今更ですが、シルク引取時のことを・・・。
9歳になった頃、まずお電話がありました。
「まだ引退の詳細等未定ですが、引退したら引き取るお気持ちはありますか?」
といった内容でした。(その後の流れをスムーズにするため)
その時やっとこういう連絡がある時期が来たんだなぁと思いましたが
その頃両親の入退院が続いていて、引き受けられるか分からない状況で
(引退時のシルクの状況にもよりますし)
「気持ちはありますけど、正直その時の状況にならないと分からない部分があります」
といったようなお話をしました。
そして10歳目前にして正式な引退になった訳ですが、
引き取るなら早い方がいいなとは思ってましたが
9歳の電話があった時には引き取ることはできなかったと思うので、結果先になって
無事帰宅できたので、良かったのかなと思います。
受入にあたって、健康状態は特に大きな問題はないとのことでしたので
一番の懸念事項はワンツーのことでした。
うちはマンションで何かの際にはベランダでワンツー(ペットシーツの上に人工芝を
置いてます)ができないと困ったことになるなと。
庭がないのでちょこっと排泄時だけ庭にということが
できず、外に行くのにも少し距離があり、土の上まで行くのもすぐそこにはありません。
自分が面倒くさいという訳ではなく、外(土の上)でしかしないとなると
もう10歳なので足が悪くなった時、台風とかの時、真夏等、本当に困ると思ったからです。
(抱っこができれば別ですが)
今まで約50頭のワンコを預かり、しない子は絶対にしない(盲導犬であろうと引退犬であろうと)
と分かってたので、これは結構問題だと思ってました。
しかも、こういう問題は良い子とかそういったこと関係なしに
直すのも難しいとも分かっていました。
今までは一時的なことだったので、真夏でも台風でも一瞬外に行ったり(若い子だったので)
していましたが、ここ最近の暑さでは日中は一瞬も無理だし、たまたま見られても
虐待を疑われてしまいます。
しかも一時ではなく多分何年かは過ごすことになると思うので。
ユーザーさんと過ごした中では、ほとんど土の上でしていた様子だったので、
余計に気になってました。
ましてやシルクは小さい頃から頑固で
(特にワンツーに)
年をとるとますます頑固になることも分かってたので。(特に女子
)
富士ハーネスにもお話し色々と助言を頂いたり、シルクの排泄の匂いが付いたものも
一緒に持ち帰り、まずは帰宅日。
ベランダにそれとなく出す。全くの無反応!ビクともしない!
ピクリとも動かずただただ私の顔を見るのみ!
これをやる子はまずダメです。
少しでも期待が持てる子は、ちょこっと動いたり匂いを嗅ぐ位はします。
そして夜。全く同じ!無!!!
銅像のように立ちすくすのみ。
チーン!
我慢比べになってもいいから、そのうちしたくなったらするから、という助言。
まるでPWに戻ったようだ・・・。
(恐らくユーザーさんが言えばすんなりしたものと思います。多分シルクにも意地が
あったのと、こちらを試していたものと。
ワンコも人を観察してますし
試すようなことしますよね。
)
翌日も何度か誘っても同じ。。。
もうダメかも、これ以上我慢させるのも体に悪そうだし・・・。
これでしなかったら諦めて外に行くしかない方々。。。
頼むからしてくれ~!!
ついに下を向いて匂いを嗅いだ!これは期待が持てるぞ!!
クルクルクル・・・・、チャーーー!!としてくれました!!
もう初めてワンツーが成功した時のような嬉しさでした。
PW気分をもう1度味わせてくれたのか。
とにかく1回でもすれば(当面ここでさせないにしても)もう大丈夫ということも
分かってたので、本当に本当にほっとしました。
そして恐らくシルクも不本意ながらも、「あたちはもう富士山地方に帰れないんだ・・・。
このおばたんちでやっていくしかないんだわ。」と諦めた(受け入れた)瞬間だったんだと思います。
そんなこともあったかちらねぇ。ムニャムニャ