今回は、昨年までの前橋市嶺公園から伊勢崎市の境御嶽山自然の森公園周辺に場所を変えての観察会でした。32名の参加をいただき、4班構成で粕川と広瀬川の合流点周辺の河川敷を観察しました。ヨシガモ、マガモ、コガモなどの水鳥、ノスリ、トビの猛禽類やサギ類、カワセミも飛んでくれました。
まずは、集合写真の撮影でハイチーズ!
早速、河川敷に出てみます。
粕川の堤防を上流方面に歩いていくと、水面になにやら水鳥が優雅に漂っています。
なんでしょう??? 覗いてみると、、、
ナポレオンハットをかぶったようなヨシガモ、全長(嘴の先から尾の先まで)は50cmほどです。
ハットの部分は緑色をしていますが、カモ類は光が当たる角度によって色が変わって見えます。(構造色)
上流方面にはコガモも確認できました。全長は38cmほど、名前のとおり小型のカモです。
移動していると、何か小さい鳥が飛びました。速くてなかなか追いきれません。
飛んだのは、今や大繁栄のカワセミ、水辺を注意深く観察するとあちこちで確認できますが、慣れないと見つけるのはけっこう難しいです。
河川敷には小鳥がたくさん確認できましたが、そのほとんどはスズメ。背景の山は妙義山です。
周辺にはヒヨドリやセキレイの飛ぶ姿が、水辺にはセグロセキレイの姿も確認できました。
川と反対側に目を移すと、
田んぼの中の電柱に何か大きな鳥が止まっていました。ノスリのようです。
覗いてみましょう。
背中を向けていましたが、時々こちらの様子を覗いていました。
上を見ると猛禽の飛ぶ姿も確認できました。
トビに交じってノスリの姿、ノスリは全長53~60cmくらいで、トビよりちょっと小さいくらい、飛ぶとこんなふうに見えます。扇子を開いたような大きな尾羽が特徴的
最後に取り合わせをして、今回のバードウォッチング初級編は終了となりました。
水鳥、猛禽類、サギ類、セキレイなど24種ほどの野鳥を観察することができました。
暖かく、風もなく、穏やかな観察日和となりました。