皆さんこんにちわ。
新型コロナの感染拡大地域の緊急事態宣言が延長となりジワジワ感染者数が減ってきていますね。このまま減り続けるよう祈るばかりです。
さて、新型コロナワクチンが日本でもそろそろはじまりそうですね。このワクチンはmRNAワクチンと呼ばれる新しいタイプのワクチンであることはご存じ
ですか?
従来のワクチンには不活化ワクチンと弱毒生ワクチンの2種類があります。
不活化ワクチンは薬品などで感染や増殖能力を失くしたウィルスを使うもので、現在、インフルエンザ菌b型(ヒブ)肺炎球菌、B型肝炎、4種混合、3種混合、2種混合、
ポリオ、日本脳炎、インフルエンザ、HPVワクチンなどがあります。
弱毒生ワクチンは弱毒化されたウィルスをそのまま使うワクチンでロタウィルス、BCG、MR(麻疹、風疹混合)、水痘、おたふくかぜなどがあります。
ワクチンが働く仕組みは下の図の①から④の流れになります。(無料イラストから抜粋)
これらのワクチンは、実績があり安全性も確立していて定期接種や任意接種として推奨されています。(詳細は日本小児科学会のHP参照してください。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/93/58bc2fb17a3ed4c1bc9bd73ff75cad11.png)
新型コロナのmRNAワクチンはウィルスそのものを使用していません。新型コロナウィルスのたんぱく質を作るmRNA(メッセンジャーRNAという)
を注射し体内に入ることでヒトの細胞内にあるたんぱく質を作る装置にウィルスを作らせるというワクチンです。これによってウィルスに感染した時と
同じような免疫反応を引き起こすことができるとされています。
先ほどの図との違いは以下の通りです。(無料イラストから抜粋)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/16/8d397145a4999f301b23fd98f7de4620.png)
このワクチンはウィルスを使わないため、開発や製造のスピードが速くウィルスの変異にも対応しやすいといわれています。
しかしながらできたばかりでまだ安全性には実績がなく検証が必要です。温度管理にも低温でなくてはならないなど課題もありそうです。
今後このワクチン接種は新型コロナの感染拡大を防ぐために推奨されていくことでしょう。
ワクチンの接種をすべきか否かについては色々な角度から考えていただければと思います。
また、接種を希望されている方で以前、他のワクチンを接種し副反応やなどを起こしたことがある場合は医師から十分な説明をお聞きくださいね。
過去に他のワクチンでアナフィラキシーショックを起こしたことがある場合は接種はできないそうです。
厚労省の発表では16歳以上、高齢者は接種できるそうです。2/15の段階では妊娠されている方は治験データが少ないことから「接種の努力義務」の対象から外すことが決まりました。
しおがま地区母子保健ネットワークは、妊産婦さんや子育てや生活にお役に立つような情報をこれからも発信してまいります。
たまにちらっとブログをのぞいてみてくださいね。
ではまた。