【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

トレンド分析ML251の文化マーケティング関連Blogです。ML251の主業務はトレンド分析をコアにしたデスクリサーチ。

拙著 『コンテンツを求める私たちの「欲望」』 閲覧数10,000超え

2012年10月20日 | 徒然
ということでご閲覧いただきし皆様、
色々なところで宣伝していただきし皆様に感謝いたします。
このお知らせは数日前に、Facebook、mixiで書いております。
「いいね!」を押して頂いた友人の皆さまには重ねて感謝いたします。
本日(10/20)現在、10,100超えてます。

あくまでも閲覧数なので1ページだけの立ち読みの方も含めてですが、
リリースから8ヶ月、ひとつの区切りです。

その後、新たな仮説構築にも励んでおります。

今後とも宜しくお願い申し上げます。

取り急ぎ御礼まで
***************************************
▼記事へのご意見、Cultural Marketing Lab INOUE. (CMLI) へのお問い合わせは下記メールにてお願いいたします。
sinoue0212@goo.jp
***************************************
▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 10,100 突破しました!

私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
***************************************
ミュージックソムリエ・ベーシック養成講座 第1期 9月29日(土)スタート!!!
***************************************
お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。


音楽 ブログランキングへ

マーケティング・経営 ブログランキングへ

ミュージックソムリエ養成講座の記事掲載 (「日経MJ」 2012年10月12日)

2012年10月13日 | ミュージックソムリエ協会
昨日の午前中、寝ぼけ眼(まなこ)の私の iPhone に、
理事長の鈴木さんから電話。
記事掲載は思ったよりも早かった。

今日は第一期の2日目。
ちょいと別件をこなしてから、
浜松町です。

***************************************
▼記事へのご意見、Cultural Marketing Lab INOUE. (CMLI) へのお問い合わせは下記メールにてお願いいたします。
sinoue0212@goo.jp
***************************************
▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 9,800 突破しました!

私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
***************************************
ミュージックソムリエ・ベーシック養成講座 第1期 9月29日(土)スタート!!!
***************************************
お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。


音楽 ブログランキングへ

マーケティング・経営 ブログランキングへ

「太陽と土と水を」 坂本九

2012年10月06日 | 徒然
小学生2~4年の頃、山梨に住んでいた。
毎年夏休みになると、兄と二人で母方の実家に泊まっていた。
で母方の実家は、埼玉県蓮田市(現)の北、菖蒲と白岡の境だったから、
田園地帯だ(今でもほとんど変わっていない)。

夜は祖父母と兄の4人で寝ていたのだが、
毎晩、AMラジオを聴きながら寝ていた。
いつだったかのかは憶えていないが、
ラジオから流れてきて今でも覚えている曲がある。
坂本九が歌っていた。

昨日、ミュージックソムリエ・ベーシック養成講座の講師でもある佐藤剛さんから、
「世田谷区制80周年記念コンサート〜太陽と土と水を この手に〜」
のご案内メールを頂いた。
10月7日、つまり明日の日曜日、
私は母方の伯父の納骨のため私は行けないが、
「太陽と土と水を この手に」というフレーズを見て、
約40年前に聴いて、記憶の片隅に残っていたあの歌だとすぐにわかった。
上記コンサートの案内文にこの曲のコンテキストが記されている。
坂本九が歌っていたという事実以外、知らなかったことだった。

「太陽と土と水を」作詞・作曲:中村八大、歌:坂本九


***************************************
▼記事へのご意見、Cultural Marketing Lab INOUE. (CMLI) へのお問い合わせは下記メールにてお願いいたします。
sinoue0212@goo.jp
***************************************
▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 9,500 突破しました!

私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
***************************************
ミュージックソムリエ・ベーシック養成講座 第1期 9月29日(土)スタート!!!
***************************************
お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。


音楽 ブログランキングへ

マーケティング・経営 ブログランキングへ

『経済学の犯罪 稀少性の経済から過剰性の経済へ』(佐伯啓思、講談社現代新書)

2012年10月05日 | 書評
佐伯氏の著作を読んだのは初めてだ。
本文中に用語としてはでてこないものの、著者は「経済人類学」の立場にも立たれているなと。

「経済学」のタイトルがついた書籍なのに、レヴィ=ストロースの交換(贈与-返礼)論をかみくだいて解説されたり。
貨幣の「ゼロ・シンボル」論は、読んでいて実に気持ちがいい。
僕にとって、これぞ「読書の快感」といったところ。
以下、引用してみる(黒字部分)。

まことに貨幣は象徴(シンボル)なのであって、
しかもその象徴は、モノと違って、具体的な有用性という内実を持たない。
それは「意味されるもの」を持たないゼロ・シンボルであるゆえに、
社会的地位や威信といった曖昧な観念を表彰しうるのである。
貨幣は交換の必要性のなかから生みだされたものではない。
それは人間の象徴作用の「過剰性」の産物であった。
生存の必要からではなく、人間の象徴作用がそれを生みだしたのであり。
「過剰なもの」こそが逆に、生活のための交換を必要とするのだ。
(266ページより)


自然の贈与に対する返礼としてのポトラッチの原理を内包している近代社会においては、
それは経済成長としての形をとる。
富は破壊されずに投資され、将来の富へと先延ばしにされる。
富の破壊という壮大な浪費が否定されたとき、
経済成長が始まったというわけ。
前者は、過剰な富の非生産的な蕩尽。
後者は、富を蓄積し生産設備の増大を目指すこと。

その前にも、本書の前半で著者が述べているように、
経済学とは自然科学のような客観性のある「科学」などではなく、
どんなに「科学」の衣を着せようとも「イデオロギー」である、
ということは重要なポイントだ。

(忙しいので中略・・・)

で、著者によると、1990年代以降の技術革新は、
IT革命にせよ金融革命にせよ、経済的には労働集約的であり、
大規模な雇用や広範な経済効果をもたらすことはなかった。
そうだよね。。。
つまり、イノベーションがなかったため生産性が伸びなかったわけでなく、
イノベーションはあったが、需要が伸びなかったことが問題なわけだ。

実際に生じていることは、潜在的な供給能力の過剰。。。
金融市場では「過剰な資本」が流通し、
実物市場では「過剰な生産」が生み出される。
前者のバブルが、後者のデフレと共存するという奇妙な事態。

日本のような成熟経済において、「過剰性」としての貨幣は、
モノへと向かうのではなく、将来への安全資産として向かうのは至極、納得できることだろう。

著者は言う。

「過剰性の経済」においては、「経済」についての考え方を改める必要がある。
「効率性」や「競争」や「成長」などはもはや事態を救済する価値とはならない。
(296ページ)


さらに引用しよう。

そして今日、本当に必要なのは、自動車の車種を増やすことではなく、
自動車を便利に快適に利用できる交通システムや都市環境の整備であり、
病院を増設することだけではなく、日常的な健康管理から緊急事態までをスムーズに管理できる医療システムの整備なのだ。
(305ページ)


もちろん、著者はTPPには否定的だ。
発展段階と文化や社会構造が異なった多様な国々が、
まったく同一のグローバル市場という画一化された世界に投げ込まれて競争にさらされる状態を、
「新帝国主義」と呼んで危惧している。
ちなみに佐藤優も『人間の叡智』のなかで、
「新・帝国主義」という言葉を使っている。

国内の生産基盤を安定させ、
雇用を確保し、内需を拡大し、
資源エネルギー・食料の自給率を引き上げ、
国際的な投機的金融に翻弄されない金融構造を作ることを強調する。

重要なことは、将来の社会像を構想する力にある。
それは、少子高齢化へ向けた社会であり、
社会生活の安全性と安定性の確保であり、
文化や教育や地域という「人づくりのインフラストラクチャー」へ配慮した社会であろう。
(317ページより)


「ミュージックソムリエ」のミッションにも通じるだろう。

いまわれわれが置かれているのは、
真にわれわれの文化や生活に根ざし、
歴史に掉さした「日本の価値」をもう一度取り戻すことであろう。
さもなければ「善い社会」など構想のしようもないだろう。
(318ページ)


かねがね思ってきたことだが、
少子高齢化をはじめ、日本はまだどの先進国も経験したことのない、
“先進国”、つまりモデル国になるチャンスがある。
不謹慎のそしりを免れないかもしれないが、
2011年3月11日の不幸な天災と人災も、
ある意味、チャンスかもしれないのだ。
「防災大国」として世界に範を示すということで。

経済学の犯罪 稀少性の経済から過剰性の経済へ (講談社現代新書)
佐伯啓思
講談社


人間の叡智 (文春新書 869)
佐藤 優
文藝春秋

***************************************
▼記事へのご意見、Cultural Marketing Lab INOUE. (CMLI) へのお問い合わせは下記メールにてお願いいたします。
sinoue0212@goo.jp
***************************************
▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 9,500 突破しました!

私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
***************************************
▼ミュージックソムリエ・ベーシック養成講座 第1期 9月29日(土)スタート!!!
***************************************
お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。


音楽 ブログランキングへ

マーケティング・経営 ブログランキングへ

「便所の落書き」から「ソーシャルメディア」へ

2012年10月02日 | 徒然
最近、公立の図書館へ行くことがたまにある。
なかでもここ数年の間に整備された図書館(区役所の併設とか)の設備は、
あまりにも立派なので驚いた。

公共施設にとどまらず私がよく気にするのは、
トイレが清潔かどうか? ということだ。
最新設備の図書館のトイレは、勿論、清潔で気持ちがいい。

ふと思いついたのだが、
1970年代の図書館のトイレは、落書きだらけだった。
私が頻繁に図書館を利用していたのは70年代の後半だった。
10代の頃だ。
割と楽しませてもらった記憶がある。

よく眼にした落書きの内容をカテゴライズすると、
はほぼ4種類だったように思う。

(1) 政治ネタ
(2) 下ネタ
(3) 恋愛ネタ・・・(2)とかぶることもあった
(4) 人生・哲学ネタ

落書きで本音を吐露するといっても、
やはり図書館を利用しているのは「インテリ層」だ。
時代を反映した政治ネタでは、

「ダッカ闘争勝利!」

とか、日本赤軍の心情シンパ(か、はたまた活動家?)が書いたと思われるものも。
下ネタでは、「東海道新幹線は男でしょうか? 女でしょうか?」とか。
(答えはここでは書かない)
ある落書きに対し、別の人が反論や共感の言葉を返すこともまれにあった。
「インタラクション」「コミュニケーション」もあったわけだ。
ほんの僅かだったが。

当時の世の中でまともな「意見」を世の中に表明しようとすれば、
新聞の投書欄ぐらいしかなかった。
しかも、掲載される確率は低かっただろう。

それから約20年、1999年にスタートした「2ちゃんねる」。
私は当時も今も「2ちゃんねる」は大嫌いだ。
そもそも匿名というのが気に入らない。
匿名掲示板を「便所の落書き」に喩えた人達もいたが、
まだ「便所の落書き」のほうが「作品性」「メッセージ性」はあったように思う。
実名どころか匿名の「署名」もなかったのにも関わらず。
膨大なネット空間と違って、
便所の壁というごく限られた空間にしか書き込めない制約性?
が影響していたのかもしれない。
書き込むには、ある程度の覚悟が必要だったのだろう。

2000年代中盤には、mixi、GREEなどソーシャルメディア。
ハンドルネーム使いなので匿名半分、実名半分といったところか。
今現在は、Facebook が主役となりつつある。

「便所の落書き」(私が知っているのは70年代後半)から、
「匿名掲示板」、そして「ソーシャルメディア」。
情報の発信者も、発信される情報量も数百万、いや数千万倍に増えたということか。

***************************************
▼記事へのご意見、Cultural Marketing Lab INOUE. (CMLI) へのお問い合わせは下記メールにてお願いいたします。
sinoue0212@goo.jp
***************************************
▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 9,400 突破しました!

私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
***************************************
▼ミュージックソムリエ・ベーシック養成講座 第1期 9月29日(土)スタート!!!
***************************************
お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。


音楽 ブログランキングへ

マーケティング・経営 ブログランキングへ

改定版 「マーケティング」の基本&実践力がイチから身につく本(安原智樹著、すばる舎)

2012年10月01日 | 書評
ワークショップでお世話になっている安原智樹さんの最新著作。
今まで知人の著作の書評を沢山書いてきたが、
「ステマ」、つまり“提灯記事”を書いたことはない。
で、知人の著作を知人でないフリをする気持ちの悪さもあって、
最初に著者と知人であることを明記しておく。

タイトルを見られればわかると思うが、
本書はマーケティングの初心者向け、
というか、マーケティングを生業としていなかった皆さんにも、
マーケティングとは何? ということをコンパクトに過不足なくまとめた入門書である。
(上級者向けは『この1冊ですべてわかる マーケティングの基本』も超オススメ)

今現在、国内の企業では、たとえばマーケティング・リサーチを実施するにも、
最低でも数百万円の費用がかかるのは常識。
おおよそ、年間数千万円以上の費用がかかる。
つまり、誰もがその名を知っている上場企業でなければ、
(未上場でも規模の大きい企業・・・)
満足なマーケティング・リサーチは行えないのが現状だ。
が、国内市場が成熟化する中、
今後、(国内企業の9割以上を占める)中小企業にとってマーケティング発想は必要になっていくだろう。

本書が求められる背景はそういうところにあるのかもしれない。
著者には大手メーカーでマーケティングを担当された経験があるが、
そのことも本書の強みの一つとなっている。

さらに。
ベテランのマーケターがたまには復習として読むんでみるのもいいだろう。
多くのビジネス書のフォーマットに習い、
本書も、見開きの左ページが文章、右ページがヴィジュアルになっている。
この右ページのフレームワーク、これが著書のストロング・ポイントなんですね。
左ページの文章を「解説」として、右ページのフレームを自らに叩き込む。
それだけでも、得られるものが大きいんじゃないかと思いますよ。

改訂版 マーケティングの基本&実践力がイチから身につく本
安原智樹
すばる舎


この1冊ですべてわかる マーケティングの基本
安原 智樹
日本実業出版社

***************************************
▼記事へのご意見、Cultural Marketing Lab INOUE. (CMLI) へのお問い合わせは下記メールにてお願いいたします。
sinoue0212@goo.jp
***************************************
▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 9,400 突破しました!

私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
***************************************
▼ミュージックソムリエ・ベーシック養成講座 第1期 9月29日(土)スタート!!!
***************************************
お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。


音楽 ブログランキングへ

マーケティング・経営 ブログランキングへ