EKKEN♂

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教えてクンはレベルが上がった!

2005-03-19 | WEBにまつわる話
 スタッフブログって面白いよねーでは「教えてクン」の存在がウザいよね、ということを書いたのですが、最近気付きました。
 教えてクンよりももっと強力な存在を。
 
 例によって、今、gooブログで一番面白いブログ、gooブログ スタッフブログのコメント欄に、奴等は存在します。
 
 「~が分からないから、教えてください」は、比較的丁寧な文体で書かれていることが多いし、自分の検索能力の低さを露呈している分「あたしバカなのー! うふふー!」という能天気さが感じられるから、場合によっては読んでいる人に優越感を与えてくれる、という癒し効果があります。
 はい、早くも「この記事が面白かったらクリックしてね」画像です。
 「癒し系」なんていう言葉は死語かもしれない、という心配はよそに、恥ずかしげも無く貼っちゃうぞぅ! ぺたぺたっと。
 
 
tesoro―池脇千鶴写真集 田中れいな写真集「田中れいな」 遥かに愛しい君のこと… ― 井川遥1st.写真集 De Mi Corazon-矢田亜希子写真集


 
 教えてクンの上を行く存在、それは「わからないクン」と「命令クン」です。
 どちらも教えてクンの亜種なのです。
 スライムに対するスライムベスや、バブルスライムと言ったところでしょうか。
 ピチュウ、ピカチュウ、ライチュウ、
 ショッカー、ゲルショッカー、ネオショッカー、
 ザク、ハイザック、ボルジャーノンでも良いのですけど……
 (悪乗りするといつまでも続くので、以下自粛)
 
 教えてクンが嫌われるのは、自分で調べようともせず、すぐに他人を頼って「教えてください」という他力本願な部分がダメダメだからなのですが、実は教えてクンは、人に物を教えることを喜びとする人種「教えクン」とその存在価値を分かち合っているのです。僕はどちらかと言うと「教えるクン」属性が強い物ですから、教えてクンの存在がゼロだと、ネットの楽しみが減ってしまうのです。
 それでも185問題について考えるに取り上げられているような問題児もいるわけでして、教えてクンは時として、自分の疑問を解決できない時(誰も相手にしてくれない、あるいは自分の望んだ回答が得られない時)に、逆ギレしてしまう所も大きな問題なのでしょう。
 しかし多くの教えてクンは人畜無害です。放置していてもさほど問題ないです。
 放っておいても、教えるクンが教えてクンの欲求を満たしてくれる物です。自分自身の欲求を満たすために。
 
 誰にも手をつけられないのが、「わからないクン」。
 こいつは、そもそも何をして欲しいのかさえわからないケースが多いのです。
 具体的な例としてはこんな感じ。
  • 画像がアップできない! ←それでどうして欲しいの?
  • リンクの仕方がわからない! ←それでどうして欲しいの?
  • YahooブログにPingがおくれない! ←それでどうして欲しいの?
  • CSSがカスタマイズできない! ←それでどうして欲しいの?
  • 彼女が出来ない! ←それでどうして欲しいの?

 たぶん、何か質問をしているつもりだと思うのですが、そのコメントでは、何をどうして欲しいのか分からなかったり、そもそもそのコメントがそこに残されるべき物じゃなかったり……
 教えてクンの場合は、これがわからないから、誰か教えてください! という「依頼」の気持ちがどこかに現れている物ですが、わからないクンの場合は、「だから何をして欲しいの?」という回答しか出来ない場合が多いのです。
 幼稚園児であれば、「おなかすいた!」「喉が痛いよぅ」「ママうんこぉ」でも仕方がないのですけど、せめて「空腹だからご飯食べさせてください」「うがい薬かトローチ下さい」と言ってもらいたいし、うんこは黙ってしに行け、と思うのです。
 既婚男性が配偶者に「メシ」「フロ」と命令口調の単語で言うことは、恐らく相手に不快な思いをさせているはずです。この場合、この男性はわからないクンから命令クンに進化している最中なのですが、口ごたえのできる配偶者なら、「メシがどうかしましたか」とかえされるのがオチですね。
 自分の欲求を的確に伝えることが出来ないと、意見された側は何をして良いものかわからないものです。
 こうなってくると、そろそろ「命令クン」の出番です。命令クンにとっては、全てオレルールが正しく、他人の価値観を一切認めません。
 自分の理想のみを訴え、それが誰にとっても理想であるかのような発言の仕方をしたり、善意で行われたことに対して、それを否定することでのみ、物事を訴えます。
  • 「何のメンテナンスだよ。もっとしっかりしろよ」
  • 「アクセス解析おかしいよ。直せよ」
  • 「苦情ばっかりだろ。謝れよ」
  • 「金返せ」

 このような口調でしか文句が言えないのでしょうか?
 サービスを提供する側が、「こっちはタダ同然でブログやらせてやってんだぞ」というのなら、そりゃあ問題外ですが、利用している側が、大したお金も払わずに(払っていても月290円ぽっち)、「こっちは金払ってんだ」などと訴えるのもなんだかなぁ。金を出せば、なんでも文句が通るというものでは無いでしょう。
 どうも「金を出している方がエライ」という風潮は好きになれんですな。
 「お客様は神様です」と言ったのは三波春夫だっけか。
 あれは間違いですよ。
 買う側も、売る側も、対等なはずです。サービス提供の代償として金銭を享受しているに過ぎません。そのサービスに要求される金額が気に入らないのなら、買う必要はないのです。なんだったら違う店に行っても良い。
 それをお店のほうで避けたいのなら、頑張ってサービス向上に努めるはずですし、その努力が認められないのであれば、いずれそのお店はつぶれます。
 違う店に行く、という選択肢が残っているのに、彼らはそうはしない。
 自分の都合に、周りが合わせてくれるものと信じている。
 命令クンは、世界が自分のためにまわっている、と思っているのかもしれません。
 
 
 なお、上のほうにある「この記事が面白かったらクリックしてね画像」ですが、「癒し系」という言葉を使ったものだから、それ風のタレントさんを並べてみましたが、実のところ、最近のお気に入りは、ココリコミラクルタイプの松下由樹であったりするから、全く侮れないものである。
 ココリコミラクルタイプ DVD-BOX

匿名はやっぱり推奨しないのです

2005-03-19 | WEBにまつわる話
 匿名・捨てハンドルがナゼいけないのか
 
 gooブログにおいて「Unknown」と表示される名無し、あるいはとってつけたような「七誌・774・通りすがり」という類の捨てハンドルの人が残すコメント、この全てが無価値ではないし、悪意に満ちた物と言うわけではないのですが、彼等の多くが議論する気などハナからもってないわけでして、明らかに罵倒と分かる場合はまだマシ、狡猾に意見と見せかけて、ブログ主からのレスを待ち、実は単なる揚げ足取りでしかないイヤミを発する者も存在します。
 そうした「一見論理的」なイヤガラセは、冷静になって読むと、実は記事の主旨・論点をずらしているだけで、ブログ主が本来の方向に変えていこうとすると、「議論のすり替えだ」と怒りだしたり、面倒になって放置、あるいは削除すると、鬼の首でも取ったかのように、言論統制だ、などと言い出す始末。
 「あなたの意見は間違っています、記事を書き換えてください」など、ナゼ間違っているのかの論拠も明らかにせず、単に自分の意見と違うことを不服として記事の訂正を求められても、当方としては対応のしようもないわけでして。
 まぁ、あのコメントは、ある意味笑える物だったので、削除せずに残しておりますが。
 
 ブログのコメント欄における「匿名への批判」を行うと、多くの匿名礼賛者は「ハンドルだって匿名だろう」と言い出します。実名を明かしていない限り、ハンドルも匿名なのはごもっともなのですが、自分の常駐場所(WEBサイトなど)を明かし、他人と区別できるハンドルを持った人は、Unknownとは全く別の存在でして、自分が恥をかく場所を用意していると言う点で、他人を批判する価を持っているのです。
 この考えは、下記引用部分において詳しく書かれていますので、ご一読いただければ幸いです。
論争に参加する人は、馬鹿なことを言ってしまったときに恥をかけるだけ十分に詳しく自己紹介を行なわなければいけない。

「匿名」による批判の禁止ルールについて

ただし、ここで「匿名」とは、自分自身の趣味・嗜好を明らかにせず、自分の所属も E-mail address も web site の URL も公開してない方のことです。最終的に「匿名」であるか否かの判定は管理者の主観によって行なわれますが、その基準は大体以下の通り。

実名や所属を隠し、ハンドルを用いている方であっても、自分の趣味・嗜好を十分に表現している方は「匿名」とはみなしません。例えば、ウェブ検索エンジンでハンドルを検索することによって、他の場所で自分の趣味・嗜好を十分表現していることを容易に確認できる方は「匿名」とはみなしません。もちろん、作家のペンネームなども「匿名」とはみなしません

黒木のなんでも掲示板:利用上の注意


 僕がトラックバックという機能を好きなのは、他人を批判するに当たって、ふざけた根拠を持ち出すと、批判した側が第三者に批判されるので、単なる罵倒による文句がつきにくい、という理由があるからです。もちろん、ユーザーの中には、てんで見当違い・あるいはどう読んでも悪口のレベルを脱しないトラックバックを送りつける者もいますが、彼等のトラックバックは、ほとんど賛同されることはなく、他人を馬鹿にするために送ったトラックバックによって、自分が馬鹿にされるものです。トラックバックの仕組みを理解している者は、そのことを知っているから、他人を批判する際は、その点を十分留意し、他人の賛同を得られる意見をもって批判を行うのです。
 
 しかし匿名で居続けることは、多くのブログサービスで認められた行為です。中にはEメールアドレスや、URLを入力しないと書き込めないサービスもありますが、その情報が虚偽のものであっても通りますし、魔除け的な役割はあっても、悪意のあるものを排除できないのが現実です。
 そういう面から、Exciteブログなどの、ログインしていない者のコメント受付拒否設定というのは、非常に優れた機能だと思うのですが(匿名排除のほか、成りすまし防止もできる)、この機能は同じブログサービスユーザー同士でしか交流が出来なくなるので、ちょっと閉鎖的になってしまいます。
 TypeKeyという、ブログサービスの垣根を取っ払って、自分を特定するIDを持つことで、発言に対する責任を持つことのできるサービスもあるのですが、これも対応しているサービスが限定されているので、全てのブログサービスがこの機能を導入してくれないと、その効果を発揮できません。
 
 匿名発言の全てがダメなわけではなく、たとえ相手を批判する場合においても、相手にとって有意義なコメントであれば、その発言は取り入れられるべきなのでしょうが、善意の匿名発言の多くが、悪意ある匿名発言の為に無効化されているのです。
 このことは何回も書いているのですが。(下記参照)
匿名そのものがダメだ、というわけではないのですが、匿名氏にこうした悪意しか感じ取れない発言が多いのは事実であることから、せっかくの善意の匿名発言までもが、価値のない物と誤った判断をされてしまいます。

もっと生産的なこと出来ないのか…


 そのブログの記事がどうしても気に入らない場合、単に嫌がらせをしたいのなら、匿名でも構わないのですが、もし嫌がらせをしたいアナタが、別のブログにおいては、匿名を保ったまま、まともなコメントをしたい場合、匿名発言には無価値な物が多いと思われていることから、まるで無視されるケースがあるということを知っておいたほうが良いでしょう。これは悪意ある匿名発言がなくならない限り、ずっと続く問題なのです。
 
 他にも匿名意見に対しては、こちらからの反応を返しにくい、というデメリットもあります。
 匿名でのコメントを残す者は、あるいは言いっ放しでも構わないと思っているのかもしれませんが、Unknownが複数名登場した場合、どの人に向けてコメントを返しているのか分かりにくくなります。誰と会話しているのか分かりにくいと、読んでいる第三者にとっても不都合が多いので、相手を真剣に批判したいのなら、むしろ匿名による発言は向いていないものと思います。自分が批判され返されるリスクを負わない人の発言には、こちらも真剣に向き合う気にはならないのです。
 
 

関連記事していそうな記事:
批判系サイトで気をつけたいこと
しつこく「批判すること」に関すること
批判なのか、悪口なのか。

更新は義務じゃないんですよ 反応集

2005-03-19 | WEBにまつわる話
 更新は義務じゃないんですよの反応をまとめてみました。
 LSTYさんブログを続けるコツを教えてあげましょうを読んで触発されたこの記事は、「日記は毎日つけるから‘日記’なんだよ」と信じている人の存在、ブログの更新という情報発信の手段が、いつのまにか目的にとって変わっている人の存在が気になって書いたものなんですが、概ね賛同していただいた模様です。
 全て把握しているわけではないと思いますが、目に付いた物をいくつか取り上げさせて頂きます。
 
更新が手段から目的にいつのまにかすり替わってるのが問題なんでしょう。
じゃあそもそも更新する目的は何だったのかというと、言いたいことがあったはずなんですよ。わざわざWeb上で公開してまで言いたいことが。

ぐだぐだと(仮) 無理することはない?

 更新が義務になってしまう人は、きっと「僕を見続けて」ということだと思うのですが、そのために書いた記事によって、ブログの質を落とすのはなんとももったいない話です。
 
ただ、問題は、この文章をblogで公開する意味があるのかということです。
記録として残すだけなら、なにもblogでやる必要はない。
自分で日記帳にでも書いておけばよいことですから。

なにより、このタイプの記事は、自分以外が読んだ時に面白いかどうかが、非常に疑問です。
本人以外には、なんだか愚痴みたいなことをグダグダと書き綴った記事にしか見えないかもしれない。

でも、私は今日もこんな記事を書いてしまう。

日々呟く。:近頃の生活と近頃のこのblog。

 とうとよさんは、僕がgooブログで始めたばかりの頃からの、細く長いお付き合いをさせていただいている方ですが、上記引用文が書かれたのは、僕が常日頃から「面白い記事、他人に読んでもらうための記事を書け」といっているせいでしょうか?
 とうとよさんのブログは、囲碁とモンコレのプレイ記録(モンコレ、というのが何なのか、僕は理解していないのですが、とうとよさんのブログを読むと、どうもファンタジー系のゲームではないかと推測されます)がメインなのですが、正直、僕がそれらの記録を面白いと思っていることは無いです。おべっかを書いても仕方が無いので、酷な言い方と思われるかもしれませんが、僕は囲碁にもモンコレにも全く興味がないから、当然のことです。
 自分のブログによくコメントを寄せていただく方のブログには、なるべくコメントを残したり、トラックバックを送りたいと考えているものの、儀礼的お返しコメントなんか、いらんいらんっ!で書いたように、僕自身が「コメント貰ったから、お返しに上がりました」的なコメントにはありがたみを感じないし、コメント返しを義務としていたら、本来自分の書きたいことを書く時間がなくなってしまいます。それでも、自分のブログによくコメントを残してくれる方というのは、僕の書いたものに何らかの共感を持っている、というケースが多いはずだから、その人が書く記事についても、そういうことが触れられることもあるはずで、だからこそ僕はよくコメントをくれる人のブログはRSSリーダーに登録して、新着記事のチェックをしているのです。そして実際に、僕が関心を惹く話題がたまにかかれていたりするものです。
 話がちょっとずれてしまいましたが、マイノリティな話題だから、存在価値がない、ということは決して無いです。そういうものに興味のある人の絶対数が少ないのだから、訪問者数の獲得は難しいのかもしれませんが、専門性の高いブログは、コメント数こそ期待できないものの、熱心な読者が存在すると、僕は思っています。
 とうとよさんの該当記事に残してきた、僕のコメントから抜粋します。
ブログをはじめてビックリしたことに、障害を持たれたお子さんをお持ちの母親が、たくさんブロガーとして存在する、ということでした。(日本語ヘンだけど、原文のまま)

みなさん、その子育ての大変さにめげることなく、中にはそうした子育てを大いに楽しみ、似たような境遇をお持ちの、見ず知らずのブロガーさん同士で情報交換されていることに、ブログのスバラシさを知りました。

日々呟く。:近頃の生活と近頃のこのblog。のコメント欄

 ブログの価値なんて、閲覧数が多いか少ないかで決まるものじゃないと思いませんか?
 たとえ読者が少ない物だとしても、自分のブログを熱心に読んでくれている人がいるならば、ありがたいことですし、次に情報発信をする時の、大きな励みになる物だと思います。

つまり、殆どの個人ブロガーの「ブログを書く目的」は、「書きたいという欲求」と「反応が欲しいという欲求」の二つに支えられている、ということをまずは言うことが出来るだろう。

不倒城: ブロガーがブログをやめる日

 自分の記事に言及したトラックバックは、それが反対意見でも嬉しい物ですが、不倒城のしんざきさんから頂くトラックバックは、いつもクォリティが高く、特段と嬉しいトラックバックです。
 引用部分だけでは、その記事の素晴らしさを伝えることが出来ないので、是非とも引用元の記事を読んでいただきたい。
 無論、しんざきさんが書かれていることに反対意見もあるでしょう。「書きたくなくても書いている」「反応なんかいらない」という人も中にはいるかもしれません。相当奇特な人だと思いますが。「反応なんか無くてもいい」については、後述しますが、「書きたくなくても書いている」=更新を義務だと持っている人っていうのは、一体どういう人なんでしょうねぇ。お金を貰ってブログを書いている=仕事で書いているのなら別ですが、個人が自分の趣味、つまりは欲求を満たすためにやっていることなのに、苦痛を感じてまで更新を続けるのは、マゾスティックな快感でも得ているのでしょうか。僕には理解しかねます。
 まぁ、とにもかくにも、しんざきさんの記事は凄く面白いので、読んできてください。

 僕の記事に同意する部分もありつつ、ちょっと否定する気もありますよ、という感じのトラックバックを頂いたのが、つむぎさん。
常々、「ブログは別に自由に書いていいんですよ、誰かに縛られて書くのは最早『日記』じゃないって」言ってます。
 これがですね、「なんでアクセス数が増えないんだろう?」って話になるとまた別問題でして。
 どんなものだって、面白くないものには人は寄り付かんですよ。

---略---

 要はですね。ブログとしてどうよ?って考えるならば、
 「日記」としてだけで書くなら自由に。極端な話、コメントとかトラックバックとか外してやりましょうと。
 「ネタ」としてどうよ?って思うなら他人に読んでもらえるような文章を書きましょうと。
 そんな感じです。
若干、特盛で。:ツマラナイブログ。

 僕の記事に否定的な部分も含めて、つむぎさんの意見にはほぼ同意なんです。
 アクセスアップに拘らない、仲間内で楽しめればいいという場合は、別に何を書いてもよろしいのではと思います(無論、法や利用規約に反しない範囲で)。
 仲間内で楽しんでいる場合だってあるだろう、ということを強く主張しているのが、「俺の道」(すみません、ブログ主さんのハンドルが分かりませんでした)の下記引用元の記事。
知らない人間からみたら全くもってくだらない文章であっても
その知人、友人から見たら全然そうではないというケースは絶対的にあるのだ。
それがただ一行の文であってもだ。

---略---

ハタからみたら全く意味のない文章を毎日書いてあるblogは本当にたくさんあるが、
その多くはblogを仲間内でのコミにケートツールとして使っているという事。

俺の道:更新の意味、モチベーション

 仰る通り、ブログはコミュニケーションのツールだと思うので、その相手が不特定多数だろうが、特定少数だろうが、それはどちらでも構わない、と思うのですね。コミュニケーションを否定するのであれば、つむぎさんの言うように、トラックバックもコメントも受付拒否にしてしまうのも、アリだとは思います。
 ただ、「俺の道」の執筆者がそうだ、ということではなく、記事の内容が「知り合い」にしか向けられていないブログをやっている人でも、不思議とアクセスアップを求めていることが多いものなんです。アクセスアップには全く興味がない、知らん奴はくるな、であれば、メーリングリストやSNSを使うとか、プライベートモード機能を持ったブログ(詳しくは知りませんが、Auto pageやはてなダイアリーにそういう機能があったかと……)を使えばよいのに、そうはしない。
 たまたま見つけたサービスが今のブログサービスだったから、という理由もあるでしょうが、公の場に公開していているのに、未知の人物が来た時に「おまえ誰? ヘンな奴来るなよ」はないでしょうし、何より親しい物同士の開かれた場での交流は、個人情報の漏洩に繋がることからも、僕はオススメしません。
 僕は「面白いことを書いたから、知らない誰かにも読んでもらいたい、できれば何らかの反応が欲しい」と思っているから、何の反応も期待できない記事を書いているつもりはないし、面白いことが思い浮かばなかったら、その日は更新をせずに、他人様の書いたブログを読むとか、ネットから離れて本を読むとかしているわけです。
 毎日更新を義務としてブログを続けるのも、絶対的にダメ、というわけではないですが、読者を増やしたいと考えているのなら、義務で書かれたつまらない記事がたくさんあることによって、ブログ全体の質を下げ、結果的に読者が離れてしまう可能性が高い、ということですね。
 「反応が無くてもいい」のなら、アクセスが少ないなぁ、等と愚痴をこぼすのはおかしな話だし、ましてや「反応なんかいらん」というのなら、なぜ反応の可能性がある場所で、自分の書いたものを公開しているのでしょうか? それこそ「チラシの裏」という奴では無いでしょうか。


 おまけ。ニュースサイトで書かれていた一言コメント。
書くことなくても無理矢理、日記書いてる人がここに一人。
私は更新については楽しみ7分、義務3分だと思ってます…。

BWS@HyperEdition

 リンク列記型ニュースサイトの場合、自分のサイト内でのコミュニケーションはあまり期待できないわけですから、訪問者を維持するためには、高頻度の更新が必須なのかもしれません。
 それでも更新に苦痛を感じるのなら、それを継続するのもおかしな話で、「楽しみ7分」があるからこそ、続けられることなのでしょうね。
義務だとつまんねぇじゃん。

プリキュア様崇拝日記

 最終的にはこれにつきますよ。
 周りから「更新マダー?」とか言われようが、本人に書きたい欲求がなければ書くことは無いし、やめたい時はやめちゃうし。
 
 たくさんの人に読んでもらうこと、たくさんの反応があることでブログを楽しむ人もいれば、仲間内でひっそりと楽しんでいる人もいるでしょう。
 楽しければ、更新の欲求が生まれてくるし、ブログを長く続けるための源になると思うのですが、ブログ主本人が楽しいと感じていないのに、無理やり更新をしたって続けられないだろう、ということですね。

 ブログサービスによくある、タレントのブログにつまらない物が多いのは、「本人に楽しんでいる感じがしない」から、だと思うのです。恐らくは仕事として請け負っているのでしょうから、書く事が無くても無理やり書いているのかもしれませんが、義務感で書かれたことが手にとるようなブログは、さっぱり面白くないのです。
 眞鍋かをりのここだけの話が人気あるのは、本人がブログを楽しんでいる事が、読者に伝わっているからだと、僕は思います。


アクセスアップを否定する! 反応集

2005-03-18 | WEBにまつわる話
 アクセスアップを否定する!に対する反応等まとめて見ました。

自分が「人に読まれるに耐える文章」を書いているかどうか、という指針としては、アクセス数には意義がある。飽くまで大雑把な目安としての話ではあるが、アクセスアップの手法を全く取らない限りにおいて、アクセス数は実に正直である。
---略---
つまり、アクセスアップへの「健全なこだわり」というものはあってもいいのではないか、という思いがまずある。

不倒城: アクセスアップに対する皮膚感

 最初にトラックバックを頂いたしんざきさんのこのエントリが、僕の言いたいことをさらに補足してくれています。最も的確に僕の意図を汲んでくれた人です。
 僕の元記事アクセスアップを否定する!は、アクセスアップにばかりに拘っていると良い記事が書けないし、正当に評価されないままアクセスを増やしたってつまらないよ、というのが最も主張したいことだったのですけど(下記引用文参照)、それをきちんと読み取ってくれた人って、どのくらいいるんだろう。分かりやすい文章のつもりだったんだけどなぁ。
 検索されやすい単語を入れることで、一時的にアクセスを増やせても、そのことによって「ちゃんと読んでくれる読者」は増えないってことです。
 うわべだけのアクセス数が増えたって、嬉しくも何ともないですよね。
 きちんと評価されてこそ、アクセス数が増える喜びがあるってものです

 それはともかく、しんざきさんのエントリからの抜粋です。
 自分の書いたものに対して、他人がどう評価してくれるかは、正直気になるところでしょう。全く気にならないのなら、例によって「チラシの裏に書いておけ」なのです。つまり、僕自身が「アクセスアップに全く興味がない」というわけではなく、書いたものに対して、読んでくれた人がいるか、というのは非常に気になることであります。しんざきさんが言うアクセスアップへの「健全なこだわり」というヤツですね。実際、飽きっぽい僕が一年間もこのブログを続けられたのは、読んでくれている人がいて、それが徐々に増え続けているからです。読んでくれている感触を感じなかったら、早々に放置していたことと思います。
 
しかしweb上でテキストを公開するということは特定の場合を覗いて他人に自らの心の内を見てほしいから、認めるまではいかなくてもただ見てもらうだけでもいいからとにかく知ってもらいたいから、という気持ちを軸にする場合が多いだろう。
だからその気持ちから発生したトラックバック・コメントならば容認されるべきだと思う。

I am pet.:なるほど。

なんちゃって、僕が一番好きなのは僕だし一番好きなブログは僕のブログです。

I am pet.:なるほど。

 モモさんのエントリでは、僕の記事と、上で紹介したしんざきさんの記事に対して、概ね同意、といった感じ。但し「見てもらうだけでもいいから」という気持ちを軸にした「トラックバック・コメントならば容認されるべき」という部分には、僕は同意できません。そのトラックバックの質にもよるのですが、単なる宣伝の域を出ないトラックバックは、トラックバックの意味を崩壊させる物であるからです。もちろんモモさんのトラックバックがそうだ、というわけではないのですが、自分の記事を読んだことを実感させてくれないトラックバックは、僕にとってはスパムと一緒、ただただ「僕のブログ読んでぇ」というようなものを許容するわけにはいかないです。
 一番好きなブログは僕のブログですという気持ちは大切だと思いました。目標とすべき「好きなブログ」があるのは良い事ですが、それ以上に自分のブログに愛情がないと、続けるのがアホくさくなってしまいますからね。

アクセス数にこだわって自分の書きたいことを曲げたり、あるいは興味ない素材を無理にあつかうようになれば私にとってブログを書き続ける意味はなくなる。たとえば「里○多英」とか「○権保護法」について書けばブログ検索などからのアクセスは増えるかもしれないが、前者について私には全く興味がなく、後者については人様にお聞かせするほどの意見を持たないのだ。

玄倉川の岸辺:アクセス数は全然(゜ε゜)キニシナイ!!

 実はアクセスアップを否定する!を書こうと思ったきっかけは、玄倉川さんも仰っているような、有名人の不祥事を、どこかのニュースサイトから引用(とまでいかない、ただの無断転載)し、一言「ばかじゃねーの」などとコメントしているブログがあまりに多かったのが気になったからです。
 ランキング上位のブログを読んでも、何が面白いのかさっぱりわからず、コメントやトラックバックがたくさん寄せられている記事を読んでも、その記事の一体どこに共感し、人が集まったのか、僕にはさっぱり理解できなかったのです。
 もちろん、そうした話題を取扱っているブログにも、しっかりした意見を書き連ねた面白い物はたくさんあるのですが、「そうした語句を入れることで訪問者を増やそう」という意図が多大に感じられるブログのなんと多かったこと。感想というにはあまりにお粗末な「バカだー」「キタ━(゜∀゜)━!!!!」だけ書かれたブログの、一体どこが評価されているのか。
 窃盗タレントと、それを糾弾する窃盗ブログでも触れているのですけど、有名人の違法行為を糾弾するに当たって、糾弾する側が違法行為をしているケースもあり、そんなことをしてアクセスを増やすのは、なんとも愚かな行為じゃないか、と思うのですね。
 芸能人の不祥事ネタを扱うな、検索されやすい言葉を使った記事を書くな、ということではないのですが、中身のない記事を書いても誰も評価はしてくれないよ、と言うことなのです。アクセスが多い=評価をされているわけではない、ということですね。

私としては「実際に中身を読んでくれる人」が増えるのは歓迎ですが、そうでなければ「うわべの数」はどうでもいいんです。だから、カウンタもリロードするだけで増えるものは意味がないと思うし、逆に、中身とは関係ない部分で「瞬間風速的」に増えるのは逆にコワイです。

Passing Pictures: アクセス数のこと

 かれんさんのこの記事は、恐らく僕に完全同意する物でしょう。共感したから、自分の体験を交えて記事を書き、トラックバックしました、というケースだと思います。
このブログはアクセス数こそ大して多くないですが、それでも「楽しみにしています」と言ってくださる方が何人かいます。そういう方が十数人でもいれば、私の場合それで十分かなぁ、なんて思ってます。

Passing Pictures: アクセス数のこと

 ブログを続けていく上で、最も励みになるのは、自分の書いたものを楽しみにしてくれている読者の存在ですよね。
 検索語の埋め込み、無差別な宣伝トラバによる数値上の読者が増えたって、意味はないのです。
 
 
 一方、寄せられた反論は、これ。
そういう「アクセスアップ命」な人たちにとっては、「アクセスアップ」こそが「意味」であり「面白さ」なのだから、そういう風に言っても詮無いことだと思う。

はやしのブログ/entry

 アクセスランキングなどの上位に名を連ねるのが楽しい、という考え方も、否定されるべき物ではないでしょう。事実、そうしたブログはたくさん存在します。2ちゃんねるなどでいう「釣り」という手段をもって、他のユーザーに叩かれながらも、ランキングの上位を目指す人も確かに存在します。
 アメーバブログなんてのは、まさにそういう人向けのブログサービスですね。
 記事の中身に関係なく、ランキングで上位になれば賞金がもらえるのですから。
 そうした趣向を持つ人にはぴったりのブログです。
 もちろん、アメーバブログユーザーの全員がそんな考えのはずもなく、賞金狙いで次々と宣伝コメント・TBを繰り返しているユーザーは、やはり嫌われているわけでして、僕ならそんなシステムでユーザーを増やしているサービスからは、早々に撤退するのですが、アメーバブログで賞金狙いをする連中は、他所のサービスユーザーにまで宣伝TBを送りまくるから性質(たち)が悪いのです。
 ぶっちゃけ、消えてなくなって欲しいブログサービスナンバーワン。
 
何ゆえにそこまで「アクセスアップ命」な人たちを糾弾するのか。それはそれで気になる、というか、むしろそっちのほうが気になったりするんだけど。

はやしのブログ/entry

 別に「糾弾」しているつもりはないのだけど、要するに「そういう目的で書かれたブログはつまらない」という話ですよ。面白いことが書かれたブログが、たくさんの人の支持を受けて、アクセスアップするのなら、そりゃあ楽しいでしょう。自分の書いたことが正当に評価されているのです。
 しかし人気検索語を散りばめただけの、内容のないブログが、検索語によってアクセスアップしても、その記事内容については、誰も評価していないのです。もちろん「評価されることだけが目的じゃないだろう」という反論は予想されますが、中身のない記事を量産してアクセス数を増やすことだけを楽しむという人は、かなり少数派ではないでしょうか。
 しかもアクセスアップだけを目的にブログを続けているユーザーの多くは、スパム発信をしている物です。全員がそうだ、とは言いませんが、他人に迷惑をかけているユーザーも、決して少なくないのです。

 時々僕のブログを取り上げてくれるニュースブログ運営のてとさんは、反論と言うより、感想といった感じのコメントを残しています。
アクセス数が増えると嬉しいものです。きわめて不正確な数字にかかわらず、目指すは10万hitだぜ、とワクワクしていたりします。やはり、数字が出ることで、サイト運営に対していくらかはプラス面があったな、と評価できる。そういうところで「希望」に通じるものかなと思います、アクセス数は。

一軒家@メモ帳

 アクセス数に関して、いたって正直な思いを伝えてくれていますね。
 やっぱり公の場において、自分が情報発信しているわけですから、それに対してアクセス数という数値で表される評価は、嬉しい物です。
 ただし、あまりにアクセス数という評価にこだわっていると、本当に面白い物は書けなくなる、というのは始めの方に書いた通りです。
 
 アクセスアップを否定する!は、他にも数箇所で取り上げていただきました。
 「アクセスアップを否定する」という記事がきっかけで、ずいぶんとアクセスを頂いたのは、なんとも複雑な気分ですが、これは僕の書いたものが正当に評価された(みんなに賛成されたという意味ではなく)ということであり、なんとも嬉しい限りです。
 僕が把握している限り、あの記事を最初にクリッピングで紹介してくれたのは、くろぽメモのきをふしさんですが、改めてニュースサイトの影響力の強さを思い知らされ、かつて「ニュースブログはつまらない」と言っていた自分が恥ずかしいです。

ドラゴンボールって、面白かったの?

2005-03-18 | 本の話
 30過ぎた大人が少年向けマンガについて、あぁでもないこうでもないなどと愚痴を垂れるのはどうなんだろ、と思いつつ、つら~っとして書き綴ってしまうのです。根がヲタだから。
 
 数年前まで、結構長い間、週刊少年マガジンを愛読していたのですが、最近ラーメン屋なんかで手にとっても、読むところが全くない、という事実に気付いてしまいました。
 それは単に「連載物の抜き出した1回を読んでも話がわからない」ということではなく、掲載されたマンガに魅力が全くないからなのです。
 特に少年ジャンプのマンガの質の低さは、酷い物です。
 最近人気があるらしい「デスノート」とかいうのは、長い話の一部を読んで、「これ、最初から読んでみたい」と思うものでありましたが、後は読むに耐えないつまらないマンガのオンパレード。ちょっとえっちな萌え展開の「いちご100%」は、昔から少年マンガにありがちな定番路線なので良いとして(但し「少年向け」を中学生まで、と括った場合、ちょっと感心できない描写はあるが、現実的に「少年向け」マンガ雑誌の読者は大学生がメインだったりするからなぁ…)、ジャンプって、20年前から全く進歩のないマンガ雑誌ですね。
 そもそもの元凶は、アンケート至上主義による「万人が面白いと思うマンガ作り」ではないかと思うのです。
 アンケート至上主義については、こちらのサイトでうまくまとめられていると思うので、ご参照ください(愛・蔵太の気ままな日記経由)。
 
 僕が思うのは、アンケート至上主義のマンガ雑誌は「万人がそこそこ面白いと思えるマンガ」は量産できるけど、「ある一人の読者の心を掴み取るマンガ」は生まれないということ。まぁ「本当に面白い物」にであったことのない、商業主義にまみれたマンガしか読んでいない「質の低い読者」が多いから、彼等は真剣に、アンケート至上主義マンガ雑誌を面白いと思っているのかもしれませんが。
 ジャンプマンガを読むと、どうもマンガ家自身がストーリーの展開を考えているのではなくて、編集スタッフの強い意向によってしか進行していないような物が、あまりに多いような気がします。
 その代表的なものが、鳥山明のドラゴンボールですね。今現在25歳~30歳くらいの人の中には、面白かったマンガの筆頭に挙げることが多いのではないか、と思う1冊(コミックで40数冊あるとかいうツッコミをするやつは、あっちいけ、シッシッ!)ですが、連載開始当初は、独特の世界観と鳥山明のセンスの良いキャラクターが光っていて確かに面白かった物の、ドラゴンボールファンならお気付きのように、あのマンガ、作者自身が途中で何度も止めたがっていましたよね。
 最後のコマに「ドラゴンボールはもうちょっとだけ続くぞい!」というような台詞、一体何回あったことでしょう?
ドラゴンボール 完全版 (1) ジャンプコミックス
 僕はコミックを持っていないので、正確には記憶にないのですが、かなり早い段階で「ストーリー的にはここで終わってもいいだろ」という時に、亀仙人がコマの隅っこで言っていたと思います。
 あそこで終わっていれば、僕の中でも名作マンガとして心の中に残っていたと思うのですが、当時「カネヅル」であったドラゴンボールを終了させることは、集英社が認めませんでした。
 それでも鳥山明さんは非常に才能ある人だから、その後の作品の質を何とか維持していましたが、その維持の仕方が、あまりに「バカマンガ」の方向性であったと。
 ブログ始める前にやっていた掲示板のログに、こんなのありました。
オリ(*)としては「あの」
ズバババ、シュバババ(**)→「解説の回」→ズバババ、シュバババ→「解説の回」
のローテーションよりも、その「台詞回し」と「強さ描写が出来なくなり」
前、異常に苦労した敵を「こき下ろす」ことでしか、今の孫くんなり敵の強さを
説明できんのが阿*くさいと思う次第であります

ただ、あれは鳥山なりの毒かも知れん


華奢ーん氏の発言より抜粋。伏字は原文のまま。
この掲示板は既に閉じてあるので、リンク先は示しません。
注(*)「オリ」……一人称の「オレ」
 (**)「ズバババ、シュバババ」……戦闘状態のこと

 竹熊健太郎氏の名著「サルでも描けるマンガ教室」であまりに有名な「ライバルのインフレ」ですね。
 上記引用文発言主の華奢ーん氏は、上記引用文の前の部分で、こんな発言をしています。
大魔王→主人公の血の系譜の王子(宇宙最強を名乗ってたはず)→宇宙最強→宇宙最強のパパ→
(既出の最強は出揃ったので、新たに最強な)人造人間→過去(史上)最強→ドラゴンボールGTへ

という流れもあまりにバカでありますが、
「あぁ、アイツは昔闘ったセルくらいの強さかな」
とか
「オレは父さんが傷つくくらいの力を手に入れてしまった(←実は若さ故の勘違い)」

阿*くせー

発言がバカというか、「そーいう発言でしか敵の強さを示せなくなった」

 作者が考えていた物語以上のことを強引に続けさせられると、世界観に破綻をきたしてしまう物です。荒木飛呂彦氏の「JOJOの奇妙な冒険」シリーズのように、能力の違いにより強さを演出するのであれば良いのですが、ドラゴンボールの「ライバルの強さ」はテレビゲームにおけるRPGのLV上げ的な強さでしか表現できていなかった。作者的にはピッコロで「ライバルで打ち止め」があったはずなのに、集英社のお金儲けの為に「そんごくう は レベルが上がった!」「こうげきりょく が 5 あがった」「テレポート を おぼえた」「ブルマ は ドラゴンボール を つかった! なんと! なかまが いきかえった!」というドラゴンクエストの流れそのまんまな話の展開にしかならなくなったのです。
 この時点でマンガとしてダメダメな空気が蔓延。マンガのファミコンゲーム化。
 しかし毎回「盛り上がり」で次回に引っ張る演出から、読者はドラゴンボール中毒状態。
 金儲けの為に中毒者を維持→毎回「引っ張り」→前回以上のクライマックス
 実はバカマンガ。
 
 アンケート至上主義による一本のマンガの継続は、そのマンガの質の低下にしか繋がらないのだと思います。
 その点、ドラゴンボール終了後に、恐らくは連載期間を予め決めておいて描かれた、鳥山明氏のマンガ、「カジカ」と「SAND LAND」は、非常に面白かった。
 「カジカ」はドラゴンボールのリライトともいえるマンガで、主人公・カジカを孫悟空に見立てた場合、ベジータは出て来るは、ドラゴンボールはあるは、スーパーサイヤ人はいるは、レッドリボン軍もあるはで、40数巻にも及ぶドラゴンボールって、実はまとめればコミック1巻分の話だったのね、と思うものです。
 「SAND LAND」はさらに内容を洗練させた物語。短編集などを読むと、鳥山明作品には「水がない世界」がたくさん出てくるのだけど、そうした過去の作品をうまく取り入れ、映画的なストーリー展開を取り入れて昇華させた、鳥山明の最高傑作です。
 
 「SAND LAND」の中で、鳥山氏は「一人で好きなように書かせてもらう」事を条件に、当時売上が減少気味であったジャンプの編集長(Dr.スランプ時代の編集担当者であったマシリトこと鳥嶋氏だったと思う)の依頼を受けたことを述べていますが、アンケート至上主義では「人気はあるけど駄作」しか描けなかった鳥山明が、やっぱりすごい才能を持った漫画家だったことを証明できた作品だったと思います。
 
カジカ



COWA! 鳥山明○作劇場 VOL.3 (3) 鳥山明○作劇場 VOL.2 (2) 鳥山明○作劇場 VOL.1 (1)

by G-Tools



 
 
 ところで誰か、「こち亀」がつまらない事を、作者にはっきりと伝えられる編集者はいないのか?
 「こち亀」を読むと、土田世紀「編集王」に出てくるマンボ好塚を思い出すのは、僕だけなのでしょうか?

テンプレート部門

2005-03-17 | goo BLOG
第1回グッドブログセレクション:テンプレートデザイン部門に投票します。

※2005/03/18ちょっとだけ改稿。
コメント欄において、Kenさんの指摘により、僕は応募の規定を間違っていた模様です。
グッドブログセレクションと共に、5つ選んでよい物と、勝手に解釈しておりましたので、訂正させていただきます。

RemのDigitalCaravan
http://blog.goo.ne.jp/remmaya
 remmayaさんは割と頻繁にCSSに手を加え、マイナーチェンジを繰り返しているようですが、視認性とシンプルさにこだわっているようで、決してダメダメなデザインになることが無いです。
 CSSやHTMLを勉強して、それなりにいろいろな技術を身につけると、「できること何でもやろう」という気になってしまうのか、本人は凝りに凝りまくったつもりの、自称・スーパークールなカッチョええデザインになるのですが、実は傍から見たら、単にごちゃごちゃしただけの、読みにくいデザインになっているだけ、ということがままあるものです。
 ブログのどこを見てもらいたいか、と考えた時、一番見てもらいたい部分ってのは、その記事の内容だと、僕は思うわけですが、肝心の記事の視認性が悪いと、面白いことが書いてあっても、なかなか「また読みたい」という気分にはならないものです。
 その点、remmayaさんのブログは、凝ってはいるけれども、それがテキストの邪魔にはなってなく、飽きの来ない良いデザインだと思うわけです。






 以下、応募規定をちゃんと読む前に考え抜いてあげたもの。
 当然無効票となりますが、どれも素晴らしいデザインなので、紹介させていただく、ということで。
ブログはじめますた
http://blog.goo.ne.jp/rd-xs40user
 昨年末から更新を休止されていますが、gooブログにおいてもっとも他のユーザーへの貢献度が高い方で、彼のブログのデザインは頻繁に変わる物の、カスタマイズ性に優れたオリジナルデザインのCSSを配布しているという点で、テンプレートデザイン部門の筆頭に挙げさせていただきます。
 誰もが簡単に改造できて、しかもgooブログの既成テンプレにはないオシャレなデザイン、にゃんこテンプレートは、これを改造して使っているユーザー数が多く、デザイン部門でこの人を評価せずに誰を評価するのか、と声を大にして言いたいです。
六本木ヒノレズのテンプレートも、カスタムブルーから派生した物とは思えず、素晴らしい出来。
 また、誰にでも簡単にカスタムブルーテンプレをカスタマイズ可能にしたテンカスエディタは、gooブログのCSSカスタマイズ方法のページに、gooブログオススメツールとして紹介してもらいたくらいに出来のいいツールです。
 gooブログは金を払ってでも「はじめま略」という奇才をgooブログに縛り付けておくべきです!
 デザインとは関係ないが、略エディタこそ、gooブログのデフォエディタとして採用してもらいたい。
 
psychic.goo:1008
http://blog.goo.ne.jp/copper_the_public
 カスタムブルーを左サイドバーのみの仕様にしたい、という希望を最も簡単に叶えてくれたのがcopper_the_publicさん。手っ取り早く2段化する方法にて紹介されたその方法は、カスタムブルーを利用するgooブログユーザーの間で瞬く間に広がりました。その貢献度と、彼のブログの視認性に優れたシックなデザインがステキなので、推薦します。
オオカミの遠吠え通信
http://blog.goo.ne.jp/syuka-chan
 特別凝ったデザインではないのですが、思い切って超シンプルにしたセンスに一票投じます。つい欲張って何色も使いたくなる物ですが、ほとんど色を使っていないのは、その潔さを高く評価したい。ここまでシンプルにするのは、逆に誰にも真似できないことだと思います。
 この人のポイントも、テキストの視認性が高い、という所で。

南無の事件帳
http://blog.goo.ne.jp/namcom
 かなり早い段階から、まだ余り手のつけられていなかったフルカスタムテンプレを、大胆にアレンジした南無さん。
 まぁはてなダイアリーのパクリと言えばそれまでだけど、ここまで似せたつくりにしたのはむしろ尊敬に値します。テキストも読みやいのがお気に入り。
 せっかくHTMLも弄れるのだから、「最新の日記」「ユーザー登録」「ログイン」の部分もちゃんとリンクされていたら、もっと面白いのに。


 そんなわけで。
 今回の「面白かったらクリックして買い物してね」画像。



じゃあ「面白い記事」ってどういうの?

2005-03-17 | WEBにまつわる話
 常日頃から「つまらんブログは書くな」と雄叫びをあげている越後屋ですが、高慢ちきな態度は「出来上がってしまったキャラクター」なので、許して許して。僕たん、実際に会ったらものスゲーいいヤツだから。試しにススキノの焼き鳥屋に招待して御覧なさい。豚精串とイナゴの佃煮でも食わせて、八海山の2、3杯飲ませりゃ、そりゃあもうゴキゲン!
 じゃ、会計の方は任せたから。ごちそうさま。
 
 冷静な読者の中には、「偉そうなこと言っているけど、オマエのブログだってつまんねーよ」という方もいるかもしれません。っていうか、きっといると思います。
 いるだろッ!? ほらオマエだオマエっ!
 
 面白いか、面白くないかの判断基準なんて、人それぞれの価値観で変わってくる物だから、万人が面白いものなんて書けるはずもなく、最低限「自分が面白い」と思えるものを書けば良いんじゃないですか、と僕は思うわけでして。
 えぇ、僕は自分のブログ、すげぇ面白いと思ってますよ。自惚れといわれようが、人様に読んでもらうための物を書いておいて、つまらない物は発表したくはないわけでして。
 実を言うと、このブログの方向性が決まる以前に書いた記事の中には、既に消去してしまった物がいくつもあります。後で読み返しても、ピクリとも面白くなかったからです。他人が「オマエのブログ、ぜんぜん面白くないよ」と言おうが、僕自身が面白ければ、それで満足。ブログなんて所詮、一種の自慰行為だと思うから、自分が面白いと思うことを書いていれば良いのです。その内容が法や利用規約に反しない限り、誰からも咎められる謂れはありません。
 ただ、書いている本人さえ「つまらない」と思って書いたものを、他人様の目に触れさせるのは失礼だろう、と思うのです。
 
 「どんなことを書けば面白がってもらえるのか」
 「自分が面白い」と思う記事を書くのは簡単なことですが、多くの人に面白がってもらえるような記事を書くのは難しいことです。
 自分が面白いと思えることをコツコツと書きつづけ、自分と似た感性を持った人が訪れるようになってくると、そのうちその人に「このブログは面白い」と思わせることが出来ますが、ブログの特徴であるトラックバックを使った行為で読者を増やそうとしても、それが宣伝トラックバックでなくとも、相手にとって有用な情報でなければ、相手が読者として定着することはないものです。
 たとえ「相手の記事へのリンクや引用があるトラックバック」であったとしても、相手の記事の内容を褒め称えるだけ、あるいはその情報を超えることのできない、いわゆる「うなづき系」のトラックバックでは、一時的なPVを上げることは出来ても、あまりそういうことばかり続けていると、「つまらない人」として判断されるのがオチです。人のブログに同調しているばかりではダメなんです。
 「共感した記事」を書くのではなく、「共感させる記事」を書け!
 
 いつまでも「○○さんのエントリに同意です。反論することは全くありません。とても為になる記事なので、皆さんも是非読んでください」なんて記事を書いていても、書き手の評価は上がらないのです。評価を上げるためには「是非読んで下さい」と言われる記事を書かなきゃダメなんです。
 まぁ、そうなることが難しいんですけどね。
 うなづき系は、「書くものではなく、書かれるもの」になれるよう、日々精進ですねぇ。
 
 とかナントカ言いながら、面倒くさくなると、萌え系Amazon画像を貼っちゃう僕は、きっと「面白い記事を書く才能」なんてこれっぽっちもないのかもしれません。
 でも貼っちゃう。ぺたっ。
 
デッド オア アライブ エクストリーム ビーチ バレーボール ベスト・ショット

更新は義務じゃないんですよ

2005-03-17 | WEBにまつわる話
※この記事はekken:ネタがないと嘆いている人は、他人のブログを読んでいないだけじゃないのにおいて書き直しされています。
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 時々こちらにコメントを頂く毒舌家・LSTYさんって、ホントいいこと書く人だな。
 彼の書く毒を単なる悪口としてしか受け止められないのなら、いつまでもつまらないブログを永遠に書いてろ、と思うのは僕だけなんでしょうか?
 
 いくら「個人の日記」で「何を書いても自由」とはいえ、面白くない物には人は寄り付かんのですよ。
 始めてから何日も経つのに、どうして僕のブログはアクセスが増えないんだろう……
 そういう風にお嘆きのアナタ! そう、そこのアナタッ!!
 指を差されないと分かりませんかッ!!
 アンタだアンタッ!! (しつこい)
 答えは簡単、「面白くないから」
 誰にとっても面白くない物、書いている本人でさえ、面白いと感じない物を書き続けていても、アクセスは増えません。面白いブログは山ほどあるのに、わざわざつまらないブログを探して歩く人はいないんです。
 だめなブログって続かないな、、、


 言い換えると、「ブログを作る」ことが目的になっちゃってるブログは、続かない。ブログは手段なんですよ。何か言いたいことがあって、それを伝える手段としてブログがあるだけ。
 最初の記事が「とりあえず作ってみました」「テスト」とかいう記事の場合、基本的に「別に書きたいことはない」わけでしょう?まあ、消えたら恐いからテスト投稿って事もあるだろうけど。

 そういう人のブログって基本的につまらんし、「これからイロイロ、blogのこと勉強しまーす」って言いながら放置するし(笑)結局つまらんままに終わってゆくんだなぁ、と。
 つまらないと読者は増えるわけないし、そうなると、もともと書きたいことがない上に更新のモティヴェイシンも下がるしね。

 だから、ブログを続けようと思うんなら、まず「ブログを続けることを目的にするな」ですよ、正解は多分。「お前自身が面白くなれよ」でしょう、そして多分。

他人の不幸は蜜の味:ブログを続けるコツを教えてあげましょう


 そろそろ落ち着いてきた感があるものの、ブログを始めた理由をアンケートにとると、恐らくは「流行っているから」を挙げる人がかなり上位に来るのではないか、と推測するのであります。
 こうした人たちの最初のエントリに多いのが「ブログはじめました 」・「 初めてのブログ 」、「テスト投稿」「とりあえず書いてみる 」といったものです。結構テキトーなこと言って実際に検索してみたら、思いのほか引っかかってウハウハです。正直笑いが止まりません。すまぬ。君達を傷つけるつもりは毛頭ないが、これが現実なのだよ。ぷくく。あははは。わーっはっはっは!
 腹がよじれますッ!
 
 ブログに関するブログで、メタブログというほどには硬派なものではなく、みんなでブログを楽しみましょう! みたいな事を掲げるブログのお題として「ネタがない時どうしますか?」という質問を書き、コメントやトラックバックを求める記事があります。「トラックバックマナーについてどう思うか」「あなたがブログをはじめた理由」と共に、ブログの定番ネタで、正直もう飽き飽きなのですが(それでもトラックバックについて書き続ける、かなりしつこい越後屋がいるわけですが)、この手のネタは、絶える事のない初心者に好まれるのか、それなりに盛り上がっている物です。
 「毎日更新」を義務にしている人が多いのか、ホントどうでもいいつまらない事を書いている人って、結構いるんですね。酷いのになると「今日は書くことがない~!! 見に来てくれた人、ごめんね(はぁと)明日はきっと面白いことを書くから! きゃは(汗」なんていう「だったら書くなよ」と思うようなことを書いている人が、結構簡単に見つかる物です。
 あ、念のため言っておくけど、どこかからのコピペじゃないからな。
 別にブログは毎日更新しなきゃならないものでは無いでしょう。好きな時に好きなことを書けばよいのです。
 書くことがないのに「カレンダーに穴をあけたくないから」という理由で更新されるブログって、正直言ってつまらないんですよ。
 つまらない情報しか得られないブログには、閲覧者がつかないし、閲覧者がつかないとブログを続けるモチベーションが生まれてこないから、早々に放置されてしまうわけです。
 「ネタがない時どうしますか?」
 答えは簡単です。「ネタがないときは更新しない」
 じゃあなんで越後屋は高頻度に更新しているんだよ? と思われるかもしれませんが、「書きたいことがたくさんあるから」です。
 最近は「ネタ帖」もつけていないのですが、常に5つくらいは「次にこういうことを書こう」というネタを持っています。時々それを忘れちゃいますが、忘れた物は「忘れる程度の物」ということで、諦めます。
 しかし、他人の面白いブログを読んでいると、書きたいことって自然と生まれてくる物です。
 「更新したいけどネタがない」などという人は、自分の記事を書くことばかり考えていて、他人の書いた面白い物を読もうという気持ちが足らないんじゃないですかね?
 
 それでも「どんな所を読めば面白い物を見つけられるのか、さっぱり分からない」という人は存在すると思います。
 ブログポータルのトップページをちゃんと読んでいれば、面白い物はいくらでも見つけられそうなものですが、それも出来ない、という人は、リンク列記型のニュースサイトの中から、自分の趣味と合致した物をブックマークに入れるとよろしいのではないかと。
 僕がよく利用するのは、WEB論に関するリンクを多く取り上げる所、[MM]くろぽメモ一軒家@メモ帳、それに更新頻度こそ少ない物の、毎回テーマを絞り、ニュースの鮮度にとらわれることなく紹介してくれる駄文にゅうすなのですが、こうした個人ニュースサイトを巡回先にいくつか加えておくと、面白い情報なんていくらでも見つけられるものです。
 (最近、「ニュースブログはつまらない」という以前の考えは撤回しなければならないな、と強く感じるようになりました。ニュースブログにはつまらない物も多いけど、それは非ニュースブログも同じ事で、つまらない物はつまらないし、探す努力をすれば、面白い物はいくらでも見つかる物ですね)

「このブログがすごい!BLOG」は別の意味でスゴイ!!

2005-03-17 | WEBにまつわる話
 もう「単なるイチャモン好き」と思われてもいいや。
 いや、今回僕としては「単なるイチャモン」のつもりはないのですがね。
 
 岡部さん、一応は商品として買ってもらっている(僕は立ち読みしかしていないけど)、「ブログのオススメ本」を出している人のブログなんですから、あんまりくだらないこと書かないで下さいよ。
 失望しますよ。
 ブログ初心者がこのブログがすごい!BLOGを頼ってオノレのブログの向上に励んでいると思うのですよ。多分、あてにしている読者はいっぱいいると思うんです。そんな純真な初心者ブロガーを、結果的に騙していませんか?
 
関連記事:これまでこのブログがすごい!BLOGに送りつけたトラックバックの記事
ニュースに言及したブログが読みたい
ブログ診断始まってます
ブログでは空白の使い方が大切、ですか?
フリートラックバック・エントリって、要る?
 いや、実は熱心なファンなんです

 
 編集部のオススメのブログを、その理由と共に書き連ねるのなら、それは編集部の「感想文」だから、何も言うことは無いです。「面白い物」に対する考え方は人それぞれですから、「このブログがすごい!」が選ぶブログが、必ずしも万人にとって面白い物ではないのは明らかなことだし、もし「このブログがすごい!」を購入した読者の多くが「ここに紹介されているブログ、ちっとも面白くないじゃん」と思うようなものを紹介しつづけていれば、商品としての価値を落としてしまうだけです。
 幸い、「このブログがすごい!2005」で紹介されていたものの大部分は、それなりにクォリティが高いブログが多かったと思うのですが、このブログがすごい!BLOGに編集スタッフが書かれているエントリを読んでいると、「ホントにこの人たちが編集している本って、読む価値があるのか?」という疑いを持たざるを得ません。
 
別に大したことでなくてもいいんですが
ブログを書くときに注意していることとかありません?

僕は、絶対にまずワードで書きます。

んで、それをブログのフォーマットにコピーします。

絶対、絶対。


このブログがすごい!BLOG:ブログを書くとき注意していること

 ブログサービスの記事の編集画面で、記事を書くのは、確かに僕もオススメしません。
 投稿時にサーバーやプロバイダの不調などでエラーになり、せっかく書いた記事がシオシオのパーになってしまうなんてことは、決して珍しいことじゃないし、何度もそういった体験をして、スタッフブログに「せっかく書いた長文が消えてしまったじゃないか、どうしてくれる、クソgooブログ!」などと匿名で書いているアホンダラは、いつまでたっても消えないものです。君達はブログをやる前にコピー&ペーストをするという、パソコンの最も基本的な技術を学んできてください。
 しかしですね、だからといって、記事を書くにあたって、何のメリットもないマイクロソフトワードを勧めるのって、どうなのよ?
 「自分にはパソコンに関する知識が皆無です」って、暴露しているような物じゃないの?
 ブログは「パソコンの知識が少ない人にでも、簡単に更新できる日記ツール」だから、知識の少ない人がブログをやっちゃいかん、というわけではないのですが、そういう人たちが出す「ブログ本」、読みたいと思う読者って、ちょっと情報収集能力に欠ける人たちなんじゃないかしら?
 
 ワードを使ってブログの記事を書くことに、一体どれだけのメリットがあります?
 プレーンテキストを書いて、ブログの編集画面にコピペすることは簡単に出来ますが、それならメモ帖などの簡易なテキストエディタを使って書くのと、何ら変わりないです。それどころか、プレーンテキストを書くために、パソコンに必要のない負荷をかけるソフト(ワード)を使うよりも、軽いテキストエディタを使うほうが、メリットは大きいはずです。
 ワードで文字装飾機能を使って、フォントいじりやハイパーリンクを埋め込むのは簡単ですが、それをブログの記事に反映させるためには、一旦「WEBページとして保存」して、それをブラウザで表示し、さらにそのHTMLファイルを「ソースの表示」してから、HTMLタグごとコピペする必要があります。
 そんな複雑なこと、やってられませんよね。
 それにワードで生成したHTMLって、不必要なタグがわんさか出てきて、大量に文字数を使ってしまいます。その中から本当に必要なタグだけを選び、不必要なタグを消すことができるような能力を持った人は、初めからワードなどという「ブログの記事を書くのにむいていないツール」は使わないでしょう。
 プレーンテキストで投稿するのなら、わざわざワードを使うのはヘンな話だし、装飾した物を使うためにワードを使うのは、かえってたくさんの手順を踏むことになり、面倒なことこの上ない。
 にも関わらず、僕は、絶対にまずワードで書きますなどと公言する人の書くもの、信用できますか?
 
 どちらにせよ、このブログがすごい!BLOGは、別の意味で「すごいブログ」です。
 書籍としての「このブログがすごい!」の価値を落とさないためにも、このブログがすごい!BLOGは、もうちょっと書き手が勉強してから発表した方が良いでしょう。
 あれじゃあネットを始めたばかりの人が、現実にはそぐわないオレ流の「ネットマナー」を、嬉々として「良い子のネチケット講座」とか言って個人サイトを作っているのと、全然変わらないじゃないですか。
 こんな現状がいつまでも続くようであれば、恐らくは今年の末に発売されるのであろう「このブログがすごい!2006」はたいした内容が期待できないですな。いや、ホント。



 あ、ちなみに僕は、ほとんどの場合、使い慣れたテキストエディタである「サクラエディタ」に、入力支援ツールに「Charu3」を組み合わせて使っています。何度かこのブログ内で紹介しているので、こことかこのあたりを読んでみてください。ブログの記事で使うタグって、だいたい決まってきます。リンクタグの他、使うフォント色、サイズも、数通りあれば間に合うと思います。テキストを書いた後に、「選択文字列を挟んで貼り付け」できるツールを使うと便利です。
 投稿前に、自分の書いたものがどんな感じでアップされるのかを知りたい人は、プレビュー機能を搭載したHTMLエディタを使うと良いでしょう。
 ホームページビルダーのようなWYSIWYG編集型のものは、ブログの編集には向いていません。
 なぜなら、この手のWYSIWYG編集型エディタの多くが、作文中の「Enter」キーによる改行時に、自動的に段落タグ<P>を生成してしまうのですが、ブログサービスのほとんどが段落タグに対応していないからです(対応している所もありますが、gooブログはダメです)。
 僕がテキストエディタでは作成しにくいタグ(テーブルタグとか、箇条書きタグとか)を使う記事を書く際は、タグ挿入型HTMLエディタのez-HTMLを使っています。(記事を書く時便利なソフト参照して下さい)


続・面白かったらクリックしてね!

2005-03-16 | WEBにまつわる話
 アクセスアップを否定したり、ブログランキングはくだらねぇとかほざいている越後屋なわけですが、アクセスが増えたり、ブログランキングでランクアップすることは、ブログを続けていく上で、一つのモチベーションになっている人もいることでしょうから、何も完全否定するわけではないのですが。
 
 それでもホント、くだらないな、と思っているわけです、ブログランキング……
 
 本当に面白いと思ってくれた人だけ、クリックしてくれて、それでランキングが上がるのならともかく、あの手のクリックランキングって、正直アテにならないですよ。

むだづかいにっき♂:「クリックしてね!」と言われてもねぇ・・・


 ブログランキングが何故くだらないのかは、上記引用文の記事に中で書かれていることなので、ここでは割愛しますが、ブログランキングに参加しているヒトの多くが、「面白かったらクリック」させることではなく、とにかくなんでもいいからブログランキングのリンククリックに誘導させようと必死こいているのが、なんとも哀れというか、一生懸命クリックさせようと画策するよりも、記事の質を高くすることに労力を使え、と思うわけでして。
 ま、この辺は犬にかぶらせろ!:[BEST]人気BLOGランキングのクリック誘導パターンに詳しいので、そちらを読んでいただくとして……
人気ブログランキングは「人気」の指標ではなく、どれだけうまくあのリンクをクリックさせたかの指標なんですよ。

むだづかいにっき♂:「クリックしてね!」と言われてもねぇ・・・のコメント欄・僕の発言から抜粋

 こうなってくると、ブログランキングから「面白いブログ」なんて探せるわけもなく、あの緑色のバナーを必死こいてクリックさせようと努力したところで、痛々しさを与えるだけで、誰もその面白さを評価してくれないばかりか、本当は面白いこと書いてあるのに、その面白さを半減させてしまっているんじゃないかなぁ、と思うわけですよ。
 
 アクセスランキングにしても、「面白いブログ」を探す手助けになっていないのは同じことで、むしろあそこの上位に並んでいるブログは、どこか(つか2ちゃんねるだけど)で晒されてるか、荒しの来襲を受けているかとしか思わないのです(中には面白いブログもあるが)。
 それでも、訪問者の多くは、実は何のコメントも残さない「通りすがり」であるし、何らかの形で「読んでくれている人がいる」という証明は欲しいものなのかもしれません。
 アクセスランキングにしても、ブログランキングにしても、そういう意味では「確かな読者の存在」を教えてくれる貴重なシステムなのでしょう。
 アクセスアップを否定する!とは言っても、公の場に発表している以上、誰かには読んで貰いたいわけで、僕自身、コメントとかトラックバック、あるいはどこかで誰かに取り上げてもらうことが、全く無かったとしたら、ブログを続けていくことは出来ないものだと思います。
 ブログランキングは「面白さの指標」にはなっていないのですが、「誰かが読んでいる」という証明にはなりますからね。
 ブログランキングもアクセスランキングも「面白さの証明」にはなっていないのだとしたら、じゃあ「面白いブログ」はどこから見つけるのか?
 普段巡回している好きなブログの記事などに書かれた、「そのブログ主さんがオススメするブログ」を読むのが一番手っ取り早いと思いますし、もっと客観的な目で選ばれた面白いブログを知りたいのなら、僕がオススメするのは、feedmeterです。
☆のランキングは、RSS フィードの購読者数と、他の RSS フィードからそのサイトに張られているリンクの数とで計算されています。

計算方法は秘密ですが、「たくさんの人に読まれている」「あちこちの ニュースで話題になっている」と、人気度が上がります

RSS フィードメーター - feed meter について

 計算方法が秘密、という点で、ブログランキングと違い、人為的にランキングをあげるのが難しく、RSS フィード メーター - 昨日のブログ RSS フィード ランキングに表示されているブログ(ブログでない物もありますが)は、実際に面白いものばかりです。
 
 ブログランキングとフィードメーターの違いは、ユーザーの任意で投票できるか否かですから、もし「このブログが面白い!」と思っても、フィードメーターの場合はその意思を反映させることは出来ないので、ブログランキング的なものは、やはり需要があるのかもしれません。
 でもブログランキングで上位になっても、あそこからの訪問者って、実はあまり期待できないのです。いや、単に「PVに貢献してくれる人」という意味では、毎日いくらかの訪問者は来るでしょうが、ただ覗いていっただけの訪問者が増えても、それが「読者」とは言えないわけで、何らかの形でリアクションが無いと、ブログを続けていくモチベーションが維持できないものです。
 
 じゃあ、どういうのがいいんだよ? ということになるでしょう。
 web拍手も有効だと思いますが、僕がオススメするのは、アフィリエイトへのリンクです。gooブログではアドバンスユーザーしか使えませんが、例えば「この人のブログが面白かった!」と思ったときには、次回本とかCD、ゲームを購入する際に、その人のAmazonアソシエイトIDが入ったURLから買うとか、そうしたショッピングサイトを利用しない人なら、Google AdSenseをクリックしてあげるとか。
 WEB投げ銭ということを提唱されている方がいらっしゃいます。
 WEBサイトは「ただで見られる」のが大きな魅力ですが、面白かったらお金を出しても良いんじゃないか、という考え方ですね。
 面白い試みだと思うのですが、ただで見られる物に対して「お金を出す」という人はあまりいないわけでして、このシステムはあまり利用されてないものだと思います。
 しかし「面白かったら、次の買い物はここのAmazonで」なら、閲覧者の負担にならずに、そのブログ主さんに報酬を与えることが出来るのです。コメント欄にヒトコト、「面白かったので、あなたのAmazonリンクから買い物しました」。
 ブログランキングよりよっぽど喜ばれる「投票」じゃないかなぁ?
 
 
 そんなわけで。
 
 面白かったら、下記バナーをクリックして買い物してください!
 
ミュージック



 買い物したくない人は、このバナーでもクリックしてくださいッ! ←必死









似顔絵美人コンテスト

2005-03-14 | 雑記いろいろ
 ブログに自分の似顔絵を置いている人って、たくさんいますよね。
 写真を載せるのと違って、リアルバレしないし、自分のイメージを伝えることで、親近感が増すので、僕は似顔絵とかアバターを設置しているブログって、割と好きなんです。
 残念ながらgooブログではアバターを設置できないのですが、アバターを提供しているサービスを使って、画面キャプチャをしてサイドバーに表示している人は結構いますね。
 アバター作成できるサービスとしては、
 Yahoo!アバター
 livedoor アバター
 が有名ですが、実はgooでもアバターサービスをやっています
 でもアバターって、作るのは簡単だけど、自分に似せるのって結構難しいですよね。
 似顔絵を作成するのはちょっと面倒ですが、自由度の高いのは似顔絵イラストメーカーですよね。僕は同じサイトの似顔絵アバターメーカーを使っているのですが(こっちの方が簡単だったもので)。
 
 で、巡回先を見ながら、この似顔絵とかアバターを設置している人で、美男・美女コンテストをやったら面白いなー、と以前から考えておったのですが、なにぶん勝手に画像ファイルに直リンするわけにもいかないし、かといっていちいち許可を貰うためのメール出すのも面倒だし、企画倒れに終わっておりました。
 そんなわけで、勝手に「似顔絵美男美女コンテスト!」
 対象は、僕のBlogPeople、MyBloglistに登録してあるブログ全てです。全部で200個近くあります。(そのうちいくつが似顔絵を表示しているのかは数えていませんが)
 美男部門は、パンパでガウチョのkyorecobaさんに決定!
 タバコをくわえた渋い、人のよさそうな人相に、貴女もメロメロ…と思ったのですが、今パンパでガウチョを開いてみると、サーバーの不調なのか、あるいは似顔絵表示を止めてしまったのか、似顔絵イラストメーカーで作成された似顔絵がなくなっていました。
 まぁ、いいや。ヤローの結果なんかどうでもいいと思われているだろうし。
 ブログに関するTIPSや、知っていたらちょっと自慢できる雑学ネタが面白い、人気ブログです。
 美女部門は、ひとやすみのぱぷりこさんです!
 テニスラケットを持ったさわやかな笑顔が、もーたまりません。美味しそうなパン関係の記事も楽しいのです。心癒されるイラストがステキです。
 
 
 あー、そんだけ。
 あんまり面白い企画ではなかったですね。
 アバター限定で、笑顔のステキなコンテストのほうが良かったかしら?
 
 アバターもえくぼとか言ったりなんかしちゃってぇ!(広川太一郎風に読むこと)
 
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 賞品はないので、念のため。

第1回グッドブログセレクションに投票します

2005-03-14 | オススメのblog
 第1回グッドブログセレクション は、何であんなにも盛り上がらないのだろう……
 商品も出るというのに、こんなにまで投票が少ないのは、日本ブログ大賞の、応募に対して、gooブログが推薦したブログがありきたりのものであった、ということが強く影響しているからなのか、あるいは単にユーザーがgooブログのトップページなどを読まないのか。
 
 日本ブログ大賞の時もそう思ったのだけど、自分のブログはみんな「それが決まり」でもあるかのように投票していますが、他人の投票したものについては関心が薄く、その上「まだ始めたばかりなのですが」と自分自身が「たいした内容でないこと」を分かっていながら、他人の注目を浴びることしか考えていないものですね。日本ブログ大賞の応募には300件ものコメントがついたにも関わらず、gooブログサイドが推薦するブログの発表には、ほとんどコメントがついていないことからも「他人のブログが取り上げられること」に感心がないことが明らかです。
 毎日、あの推薦ブログの記事から、そこそこの訪問者が来るようですが、あそこから来た人が読者として定着することは、ほとんど無い物だと思っております。

 こういうお祭りは、決して嫌いではないし、人気を集めたブログに賞品があるのではなく、投票した人にプレゼントがあるというのは、参加者を増やすいいアイディアだと思うのですが、こんなにも参加が少ない所をみると、多分「自分のブログ以外には興味がない人」が多いのでしょう。
 う~ん、個人がたいした告知もせずに、趣味で行った「好きなブログアンケート」が二週間程度で50人以上の参加があったというのに、サービス提供サイドが個人ブログに負けたとあっては、恥ではないですか!!
 はい、皆さん、gooブログの明日の為に、投票しましょう!
 ブログの編集画面に、自分の好きなブログ4つと、最後にむだづかいにっき♂と書いて、合計5つ! 後は第1回グッドブログセレクション の応募要綱にしたがって、投票です!!
 
 
 
 冗談はさておき、僕は下記の5つを強くオススメします。
 選定基準は「僕がgooブログセレクション担当だったら、これを推す!」
 
沖縄からヨッシャー(=^^)9
http://blog.goo.ne.jp/daxiazzz/
 正直言うと、あまり巡回していないのですが、この方のブログって正統派のフォトログで、綺麗な写真がとてもステキです。沖縄にこだわって作られているのが、面白い所でしょうか。南国ブログはたくさんあるけれど(北国ブログがあまり無いのは何故?)、だーしゃさんのブログがピカイチですね。

納豆Blog
http://blog.goo.ne.jp/gawa_chi
 この方のブログを初めて読んだ時、多分短命ブログなんだろうな、と勝手に思ってました。納豆だけをテーマに長く続けられるわけは無いだろうと。でもその納豆の紹介の仕方が大変面白く、gawa_chiさんの納豆に対する愛情が強く感じられて、未だにこのブログがgooブログセレクションに登場しないのは、gooブログセレクション担当の山田氏の目の付け所が悪いのだ! と思っていたり、いなかったり……

あやっちのビストロ
http://blog.goo.ne.jp/ayaaya12345
 主婦ブログってかなり好きなのですけど、あやっちのこのブログはなかでも優れたつくりで、優しい文体と美味しそうな写真が毎日楽しみです。第2回 あなたの好きなgooブログで投票されていたことから知ったブログで、当時まだランキング上位には見かけなかったけれど、ここ数ヶ月は安定した人気を保っていますね。gooブログの既成のテンプレながら、イメージにぴったりなデザイン。

アラビア語に興味があります。
http://blog.goo.ne.jp/haruko_sakaedani
 この手の企画があると、必ず推しているのがharukoさんのブログ。コメント付けにくい、トラックバック送りにくいで、僕自身「何でこのブログが好きなのか」よく分からないのですが、たぶん、マニアックな話題を、決められたテーマから逸脱することなく、読みやすい文章で高頻度に更新されるから、なのだと思います。
 最近化けの皮がはがれてきて、実は結構お茶目さんであることが判明。

BLOG界の出来事
http://blog.goo.ne.jp/blog-memo
 gooブログユーザーに限らず、多くのブログ主の心を捉えている、人気ブログです。おそらくgooブログ内で一番多くBloglineに登録されているブログではないでしょうか?(2005/03/14現在153の登録。ちなみにむだづかいにっき♂は27個です。gooブログスタッフブログが35)
 僕はリンク列記型ニュースブログは、あまり高い評価をしないのですけど、それはニュースの情報元の統一性が無く、個人の備忘録を楽しめるかどうかにかかっているからであって、BLOG界の出来事のように扱う話題が絞られている物は、単なるリンク列記型でも「お役立ちサイト」として非常に便利な物です。他所のサービスの人気ブロガー御用達ブログ。
 
 どーですか、この珠玉のブログ達はっ!!

アクセスアップを否定する!

2005-03-14 | WEBにまつわる話
 それなりに説得力のあるアクセスアップ論を書くと、アクセス数が増えること、知ってました?
 全然アクセス数が無い人が「これがアクセスアップの秘訣!」みたいなことを書いても、たとえそれがどんなに正しいことだとしても、アクセスアップへの期待はできない物ですが、そこそこアクセス数がある人が、同じことを書くと、ブログを始めたけどなかなかアクセス数が伸び悩んでいる人は、どういうわけか飛びついてくる物のようです。
 かく言う僕も、一年前くらいは、「アクセスアップ論」を書きたくて、それを実践し、今となっては全く役に立たない「アクセスアップの方法」をいくつも書き続けていました。それを書いたことにより、アクセス数が何%か増えたようなので、「アクセスアップ論を書けば、アクセス数は増える」は、恐らく間違いではないのでしょうが、今回、それらを全て否定し、「個人ブログにおいてアクセスアップを目指すことは無意味である」をここに宣言します。
 
 アクセスアップすること自体は、そんなに難しいことじゃないんですよ。
 手段にこだわらないのにかかわらず、「アクセスアップしたいのにそれが出来ない」人は、余程センスが無いのだと思います。
 (ゴーマンかましてよかですか!?

 後でどうなってもよければ、無差別にトラックバックを送りまくれば、送った送信先の数以上にアクセスは増えるでしょうし、旬の芸能ネタを取り上げ続ければ、記事の内容がクソでも、「その単語」が入っているだけでブログを訪問する人は増えます。
 無差別トラックバックは、自分のブログの寿命を縮めるだけだから、普通の人はやらないものですが、検索されやすい言葉を入れることで、訪問者から叩かれることは、あまり考えられないことなので、PVの数値をのばすためには有効な手段といえるでしょう。
 実際にアクセスランキングの上位50位くらいまでのブログを見ても、ちっとも面白くないのに、ランキング入りしていて、特定の記事にだけ、たくさんのコメントがついていることがあったりします。それは「みんなが話題にしやすい芸能時事ネタ」記事ですね。そういう記事は、ブログの記事としての価値は、恐ろしく低い物ばかりですが、同じ話題を書いてますよ、という質の低いトラックバックがたくさんつく傾向にあります。リンクしないトラックバックを送っても、怒られる事も少なく、「TBありがとう」という儀礼的なコメントもつきやすいのです。
 ただ、そんな「内容の無い」コメントやトラックバックを貰うことに、一体何の意味があるのか?
 アフィリエイトでのお小遣い稼ぎを目的でブログをやっている人は別として、趣味でやっているブログをアクセスアップさせることに、意味はないだろうという結論に、最近達しました。
 特に「検索されやすい単語」を埋め込むことは、いわゆるSEO対策には有効なのでしょうが、内容がちゃんとしている記事が読めるのであればともかく、「アクセスアップのためだけに埋め込まれた、記事としての質が低いブログ」が検索エンジンの結果表示の上位に来ることに、何か意味がありますかね?
 言うまでもなく、「全く意味が無い」のです。
 そればかりか、ある種の情報を得たくて検索をかけた人の、貴方のブログに対する評価を下げてしまうのです。
 このブログを例にとりますが、南京玉簾 作り方で検索すると、何故か割と上位に表示されています。
 でも南京玉簾の作り方を知りたくて真剣に検索をしている人が、辿り付いた僕のブログのその記事を読んで、喜ぶ物とは思えません。「南京玉簾 作り方」はかなり特殊な例で、先日の検索キーワードにたまたま入っていた例ですが、普段からこのブログは「ケンタッキー」「三好 デコ」「ミムラ」「夫婦生活」といった検索語で辿り付く人が非常に多いのです。恐らくその単語でたどり着いた大部分の人は、自分が思うような情報を知ることが出来ずに、ガッカリしてブラウザの窓を閉じていることでしょう。
 ブログは検索にかかりやすくてウザイ、という人がたくさんいます。
 だからといって、それをブログ主のせいにするのはおかしな話で、検索エンジンの精度の問題とすべきなのでしょうが、ブログ主の中には明らかに、「どうでもよい情報だけどアクセスアップの為にその単語をとりいれる」という人も存在するようで、なんともおろかな行為だな、と思うのであります。
 関連した話題だからトラックバックを送るのも自由、ということで、相手の記事に全く触れずに検索をかけて合致したブログに、トラックバックを大量に送る人もいますが、実際にそれが有用な情報でなければ、受信者側の多くは「アクセス稼ぎかよッ!」と不快な思いをするもので、自分自身のアクセスアップのために行った行為によって、自分のブログの評価を下げてしまうのって、本末転倒ですよね。
 
 宣伝なんて行わなくても、本当に面白いことを書き続けていれば、誰かが注目してくれます。
 自分が興味のある話題に触れたブログに、有用なトラックバックを送ったり、コメントを残していくことで、相手もこちらのブログに興味を示してくれる物です。
 もし、ブログ主が「自分が興味がある話題を積極的に探さない」ものであるとするならば、RSSによりそうした有用性が高いブログツールという物を、ただの「更新が楽なサイトスペース」として利用しているだけであり、それはそれで構わないと思う物の、ブログ以前のサイト形態と同様の使い方をしているのであれば、アクセスが増えないのはむしろ当然のことではないでしょうか。
 
 つまらないことしか書いていないブログには、わざわざ何度も足を運ばないのですよ。
 検索されやすい単語を入れることで、一時的にアクセスを増やせても、そのことによって「ちゃんと読んでくれる読者」は増えないってことです。
 うわべだけのアクセス数が増えたって、嬉しくも何ともないですよね。
 きちんと評価されてこそ、アクセス数が増える喜びがあるってものです。




 えぇと、余談なのですが、毎日「リノアの18禁画像」を見たくて検索で訪れてくれる方、ごめんなさい、僕はセルフィ派です。まみむめも!