『表と裏』(土井健郎著、弘文堂、1985年)より。
■心の健康とは?
「心のあるべき姿、あるいは心の健康の由って来るところは、秘密を持って落ち着いておられるということであると思う」(同書132ページより)
いくら伝達しようにも伝達できないものが自分の中にあると悟ること。
自分に秘密があることを苦しく感じることなく、そのことに深い驚異を感じつつ、それを天与の賜物として受け取れること。
■ゆとりとは?
「ゆとりがあるのは空間あるいは金そのものではなく、それぞれの使い方であること」」(同書133ページより)
<お金のゆとり>
使おうと思えばいつでも使えるが、使い方が規定されていないこと。
予め予期しないことが起きても、それにふりむける用意のあること。
<時間のゆとり>
暇を作り出そうと思えば作りだせること。
⇒ 「無用の用」であり、「心の内的自由度」をあらわす。
例えば、仕事をしていて、心はそれに向けられているが、しかし決してそのとりこにはなっていないこと。
だから、必要とあらばいつでもそこから心を引き離せる。
⇒ 遊びの精神に近い。遊びと真面目の間に、あるいは自由と制約の間に、ある絶妙なバランスを保っていられるのが「ゆとり」。
<ゆとりをもつコツとは?>
何が一番自分にとって大事か?というところは秘密にしておくこと。
秘密にしておかないと、自分の自由がきかない。
⇒ 従って、いざという時に、ゆとりを生み出すことはできない。
すなわち、余白や暇を作り出せない。
「秘せずは花なるべからず」(世阿弥)
土井健郎は1983年、国際価値会議において「ゆとりについて」と題して講演した際、世阿弥の言葉を引いてこう結論づけたそうです。
ゆとりは生活の花であり、これは秘密の価値なくしては咲かすことができない。
このブログを始めてから早4年半。
僕も結構、カミングアウトしましたが、墓場まで持っていかなければならないことも少なくないし、リアルでお会いする方々に知らせることのできないことは、決して書いてはおりませんですよ(笑)。
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お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。
■心の健康とは?
「心のあるべき姿、あるいは心の健康の由って来るところは、秘密を持って落ち着いておられるということであると思う」(同書132ページより)
いくら伝達しようにも伝達できないものが自分の中にあると悟ること。
自分に秘密があることを苦しく感じることなく、そのことに深い驚異を感じつつ、それを天与の賜物として受け取れること。
■ゆとりとは?
「ゆとりがあるのは空間あるいは金そのものではなく、それぞれの使い方であること」」(同書133ページより)
<お金のゆとり>
使おうと思えばいつでも使えるが、使い方が規定されていないこと。
予め予期しないことが起きても、それにふりむける用意のあること。
<時間のゆとり>
暇を作り出そうと思えば作りだせること。
⇒ 「無用の用」であり、「心の内的自由度」をあらわす。
例えば、仕事をしていて、心はそれに向けられているが、しかし決してそのとりこにはなっていないこと。
だから、必要とあらばいつでもそこから心を引き離せる。
⇒ 遊びの精神に近い。遊びと真面目の間に、あるいは自由と制約の間に、ある絶妙なバランスを保っていられるのが「ゆとり」。
<ゆとりをもつコツとは?>
何が一番自分にとって大事か?というところは秘密にしておくこと。
秘密にしておかないと、自分の自由がきかない。
⇒ 従って、いざという時に、ゆとりを生み出すことはできない。
すなわち、余白や暇を作り出せない。
「秘せずは花なるべからず」(世阿弥)
土井健郎は1983年、国際価値会議において「ゆとりについて」と題して講演した際、世阿弥の言葉を引いてこう結論づけたそうです。
ゆとりは生活の花であり、これは秘密の価値なくしては咲かすことができない。
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僕も結構、カミングアウトしましたが、墓場まで持っていかなければならないことも少なくないし、リアルでお会いする方々に知らせることのできないことは、決して書いてはおりませんですよ(笑)。
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