元盲導犬*シルクのゆるゆる日記。

盲導犬を引退し9年ぶりにパピーウォーカーの元へ帰宅。お仕事も忘れ、ザ・ぐ~たらな自由すぎるゆるゆる定年生活♪

見上げたド根性!

2024年10月31日 | 16歳
昨日の朝もずっと寝たまま、呼吸は虫の息。

シルクは昔女子なので適正体重28キロの大柄、22キロ程を何とか
保ってきたが多分今は20キロ程・・・。
足をさすりながら、ペッタンコで骨ばってしまった太ももを見る。
万策尽きたか・・・。
(買おうか悩んでいた物があり)「これは無理だ・・・」と
言いながら洗面所に行った。

「ちょっと来てー!」
「何~?」ナックリングも急速に出てきたのでツーの上に尻もちついての阿鼻叫喚か発作か?!!

「早く見て!」
見たら、、、、えっ??!!!
シルクが歩いてこっちへ・・・。ええ~???うっそ~!!

シルクが立った!


これは無理だ、、、から↑まで僅かな時間。

まさか、飲むのか飲めるのか??


飲んだ~!!

ぬおおおおーーー!
拍手喝采!!

夫に聞いたら音がして振り返ったら急に上半身をむくっとあげて
起きようとしたから立たせたら歩いたと。
この2日(というかもっと)ほぼ飲まず食わずのような状態だったのに。
どこからそんな力が??!

はぁ~、できたわ。寝てる間に表彰もされたらしいわ。


そして今朝も・・・
ぬ~ん


今日も立てたの。

ぬおおおーー。
ごめんね、無理じゃなかったんだね。
(てかやっぱり地獄耳健在(;^ω^))
もう凄すぎる。

状況はほぼ変わってなく、ずっと寝たままではあります。
急速にナックリングも出てきて、時間にしたらほんの少しです。
でもまだ立てるし、何より立つ気力、まだ生きる気力があるようです!

16歳長寿犬表彰式

2024年10月29日 | 16歳
24日(土)在住区で長寿犬表彰がありました。


色々ありましたが、まさかここまで来るとは。。

ワンコは参加できないので写真参加になっていました。
それぞれシニアならではの可愛さが。


参加犬100頭程の中、2頭ダブル表彰の子も数組、
大型犬はシルクだけでした。
写真はかなり前ですが、思い出の温泉に。

ご挨拶の獣医師の言葉で、「おめでとうございます」もですが「ありがとうございます」と言われたのが嬉しかった。
そして、「高齢動物と日々過ごしていると大変な困難やご苦労があるかと思います。・・・・・・(略)でもそんな時は、どうかその子を最初に迎え入れた日の気持ちを思い出してみて下さい」と。



長生きできるようになって嬉しい反面、日本犬に多い痴呆とかになるとそれはまた大変で。ワンコの介護も本当にきれいごとでは済まない問題に。。。
老犬ホームも結構出来てるのでそのうち人間並みになるのでしょうか・・・。

表彰式
皆さんそれぞれ色々抱えてるのでしょうが、今この場だけは
ちょっと晴れがましく、感慨深く、ちょっとした安堵感と一区切り、
報われ感みたいな色々混じった感じがありました。



最後帰り際お隣の女性と少し称え合いながら、「さ、帰ってお世話しなきゃ」
と笑顔で言われたのを見て、幸せなワンコの姿が見えた。

*横浜でも全ての区がやっている訳ではないそうです。
区によっては大型犬は13歳!(何とまぁ)、逆に小型犬は17歳に引き上げている所もあるようです。今後も状況によって改定されるかもしれませんね。


良い記念と思い出に。連名なのが共に頑張った感があり嬉しかったです。



シルクは役割を終えたかのように、自力で立てなくなってしまいました・・・。今はただ静かに寝ています。こんな風に動けなくなったのは初めてで、寝ながらの尿のおもらしも初めてしました。尿が出てるだけ良いのですが。。

ついこの前まで毎日散歩に行けていたのであまりの急な変化に・・・。
腎臓も限界を迎えたのか小鳥程の量の流動食でも吐き戻してしまいます。
かなり痩せてしまいましたが、今まで寝たきりになってなかったので褥瘡などはなく、ナックリングにもほぼならずにきたので身体はまだ綺麗です。

とにかく苦痛なく穏やかに・・・。それだけを願うばかりです。

16歳9か月の奇跡!

2024年10月25日 | 16歳
ご無沙汰しています。
書きたいことは沢山あったのに、1年もブログを放置してしまいました・・・。
気にかけて下さった方や16のお祝いコメントなどもありがとうございました。
なんとシルクはまだご存命!

16歳になっても基本的に元気で毎日散歩に行き、かつて何度か使っていた
カートもすっかり畳んで埃を被り、、、。
介護服も散歩の時だけで家では裸族で自分で動けていました。
毎日4時起きで自前のアンヨで、この夏の猛暑も乗り越えました!
さすがに暑くて自粛していたのは10日くらい?

以前は私も同行してましたが、何かあった時車で行けるように自宅で待機。
しかし出動要請は一度もなく。笑
ほとんどは匂いかぎですが、1時間近く帰ってこない時もあり、
いまだにそっちはぜっってー行かない!こっち!などと言い、
更に昔行ってたロングコースの方に何気に行こうとしたりと
まだ道も全て把握して言うことも聞かないんですのよ。。

歩いているだけで凄いと言われ、小型犬の飼い主さんには
「(大型犬がその年まで)生きられるんですか?!」などと驚かれたりしていました。

時々体調を崩したり、一切食べなくなったりと何度も危機的状況にもなりましたが、何とか立て直し乗り越えてきました。

ただ、この1週間ほどで急激に一気に弱ってしまった感じです。
昨日は昏睡状態のように寝たままになり、細かい痙攣が何度も起こり
もうここまでかな、と覚悟しました。
今回はもうダメかもしれない。。
綺麗に拭いてあげ、ブラシをかけ、最後の毛かもしれないと
取っておき。。アンヨも冷たくなっていたので
温めたりマッサージしたり、、色んな言葉をかけ、、、。

シルクはルーティーンに拘る子、そしてそれをちゃんと出来て
自信と安心につながる子。
「お散歩2日もサボっちゃったから、明日は行こうね。ブーブに乗って
公園行こうね、約束だよ。絶対だよ」泣きながら、ささやき女将のように
ささやいておりました。
もう最後ならせめて土の匂いだけ嗅がせてあげよう・・と思っていました。

そして今朝。5時に起きて様子を見るとやっぱりまだぐったり寝ている。
そりゃーそうだよね、、。無理しないで2度寝することに。
すると呼びにくる声。最近下痢の片付けに追われることが多く
また下痢かな?!と起きてみると・・・。



ええーーーー!うっそーーー!!!

「お散歩行きますよ、、昨日約束したでしょ」
は、、、、はいい。。
聞こえてた、自分の都合の良いことだけ聞こえる地獄耳健在だった。(;^ω^)

すぐ近くでしたが念のため車で。




家でもしたけど、ちゃんと散歩の分のチッコは残して

そして帰宅後ちゃーんと立って水も飲め!( ;∀;)


え、何泣いてんの、このおばたん。
元気な若人をお飼いの貴兄にはまだ分からないであろう。
16歳9か月が立って水を飲むことがどれだけ凄いことか。。
四つ足で踏ん張れること、頭を支えられること
水を掬える舌の力、飲み込める嚥下能力、、、色んな要素が全部揃って
ないとできない凄さ、今になって分かります。
今までも凄いと思ってたけど、本当に昨日の今日でシルク凄いよ!
嬉しくて驚いて、、、

シルクがあまりにも頑張っているので、私も気力がなかったけど
何とか頑張って今までの分も少しずつ書こうかと思います。
遡って過去から書くので、良かったらシルクの生きざまを
見てやっておくんなまし。

ありがとう、今日も生きてたわ♪



誰?!めっちゃ驚いたこと!

2024年02月28日 | 16歳
(遡って書いています)
16歳になる少し前のことですが・・・。
昨年11月母が亡くなり、お棺に入れる物を紙袋に入れ他にないか
1人で探していた所でした。

ガタッと音がして、ビクーッとしました。
え、まさか。。これが良く聞くあれなの、、、、?!本当にあるんだ。
母が来たんだ、、、え、ママなの??

恐る恐る見に行ったら、、、Σ(゚□゚;)
え、ちょっと何してんの?!!

ハッ


えええーーー何~、嘘でしょ~!!!

シルクがお棺に入れる物を入れた紙袋をテーブルから落とし
入ってたぬいぐるみを・・・・!!!

ちょっと~!!!涙も引っ込みびっくり!!!
これはお棺に入れるんだよお。
私が持って行ったもの、最後まで母と一緒にいてくれありがとう。


じゃあシルクも挨拶しましょ。


こら~!






やっぱり老後大切なのは好奇心と野望に尽きるのでしょうか。。
それともまさか、私を元気づけようと??!
ま、違ってもちょっと救われました、ありがとう♪

人の老い、犬の老い、介護関係、実家の片付け、、色々考えさせられることばっかりでした。
これについてはまたいつかまとめて書きたいと思います。

色々ありましたが、一番大変な時が微妙にずれてくれたお蔭で
シルクの留守番も最低限で、どこにも預けたりせずに済み助かりました。


雪に喜ぶ16歳!

2024年02月06日 | 16歳
(遡って書いています)
シルクの誕生日近辺には毎年ほぼ必ず雪が降ります。
それでももう年に1回あるかないかになってしまいましたね。

毎年気温が下がるごとに元気になるシルク。
冬もほぼ毎日お散歩へ。
今日はさすがに寒いから散歩は行かないかな~、と思うと
ふぁ~、、と起きて前後にノビをして「さ~て、散歩に行くか~」と
ドアに鼻をくっつける位のやる気。
そして自ら前足を右、左!と勝手知ったるように上げて
介護服を着るのです!

雪の日は危ないので着いて行きました。
外に出ると一瞬頭に(?!)が出たものの、あ、これね!と。

危ないから車通りでない所で。












いつものコースに行けなくて本当はちょっと不満。笑


ずっと2人6脚で歩けるといいな、、、と願った日。

このころは年を感じない位元気で



キョロンとしたお顔をしているうちは大丈夫!と思ってました。