ぐんま森林インストラクター会

ぐんま森林インストラクター会(GSI)イベント情報、開催後の報告、その他活動報告などを掲載しています。

10/23(土) 「樹はともだち 〜木登り体験〜」を実施しました

2021年10月23日 | イベント終了報告

【10月23日(土) 「樹はともだち 〜木登り体験〜」を実施しました。】

 

雨が上がり、赤城山には朝一番で虹がかかり、さわやかな秋晴れの絶好の木登り日和となったよ。

森の中は少し肌寒く感じたけど、森の探索でまずウオーミングアップ。

 

ついつい、自然の色探しに、子供も大人も夢中となったね。

秋の森は赤や黄色の紅葉だけでなく、紫色や赤い花や実もまだあったね。

おなかをすかした鳥や虫たちは残った花や木の実で最後の冬支度かな。↓

 

↓さあ、次はいよいよ待ちに待った木登り体験だよ。

 

↓ハーネスやヘルメットをつけて、準備ができたら全員集合。

登り方や注意事項などをみんなで確認して、いざ安全で楽しい木登り開始!

あれ?なかなか体が持ち上がらないよ。足を延ばして、手でロープをぐっと寄せて。

なーんだ。コツがわかれば、簡単だ!木のてっぺんまで行っちゃうよ!

風は少し冷たいけど、木の間から遠くの山や街並みが見えて気持ちいいね。

木の上から みんなを見下ろすのも楽しいね。早く登っておいでよ。

うーん私も子供に負けてられないよ。お母さん!私の方が早いよ!いやいやまだまだ。

お父さんも登ってきなよ!あっちの高い木も登りたいな~。

木登りの先生、ありがとう。無事みんな楽しめたよ。

大きくなったら先生のように隣の木に飛び移れるようになりたいな。

また、暖かい日にも木に登ってみたいね。

この日は上毛新聞の取材も入り、「楽しかった?!?!」

記者さんからのインタビューに「ハイ、とっても!!!」と答えてくれたかな?!?!

かわいい歓声が絶えない秋の1日となりました。

 

 

 

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10/16 「森の整備作業のための安全講習会」を実施しました

2021年10月16日 | 森林整備活動

これから木の葉が落ちて寒くなってくると、森林整備作業に適した季節を迎えます。

今年の作業を安全に行うための安全講習会を実施しました。

↓まずは全体的な注意事項の確認から

↓実際に間伐対象の木を倒して作業の手順を確認します。

↓受け口の作り方

↓伝統的な方法から最近のトレンドまで実際にやってみました。

森林整備作業は危険な作業が目白押しです。今年も安全に作業をしたいと思います。

 

 

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10月9日  「谷川岳・一ノ倉沢トレッキング」を実施しました。

2021年10月14日 | イベント終了報告

10月9日、曇り空の中「谷川岳・一ノ倉沢トレッキング」を実施しました。

当初予定していた白毛門登山口駐車場が混雑していたため、急遽、この春新設された

「谷川岳インフォメーションセンター」をスタート・ゴールに変更しました。

↓谷川岳インフォメーションセンター

 

午前中は新道・湯檜曽川沿いを遡上するコースで、時折雲の切れ間から日が差しもあり、

白毛門・ゼニイレ沢の眺望に歓声が上がりました。

↓新道・湯檜曽川沿いの様子

山頂が霧に包まれた一ノ倉の岸壁を見上げる旧道・一ノ倉沢出合で昼食をとりました。

↓旧道・一ノ倉沢出合

一ノ倉周辺は黄色が点々とモザイク状になってき紅葉の始まりです。

↓山頂が霧に包まれた一ノ倉沢の岸壁

午後は、旧道(国道291)を下りましたが、予報が当たって1時間ほど降雨がありました。

↓雨具の出番も

しかし、ブナの樹幹流(集めた雨水が幹を流れ落ちる様子)を見る機会に恵まれたり、道路にたくさん落ちたブナの実を観察したりして”今年はブナの実が豊作かな?”など実感とすることができました。
 
↓道路に落ちたたくさんのブナの実を観察
 
 

 

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風の森 in Sanden Forest 立ち枯れの赤松を伐採しました

2021年10月07日 | 森林整備活動

ぐんま森林インストラクター会では積極的に森林保全活動を行っています。

9月27日にサンデンフォレストの通称「風の森」で立ち枯れた赤松を伐採しました。

現在、赤城山など群馬県に自生する多くの松は瀕死の状態にあります。

【最初にこの「松枯れ」について少々】〜拡散の主犯はマツノマダラカミキリ 〜

松枯れの主犯はセンチュウ(線虫)、このセンチュウ(マツノザイセンチュウ)が発見されたのは、昭和45年のことであり,それ以前においては、松に加害するゾウムシ類やカミキリムシ類の甲虫類を「松くい虫」と総称して、これらの甲虫類が樹皮や材部に孔をあけて食害するのが、松枯れの原因とされていました。

昭和43年、当時の農林省特別研究として松くい虫の研究がスタートし、被害木の病原微生物の分離培養から線虫が発見されました。この線虫を健全な松の木に接種すると、1~2週間で樹脂が止まり,やがて針樹がしおれて変色し、約2ヶ月後には枯れてしまう結果となりました。このセンチュウが「マツノザイセンチュウ」と命名され,松枯れの原因とされました。

松の材に進入する穿孔虫(カミキリムシ等)を調査した結果、松くい虫の被害で枯死した材から羽化脱出したマツノマダラカミキリの成虫が、マツノザイセンチュウをもっていることが判明しました。

↓伐採した赤松で見つかったマツノマダラカミキリの幼虫

マツノマダラカミキリは,1匹あたりで平均15,000頭のマツノザイセンチュウを持っているとされ、媒介虫の役目を果たしています。

この日の伐採は赤松2本です。

まずは1本目、伐倒方向にロープをかけます。

↓続いて伐倒

 

↓クサビを使って慎重に倒します。

↓続いて玉切り

マツノザイセンチュウの運び屋であるマツノマダラカミキリは、6〜7月にかけて枯死木から脱出します。念のため、松枯れ拡散防止のため、長さ40cmほどに切って焼却処分にします。

↓続いて2本目

↓倒れるぞ〜

↓切り口はまだ綺麗です。

↓続いて玉切り

↓最後は搬出

これでこの日の作業はすべて終了です。

美しい森林を後世に残す活動をこれからも続けていきたい思います。

 

 

 

 

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BESS高崎のコナラ、クヌギ植林地の下草刈り準備作業を行いました。

2021年10月05日 | 森林整備活動

10月5日にBESS高崎さんの植林地(コナラ、クヌギ)で下草刈りの準備作業を行いました。

植林地に簡単に入れるようにするのが目的です。

さすが日本、植林から4カ月足らずで人の背丈を越えるほどのクサギに笹、篠、竹が加わり踏み込めないほどの繁茂ぶり。

↓作業前

 

早速作業開始です。

↓作業道の手前から刈り進んでいきます

↓徐々に奥まで刈り進んでいきます。

↓手強い竹やクサギは刈払い機で

 

↓作業終了、すっかり綺麗になりました。

 

準備作業のはずですがちょっと刈りすぎたかな。

別の部隊が後日、植林木の周りを綺麗にして仕上げの作業を行います。

↓作業を終えて無事撤収

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