今までわかったつもりだったことを、根本から見直し、自分の中で再構成でき、かつ、新しい視座も獲得できた。
2年前の今頃、ミュージックソムリエ協会事務局で理事長、副理事長とミュージックソムリエ養成講座を企画していた頃を思い出した。
ワインソムリエとも野菜ソムリエとも違う。今まで世の中に存在していない存在。
重要なことは、(1)ターゲティングと(2)価格設定だった。
どんなペルソナかとか? いや、ペルソナなんて必要なのか?とか。
もし仮に協会に潤沢な資金があったとしても、調査会社を使って調査するなんてことはなかったろうね。
お金をドブに捨てるようなものだからだ。
明大の水野先生のこのご著作によれば、そういう調査は「トップダウンマーケティング」。
こちらは「ボトムアップマーケティング」だったということになる。
実行には移せなかったけど、副理事長が言ったように、自分達の身の回りの友達(リアル・バーチャル)で、「受講しそうな人」にヒアリングしてみるというのが最も現実的な方法だった。
そこで価格を設定するという。
価格設定は難しかった。
客観的になろうにも、自分達の懐事情とかで、どうしても主観が入らざるを得ない。
「希望的」な「バイアス」ね。実体験しないとわかんないことだけど。当初、「どんな人達が受講してくれるのか?」で色んな仮説を出した。
第7期があと試験のみという現在、仮説通りのことと、仮説とは若干異なっていたこと、などが出てきて面白い。
性別・年齢・職業のようなデモグラ属性もそうだが、ボトムアップマーケティングで大切なのは「トライブ」だよね。
理事長が「ペルソナとか決めないでいいよ」と言っていたのは、そのあたりを経験的に熟知されたからかも?
デモグラ属性では区分できない「トライブ(部族)」。
この数年、徐々に色んな本で書かれ始めてきたけど、いよいよ水野先生のような本格的な消費者行動研究者のご著作にも登場。
で、ボトムアップでもトップダウンでも、新しい商品やサービスって、「やってみなけりゃわからない」ということね。
それが面白みでもあるんだけど(でも、コンサルタントさんはそう言っちゃだめよ・・)。
トップダウンマーケティングの事前の調査とかは、精度を高めたり、社内でゴーサインを出すとかそういう「素材」以上でも以下でもない。
もちろん調査ってのは重要な「手段」だけどそういう認識は大切だよね。
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sinoue0212@goo.jp
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▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 21,663、PDFダウンロード330突破しました!
私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
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もし仮に協会に潤沢な資金があったとしても、調査会社を使って調査するなんてことはなかったろうね。
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そこで価格を設定するという。
価格設定は難しかった。
客観的になろうにも、自分達の懐事情とかで、どうしても主観が入らざるを得ない。
「希望的」な「バイアス」ね。実体験しないとわかんないことだけど。当初、「どんな人達が受講してくれるのか?」で色んな仮説を出した。
第7期があと試験のみという現在、仮説通りのことと、仮説とは若干異なっていたこと、などが出てきて面白い。
性別・年齢・職業のようなデモグラ属性もそうだが、ボトムアップマーケティングで大切なのは「トライブ」だよね。
理事長が「ペルソナとか決めないでいいよ」と言っていたのは、そのあたりを経験的に熟知されたからかも?
デモグラ属性では区分できない「トライブ(部族)」。
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で、ボトムアップでもトップダウンでも、新しい商品やサービスって、「やってみなけりゃわからない」ということね。
それが面白みでもあるんだけど(でも、コンサルタントさんはそう言っちゃだめよ・・)。
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