ぐんま森林インストラクター会

ぐんま森林インストラクター会(GSI)イベント情報、開催後の報告、その他活動報告などを掲載しています。

7/23「尾瀬沼トレッキング」終了報告

2022年07月25日 | イベント終了報告

天候 晴れ時々曇り一時雨    
参加者 30人(女性:22人、男性:8人)平均年齢  57歳 若い!!! 三平下(尾瀬沼の湖岸)にて↓


     
タクシー待ちのロス回避の為、各班単位で一ノ瀬をスタートし、沢からマイナスイオン、広葉樹林からフィトンチッドを頂きながら、岩清水を目指します。  

岩清水に近づくと登山道はなかなかの急登、ニホンジカによる植物の被害や、自然保護の為、未開通の国道401号の話を交え、尾瀬の現状と課題と再認識しました。

岩清水を後にすると間もなく昭和46年に工事が中止されたという車道跡を超えて「十二曲り」と呼ばれる急登に入ります。

    
つづら折りの「十二曲り」を登りきり、針葉樹が増える中、目印のアズキナシを越え、ピークの三平峠に到着。     
 

 

三平峠にようこそ!

三平下(尾瀬沼)までは、濡れた木道の下り。注意して歩きます。

濡れた木道の階段を慎重に。

 
  
正面に見え隠れする尾瀬沼にワクワクしながら、尾瀬沼を目指します。   

今回は燧ケ岳をバックにした集合写真を撮る予定だったのですが残念ながら燧ヶ岳は雲の中。
     
左手に、尾瀬沼、燧ケ岳を望みながら、しばしの木道歩き。     

ビジターセンター周辺で待ちに待ったお昼ご飯の後は大江湿原の散策に。

    
大江湿原では、ニッコウキスゲ。ヒオウギアヤメ(写真↓)、ワタスゲなど夏の花が迎えてくれ、頑張った甲斐がありました。     

大江湿原では

尾瀬の自然を守って頂いた平野家のお墓参り。     

大江湿原はニホンジカの侵入を防ぐ「鹿柵」の効果もあってかつてのような黄色の絨毯、どこまでも続く、ニッコウキスゲを進むと、沼山峠迄行ってしまいそう(笑う)なので、Uターン。


      
そろそろニッコウキスゲもピークを過ぎて尾瀬沼は何となく秋の気配。

生き物たちも主役交代

避暑にやってきた?アキアカネ↓

ノアザミにやってきたヒョウモン蝶↓

尾瀬にいる名前に「オゼ」のついた生き物のひとつ「オゼマイマイ」↓

そして下山

小休止も兼ね、2021年7月にリニューアルしたビジターセンターを見学、展示物もリニューアルされており、     
もうちょっと長居したかったけど、天候を考慮し帰路へ。     
参加者の方々は、五感で自然に触れたり、往復約11キロ、標高差340メートルを歩いた心地よい疲労感の中、     
とてもリフレッシュされた笑顔で、「やっぱり、尾瀬はいいね!」と話されていました。

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7/9  “梅雨の頃”「赤城山を彩る花や樹木の観察会」終了報告

2022年07月12日 | イベント終了報告

 

“梅雨の頃”「赤城山を彩る花や樹木の観察会」が無事終了しました。

1.女性21名 男性9名の方が参加しました。
  急遽、件名の“梅雨の頃”から“猛暑の頃”となって
  しまった為、、コース変更を実施しました。
  当日は猛暑も一段落し、小沼周辺も爽やかでした。

2.イワガラミの花と葉の紹介

3.ミヤマカラマツの花
 名は雄しべの集まった花の形をカラマツの葉に見立てたもの

 

.鳥居峠で関東ふれあい道小沼周辺の説明

5.鳥居峠の鋼索鉄道駅舎(国の有形登録文化財に指定)
 赤城山-桐生市(旧黒保根村)を繋ぐケーブルカーが1957年に開通
 したもののわずか10年で廃止

6.小沼湖畔の小沼平 ここは赤城山広といえども唯一の方位盤が設置
  今日は140㎞先の富士山みえず、黒檜山(1828m)中腹の猫岩を眺める

 

7,気持ちの良い小沼湖畔 標高1470m気温21℃


8.小沼北西岸の弁財天小鳥居でお昼
  小沼の水面(みなも)の気持ちよい風と樹林下の
  日陰でお客様からも好評のロケーションでした。

9.赤城山の地形紹介(銚子の伽藍、血の池、火山形成史)
    二万年かけて小沼から流れ出す粕川が作ったゴリュジュ(峡谷)
  血の池は二万年前の水蒸気噴火口
  赤城山は約四十万年前フォッサマグナの東端より噴火が始まる

10.覚満淵のノハナショウブ
  花の中央部が黄色の目型模様が特徴で湿地に生えます
  似ているカキツバタは白色で水中から生えます
  アヤメは網目で畑に生えます

 11.覚満淵のヒョウタンボクの赤い実
  赤い果実がヒョウタン形になるヒョウタンボク(スイカズラ科)
  熟すと美しいが、猛毒なので注意
   花が白色と黄色に変わり、別名キンギンボク(金銀木)

 

12.クサタチバナは”花の百名山”(田中澄江著)で、赤城山を代表
  する花として登場する

13.シモツケ
  枝先に小さな花が集まってふんわり丸くピンクです

 

14ゼンテイカ(禅庭花)一般にはニッコウキスゲ
  鹿の食害により、大きく減らしてしまいました

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6/25「初夏の伊香保森林公園を歩く」無事終了しました。

2022年07月03日 | イベント終了報告

大人27名、子供2名の方が参加しました。

真夏のような気温、晴天となりました。雨を心配することもなく、自然観察を楽しむことができました。

 

サルナシ 果実は淡緑黄色に熟し、甘酸っぱくて美味しい。果実酒にもする。↓

 

モミジイチゴ 葉がモミジの葉に似ていて、果実は黄色に熟し味が良い。↓

ガマズミ 果実は卵球形で秋に赤く熟す。↓

ウリノキ 花弁が外側にカールしていて飾り物のような形をしている。

果実は、小さな球形で、藍色に熟す。

ワシノ巣風穴 ちょっと休憩ただいまの温度は3°Cで、涼しい。↓

 

トチノキ トチノキとホオノキの葉の違いを説明している。↓

給水タイム 行程の中間点ツツジの丘の手前で。↓

コアジサイ アジサイの仲間で花のまわりに装飾花がつかない。

ほのかな良い香りがする。↓

ハンショウヅル 下向きに咲く花の形が半鐘に似ている。

日本のクレマチスと呼ばれている。↓

 

 

 

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