ばさら だと ばん
これは大智(だいち)金剛界(こんごうかい)曼荼羅
中尊の大日如来さまの真言です。
意密とは 大悲加持の力
南無大日遍照金剛と心の中で 念ずることです。
正身端坐することです。正座をして合掌する。
背筋をまっすぐに伸ばして坐ることです。これが 身密です。
腹式呼吸で息を調えます。頭の中と 心の中を空っぽにします。そして
おん あ び ら うん けん ばさら だと ばん
と 口で唱えることが口密・語密(ごみつ)とも言います。
念じて誦することが 意密です。
おん あ び ら うん けん ばさら だと ばん と唱えながら
心の中で 南無大日遍照金剛 と念じ続けるのです。
南無大悲加持力であり 南無真言加持力であり 南無法界加持力でもあります。
正身端坐する。正座をして合掌する。
口に真言を唱える。
意(こころ)で念佛するのです。
自らの身・口・意を一致させるのです。
これを三密行と言います。
大日如来さまと自分とが ひとつであると言う一体感を味わうのです。
修行と言うより イメージ・トレーニングすることです。
セルフ・イメージすることでもあります。
日常生活の中での 行住坐臥(ぎょうじゅうざが)三業とは
身体で行う 行為・行動を身業(しんごう)と言います。
殺生すること ものを盗むこと 邪淫することが 悪業であり
殺生せず 偸盗せず 邪淫しないことを 善業と言います。
口業(くごう)とは 言葉づかいです。語業(ごごう)とも言います。
妄語を言う 綺語を言う 悪口を言う 二枚舌を使うことが悪業であり
妄語言わず 綺語を使わず 悪口を言わない 二両舌を使わないことを
善業と言います。
意業(いごう)とは 喜怒哀楽の感情 意思のことです。
慳貪(けんどん)むさぼり おしむ心。瞋恚(しんに)いかり うらむ心。
邪見(じゃけん)よこしまなものの見方。以上が悪い心の作用です。
不慳貪 不瞋恚 不邪見。 むさぼり・おしまない。いかり・うらまない。
邪見にふけないことを 心を奪われない・溺れないことを 善業といいます。
意(こころ)に思ったことが 行動・態度に表れ
言葉として口から発せられるのです。
おん あ び ら うん けん ばさら だと ばん
おん あ び ら うん けん ばさら だと ばん
おん あ び ら うん けん ばさら だと ばん
加持力の世界の実在を信じて 大日遍照金剛さまの救済力を信じ続け
三密行という イメージ・トレーニングをしてみてはいかがでしょうか。
南無大日遍照金剛 ありがとうございます。
おん あ び ら うん けん ばさら だと ばん
南無大日遍照金剛
おん あ び ら うん けん ばさら だと ばん
南無大日遍照金剛
最後まで読んでいただき ありがとうございました。
合掌