風のアルバム

些細な記憶の断片

片隅 (?〜20 years old)

2024-09-14 08:47:06 | 日記

 

生家の台所の片隅には いつの頃からか

ほとんど使わなくなった食器棚があり

その上には やはり使わなくなった蠅帳と鍋が

置いてありました

鍋の上では猫がよく寝ていました

 

その片隅は禁足地のように

人が踏み込むことを許さないのでした

(床にもごちゃごちゃと物が置いてあって

足の踏み場が無かった…それが真相であります)

まるで時の経過を物語るように

そこではあるもの全てが埃をかぶっているのでした

 

 

 

コメント
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