上咽頭癌&後遺症との戦いぃぃぃぃ!

2013年4月に突如の上咽頭癌ステージ4の告知を受けてからの入院闘病記と退院後の後遺症について、記録をしていきます。

コボちゃん。。。

2013年12月15日 | 後遺症


先日、髪の毛がボーボーになったので、
髪の毛を切りに行くことにしました。

しかし休職中で収入が少ない私は床屋代を節約するため、
最近、近所に出来た「1000円カット」の床屋でカットすることにしました。


■やってもうたフローチャート
1000円の理由は、徹底的なコストカットで実現されており、、、

           ↓

席に座るやいなや、裾をバリカンで見事に刈り上げられ、、、

           ↓

洗髪が無く掃除機のような吸入器で切った髪の毛を吸われ、、、

           ↓

40代にして、その姿はまさにコボちゃん。。。。(白目)



まぁ、今はそんなに人にも会わないし、、、、(涙)
でも、二度とあの床屋へは行かない。


Doctor-X

2013年12月14日 | その他・色々


こんにちわ。
街もテレビもすっかりクリスマスムードになってきましたねぇ。

僕はクリスマスとは無縁な年末となりそうです(涙)
嗚呼、モスチキンとかケンタッキーフライドチキンが食べたい。。。


今日はTVドラマの「Doctor-X」について書きたいと思います。
退院をしてから、ずっと自宅にいたので色んなテレビ番組をHDDに録画して
暇な時に見ています。

僕自身は、あまりドラマは観ないのですが、このドラマは視聴率が高くて面白いと
ネットや雑誌で何度か見かけたので録画をして観ています。

ドラマの内容をざっくり説明すると、大学病院の教授達の派閥抗争の中でフリーランスの
天才外科医こと「大門 未知子」が派閥抗争の波を無視しながら天才的な外科技術を駆使して
次々と難治性のがんを100%の成功率で切って切って切りまくって治しちゃう。。。という感じ。

その痛快ぶりが現代のブラックジャックのようで、そして痛快で視聴率が高いようです。
主演の米倉涼子が手術以外の医療に関係ない行為は「致しませ~ん!」という名ゼリフが
大半の組織社会で働いてる人間(視聴者)には清々しく映るのでしょう。
僕も自分の会社で興味の無いことややりたく無いことに「致しませ~ん」と言ってみたいものです(笑)

実際にこんな天才外科医がいたら、世の中の消化器系のがん患者はもっと気分が楽なのでしょうか。
でも、このドラマでも咽頭癌の患者は一回も出てきませんでした(笑)

それだけ頭頸部のがんというのは、やはりレアながんだという事を自覚することが出来ました。
いつか、天才放射線医師「スーパードクターZ」とかをテレビドラマ化してくれないかなぁ?


そしたら絶対にDVDも借りちゃうぜ~。

体力アップに向けて

2013年12月13日 | 上咽頭癌


チ ョ ー さ む い ! !

本当に今日は寒いですね。
気が付けばもう12月半ば。今年もあと2週間ちょっとで終わるんですね。
本当に今年は人生で一番シンドイ一年となってしまいました。

3ヶ月に渡る入院と退院後2ヶ月間、合わせて5ヶ月間まったく運動をせず
寝たきりみたいな生活をして、体重も10kg減ってしまった僕は、体力はガタ落ちで
外見もガイコツみたいな見た目になってしまいました。

挙句に頭の髪の毛もまだ後頭部を中心に禿げたままで、9月頃までは鏡を見るだけで
変わり果てた自分の姿にゲンナリしていましたが、10月にはやっと髪の毛が生えてきて
帽子から解放されることになりました。

普段から帽子をかぶる習慣が無かったので、帽子が要らなくなった時の解放感は
すごく新鮮な感じがしたことを覚えています。
そして、その開放的な気分に乗って、弱った足腰を鍛え直す為のリハビリとして、
近所の町を約1~2時間をかけて毎日歩くことを始めました。

幸い、自宅の近辺には川があったり、神社があったり、池があったり、大きな公園があったりと
ウォーキングにはもってこいの場所が沢山あります。

そして毎日、昼間12~1時頃に色んな所を歩くことにしました。
最初は、歩くだけなのに、口の中はカラカラ、息はゼーゼー、歩いた翌日は太ももが筋肉痛に
なったりして、3日坊主で終わるかと思いましたが、半月ばかり歩き続けた頃から、
だんだん体力も少しづつ回復をしてきて、今では毎日2時間歩いても、全然疲れない体まで
体力が戻ってきた気がします。

↑の写真は、近所の川沿いにある小山のある公園からの景色です(最近のお気に入り)
 この公園の頂上からの景色を眺めながら、一休みをして深呼吸をするのが好きです。


家の中のソファで一日中ゴロゴロしてテレビを見ているよりも、
用事が無くても外を歩くほうが、気持ちも外向きになるというか気分が一新されて
前向きになれる気がします。


来週の月曜にはやっと「胃ろう」を取り外すことになりました。
そうしたら、今度は散歩しながら少しずつジョギングも始めてみようと思います。


「元気になってきたから走る」のではなく、「走ったら元気になる」気がするのです。
今度は自分の身体に対して、気持ちから働きかけてみようかと思います。
果たして、僕の気持ちに身体は応えてくれるのでしょうか?


検査結果。。。

2013年12月12日 | 上咽頭癌



こんばんわ。
今日は、火曜日に行ったPET検査の結果を聞きに東大病院に行ってきました。
結果としては「白」でした。

正直なところ、今週は検査の事が気になってメンタル的にオロオロしていました。
結果としては、再発・転移は見られないとの事でとりあえずは一安心しましたが、
診察が終わって、ひと段落をしていた時に新しい感情が出てきました。

入院をして治療をしていた時は、【今の状態を良くする】という明確な方向性があって
辛い治療も、これに耐えればきっと良くなるという患者も医師も向っている方向は決まっており、
病院という管理体制の中では生活面、治療面においてすべてプラスの事を行ってもらえます。

しかし、退院後は全て自分で衣食住の管理を自己管理で行わなければなりません。
ましてや【癌】という病気は治療を終えて一旦治ったとしても、再発・転移というリスクが
常に伴うワケです。


■癌と、どう向き合って生きていくか?
癌という病は一応、5年間で再発・転移がなければ「完治」という定義になってはいますが、
5年以降も、いつ新しく癌が出来てもおかしくはないわけです。
(ちなみに上咽頭癌のステージ4の5年生存率は約50%だそう)

自分が生存するほうの50%に入るためにはどうしたら良いのか?
そう考えてしまうと、一度癌にかかった大抵の人間は、癌が再発・転移しないように
「食生活」「考え方」「運動」などを考えて行動をするようになります。
(僕もアマゾンで古本を実際に買いました)

退院後に病院が患者にケアしてくれるのは、「再発の早期発見」と「再発後の再治療」でしか
無いわけです。今日のPET検査は治療ではなく、早期発見の為の確認でしかないのです。

結果、自分の人生設計をまずは【癌】を中心として考えるようになりがちです。
つまり、この思考は【人生の中心=癌】とも言えるワケです。
ですが、僕の中で人生の【主導権】を【癌】に取られるという事は、なんだか色あせた人生に思えて、
生きる目標がなんだか灰色になってしまい「生き甲斐」という前向きな目標を見出す事が
出来そうにないと思えてきました。

しかし、40代という若さでまだ死にたくないという気持ちは当然あるわけで、
まだ、やりたい事は普通にいっぱいあるわけです。

人生の主体性を【癌】に譲らずに自分らしく出来るだけ長生きする為にはどうしたら良いのか?
今日の診察が終わってから帰宅するまで、ずっと頭の中をグルグルし始めました。
自分の今後の生き方をどのように行動すべきかを。。。


心と身体のバランスを維持しながら社会復帰をして、普通に社会人としての生活を送る。
簡単なようで難しい「生活面」「精神面」この両方の拠り所を考えつつ、かつQOLを今よりも
回復させて自分らしく生きる。


今後は自分が納得できる範囲で「生きる」という事をこれから改めて
模索しければならないなぁ~と思う一日でした。
また癌になっても、後悔をしない為の自分の生き様を。。。


唾液の重要性と口腔ケア

2013年12月11日 | 後遺症
おはようございます。

今日も寒いですねぇ。
抗がん剤の後遺症のせいなのか、元々冷え性だったのに更に手足の血行が悪くなったようで
毎朝、指先と足先がとても冷たいです。空気も乾燥してるので喉も渇くし冬は辛いです。

さて、今日は放射線治療後の口腔ケアについて書きたいと思います。


■唾液が出ないのよ。。。
入院をして、放射線治療前に事前に説明があったのですが、放射線を咽頭部全体に
照射をすると、唾液線(顎下腺、舌下腺、耳下腺)にも当たってしまい、唾液が出にくく
なってしまいます。

僕は、最初に検査入院をした病院にいる時にネットで唾液が出なくなる事による
後遺症について色々と調べました。

通常の放射線治療では3つの全ての唾液腺に放射線が当たってしまい、ほぼ一生唾液が
出にくくなるということを知りました。

そこで、IMRT(強度変調放射線治療)という最新機器の存在を知り、この機器での
治療を受けることが出来る東大病院に転院をして治療を受けました。

※IMRTとは、最新のテクノロジーを用いて照射野内の放射線の強度を変化(変調)させて照射を
行なう方法のことです。IMRTを使えば、がんの形に凹凸があってもその形に合わせた線量分布が
作ることができ、腫瘍部分に集中をして放射線を照射することができ、照射を避けたい部分には
極力照射を避けることが出来ます。


だた、このIMRTを選択をしても唾液腺を100%避けることは出来ず、唾液分泌のある程度の
減少は避けられず、回復時期や回復度合は個人差があるのです。

治療後、5か月目の僕の現状ですが、回復度合いは5%位でしょうか。。。
なので、まだまだ口の中がカラカラになってしまい色々と問題が出ています。


■とにかく虫歯になりやすい
唾液には色んな役割があります。

 1)お口の粘膜を潤し、お口を滑らかにする(潤滑作用・湿潤作用)
 2)消化を助ける(消化作用) 
 3)飲み込みを助ける(咀嚼・嚥下作用)
 4)生体を守る(抗菌作用)
 5)味覚(味覚受容機能)
 6)口中を清潔に保つ(洗浄作用、自浄作用)
 7)口中のpHを一定に保つ(緩衝作用、ph中性化)
 8)酸によって溶けた歯を修復する(再石灰化作用)

日頃気にもしていない唾液ですが、これだけの機能を持っています。
これが出ないという事は、それだけ色々と問題が出てくるワケですね。

この作用が無いことにより、とにかく虫歯になりやすいのです(白目)
僕は今までは朝と就寝前だけ歯磨きをして、昼食後に洗口液でうがいをする位でした。
ですが、今では毎食後と就寝前に、【洗口液⇒歯間ブラシ⇒歯磨き⇒フッ素ジェル塗布】という
作業をすることになりました。(これだけやっても虫歯になりやすいのです)


■今使っている口腔ケアグッズ


 歯ブラシ:ソニックケアー (歯医者さんに勧められ楽天で購入)


 歯磨き粉:チェックアップスタンダード(フッ素入り低発泡タイプ)


 歯間ブラシ:やわらか歯間ブラシ(プラスチックで使いやすい)


 フッ素コート剤:コンクールジェルコートF(殺菌剤+フッ素コート剤)


 カルシウム剤:MIペースト(カルシウム、リンの補充剤)


退院後2回虫歯になってから、歯科衛生士の友人や歯医者さんに色々と相談をして
今は↑の組み合わせで落ち着いています。
皆さんが行っているケア用品で、お勧めの商品があったら色々と教えてほしいです。

あとは、少しでも唾液が出てくれるようになれば、虫歯になる頻度も減っていくので
唾液が出て欲しいなと思う毎日です。
(最近では漢方薬や鍼治療なども色々調べ始めました。)


今日も回復を願って、唾液促進の為にガムを噛んで顎のマッサージをして頑張ります!!


今日はPET検査です。

2013年12月10日 | 上咽頭癌



おはようございます。
今日は、なんだか天気が悪そうですね。


今日は、いよいよ退院後初の全身PET検査を受けてきます。
13:30からの検査で、5時間前までに食事を済まさないといけないので
久々に働いていた頃と同じ位の時間に起床したので超眠いです。。。zzz


■PET検査とは?
PET検査(ペットけんさ)は、がんを検査する方法の一つです。

「PET」とは「陽電子放射断層撮影」という意味で、ポジトロン・エミッション・トモグラフィー
(Positron Emission Tomography)の略です。

通常、がんは、実際に腫瘍(できもの)ができたり、体に変化が起きてから見つかることが多く、
がん細胞の成長がある程度進んでからでないと発見しにくい病気でもあります。

早期発見のため、特殊な検査薬で「がん細胞に目印をつける」というのがPET検査の特徴です。

PET検査では、検査薬を点滴で人体に投与することで、全身の細胞のうち、がん細胞だけに目印を
つけることができます。
専用の装置で体を撮影することで、 がん細胞だけを見つけることができます。




検査時間が2時間位かかるので、終わるのは15:30頃ですなぁ。
あー検査中に空腹で腹がグーグー鳴ってしまいそうだぁ~。



検査結果が「白」であることを皆さん祈ってて下さい!!

胃ろうについて

2013年12月09日 | 上咽頭癌


おはようございます。
今日も寒いですね。抗がん剤の後遺症なのか手足のしびれや冷え性が酷くて、
朝ベットから出るのが億劫な毎日です。

このブログを始めて一週間ほどが経ちました。文才の無い自分にどこまで
書き続けることが出来るかわかりませんが、できるだけ読みやすいように
これからも日々の変化を記録に残せていければと思いますので、宜しくお願いします。


さて、今日は↑の画像の【胃ろう】について書きたいと思います。
咽頭がんの治療では放射線治療などを行った場合、照射回数を重ねていくと、
口の中(喉も含む)が火傷状態になっていきます。口の中が出血したり、巨大な口内炎が
出来たり、歯茎が異様に腫れたりと、水を飲むのも困難なほどに炎症がおこるのです。

僕も入院中の約2ヶ月間にかけて、放射線を35回照射した為、後半の15回位はもう
口の中がグチャグチャになりました。今思い出しても、あれは拷問に近い痛みでした。
あまりの痛みに耐えられず、医療用のモルヒネを肩に貼って、なんとか痛みを抑えて
治療を続ける位の痛みでした。

そんな状態になると、口からの水分と栄養の摂取が困難になります。
血管から点滴で栄養を摂取する方法もありますが、摂取量が足りないことと、免疫力の
低下が避けられず、点滴だけでは生きていくには栄養が足りなくなってしまいます。

そこで、登場するのが【胃ろう】という訳です。
胃ろうは↑の図の通りで、腹部にメスをいれて胃に穴を空けチューブ挿入して経路を作り、
外部から直接栄養を胃に送りこむことが出来ます。
僕も入院をして、放射線治療を開始する前に、胃ろうを作りました。




↑これが、胃ろうから摂取していた、栄養剤(エンシュアH)です。
1缶で375Kcalを摂取できることが出来ます。

入院中の後半に、僕はこれを一日に6缶摂取して何とか最低限のカロリーを取り
なんとか凌いでました。(それでも結局10kg体重が減ってしまいましたが)

退院後も、嚥下障害が回復してないまま退院をしたので、胃ろうをつけたまま退院をして
未だに、胃ろうとつけたままです。

一見すると、胃ろうは便利ではありますが、色々とデメリットもあります。


■胃ろうのデメリット
 1)器具を毎日清潔に洗う必要がある。
 2)長期使用をしていると、貫通部が炎症を起こす。
 3)空腹時に胃がひっぱれらて痛む事がある。
 4)栄養注入用の容器の洗浄が面倒くさい。
 5)常に腹部に違和感がある(走ったり、身体を伸ばすと痛くなる)
 6)栄養摂取が楽なので、口からの摂取が面倒になってくる。


とまぁ便利な反面で、色々と面倒な訳です。
僕は退院をしてもう4か月もつけたままなので、貫通部に少し炎症が出てしまい、
最近では、寝ている時に寝返りを打つと、お腹が痛くて目が覚めたりするようになって
しまいました。

また、やはり口から食べ物の味を味わいながら【食べる】という、人間本来の欲が失せる事は
とても悲しいし、いつまでも胃ろうに頼っていたら、食べ物を飲み込む機能がどんどん
退化していってしまうと思うようになりました。

まだまだ食べれる物は少ないですが、今後は3食すべて口から食べるという
当たり前の食生活に戻す事が重要と思い、来週に胃ろうを取り外そうと思っています。



この一歩が、回復に向けて少しでも前進になると良いのですが。
さてさて、どうなることやら。。。。(;´Д`)


がん保険のこと

2013年12月08日 | 上咽頭癌



こんにちわ。
なんちゃってハロウィンも終わって、世の中すっかりクリスマスムードですねぇ。
アベノミクス効果で皆さんはボーナス増でウハウハなのでしょうか?


僕のほうは今年はクリスマスも忘年会からも、まったく関係ない次元で、
年末年始を過ごす事になりそうです(白目)


あー、酒のみてえ。もつ鍋食いてえ。たこしゃぶ食いてえ。。。
病気になってなければ、今頃から毎週末は「飲んで」「食って」「翌朝サクロン飲んで」と
いう年末を送っていたことでしょう。。。。

でも、こういう何もない年末年始も一生の中で経験が出来ないことでしょうから、
この経験もきっと後々意味のあることに自分に返って来るのでしょう。。。
そう自分に言い聞かせながら、変化のない毎日を送っています(再び白目)


さて、今日は「がん保険」について書きたいと思います。


■入院にかかる費用について
癌の治療にはかかる医療機関によって金額は様々ですが、大学病院や総合病院で治療を行うと、
内容によって金額は変わりますが、大体一か月あたり50~70万円位かかります。(3割負担)

僕は、約三か月間を2人部屋で入院をした為、通常だと50~60万円×3ヶ月の負担ですが、
僕は「高額医療申請」という申請を保険組合にしたので、治療費は3割負担⇒1割負担になり
実質は20万×3ヶ月=60万円位の負担でした。(部屋代、食費等は別です)

この申請、結構デカいです。
保険組合によって色々違いがあるようですが、入院をすることになった際は、事前に組合に
申請をすると、1年間有効の保険証がもらえますので、調べることをお勧めします。


■がん保険のこと
僕は個人でAflacのがん保険+入院保険を契約していたので、がん診断給付金、手術給付金、
入院給付金などを受け取ることができました。
入院1日につき15,000円の保険に入っていたので、非常に助かりました。

ですが、がん診断給付金は、1度しか給付されないので、再発や転移があった場合には
もう支給はされないそうです(涙)


実は、がんで入院する1~2ヶ月前にAflacから、保険内容の見直しをしませんか?という
案内が来ていたので、色々と資料を請求をしましたが、その資料が届いたのが入院後という
時間差だったのです。

その後、退院をして自宅のポストを見るとAflacから色々な資料が届いていましたが、
入院をした後なので、ちゃんと見ずに破棄してしまいました。

そして自宅療養を始めて2ヶ月位経ったころに、今度はAflacの営業から電話がかかってきました。
最初は電話に出ずに無視をしていたのですが、あまりにしつこく何度もかかってくるので、
電話に出て、がらがら声で応対をすると、営業マンが「保険内容の見直しをしませんか?」と
言ってきたので、「自分は5月にがんで入院をしてましたが、内容を見直すことは出来るの?」と
質問をしたところ、「いや、その、一度がんになられた場合は最低5年は経たないと・・・」と
なんとも歯切れの悪い、しどろもどろな回答が返ってきて、電話をかけてきた時の勢いが一気に
無くなって、挙句に無言になり、「お大事になさってくださいね」といって早々に電話を
切られてしまいました。

いま契約している保険のおかげで確かに助かりはしましたが、この電話をかけてきた時の
営業マンの冷たい対応には、非常にショックを受けたのを未だに覚えています。
こういう体験も、いずれ笑い話になる時が来るのでしょうか?(-_-;)


でも最近は通院型の保険や、5年間は一時金が給付されたり、入院費用が無制限など
良い内容の保険が増えてきています。

いまは健康でも、いつ癌や大病にかかるか解らないです(実際、僕もそうでした)
なので、なんらかの生命保険には入っておいたほうが良いと僕は思います。

入院中や退院後にお金のことで心配は極力したくないですもんね。
現在、休職中の僕は休職手当をもらって何とか生活をしていますが、
やはり手当でもらえるお金は少ないし、相変らず通院費用はかかりますし。


もっと貯金をしておけば良かったと思う今日この頃です。
生きていくって大変です。本当に。

退院後5ヶ月目のQOL(2013.12)

2013年12月07日 | 上咽頭癌
今日は少し寒いですね。
おかげで、朝ベットから出るのに時間がかかってしまいました。


昨日、ヤマダ電機でブラザーのプリンターをタイムセール価格8500円でゲットしました。



CMのザキヤマ丹下団平の「来るぅ~!」と、価格の安さに惹かれ決めました。
液晶操作タッチパネルにスキャナーもついて1万円以下とは。。。凄まじい価格破壊ですね。
あとは年賀状を買って、今年こそは25日までに印刷をして出したいと思います。


さて今日からは過去の事ではなく、今現在のQOLについて購入したいと思います。


■再び虫歯になる
今月は2度目の歯医者に行きました。前回虫歯になった右側下の奥歯の一本手前の歯が
虫歯になりました。やはり放射線を多く当てた右側の歯が虫歯になりやすいようです。

歯医者の先生も「唾液が出てないし、放射線が当たったから、歯が少し弱ってるね」と
言ってました。やはり唾液から分泌されているカルシウムが歯に補給されなくなって
歯のエナメル質が弱っているようです。本当に困った後遺症です。

ちなみに、放射線を当てた歯は簡単には抜歯出来ないので、虫歯になったらすぐに
治療しないと、最悪は骨髄炎になったりして大変なことになるそうです。

なので、毎食後三回と就寝前の歯磨き、歯間ブラシでの清掃、フッ素コート剤塗布が
日課となりました。これだけやっても虫歯になりやすいのです。
ホントにシンドイですわ。。。。(;´Д`)


■唾液の分泌について
11月に放射線科の先生に、唾液が未だに出ませんと相談をしたところ、
「IMRTで治療したから、最低でも50%までは戻ると思うよ~」と言われました。
「人によっては70~80%まで回復した人もいます」とも言ってましたが、
「ただ回復量は個人差があって時間も1~2年はかかるから、焦らず我慢してください」と
最後の一言で一蹴されてしまいました。ホントに1~2年後には回復してるのだろうか??
 
ちなみに、今現在の唾液分泌は、体感として5%位でしょうか。。。?
日々改善している実感は正直なところ全然ないです。
う~ん、戦いはまだまだ続きそうですわ。。。。
 

■食事について
食事のほうは、最近やっと少し食欲が出てきたので、朝食、昼食、間食、夕食と
一日4回食べ物を食べるようにしています。(あと3~4kgは太りたいので)
間食は、プリンか、柔らかいクリームパンなどのカロリー高めの菓子パンを食べています。

癌になる前は逆に体重を増やさないように低カロリーな物を選んだり、
カロリミットを飲んだりしてましたが、まさか、好んで高カロリーなものを探すことに
なるとは思いもしませんでした。
なんだか世の中のダイエット志向に逆行をしているので、本当に変な気分です。


■今月は緊張の山場があります
来週に退院後初のPET検査があります。
10月のMRIで原巣部とリンパ節の腫瘍は消失したと言われましたが、
今度は身体の他の部分に転移をしていないかの検査をします。

上咽頭癌は肺や食道などに遠隔転移をしやすいタイプの癌なので、治療後2年間は
特に注意が必要だそうです。

来週の検査結果で問題が無ければ、そろそろ胃ろうも抜去しようと思っています。
胃ろうをつけていると走るだけでお腹が痛いし、手入れが大変なのでいい加減卒業したいです。


今月は来週に、緊張の山場がやってきます。
皆さん、無事に通過できることを祈っててください!

退院後4ヶ月目のQOL(2013.11)

2013年12月06日 | 上咽頭癌
こんにちわ。

昨晩は、発熱と頭痛、右肩の異常な肩こりに悩まされ、23時に就寝をして
今朝は9時まで眠ってしまいました。今は熱も下がりホッとしています。

今日は、粗大ごみを大量に出さねばなりません。
あと昨日、年賀状用に年に1度にか使用しないプリンターを押入れから出して
動かそうとしたら、壊れてました。8年(というか8回)しか使用してなかったのに。。。

という訳で、今日は午後からヤマダ電機にプリンターを買いに行きます。
1万円以下の一番安いモデルを狙います!値切りに挑戦します!

さてさて、今回は先月11月のQOLについて書きたいと思います。
10月のMRIの結果で一安心をした僕は、再び口からの栄養摂取を徐々に始めました。

主治医からも、胃ろうばかりに頼っていると口の中の機能が回復していかないので
リハビリも兼ねて、徐々に口からの摂取の頻度を上げたほうが良いと言われていたので、
色々とチャレンジをしてみました。


■チャレンジをした食事
 ◎プリン、ゼリー全般
 ◎とろろかけ お粥
 ○あいーと食品(通販で売っている柔らかい介護食品)
 ○刺身、煮魚(カレイの煮付けなど)
 △麺類(そば、そうめん、パスタ、つけ麺など)
 △水気の多い野菜(レタス、キャベツ、ほうれん草など)
 ×焼き魚(サバ、サンマなど)
 ×パン全般(食パン、サンドウィッチ、菓子パンなど)
 ×洋菓子(シュークリーム、ロールケーキなど)
 ×揚げ物(から揚げ、とんかつ、天ぷらなど)
 ×寿司、弁当、おにぎり(コンビニのおにぎり)


 <解 説>
 ◎・・・問題無し。食べやすい。
 ○・・・食べやすいが、口の中に食べカスが残りやすい。
 △・・・口の中で噛み砕いて、とろみをつけた水を使って飲み込めば何とか食べれる。
 ×・・・口の中で噛んでも周りにくっつきまくって、喉が詰まってむせる。ムーリー!


残念ながら、退院をして4か月を経過しても現実はこんな感じでした(涙)
あと、味覚もまだ60%位しか回復をしていないので、食べるものによってヘンな味がして
さらに食欲が失せてしまうことがあります。
しかし、だからといって「食べる」という行為をやめてしまうと、余計にどんどん食べれなく
なってしまいそうなので、これからも色々と食べていこうと思います。


更に加えて、僕を苦しめることが沢山あります。


■いま現在も苦しんでいる事
 1)水や食べ物を飲み込もうとすると、鼻から逆流することがある。
  ⇒これが一番辛い。薬を飲む時も大変、食事も柔らかいものや麺類を食べると
   右の鼻から水が逆流してしまい、大変なことになります。


 2)唾液が相変わらず出ない(今までを100%とすると今は5%位?)
  ⇒これも相当辛い。常に口が渇いた状態で、ガムと噛んだり、ジェルスプレーを
   使って何とか対処をしていますが、とにかく違和感が半端ないです。


 3)声ががらがらで、乾燥すると更に呂律が回らない。
  ⇒癌腫瘍が右側の声帯神経を圧迫したので動きが悪くなり、声がガラガラになって、
   未だに改善する兆しがありません。あと乾燥すると「い行」「お行」の発音が
   しづらく、ゆっくり喋らないと呂律が回りません。


 4)虫歯になりやすい。歯茎が沁みたり、痛くなる。
  ⇒唾液が出ないので、1日4回歯を磨いて、フッ素コート剤を塗っていますが、
   それでも、虫歯になりやすい。1~2ヶ月に一回は歯医者でクリーニングを
   してもらわないと維持できない。


 5)夜に口が渇いて2~3回は目が覚める。(=眠りが浅い)
  ⇒レンドルミンという中期型の睡眠薬を飲み、就寝前に乾燥防止のジェルを塗っても、
   夜中に口の中がカラカラに乾燥をして目が覚めてしまいます。
   おかげで慢性的な睡眠不足になっています。



未だにこんな状態で、生活をしています。まさに生き地獄ぢゃ!!
ネットのあるページで記事を読みましたが咽頭癌患者の自殺率は非常に高いそうです。
この治療後の著しいQOL低下に耐えられず、鬱病になる⇒自殺というケースが多いそうです。
この気持ちは理解できるなーと僕も思ってしまいました。
確かに一日中部屋にいて、癌関連の本を読んだり、ネットで癌の事を調べていくと、
どんどん落ち込んでいきますわホント。
こんな状況で平常心を保てる人は「仙人」しかいませんね。
ボクはチキンハートなので無理!


しかし、家でグダグダしていても仕方がないので、最近は自分の弱った老人のような足腰の
リハビリを兼ねて、まずは昼間に1時間位ウォーキングを始めました。

幸い、僕の近所には川があったり、森のような公園があったりするので、色々と歩いて
自然を見ながら歩くことにしています。
身体を動かすと、自然と体が暖かくなり、冷たい冬の蒼い空を見たり、紅葉をみていると
今自分に置かれた辛い状況を無意識に忘れてリラックスすることができますね。


★運動をする⇒体力をつける⇒気持ちが晴れる⇒免疫力がつく⇒疲れて眠くなる。


↑こういうイイ流れを作って、少しづつでも身体を良い状態に戻して行ければよいなと
思っています。
この年齢になって、改めて身体を動かす事の大切さを思い知った気分です。


明日からは、今の現状と色々と考えてることを書いていきます。