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人糞譚〜プーチン重病説で大便を回収〜

2022-06-26 20:17:38 | 日記

たまたま読んでいる本に「真の敵は味方に化体する。暴力はやさしさに化体し、無関心は愛に化体する。」とヘーゲルが言ってたと書いてある。

ヘーゲルといえばドイツで生まれた世界的な哲学者である。
 
「化体とは」と調べたら例文がでていた。
宮武外骨『面白半分』(1917)「人糞を精製して食物とする発明「『植物は人糞の化体(クヮタイ)に外ならず』と云っても可い」とある。こういう所で化体を使うものなのかと感心するような例文だ。
 
宮武外骨は明治期の伊藤博文らを風刺したことで私は知っているが、興味のある方はこちら⇒宮武外骨 - Bing video

 

さらに6月22日付の毎日新聞の記事にゴシップネタのような見出しに思わず笑いをこらえた。

 
「プーチン重病説のウラ事情」「プーチン氏側近 大便を回収」と一大事件のスクープ記事さながらにデカデカと報じている。
 
大便採取をはじめた歴史は、アメリカ中央情報局(CIA)にあると。CIAは健康状態を調査するため、「旧ソ連のフルシチョフ首相や、52年の軍部クーデターで国を追われたエジプトのファルーク国王の大便まで採取し」てたとか。
 
健康でマッチョなイメージで強い指導者をつくりあげているプーチンの大便は、外遊先で背広姿の職員が匂いに鼻をつまんで専用の袋に詰め、スーツケースに入れて持ち帰っているという。
 
「真の敵は味方に化体する。暴力はやさしさに化体し、無関心は愛に化体する。」というヘーゲルの弁証法によれば、大便は食べものに化体し、DNA情報に化体し、国家機密にも化体するということになる。
 
そう思って子どもたちにこのウンコネタ話をしたのである。
 
「音姫って音を聞かれるだけで恥ずかしいからあるのに、プーチンのそばに付く人はそんな事を言ってられないんだね」云々…
 
そのうち風向きがあらぬ方向にむかってきた。
「何でパパは大便するときドア開けっぱなしなの?」「何でオシッコ流さないの?」あげくの果ては「パパの大便は臭い」「あんなの誰も回収も採取もできない」となる始末。
 
この手のネタでブーメランのようにわが身の悪評ネタに帰ってくる。これも化体するということなのかな。